Posted by ブクログ 2023年07月19日
膨大な古典であるにもかかわらず、謎多い奇書、それが、今昔物語集である。
1120年ごろに成立しているようだが、作者もわからないし、成立時の資料もなく、しかも、600年近くも歴史の闇に眠っていた書なのである。
膨大なライブラリーなのに、その痕跡すら歴史には残っていない。
今は昔 で始まる冒頭、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
芥川龍之介が好きなので、一度は読んでみたかった。
講談社学術文庫に全訳版があるが、読むのに相当苦労しそうだったので、角川文
庫の簡易版にした。
十分楽しめた。
法力で人を殺めたり、チビ学生が力士を投げ飛ばしたり、坊さんが女を抱きたい
がために必死で勉強したり、強盗一味をあっさり切り捨...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月24日
日本古典文学大系や、日本古典文学全集で読めば、全部読める、わけだが、あの漢字片仮名表記の本文に気持ちが萎えること早幾度。
ダイジェストでのおつきあいばかりとなっている。
田辺聖子さんのものは、本朝部を扱っていたと思う。
本書では、やはり本朝部が大半を占めるけれど、天竺部、震旦部からも採録されている...続きを読む
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