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源氏物語
日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介 平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。 『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。 -
須賀敦子
イタリアでの記憶を円熟させ、深い眼差しでエッセーを遺した須賀敦子。六〇年代ミラノ・コルシア書店に集う、理想の共同体を夢見る人々の情景を温かい眼差しで描いた『コルシア書店の仲間たち』と、珠玉の各作品集から、「遠い霧の匂い」「ガッティの背中」「マリ・ルイーズ Marie Louise 」「カティアが歩いた道」「オリエント・エクスプレス」「雨のなかを走る男たち」「スパッカ・ナポリ」など。また須賀が魅せられたマルグリット・ユルスナール、ナタリア・ギンズブルグ、ウンベルト・サバの三人をめぐるエッセーと訳詩を厳選。豊かな教養に裏打ちされ、温かくも静謐な筆致で描いた傑作集。 解説=池澤夏樹 月報=長野まゆみ、福岡伸一 -
泡
飲食店で働く〈しゅう〉は、恋人〈アカリ〉と、雑居ビル最上階のプレハブで暮らしている。彼女の様子が最近おかしいことに気づいた〈しゅう〉が思い切って理由を訊いてみると、まったく想像していなかったような、衝撃的な答えが返ってくる。〈しゅう〉は大きなショックを受けるが、その後も謎めいた〈アカリ〉の行動を必死に追っていく。すると、さらに思いがけない展開へと結びついていき・・・・・・。 大都市の片隅で真摯に生きる二人を描いた、待望の長編小説。 【著者略歴】 辻仁成(つじ・ひとなり) 東京都生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。作家・詩人・画家・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。1997年「海峡の光」で第116回芥川賞、1999年『白仏』の仏語版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『オキーフの恋人 オズワルドの追憶』『日付変更線』『父Mon Pere』『十年後の恋』『パリ情景 動かぬ時の扉―Vision de Paris―』他、著書多数。 -
月刊「潮」2026年10月号
月刊「潮」2026年10月号 主な内容 【特別企画】 災害大国ニッポンの「備え」を問う 「熊本地震」と「南海トラフ地震」はどう関連するか。 鎌田浩毅 「いつの間にか備わっている」フェーズフリーという発想。 佐藤唯行 ペット防災の本質は「平時の過ごし方」にある。 冨士岡 剛 能登半島地震の教訓と「防災庁」創設の意義。 中川宏昌 【ルポ】 熊本地震――再びの災禍に見舞われた現場へ。 粟野仁雄 【特集】 人生後半を豊かにする「終活」 「クオリティ・オブ・デス」から人生を考える。 樋野興夫 後悔しない選択で「幸齢期」を楽しく生きよう。 和田秀樹 生前整理の本質は“これからの人生”を元気に暮らす準備。 上東丙唆祥 人生のバトンを確実につなぐ「ライフリレー」。 黒澤史津乃 【連載】平成の回廊――創価学会と日本社会 昭和の左右対立のはざまで――貧困と戦争を越える対話。 與那覇 潤 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 〈識者の声〉篇 核ミサイル発射台を残した沖縄研修道場の価値。 仲地 清 【特集】 課題山積の高市政権 「防衛費増額」の財源を冷静に議論せよ。 佐藤主光 巨大与党の驕りと死角――高市国会をどう見るか。 吉田 徹 「国民の総意」なき皇室典範改正の危うさ。 原 武史 【新連載小説】 赤じい七十五騎 今村翔吾 【対談】 桑野和泉 VS 篠原文也 地域の魅力を未来へつなぐ観光のかたち。 【人間探訪】 イッセー尾形 【ルポ】 アルゼンチン紀行――軍事政権下のW杯と母たちの行進。 山口由美 【ルポ】 ブーゲンビリアと「もうひとつの沖縄戦」。 澤宮 優 三一年ぶりの大相撲パリ公演観戦記。 フローラン・ダバディ その他 -
辻邦生電子全集 13巻 未完小説『フーシェ革命暦』ほか
激動のフランス革命の中を生き抜いた謀略政治家、ジョゼフ・フーシェの生涯を題材にした長篇歴史小説と関連エッセイ6篇を収録。 フランス革命~ナポレオン時代にかけて暗躍し、「カメレオン」「変節漢」とも評された稀代の謀略政治家ジョゼフ・フーシェ(1759 -1820年)の一代記として、「文學界」1978年1月号から「別冊文藝春秋」1993年夏号まで、断続的に連載された作品『フーシェ革命暦』 。 革命前夜~1789年7月14日のバスティーユ襲撃に至る過程を中心として、バスティーユ襲撃後の「女たちの行進」までで終わり、その後のフーシェが本格的な政治家として活躍する時代は描かれず、未完小説として単行本化された。 流謫の地トリエステで晩年のフーシェが自らの生涯を手記として回想する形式で描かれた本作は、修道院付属学校の田舎教師から革命の権力闘争の渦中へ身を投じ、冷徹な現実主義をもって激動の時代を生き抜いていく姿を通して、革命期の社会の底流と人間心理を重厚かつ緻密に描き出している。つまり、「フランス革命を背景に、後に権力の裏側を操る政治家となるフーシェが、どのように形成されていったのかを描いた歴史小説」として、「革命そのもの」よりも、革命を観察し、人間の心理や権力の動きを読み取っていく若きフーシェにかなり重点が置かれているのである。本作以外には、「間奏曲『フーシェ革命暦』」等の関連エッセイ6篇も収録。解説は、歴史学者で学習院大学名誉教授・福井憲彦氏が担当。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
世界99
