源氏物語とともに王朝文学を代表する珠玉の随筆集。清少納言のたぐいまれな感性により描写された機知にあふれた宮廷生活を、現代語だけでも味わえる好書。初めて古典を読む方のための現代語訳。原文総ふりがな付き。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
Posted by ブクログ 2017年01月26日
清少納言とオンナ友達になり、毎晩、ガールズトークする気分で、楽しく読んだ!/一途に夫にすがり、★「偽りの幸せに」安住しているような女を見ると、鬱陶しく、馬鹿みたいと思える。宮仕えする女は、「擦れっ枯らし」で悪ろきと言う男は、いと憎けれ!宮仕え経験ある女は、★「世の中を知る女」であり、田舎モノ丸出しに...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月05日
原文(書き下し文)と現代語訳が並んでいて、話しの内容を現代語で楽に読みつつ、面白いと思った個所は原文に当たって、言い回しを比べたり、音読したりできる。
学生時代に好きだと思った個所と、今回再読して、同じところを変わらず好きと思った段もあったし、当時はあまり惹かれず今回惹かれた段などもあって面白い。季...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月06日
平安文学の最高峰、枕草子。
古典作品なので、読みづらいのではないかと思いましたが、軽やかな現代訳と解説のおかげで楽しく読むことができました。
平安貴族の暮らしは、もっと堅っ苦しいものだと思っていました。でもこの1冊を読むと、それが自分の思い込みであることを気づかせてくれます。
人々は生き生きとし、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月16日
時の流れは恐ろしい。
同じ日本に暮らす人が書いたものなのに、現代語を読まないと意味がわからない。
これはその時代のドレンド仕様書で、彼女は粋だと思うさまざまな事が書かれている。反面彼女が粋ではないと感じた事や身分の低いものに対してはかなり手厳しい。
人の悪口が楽しいと言ったり、男の人を言葉でやり...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月18日
源氏物語はだいたいどのようなものか分かっているが、枕草子のことをまったくといっていいほど知らなかったので読んでみた。
とても面白かった。
1000年前も現在も人の心理は変わっていないんだなぁととても感慨深かった。
そして清少納言がすごく人間らしく好きだと思った。
ある子供が清少納言の物を壊して...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月18日
教科書以来の枕草子。春はあけぼの~の第一段の美しさに惹かれて、いつかもっと読みたいと思っていた。全段ではないもののこの本に出会ってそれが少し叶った。読んでみてきらきらした才気と言われるが、むしろ鼻持ちならない。同意もあれば不同意もあり。しかし解説にあるようにその時代背景、置かれた立場を考えればそれも...続きを読む
※予約作品はカートに入りません