源氏物語の全体が分かる楽しい1冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、古文の力がなくても十分古典の面白さが分かる。原文も現代語訳も総ルビ付き。ビジュアル面も豊富。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
Posted by ブクログ 2016年05月09日
古典の入門者のためのシリーズ本。
「あさきゆめみし」を思い出しながら読みました。
現代語訳に読みやすい原文、主要人物の年齢や系図、
コラムなどが書かれています。
光源氏の行為はひどいものもありましたが、本当の愛を
求めていたのは素敵だと痛感しました。
薫と匂宮の愛も昔だからこそ素敵に思えたんだなと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年12月21日
高校の副読本みたい。でも、実際、見取り図や家系図がたくさんあってこれがいちばんわかりやすかった。が、文章の部分はイマイチだったな。まぁ、そこが副読本みたいではあるのだけど。処女の継娘を身代わりにしてまで逃げた空蝉はそれで幸せだったのだろうか?いっそのこと、欲におぼれてしまったほうが、人生楽しかったか...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月02日
タイトル通り、ビギナーでも源氏物語の全巻を無理なく読めて、全体の物語を把握できるテキスト形式。源氏物語は、好きなのだけど、少し離れていると忘れてしまうところがあるので、一日一巻、2ヶ月かけて忘却防止読書。
この本は、各巻ごと、あらすじ・通釈・原文と配置され、とてもわかりやすい親切な構成。
そして、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月19日
あまりに長く、また話の中心となっている人間模様が複雑なので、これまで全体像がわかるまで読み込めたことのなかった源氏物語だが、本書のおかげで大筋を掴むことができた。
全体を構成する一つ一つの章についての要約があり、またその主要な場面を現代語役と原文とで併記するという体裁をとっている。現代語訳は原文の...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月20日
世界的に有名な日本の古典文学なのに、授業で習う部分くらいしか読んでこなかったなぁと思い手に取った本です。
初心者向けに解りやすく書かれているので最後まで読み終えることができたのですが、略されている部分も多いので、いつか全編読んでみたいなと思います。
内容や感想をまとめるのは難しいのですが、ひとつ言え...続きを読む
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