小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。 それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。 救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。 朝井リョウさん(作家) 本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。 熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。 これは本型ワクチン。 世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。 宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優) 足元の地面がふいになくなり、 正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。 人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、 この本の中にすべて詰まっている。 岸本佐知子さん(翻訳家) 空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。 物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。 ロバート キャンベルさん(日本文学研究者) この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! 【著者略歴】 村田沙耶香 (むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。 -
夜の恩寵
夢のなかで生まれたものは、夢のなかに還っていく。 「カリスマ」をテーマに描き出される五つの物語。 故郷の父親からの電話で三年ぶりに帰った俺を待っていたのは、相変わらず若々しい継母の姿だったが――(「神馬に乗る女」)。他、夢見の力(予知夢)がある祖母をもつ未千が、二十一歳の誕生日に高熱に浮かされて以降、それまで見ることのなかった夢を見るようになる「胡蝶」や、「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」の全五篇が奏でる、夢をめぐる妖しくも美しい不思議な物語。 その問いに答えてはいけない。決して。 夢か、うつつか、それとも――。 【著者略歴】 三浦しをん(みうら・しをん)1976年東京都生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞受賞。『あの家に暮らす四人の女』(織田作之助賞)、『ののはな通信』(島清恋愛文学賞・河合隼雄物語賞)、『愛なき世界』(日本植物学会賞特別賞)、『墨のゆらめき』『ゆびさきに魔法』等著書多数。『のっけから失礼します』『マナーはいらない 小説の書きかた講座』『しんがりで寝ています』等エッセイも多い。 -
今日も演じてます
「陰キャ」「良き母」「サラリーマン」「アイドル」「できる人」「道化」…などを演じてきた8人の人生を紐解くインタビュー集。何かを演じて生きることの意味を考えながら、どんな自分でありたいかを自問自答できる 「ちゃんとした大人を演じる」「頼れる上司を演じる」「いい子を演じる」――私たちは日々、なんらかの役割やキャラクターを演じています。 本書は、「陰キャ」「良き母」「サラリーマン」「アイドル」「できる人」「道化」…などを演じてきたという自覚を持つ8人の人生を紐解くインタビュー集です。演じることで感じた違和感や苦しみ、得られたもの…。赤裸々な語りは、個人的な物語であり、今を生きる私たちが共有している物語でもあります。 何かを演じて生きることの意味を考えながら、「どんな自分でありたいか」を自問自答できる一冊。「今日も演じちゃったなあ」と感じた夜に、その苦みや甘さをかみしめながらページをめくってみてください。 【目次】 「陰キャ」を演じる…するめ(20歳・技術職) 幼稚園の頃から『アメトーーク!』が好き/女の子の前では演じてしかいない 他 「良き母」を演じる…ゆきんこ(53歳・倉庫のパート勤務) ママ友関係からフェードアウト/八十代の親の喧嘩に遭遇して 他 「サラリーマン」を演じる…麦畑(38歳・一般企業勤務) サラリーマンは負け犬だと思っていた/「野原ひろし」になれた喜び 他 「大人」を演じる…みゆき(41歳・営業会社勤務) CA時代のストレスは怖い先輩/セールストークがしんどくて 他 「アイドル」を演じる…マサト(46歳・プロレスラー) いじめられていることに気がつかなかった/自分に合わないキャラでは人気が出なかった 他 「できる人」を演じる…真由子(30代後半・事務職) キラキラ起業女子の講座に参加した/「自分らしさ」という言葉にモヤモヤする 他 「道化」を演じる…ユウスケ(30歳・フリーランス編集者) 「成績いいキャラ」から降りられない/自分の性と向き合い始めた 他 「普通」を演じる…yariko(45歳・事務職) 母親に気に入られたくて「信者」を演じた 他 【著者】 月と文社 「日常をもっと、味わい深く」をコンセプトに、読むことで自分と対話したくなるような本づくりを目指す出版社。代表の藤川明日香は出版社で20年以上、主に雑誌の編集に携わった後、2023年に月と文社を設立。これまでに、イラスト短編集『東京となかよくなりたくて』、インタビュー集『かざらないひと 「私のものさし」で私らしく生きるヒント』『こじらせ男子とお茶をする』、翻訳絵本『ゴッホとひまわり』、エッセイ・アンソロジー『私の孤独な日曜日』を出版。 -
脳が読みたくなるストーリーの書き方
“心”ではなく、読者の“脳”を刺激せよ! テーマ、キャラクター、プロットの組み立て方を脳科学の観点から指南! 脳科学、神経科学、認知心理学……ゆるぎない事実に基づく、物語創作の新しい実践ガイド。脳はストーリーをどう認識するのか? そして、どのようなストーリーに夢中になるのか? 面白いストーリーは、私たちの意識を常に集中させ、他のことに気をそらせない。つまり、ストーリーを書くうえで重要なポイントとは、「次に何が起こるか知りたい」という脳の欲求を常に引き出し続けることである。それが欠落していたら、どんな美しいメタファーも魅力的なキャラクターも、読者を満足させることはできないのだ。 小説、映画脚本、短編などの実例を参考にしながら、脳を満足させるためのストーリーの書き方を指南する。人間の“認知的無意識”が明らかにする、物語創作の実践ガイド。 まさか、こんな“神話”を信じて創作していませんか……? 「美しい文章は何にもまさる」 「物語で最も大事なのはプロット」 「登場人物を知る唯一の方法は、完全な経歴を書き上げること」 「感覚的な詳細描写は物語を生き生きとさせる」 「種明かしのためには、情報を伏せておくことが読者を引き込む秘訣だ」 本書ではこのような神話を退治し、脳(=読者)を魅了する物語の姿をお見せします。 -
