Kの昇天(乙女の本棚)

Kの昇天(乙女の本棚)

1,980円 (税込)

9pt

3.8

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人気シリーズ「乙女の本棚」第23弾は梶井基次郎×イラストレーター・しらこのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

影と『ドッペルゲンゲル』。私はこの二つに、月夜になれば憑かれるんですよ。

満月の夜、療養で訪れた土地の砂浜で私はK君と出会った。

梶井基次郎の『Kの昇天』が、
美しい空間の色彩構成で叙情的な余韻のある作風で知られ、
書籍の装画などで活躍する
イラストレーター・しらこによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

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Kの昇天(乙女の本棚) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    Kの昇天について、「私」が「あなた」に、ただ話している。綺麗で幻想的な挿絵と共に唯一無二の日本語で述べられた「私」の語りは、吸い込まれるように美しい。
    ドッペルゲンゲルに魅入られ、影が立ち上がって月へと昇天して行ったKの魂は、飛翔し去る。

    0
    2022年03月18日

    Posted by ブクログ

    はい、32オネエかな?

    いやもう画集やん!
    普通に画集やん!

    陳腐すぎる感想で申し訳ないんだが、梶井基次郎さんの世界としらこさんの世界がピタッとハウス過ぎて、今回も立東舎ほんと仕事出来るなと唸る

    文章が美しいのよな

    不知不識(しらずしらず)とか絶対どこかでしれっと使いたい
    ひまわりめろんさん

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    梶井基次郎文学忌、結核の為死去。
    1926年の作品。
    イラストレーターは、しらこさん。

    魂が影に移り 月へ向かう そんな情景

    去年も「Kの昇天」レビューしている記憶が。同じような事書いてしまうな。
    Kと療養地で知り合った「私」
    満月の夜 海岸の砂浜
    Kは、影が人格を持ち月へ昇るという
    Kは、溺死

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    作者が結核を患っていて、いつも死を意識していたかと思うと、この作品も本人の心境、様子を反映したものだと思えてきて切迫した気持ちになる。きっともう、病気で苦しみすぎたのだろう。作者の安らかに死にたいという思いが映し出されているようで、いたたまれなくなった。
    普通の元気な人なら、夜、海に出ても、自分の影

    0
    2024年02月20日

    Posted by ブクログ

    影にみいられた人。墜落しなかったのは、本人にとってよろこびだったのだろう。言ってしまえば溺死だけど、精神は昇天したというのが心にくる。
    月夜に海辺で自身の影を踏みながら歩くkの姿を想像した。不気味とも綺麗ともつかないものだろう。

    楠本まきさんの漫画で、Gの昇天 という作品があったな。この作品へのオ

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    乙女の本棚3連発、の一つ目。

    正直、よくわからんかった!

    純文学と言われるものを桃ちゃん読むと、本当に昔はすぐ隣に死があったのだな、とよく思うのですが、今回もそこに着地しました。

    2024.3.24
    51

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

     乙女の本棚シリーズから、梶井基次郎さんとしらこさんのコラボ作品「Kの昇天」です。全体的に青を基調としたイラストは、この作品にぴったりです。

     私はK君と満月の夜、療養で訪れた地の砂浜で出会った…。K君は自身の影に魅せられていた…。K君が他界したと知ったとき、「K君はとうとう月世界へ行った」と…。

    0
    2023年07月24日

    Posted by ブクログ

    溺死したKの死の謎を問われたわたし。

    わたしは「K君は月へ登ってしまったのだ」と感じた。
    それほどにK君は月光による影に魅入っていた。

    短いけれど印象に残る話だった。

    0
    2023年03月31日

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