「古池や蛙飛び込む水の音」俳句という小さな器を通して、日本の風土と人間の心情を切実にとらえた松尾芭蕉。蕉風と呼ばれる芸術性の高い俳句を確立し、現代俳句の源を築いた。
俳道一筋に生き、新しい芸境を拓いたその生涯から不朽の名句200を厳選。一ページに一句、口語訳と解説とともに、漂泊と思郷の詩人・芭蕉のエッセンスが味わえる。
「昨日の我に飽くべし」などの名言抄、年譜、初句・季語索引を付す、芭蕉入門の必携書!
Posted by ブクログ 2023年07月23日
詩の神のやはらかな指秋の水(田中裕明)を好きな句として伝えたところ、この句から芭蕉の「鳥啼く魚の目は泪」を思い出すといわれた。けれど上五が何か、思い出せなかった。
書店の俳句コーナーで見つけて購入。この上五が何かも、いつ詠まれたかも分かり、また、その他の主要な句を読むことができた。「古池や」の句も...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月07日
1ページに一句とその解説
ページに余白もあるせいか、読んでからゆったりと場面や季節を想像しながら俳句を味わうことができる
年代ごとに読み進めるようになっているので、芭蕉の年をとる毎の心境の変化などもわかりやすい
俳句はプレバトで見ていて面白いなと思い始めたレベル、自分で作るわけでもない。
だけれど、...続きを読む