辻邦生電子全集 3巻 後期長篇小説(ロマン)『嵯峨野明月記』『西行花伝』ほか
“美”に生きる日本の人々を描いた長篇『西行花伝』『嵯峨野明月記』を中心に、関連エッセイ、談話等33篇を収録。 “美”に生きる日本の人々を描いた長篇『西行花伝』『嵯峨野明月記』『江戸切絵図貼交屏風』と『式子内親王集・建礼門院右京大夫集』の現代語訳を中心に、関連エッセイ、談話等33篇を収録。上記4作品はいずれも「小説=ロマン」という形式の中で、回想的な「語り」を通して、過去と現在、生と死、美の終焉と再生が交錯する精神的空間を立ち上げている。 『西行花伝』は、「新潮」1991年1月号から1993年6月号まで全24回にわたって連載された長篇小説で、第31回谷崎潤一郎賞を受賞した。平安時代末期の歌人・西行の生涯を彼自身の内面や周囲の人物たちの視点から壮大に描き出した歴史小説で、同時に人間の愛や苦悩、芸術に生きることの意味を問いかける辻の文学観の静かにして熱い到達点ともいえる作品である。 『嵯峨野明月記』は、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)・俵屋宗達(たわらやそうたつ)・角倉素庵(すみのくらそあん)という三人の芸術家が交差する、戦国時代から徳川時代の初期を描きながら、辻自身の日本文化との和解へと至る精神の軌跡も内包した作品。 『江戸切絵図貼交屏風』は、武士の身分を捨てた浮世絵師・歌川貞芳を主人公に、江戸の人情や風景、芸術を語る短編集。「語り」の舞台は江戸の風景を地図と身体、記憶と風俗の交錯によって創作されている。 『式子内親王集』『建礼門院右京大夫集』の現代語訳は、創作と並行して行われたもう一つの「語り」のかたちであり、原文の詩情を現代語に再現しようとする繊細な試みは、単なる翻訳ではなく、古典に対する敬意と創作的再解釈が静かに共存した詩的感興の再創造としての営みでもある。さらに「江戸の匂い」「時間の地平のなかの西行」等の関連エッセイ、談話等33篇を録している。 解説は美術史家で学習院大学名誉教授・小林忠氏が担当。付録として『嵯峨野明月記』創作ノート、『西行花伝』自筆原稿革装本等を収録。 ※この作品はカラーが含まれます。 -
三十一文字のドラマ 和歌に生きた人たち
本書は、神話の神々から江戸幕末志士まで、千年を越える各時代を代表する20の歌人の生涯を、300首以上の心ふるえる和歌でよみときます。かがやく命、焦がれる恋、血塗られた政争、理想に生きる志、そして死後の伝承まで――。和歌のもつ魅力でやさしく案内するのは、ドラマ「ちはやふる―めぐり―」の和歌監修など、幅広く活躍する研究者・谷知子氏。谷氏は「心から和歌が生まれ、その和歌が心を形作っていく」、「好きな和歌の数だけ、心の中に花が咲く」と語ります。やさしい和歌の入門書にして、藤原道長の望月歌をはじめとし、持統天皇、源実朝の歌などの新解釈も提示。人生とことばの感動を味わえる新しい1冊です。 -
キャッシュとディッシュ
話題の文芸新シリーズ[First Archives]第2回配本。 叔父が残した唯一の遺品は、軽くて手ざわりのよい白い皿だった。非正規労働で暮らす男はやがてその力に気づく。購入したモノの代金を返す皿が、男の部屋と人生を変容させていく表題作「キャッシュとディッシュ」。 書籍取次センターで働く男は、春になったら絵の学校へ行くことを支えに冬を越えてゆく。単純労働、屋上の陽光、オートバイ、巨きな女。流れていくコンベヤーの前で抜け出すはずだった時間が過ぎていく群像新人文学賞受賞作「秒速10センチの越冬」。 1997年と2020年、20余年の時を隔てて描かれた、すり減っていく生活、見えない出口、ずらされていく未来、自己責任。失われた30年の閉塞と抵抗を刻み込んだ2編を収録。 形が残らなくなった消費活動の果てには何が残るのか。無駄遣いはただの無駄なのか。貧困と買い物から、生の限界を描く傑作撤退文学。 ──渡辺祐真(作家・書評家) 身につまされる。今までつまされたことのない部分が身につまされる。この身につまされ方には、中身が詰まってる! ──斎藤真理子(翻訳家) -
劇場という名の星座
光と闇、生と死、絶望と愛・・・・・・この世のすべてを内包する、比類なき劇場【帝国劇場】。2025年2月をもって一時休館となった同劇場の記憶を未来へと繋ぐ、世界でたった一つの“帝国劇場”小説が誕生! 白杖の父が遺した、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のパンフレット。そこには新人案内係からの手紙が挟まれていた――「ホタルさんへの手紙」 少年は、劇場2階ロビーのステンドグラスの裏側に寝泊まりしていた。舞台袖、楽屋食堂、馬小屋・・・・・・自在に歩き回る彼は、ある人を永遠に探し続けている――「内緒の少年」 劇場ロビーに一脚あるという“幸運の椅子”。売店で働くたった一人の“担当さん”だけが代々受け継いできたその伝説と、椅子に座った人々の元に訪れる幸運――「こちらへ、お座りください」 劇場の“壁”に深い愛着を抱いてきた税理士の男、観劇後に日傘を差し館内を歩く“パラソル小母さん”と呼ばれる女性・・・・・・。彼らの思いを迎え入れ続けた劇場が、ついに最終公演の日を迎える――「劇場は待っている」ほか全八編を収録。 舞台上でスポットライトを浴びるスター、誰かにとっての特別な一日を支える案内係や売店スタッフ、客席から見えない裏側で上演を支えるエレベーター係や幕内係、そして観客・・・・・・。劇場を愛し、劇場を作り上げてきた人々の密やかな祈りがきらめく豊饒な短編集。 ◆著者プロフィール 小川洋子(おがわ・ようこ)1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。88年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。91年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞と本屋大賞、同年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。07年フランス芸術文化勲章シュバリエ受章。13年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。20年『小箱』で野間文芸賞受賞。21年紫綬褒章受章。26年『サイレントシンガー』で毎日芸術賞受賞。『掌に眠る舞台』『耳に棲むもの』ほか著書多数。 -
