作品一覧

  • 学問のすゝめ
    5.0
    1巻550円 (税込)
    「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといえり」なる言葉より説きおこし、人の心に根深く巣くう封建思想を排撃、明治という新しい時代の個人、国家の在り方を広く一般に訴えた、福沢の代表著作の一つ。現代表記に改め、懇切な校注を付した。明治維新という新時代の個人・国家の在り方を、一身の自由独立という立場より説き起こし実学を奨励した、当時の驚異的ベストセラー。
  • 福翁自伝
    値引きあり
    4.4
    1巻962円 (税込)
    豊前中津奥平藩の下級士族の末子が「窮屈な小さい箱」をヒョイト飛び出し、洋学を志して長崎、大阪、江戸へ、欧米へ……。幕末・維新の大変化の時代を「自由自在に運動」し、慶應義塾を創設、「大いに西洋文明の空気を吹き込」んで日本の思想的近代化に貢献した福沢諭吉。その痛快無類の人生を存分に語り尽くした自伝文学の最高傑作。(講談社学術文庫)

ユーザーレビュー

  • 福翁自伝

    Posted by ブクログ

    当時の空気感が伝わってきます。福翁の駄目なところも語っています。
    これほど面白い自伝はありません。読んで損はないと思います。

    0
    2025年09月02日
  • 福翁自伝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・自身独立自立自活
    ・ドンなことがあっても一寸でも困ったなんて泣き言を言わずいつも悠々としている
    ・他人の熱に依らぬ
    ・まず獣身を成して後に人心を養う
    ・根気よく勉めて迷わぬ者が勝ちを占める
    ・温和と活発
    ・自身の既往を顧みれば愉快なことばかり

    なんてジメっとしたところのない方なのでしょう。
    ブレなく
    迷いなく
    先を見通して
    普遍的かつシンプルな
    「issue」を教えてくれる

    咸臨丸 万延元年のアメリカ
    幕末、明治維新
    なんで日本は侵略されなかったんやろう

    0
    2025年01月25日
  • 福翁自伝

    Posted by ブクログ

    友人の手紙を捏造して宿屋にツケで泊まる、酒を止めようとしていたら友人に煙草を勧められて両方止められなくなった、藩に黙って禁書を写本する、etc..

    なんて国際センスのいいチャーミングなおじさん!
    身近に感じたし、自分も何かできると勇気づけられた。

    0
    2020年11月12日
  • 学問のすゝめ

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉はおもしろいよってよく聞いたきたけれど、いやホントに面白いわ。

    これが今から150年近くも前に書かれたことが信じられない。
    本当に現在でも十分にリーダブル。
    夏目漱石もそうなんだけれど、「いま」の僕たちのことを語っているようにしか思えない、そんなエキサイティングさがある。
    まあ、逆に言うと、一世紀以上、日本(人)は本質的な問題を改善できていないということなんだろうけれど。

    しかしそれとは別に、福沢諭吉を(それほど難解ではないとはいえ、それなりの文語文を)ある程度それなりに読みこなし、面白いと思えるようになった自分に、多少の成長を感じる。
    やっぱり亀の甲より年の劫、だなあ(笑)

    0
    2020年08月26日
  • 福翁自伝

    Posted by ブクログ

    あまりに面白かったので2度繰り返して読んだ。どこが面白かったかと言うと、江戸時代の武士たちの生活や話し方が作者の話し言葉によって生き生きと描かれている。また彼はアメリカに2回ヨーロッパに1回行っているが、その時の驚きや刀を差した侍たちがどう感じたか面白おかしく書いてある。意外と福沢は臆病者で、辻斬りとか追いはぎとか暗殺者を非常に恐れている。明治維新の頃洋学者はいつも尊王攘夷に命を狙われていたのだ。スリルとサスペンス、昔の生活風俗よりもよくわかって面白いだけではなく、福沢諭吉の心の優しさや家族や師弟の愛に感動した。
    ただ昔のこと、放送禁止用語がまだなかった時代なので、韓国人や被差別部落の方、ハワ

    0
    2014年01月17日

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