大川裕弘の作品一覧
「大川裕弘」の「陰翳礼讃」「「いき」の構造」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「大川裕弘」の「陰翳礼讃」「「いき」の構造」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
自身の美意識に新しい見方が加わった一冊だった。この本を読んで学校の授業で豊臣秀吉の金の茶室のことを聞いた時のことを思い出した。当時は天井から柱まで全て金箔なんてむしろ下品だし、成金趣味も甚だしいとか思ったものである。しかし、当時は、今の様に全体を明るく照らすライトなんかではなく蝋燭のゆらゆらとした明かりが茶室の美しい明暗を作り出していたのだ。そう考えると確かに全体が金でも下品にならなかったのも頷ける。また、現代まで西洋の影響を受けず、道具が独自の発展を遂げていたらとの考えが面白かった。途中途中の写真に癒され、さくっと読めるのでとても良い。何度も読み返したくなる本。
Posted by ブクログ
現在新築でマイホーム計画中で、今流行りの和モダンの雰囲気に惹かれているが、なぜ和の心地良さが自分が好きなのか言語化できないなとふと思い、日本人の暮らしの美学についてさまざまな角度から論究を進めた名著としてこの本を読み始めた。
ふわっとした日本の風情って心地いいなって感覚が綺麗に言語化されていて感性が研ぎ澄まされた気がする!
作者の谷崎潤一郎さんは明治〜昭和時代の方で、文体としては当時の表現のままのため、普段近代小説ばかり読んでる身としては最初読みづらかったが、
谷崎さんの表現がとても繊細で日本の雅致表現の幅に圧倒されて、途中から全く気にならずに読み切りました。
谷崎さんの日本の侘び寂び表
Posted by ブクログ
漆器がもたらす陰影について初めて思いを巡らせた
だから和食の吸い物椀は漆器なのか
たしかに和食は白い陶器では映えにくく
漆器に盛ると深みのある美味しそうな色に映る
白味噌や豆腐、かまぼこ、とろろ汁、白身のお刺身、白い肌の食べ物も周りを明るくしては引き立たない
ごはんも黒塗りの飯櫃に入れられて暗いところに置かれた方が見ても美味しく食欲も刺激される
深夜のコンビニのような白い蛍光灯ではなくて、暖色の灯りが美味しそうに見える
「私たちの料理が常に陰影を基調として、闇というものと切っても切れない関係にある」
!!!!!!
別の章だったか
トイレまでの廊下、寒々とした暗いトイレで思い出した