30日de源氏物語
◤ 1日10分から始める『源氏物語』入門の決定版!◢ 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が話題の人気作家にして文学オタクの著者が、最古の傑作長編を読むコツをお教えします。 大河ドラマに、源氏物語に、平安時代に興味を持ったら、まずはこの1冊! ディープな平安世界をキャッチーにひもとく、誰でもすらすら、ポップで楽しい新感覚・古典案内。 ********** 《紫式部がしかけた、千年の謎を解け!》 ★紫式部はなぜ源氏物語を書いたのか。 ★考察につぐ考察……千年続く難問を解くカギとは? ★巧みな伏線はどうすれば読み解ける? ★今と違いすぎる平安時代の人々の頭の中! ★物語に盛り込まれた実際あったゴシップネタ。 あらすじはもちろん、物語を深く味わうコツ、政治・社会背景から、秘められた意味までを1冊に! ********** ◉ 六条御息所の生霊な日々 ◉ 明石入道の欲望道 ◉ 若い子に煙たがられる源氏おじ… ◉好きな人の代わりに飼い猫を ◉仏道を求めた末に、恋 ◉誠実だから添い寝だけ ◉出家で、デトックス ◉雅な貴族のマッチングアプリ ◉物の怪と悪口になると筆が乗る ◉想いが高まり過ぎて和歌 読みどころがわかれば、古典はこんなに面白い! 本当にはじめての源氏物語。 ********** 【目次】 ★はじめに [1日目]人物がわかれば物語がわかる [2日目]恋愛は三角関係でよむ [3日目]人は身分が9割? [4日目]平安の恋は恋にあらず [5日目]実際あったゴシップネタも物語に [6日目]平安時代と令和の恋愛はちょっと似ている [7日目]和歌を見ればキャラがわかる [8日目]紫式部の筆力が冴える描写 [9日目]貴族社会のうわさ拡大速度はSNS並み [10日目]怨霊は男の罪悪感 [11日目]「結婚=幸せ」幻想をほどく [12日目]人物のキャラはぶれない [13日目]一途な人は幸せに [14日目]自己肯定感も関係性のカギ [15日目]女性の運命に容赦なし…… [16日目]人物の呼び方から、千年前の読者が見える [17日目]デリカシーの感覚はだいたい今と同じ [18日目]イケメンがモテないとき [19日目]光源氏は爺さん/婆さんキラー [20日目]文化系男子と運動部男子の勝敗 [21日目]源氏の親切に下心 [22日目]物語の急展開に要注意! [23日目]インスタ映えする、恋の始まり [24日目]手に入らない理想のエンドレス・ループ [25日目]恋愛は何のためにあったのか [26日目]女性は悪い男が好きなのか問題 [27日目]友達でいたい女子と恋人になりたい男子問題 [28日目]みんな大好き! ふつうの女の子ハーレム [29日目]愛の陰にコンプレックスあり [30日目]正しさから離れて読む ★おわりに ********** -
先生が終わらない
週6日の練習で、目指せ全国大会! ――部活動って、そんなに頑張らないとダメですか? 部活動の顧問≒タダ働き、にもかかわらず、 学校の先生は「子供達のために」今日も残業地獄。 中高生とその親世代から、いま最も信頼される著者が、 教育現場の理想と現実に迫る、学校変革小説! 都内の公立中学校で、ひとりの音楽教師が過労死した。 働き方改革の命を受け、教育庁から赴任した新校長が掲げたのは、 「定時帰り」「部活動廃止」「完全週休二日制」。 同僚の訃報に「次は私かも」と怯える、英語教師の亜梨子。 勉強で負けても、部活では私立中に勝ちたいバレー部部長の一花。 子供達の青春の場を守ろうと、使命感に駆られる保護者会会長の優佳。 それぞれの立場から「学校」のあるべき姿を見つめ直す、再生の物語。 【著者略歴】 額賀澪(ぬかが・みお) 1990年茨城県生れ。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。「タスキメシ」シリーズ、「転職の魔王様」シリーズ、『天才望遠鏡』『さよならの保険金』『恋するブタハナ』『1冊目に読みたい小説の書き方の教科書』など著書多数。 -
ママがロックンロールしてたころ
奥多摩のさらにその奥の町で、父と暮らしていた久保田炳児(ペイジ)。変わった名前の由来は、レッド・ツェッペリンのギタリスト「ジミー・ペイジ」だそうだ。「ジミ・ヘンドリックス」も候補だったらしい。10歳になったある日、小学校の校門で女性に声をかけられた。「あたしはあんたのママなの」ペイジが赤ん坊のときに家を飛び出した「ママ」は、バイクで遊びに行こうといきなり言い出し・・・・・・。後からわかったことだけど、母は末期がんに侵されていた。サイドカーに乗った2日間の旅が、ペイジの何かを変えた――。【著者略歴】東山彰良(ひがしやま・あきら)1968年、台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡へ移住。2003年、「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。09年『路傍』で大藪春彦賞、15年『流』で直木賞を受賞。16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞、17~18年『僕が殺した人と僕を殺した人』で、織田作之助賞、読売文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞。近著に『怪物』『わたしはわたしで』『邪行のビビウ』『三毒狩り』などがある。 -
日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集
人間のユーモアと機知とエロスに満ちた野蛮な魅力そのものが生き生きと語られる、「瘤取り爺」の原話等古来よりの説話100余篇を収録。「日本霊異記」「宇治拾遺物語」「発心集」は新訳で。 解説=池澤夏樹 解題=小峯和明 月報=高樹のぶ子・朝吹真理子 -
