檸檬

檸檬

440円 (税込)

2pt

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き--。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した代表作ほか、12編を収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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檸檬 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    無邪気さと生命力に溢れた作品。
    表題『檸檬』は言わずもがな、『冬の蝿』『桜の樹の下には』など、虫眼鏡をのぞくような梶井の視点には生を燃やすだけの強い意志に溢れている。
    元気のない時にこそ読みたい一作。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    これがいったい国語の授業でどう解説されるのか気になった
    同じ物事に対して自分の感じ方がネガティブな方向に変わったことに気付く瞬間、その重みみたいなものはわかる気がする

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    舞台は京都の街と丸善の書店という狭い範囲に留まる中、主人公の感情が不安、倦怠、高揚、破壊衝動と目まぐるしく移ろう。
    この静的な場面展開と動的な心情の対比が強い魅力となっている。
    また、想像上であれ丸善を爆発させる箇所は人間の嵯峨という意識をメタファーとして表現している。
    というのも、大好きだったもの

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    鬱屈としたモノクロの世界に、檸檬という小さな爆弾。
    色と香りが一瞬にして炸裂して、心の奥に火花が散る。
    こんなにも静かで鮮やかな「爆発」を描ける筆致、ただただ見事。

    梶井基次郎『檸檬』(立東舎 乙女の本棚版)
    「えたいの知れない不吉な塊が、
    私の心を始終圧えつけていた。」
    言葉にできない重さを、

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    憂鬱や孤独といった感情が、これほどまでに詩的で、しかもその暗さを鮮やかに際立たせた形で表現できるものなのかと、驚いた。
    心惹かれた文章を抜き出し、それらを並べて読んでみると、一つひとつが独立した詩のように感じられる。憂鬱の深みや孤独の静けさが、かえって鮮烈な印象となって心に迫ってくる。
    類まれな詩的

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて拝聴

    檸檬爆弾を仕掛けたら…なんだかとても清廉な気持ちになった。何度も読み返したい。

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    檸檬だけ青空文庫で読みました。
    怠惰による焦燥であったり、劣等感であったり、胸の奥や頭の中にどんよりと渦巻いている薄暗い感情をなんと言っていいのか分からないけれど、満たされていないという不幸と断言できない幸福を渇望する感情がものすごく美しく表現されていて見事でした。中学、高校時代に希死念慮とまでは言

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    昔読んだきりで、檸檬というタイトル以外印象にも残っていなかったが、最近読み返す機会があり、文章の上手さを今さらながら感じた。情景が鋭く鮮やかに浮かんでくる感じが爽快だった。

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    短編ながら日本近代文学の歴史に残る傑作が並ぶ。何気ない自然や風景、子供の描写に作者独特の瑞々しさを感じる。生来、感受性豊かな作者が持病によって常に死を意識する状況の中で「生」を感じさせるものに対してより鋭敏な感受性を発揮したのではないか。

    0
    2024年08月10日

    Posted by ブクログ

    「桜の木の下には」
    桜の木の下には屍体が埋まっている。 という一文から始まり、インパクトを受けた。独特の言い回しが面白く、あっという間に読んでしまった。読み終わった後、何となく伝えたいことは分かるが言語化が出来ない…とモヤモヤしていたので、色々な人の解釈を見てみた。すると「美しさと死は表裏一体」と

    0
    2024年05月10日

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