月刊「潮」2026年9月号
月刊「潮」2026年9月号 主な内容 【特別企画】 物価高時代の生活防衛と政治の責任 “インフレの時代”に求められる政治のあり方。 渡辺 努 地域に根差した「小さな仕事」が定年後の生活を守る。 金澤美冬 物価高の今こそ暮らしの質を高める“前向き節約”を。 和田由貴 【特集】 「平和」をつなぐ次世代の語り手たち 「一人からできる外交」が平和につながる。 川中だいじ 意見の異なる他者の物語に耳を傾ける。 白坂リサ 若者視点で発信する「平和の情報誌」を創刊。 関口 萌 対話と歌でつなぐ、「核廃絶」への願い。 瀬戸麻由 「うちなーぐち」で描く新たな平和の羅針盤。 豊永浩平 「右傾化」に走る同世代に私が語るべきこと。 秀島知永 「核なき世界」の実現を愚直に信じて行動したい。 山西咲和 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【対談】 小川 哲 VS 宮内悠介 争いが絶えない時代に小説が果たす使命とは。 アメリカ覇権の終焉と多極化世界に挑む日本の外交戦略。 中西 寛 拙速な「議員定数削減」は多様な民意を失わせる。 大山礼子 核不拡散条約と非核三原則が示す日本の役割。 河合公明 移民問題解決のカギは公立小学校にあり!? 安田峰俊 【ルポ】 「再審法改正」で冤罪は防げるのか。 粟野仁雄 【シリーズ】 シニアのための生き生き講座 今日から始められる一日一五分の「音読健康法」。 下間都代子 【好評連載】 シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/高島礼子の歴史と美を訪ねて 武川 佑 VS 高島礼子/男の“変さ値” 秋山 仁VS 鎌田 實/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他 -
徒然草・方丈記
『徒然草』は乱世の鎌倉時代に生きた吉田兼好が残した“言葉”。宝島の地図のように魅力的で、誰もが一度は目を通したくなる。『方丈記』は、鴨長明が人の世の無常を語りながらも、生きることの素晴らしさも教えてくれる。この2冊は枕草子に並び「日本三大随筆」と称される。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。 -
決定版 山本周五郎全集
時代小説、人情小説の名手・山本周五郎の初期から最晩年までの傑作小説を、長編・短編100作品以上収録した山本周五郎全集の決定版です。 ■目次 【長編小説】 青べか物語 青べか日記 赤ひげ診療譚 狂女の話 駈込み訴え むじな長屋 三度目の正直 徒労に賭ける 鶯ばか おくめ殺し 氷の下の芽 栄花物語 思い違い物語 季節のない街 虚空遍歴 五瓣の椿 さぶ 正雪記 新潮記 ちくしょう谷 天地静大 ながい坂 柳橋物語 日本婦道記 阿漕の浦 壱岐ノ島 糸車 梅咲きぬ 尾花川 おもかげ 髪かざり 菊の系図 郷土 笄堀 小指 忍緒 障子 萱笠 墨丸 竹槍 二十三年 花の位置 春三たび 風鈴 襖 二粒の飴 不断草 頬 松の花 蜜柑畑 桃の井戸 箭竹 藪の蔭 雪しまく峠 横笛 寝ぼけ署長 花も刀も 彦左衛門外記 風雲海南記 風流太平記 明和絵暦 樅ノ木は残った 第一部 第二部 第三部 第四部 山彦乙女 楽天旅日記 【短編小説】 雨あがる いさましい話 鵜 嘘アつかねえ 落ち梅記 おばな沢 おもかげ 和蘭人形 おれの女房 女は同じ物語 蒲生鶴千代 菊屋敷 菊千代抄 桑の木物語 寒橋 しじみ河岸 しゅるしゅる 城中の霜 末っ子 歔欷く仁王像 戦国会津唄 だんまり伝九 ちいさこべ 契りきぬ 竹柏記 梅雨の出来事 つばくろ 伝四郎兄妹 峠の手毬唄 年の瀬の音 鳥刺しおくめ 泥棒と若殿 長屋天一坊 七日七夜 日日平安 はたし状 初午試合討ち 花宵 春いくたび 半之助祝言 半化け又平 美少女一番乗り ひとごろし 百足ちがい 屏風はたたまれた 梟谷物語 武道宵節句 誉れの競べ矢 身代り金之助 水戸梅譜 めおと蝶 夕靄の中 夜明けの辻 陽気な客 義経の女 -
眠れなくなるほど面白い 図解 古事記
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古典として時代を超え読み継がれている『古事記』。「八岐大蛇」、「因幡の白兎」など誰もが聞いたことがある物語への興味から、また、「国生み」「天孫降臨」「ヤマトタケルの遠征」など、壮大なスケールで繰り広げられると神々の物語の魅力から、最近では若い層にも人気が広まっている。 「八岐大蛇」や「因幡の白兎」「天の岩屋戸」――うろ覚えでも一度は聞いたことがあるであろう、これらの物語はすべて『古事記』に収められています。またスサノオやアマテラスオオミカミ、ヤマトタケルなどその名前は知っていても詳しくは知らないという人も多いのでは。この世の始まりから神々の誕生、日本の国土の形成、列島の統一、天皇の誕生と歴代天皇の業績など、古事記にはたくさんの「日本のルーツ」が記されています。だからこそとても興味深く感じるのです。人物紹介、相関図や、名場面、地図などの図版により、ビジュアルにわかりやすくした決定版です。 -
源氏物語 古典セレクション
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 学校やカルチャーで、テキスト利用に最適と大好評のハンディ版『源氏物語』。原文・注・現代語訳が同一見開きにおさまり、はじめて読む方でも無理なく読みとおせます。第1巻は桐壺・帚木・空蝉・夕顔を収録。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。 -
P+D BOOKS 四十八歳の抵抗
“中年の危機”の男を描く「男性研究の書」。 1955年から56年にかけて読売新聞に連載され、大反響の下、流行語にもなった「四十八歳の抵抗」。 55歳が停年の時代に、真面目一筋に勤めてきた48歳の保険会社次長、西村耕太郎は恵まれた家庭を持ち、傍目には幸せそうな日々を送っているが、実のところはなにやら満たされない。 その心中を見透かしたように社内の島田からヌード撮影会に誘われる。そして一度も恋愛をしてないという焦燥から、耕太郎はバーの娘で19歳のユカリを口説いて熱海の旅館に出かけるのだが――。 社会的な地位があり体裁を繕って生きてはいるが、まだ燃え上がる激情も秘かに抱えた“ミドルエイジ・クライシス”を描いた普遍的な「男性研究の書」である。 -
源氏物語の作者を知っていますか
時は平安中期、天皇家と一体化するため血の争いに明け暮れ、 権力の中枢を占める藤原氏。政権が道長に収斂されてゆくとき…… 不遇な中流貴族の娘はなぜ、世界屈指の物語を書くことができたのか。 多感な少女時代、早くして夫と死別、中宮の女房への抜擢、宮廷内の権謀術数、皇統の行方、物語に忍ばせた企み…… 複雑な心境が吐露される文献から紫式部の実像と平安文化のリアルを描く。 紫式部の何が、どうすごかったのか? 何を書こうとしたのか? 一千年も読み継がれている人気の秘密とは!? 「名前は知っているけれど、作品も大体見当がつくけれど」という人でも大丈夫! いま注目の日本古代文学研究者が語る、知っているようで知らない紫式部と『源氏物語』、教科書にはない面白さ! -
死ぬのも楽しみ 「いい人生だった」と最期に思うために必要なこと
死を正面から見つめると、生を楽しもうという気持ちが生まれてくる 老い方は人によって大きな違いがあります。朗らかに穏やかに老いていく人と、不機嫌につらそうに老いていく人がいるからです。 自分のペースで好きなこと、やりたいことを毎日のんびりと続けながら老いていくのが、「楽な老い方」。老いの延長に死が待っているとしても、死ぬ瞬間まで幸福感に満たされているなら死は決して不幸なゴールではありません。 「まだ死にたくない」と思えば死はつらいだけ。死を怖がるより、今を生きることに専心すれば、あなたのこれからの人生は確実に充実します。 プロローグ 「死ぬのも楽しみ」と思えれば、残りの人生は充実する 第1章 生きているときに「生」を楽しみ尽くす生き方 第2章 精神科医が考える楽な老い方、つらい老い方 第3章 「死は人生最後の大旅行」そう考えると、老いは快適になる 第4章 人生の旬は高齢期、心地よく老いに向き合う方法 第5章 死が近い高齢期こそ、いい思い出を積み重ねていく時期 第6章 死を穏やかに、安らいで受け容れるために エピローグ 生きている時間を味わい尽くすと、死は「ただごと」になる -
夜の太鼓 新版
こころが騒いで眠れぬ夜に―― 「生活」を続けるすべての人に贈るエッセイ 「私の住居は六畳一間に四畳半ほどのキッチンとやら。そのキッチンの棚、卓上、椅子も一つだけを残し、すべて印刷物の占領下にある。」長く家族を養った先で、ついに手にした自分の部屋での自分の暮し。生きる限りは鼓動が続く。傷の記憶も世の不合理も消えずとも、人と話し、ものを食べ、地を歩き、故郷とかつての日々をおもう。戦火をくぐって時代に臨んだ詩人の名随筆集。 解説 蜂飼耳 カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー画 いぬいかずと 【目次】 Ⅰ 花いちもんめ 時の名称/しつけ糸/会社をやめたら/絵柄人柄/雪谷/気になったことふたつ 他 Ⅱ その角の向うに 運動会の空/籠の鳥/美顔/冬の案山子/梅が咲きました/子供一同/一粒の米も、私も 他 Ⅲ 松崎 「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」の頃/自作について/私の名前/思い出が着ている/悲しみと同量の喜び/伊豆と私 他 あとがき/文庫版あとがき/解説 蜂飼耳 -
面白くて眠れなくなる『古事記』
思わず夢中になる。人間味あふれる神様と天皇のドラマティックな物語。『古事記』というと、何だか難しそうで読むのが億劫だと思われがちです。そこで本書では、原本の格調の高さや魅力を維持したまま、誰でも親しめるように面白く、かつ読みやすいようにアレンジしました。決闘、陰謀、恩返し、騙し討ち、禁断の恋……、壮大なスケールで繰り広げられる神様と天皇の物語を鮮やかに描き出します。 ■本書の目次より/一筋縄ではいかない子づくり/黄泉国の教訓/弱そうで一番偉い神様/勇者の化け物退治/いじめられっ子を助ける/結婚は命がけ/神様も接待に弱い?/異性を見た目で選んではダメ/東への旅立ち/騙し討ちも勇者のしるし/矢に変身して現れたイケメン/敵地潜入のため美少女の変装/勝つためには手段を選ばず/仁義なき皇位継承争い…… -
月刊「潮」2026年8月号
月刊「潮」2026年8月号 主な内容 【特別企画】 暮らしと国のかたちを立て直す 円安と物価高を克服して日本経済が成長する道。 熊谷亮丸 “次世代への投資”を求める有権者の新たな姿。 橋本 努 安定的な皇位継承のために熟議を尽くせ。 河西秀哉 ナフサ不足――今そこにある生活と産業の危機。 境野春彦 【てい談】 私たちはなぜ「中道」から選挙に出たのか。 河野有里子 VS 反田麻理 VS 中原翔太 【特集】 原爆の記憶を次世代へつなぐ 被爆した医師として核兵器の「非人道性」を長崎から世界に訴える。 朝長万左男 「原爆投下候補地」から見る戦争体験者なき時代の“継承”。 鈴木裕貴 【連載】平成の回廊──創価学会と日本社会 平成の夜明け前――時代は「われら」から「ぼくら」へ。 與那覇 潤 「闇バイト」に巻き込まれない方法。 廣末 登 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【人間探訪】 萩本欽一 失敗や挫折があっても「今は運を貯めてるんだ」と思ってきた。 鳥の言葉に耳を澄ませばこの世界はもっと面白い。 鈴木俊貴 井上尚弥 VS 中谷潤人観戦記 極限の攻防が紡いだ伝説――二人の魂が共鳴した至高の12R。 天野純希 【新連載小説】 明治大正カウガール 河崎秋子 【シリーズ】 ニッポンの問題点 激論!朝生40年 ド~する?!テレビとニュース番組。 渡辺宜嗣 VS 田原総一朗 【好評連載】 男の“変さ値” 秋山 仁 VS 鎌田 實/シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/高島礼子の歴史と美を訪ねて 佐藤賢一 VS 高島礼子/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他 -
NHK趣味どきっ!MOOK 源氏物語の男君たち
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男君たちを知ることで、物語がより味わい深く、魅力的に 身分の高くない女性を生涯愛し続けた父・桐壺帝、よき親友でありライバルでもある頭中将、娘の結婚に奔走する明石の入道、思わぬ恋敵となった柏木、出自の秘密を抱えた息子・薫、孫の匂宮など、物語に登場するさまざまな男君たち。実は、彼らには知られざるエピソードが多く、物語を動かす重要な役割を担っている。 本書は、これまであまり取り上げられてこなかった、主人公・光源氏を取り巻く男君たちにスポットを当て、個性豊かな彼らの物語を中心により深く『源氏物語』の世界を堀リ下げていく。 プレイボーイの光源氏と女君たちの物語と思われがちな『源氏物語』の、奥深い物語性が見えてくる一冊。 【内容】 『源氏物語』に登場する主な男君と女君 1章 3人の帝(桐壺帝、朱雀帝、冷泉帝) 2章 恋する光源氏 3章 わけありな親族(頭中将、明石の入道、蛍宮、鬚黒) 4章 愛すべき子孫(夕霧、柏木、薫、匂宮) コラム 平安時代の官僚制度/雨夜の品定め/男君たちの装い -
宮沢賢治 電子全集
宮沢賢治の名作・代表作を一挙収録した宮沢賢治全集の決定版。※本書は全4巻中の1巻目です。 ●目次 注文の多い料理店(どんぐりと山猫/狼森と笊森、盗森/注文の多い料理店/烏の北斗七星/水仙月の四日/山男の四月/かしわばやしの夜/月夜のでんしんばしら/鹿踊りのはじまり) 風の又三郎 銀河鉄道の夜 ビジテリアン大祭 フランドン農学校の豚 税務署長の冒険 楢ノ木大学士の野宿 二十六夜 北守将軍と三人兄弟の医者 或る農学生の日誌 猫の事務所 十六日 四又の百合 ひのきとひなげし 紫紺染について 毒蛾 学者アラムハラドの見た着物 さいかち淵 氷河鼠の毛皮 葡萄水 化物丁場 林の底 -
竹取物語
「物語の原型」、誰もが知る、かぐや姫と5人の求婚者、帝が繰り広げる異世界譚を、「まるで僕が書いたような物語」と語る大人気作家が敬意をこめて抱腹絶倒・大胆不敵に新訳した画期的必読古典。 かぐや姫×森見登美彦! 1000年以上も読み継がれる「物語の原型」を 竹林をこよなく愛す当代の人気作家が現代語訳! 翁がある日、光る竹の中に見つけた可愛らしい小さな人。やがて絶世の美女に成長したかぐや姫は、言い寄る求婚者たちに無理難題を課す。恋に破れ去る男たち、そして、「その日」は近づく――千年以上も前に書かれ、読み継がれてきた異世界譚を、竹林に並々ならぬ思いを寄せる作家・森見登美彦が現代語訳した必読の一冊! 竹取物語とその現代語訳にまつわる舞台裏をたっぷり語った講義「作家と楽しむ古典 僕が書いたような物語」、竹林の中へ入り込んだ幼少期の原体験からはじまる文庫版のための書き下ろしあとがき「生きていることのふしぎ」も収録。 【もくじ】 竹取物語 全集版あとがき 千年の失恋 特別収録 講義「作家と楽しむ古典」 僕が書いたような物語 文庫版あとがき 生きていることのふしぎ 解題 大井田晴彦 -
決定版 谷崎潤一郎全集
近代日本文学を代表する文豪・谷崎潤一郎の初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など、代表作約90作品を収録した谷崎潤一郎全集の決定版です。 ■目次 【小説】 青塚氏の話 悪魔 悪魔続篇 蘆刈 或る調書の一節──対話 或る罪の動機 異端者の悲しみ 鍵 覚海上人天狗になる事 紀伊国狐憑漆掻語 聞書抄 恐怖 金色の死 玄奘三蔵 黒白 細雪 上 細雪 中 細雪 下 三人法師 刺青 春琴抄 少将滋幹の母 少年 神童 前科者 蓼喰う虫 小さな王国 痴人の愛 途上 友田と松永の話 日本に於けるクリップン事件 猫と庄造と二人のをんな(挿画版) 猫と庄造と二人のをんな 白昼鬼語 ハッサン・カンの妖術 母を恋うる記 美食倶楽部 秘密 病蓐の幻想 天鵞絨の夢 瘋癲老人日記 武州公秘話 二人の稚児 幇間 (戯曲体小説)真夏の夜の恋 卍 盲目物語 夢の浮橋 吉野葛 蘿洞先生 続蘿洞先生 私 【随筆・評論など】 芥川君と私 いたましき人 泉先生と私 陰翳礼讃 廁のいろいろ 客ぎらい 現代口語文の欠点について 「細雪」回顧 純粋に「日本的」な「鏡花世界」 饒舌録(『改造』昭和二年二月号) 饒舌録(『改造』昭和二年三月号) 饒舌録(『改造』昭和二年四月号) 饒舌録(『改造』昭和二年五月号) 饒舌録(『改造』昭和二年六月号) 饒舌録(『改造』昭和二年七月号) 饒舌録(『改造』昭和二年八月号) 饒舌録(『改造』昭和二年九月号) 饒舌録(『改造』昭和二年十月号) 饒舌録(『改造』昭和二年十一月号) 饒舌録(『改造』昭和二年十二月号) 大切な雰囲気 旅のいろいろ 東洋趣味漫談 ねこ 半袖ものがたり 文房具漫談 懶惰の説 【関連作品】 文芸的な、余りに文芸的な(芥川龍之介) 谷崎潤一郎氏(芥川龍之介) あの頃の自分の事(芥川龍之介) 食物として(芥川龍之介) 谷崎潤一郎へ(小熊秀雄) 大阪の可能性(織田作之助) 谷崎文学の代表作「細雪」(佐藤春夫) 食べたり君よ(古川緑波) 牛鍋からすき焼へ(古川緑波) -
日本怪談集
科学上の常識では実在しないはずが、なぜ人は幻視・幻覚をかくも長い歴史のあいだ経験し続けてきたのか。それがなぜ、伝承や文芸として同じように造形化されたのか。民俗学的視点からまとめられた、日本初の「幽霊体験資料集」。 -
平治物語 現代語訳付き
貴族の世から武士の世へ。変換期を迎えた中世社会を描き出す! 保元の乱で勝利した後白河天皇は上皇となり院政をしくが、源義朝軍が謀叛を起こし後白河上皇と二条天皇を閉じ込め、信西を殺害。急を聞いた平清盛は、天皇と上皇を助け出し一気に義朝軍を打ち破り、鎌倉へ落ち延びようとした義朝を殺害。これにより平氏の世の中になっていく――。 平治元年(1159年)に起こった平治の乱を描く軍記物語。作者は未詳だが、『保元物語』の姉妹編といわれるほど関係が深い。保元物語に続き、平治物語でも武士の力の台頭が大きく描かれ、武士の世の中への時代の流れを描き出している。 本書は、本文、脚注、現代語訳に校訂注、解説を加えた決定版! -
決定版 芥川龍之介全集
近代日本文学を代表する文豪・芥川龍之介の、初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論、さらに同時代作家による評伝など約400作品を収録した芥川龍之介全集の決定版です。 ■目次 【王朝物小説】 羅生門/鼻/芋粥/運/道祖問答/偸盗/袈裟と盛遠/地獄変/竜/往生絵巻/好色/藪の中/六の宮の姫君 【切支丹物小説】 煙草と悪魔/尾形了斎覚え書/さまよえる猶太人/悪魔/奉教人の死/邪宗門/るしへる/きりしとほろ上人伝/じゅりあの・吉助/黒衣聖母/南京の基督/神神の微笑/報恩記/長崎小品/おぎん/おしの/糸女覚え書/誘惑/西方の人/続西方の人 【その他小説・随筆・評論等】 河童/蜘蛛の糸/杜子春/或阿呆の一生/トロッコ/グニの神/猿/MENSURA ZOILI/二つの手紙/首が落ちた話/疑惑/魔術/奇怪な再会/不思議な島/馬の脚/孤独地獄/煙管/或日の大石内蔵助/戯作三昧/西郷隆盛/世之助の話/枯野抄/開化の殺人/開化の良人/鼠小僧次郎吉/舞踏会/老いたる素戔嗚尊/将軍/お富の貞操/酒虫/湖南の扇/父/野呂松人形/手巾/蜜柑/葱/秋/影/お律と子等と/妙な話/母/庭/雛/一塊の土/春の夜/玄鶴山房/たね子の憂鬱/あの頃の自分の事/沼地/魚河岸/保吉の手帳から/お時儀/あばばばば/文章/寒さ/少年/大導寺信輔の半生/海のほとり/年末の一日/点鬼簿/蜃気楼/歯車/愛読書の印象/芥川龍之介歌集/浅草公園/兄貴のような心持/鴉片/或敵打の話/或旧友へ送る手記/或社会主義者/或恋愛小説/闇中問答/案頭の書/飯田蛇笏/遺書/イズムと云ふ語の意味次第/一番気乗のする時/一夕話/伊東から/犬養君に就いて/犬と笛/岩野泡鳴氏/内田百間氏/産屋/囈語/永久に不愉快な二重生活/英雄の器/江口渙氏の事/槐/鸚鵡/大川の水/大久保湖州/O君の新秋/鬼ごつこ/温泉だより/女/貝殼/解嘲/蛙/格さんと食慾/片恋/かちかち山/学校友だち/南瓜/「仮面」の人々/鴨猟/軽井沢で/カルメン/彼/彼 第二/彼の長所十八/寒山拾得/秋山図/山鴫/鑑定/機関車を見ながら/奇遇/「菊池寛全集」の序/木曾義仲論/着物/凶/「鏡花全集」目録開口/教訓談/京都日記/金将軍/鵠沼雑記/孔雀/久保田万太郎氏/久米正雄/久米正雄氏の事/クラリモンド/軍艦金剛航海記/芸術その他/結婚難並びに恋愛難/「ケルトの薄明」より/講演軍記/剛才人と柔才人と/後世/校正後に/合理的、同時に多量の人間味/黄粱夢/小杉未醒氏/古千屋/骨董羹/子供の病気/近藤浩一路氏/金春会の「隅田川」/才一巧亦不二/鷺と鴛鴦/雑筆/佐藤春夫氏/佐藤春夫氏の事/沙羅の花/猿蟹合戦/三右衛門の罪/死後/詩集/十本の針/支那の画/支那游記/島木赤彦氏/耳目記/霜夜/十円札/蒐書/侏儒の言葉/出帆/俊寛/商賈聖母/饒舌/小説作法十則/小説の戯曲化/小説の読者/娼婦美と冒険/食物として/虱/しるこ/白/新緑の庭/塵労/素戔嗚尊/捨児/青年と死/西洋画のやうな日本画/仙人/仙人/葬儀記/創作/早春/漱石山房の秋/漱石山房の冬/装幀に就いての私の意見/その頃の赤門生活/素描三題/大正十二年九月一日の大震に際して/第四の夫から/滝田哲太郎君/滝田哲太郎氏/龍村平蔵氏の芸術/谷崎潤一郎氏/田端人/田端日記/近頃の幽霊/忠義/澄江堂雑記/続澄江堂雑記/樗牛の事/追憶/恒藤恭氏/手紙/出来上った人/伝吉の敵打ち/点心/東京小品/東京に生れて/東西問答/動物園/東洋の秋/都会で/豊島与志雄氏の事/虎の話/長崎/夏目先生と滝田さん/廿年後之戦争/偽者二題/尼提/日光小品/日本小説の支那訳/日本の女/入社の辞/女仙/女体/沼/念仁波念遠入礼帖/八宝飯/俳画展覧会を観て/梅花に対する感情/売文問答/芭蕉雑記/続芭蕉雑記/パステルの龍/はつきりした形をとる為めに/春/バルタザアル/春の心臓/春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる/春の夜は/ピアノ/微笑/尾生の信/人及び芸術家としての薄田泣菫氏/一つの作が出来上るまで/一人の無名作家/病牀雑記/病中雑記/ひょっとこ/平田先生の翻訳/比呂志との問答/風変りな作品に就いて/拊掌談/二人小町/二人の友/文放古/冬/仏蘭西文学と僕/プロレタリア文学論/文学好きの家庭から/文芸鑑賞講座/文芸的な、余りに文芸的な/続文芸的な、余りに文芸的な/文章と言葉と/僻見/変遷その他/ポーの片影/僕の友だち二三人/僕は/発句私見/本所両国/本の事/翻訳小品/正岡子規/又一説?/亦一説?/松江印象記/窓/水の三日/三つの宝/三つのなぜ/三つの窓/三つの指環/身のまはり/貉/無題/毛利先生/桃太郎/森先生/文部省の仮名遣改定案について/野人生計事/続野人生計事/槍ヶ嶽紀行/槍が岳に登った記/悠々荘/雪/夢/百合/妖婆/横須賀小景/世の中と女/羅生門の後に/リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて/レオナルド・ダ・ヴインチの手記/恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ/老年/臘梅/路上/LOS CAPRICHOS/露譯短篇集の序/わが散文詩/わが俳諧修業/わが家の古玩/忘れられぬ印象/私の好きなロマンス中の女性…ほか -
もう1通のサンクスレター
「もう1通」のサンクスレターは、人生に希望、喜び、感動を与えてくれた、人、出来事、体験への感謝を綴る 「サンクスレター」を書いたこと、もらったことはありますか? 誰かあげたい人はいますか? 「もう1通」のサンクスレターは、少し特別です。それは、心に深く刻まれた人との出会い、忘れることのできない出来事、人生を変えた体験が綴られています。 それぞれの人生に希望を、喜びを、そして感動を与えてくれた物語を、あなたに――。 【目次】 「祈る涙」の御礼…佐藤 毅 イタリアに恋して…藤﨑 萌 ドレッシング王子と呼ばれて…阿波宏典 お腹の傷跡は…荻野泰弘 ジョンQ…高橋美加 太田先生…高橋美加 父との普通の毎日…野村祐香クリスティジョンソン 捨てられないもの…横山由宇人 悪くないじゃん、私…相馬萌花 ミセスと、コーラと、ドナーカードと…中里妙奈 まだ履けていないスパイク…向笠哲司 ぐるぐる…ハンセン陽子 オーストラリアの地で…才川須美 人と人のつながりで〝走る〟…高木光嗣 それぞれの人生を…村田里美・仮名 妻が教えてくれたこと…倉岡一樹 20年目のありがとう…鳥越裕美子 【著者】 はる書房編集部 YOUHEI 1994年生まれ 2000年「YAMATE美術セミナー」に通いはじめる2008年初個展。その後は3年ごとに開催 2012年 絵本『鯖和(さばわ)急便』を出版(はる書房) 2022年「横浜ラポール美術展」出品。以来毎年参加 現在、就労支援施設に通いながら週1回美術セミナー、月1回ラポール上大岡絵画の広場で絵を描いている