【感想・ネタバレ】枕草子 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年04月07日

まず現代語、次に古文、そして解説の順に書かれており、内容そのものを楽しめる。清少納言が何を美しく感じ、何を美しくなく感じたのか、細やかな感性にふれることができる。そしてその感性がとてもおもしろく、かわいい。

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Posted by ブクログ 2015年01月12日

言葉のセンスと洞察力が凄い。
今の時代にも当てはまる内容が多々あるように思う。
初心者なので、現代語訳付きがありがたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年12月27日

NHK TV Jブンガクの2009年6月に紹介がありました。

11世紀の日本文学の代表作。
「春はあけぼの、やうやうしろくなりゆく山ぎは」

日本語よりも、英語の方が内容が分かるかもいしれません。

英語では、The Pillow Bookという名称で、直訳っぽい気もします。

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Posted by ブクログ 2018年02月05日

原文(書き下し文)と現代語訳が並んでいて、話しの内容を現代語で楽に読みつつ、面白いと思った個所は原文に当たって、言い回しを比べたり、音読したりできる。
学生時代に好きだと思った個所と、今回再読して、同じところを変わらず好きと思った段もあったし、当時はあまり惹かれず今回惹かれた段などもあって面白い。季...続きを読む節や自然への想い、好きなモノ、好感を持つものはこんなに昔も今も、変わらない通じるものもあるようで不思議。一条天皇と定子と彰子、道隆と道長、紫式部と清少納言の実際はどんなだったのだろうか?と想像される。

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Posted by ブクログ 2016年08月06日

平安文学の最高峰、枕草子。
古典作品なので、読みづらいのではないかと思いましたが、軽やかな現代訳と解説のおかげで楽しく読むことができました。

平安貴族の暮らしは、もっと堅っ苦しいものだと思っていました。でもこの1冊を読むと、それが自分の思い込みであることを気づかせてくれます。
人々は生き生きとし、...続きを読む現代に生きる私たちと同じだ。人間関係になやみ、美しき自然に酔い痴れ、人との触れ合いを愛する。

一方で特権階級ではなく、平民とされた人たちの暮らしも気になりました。

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Posted by ブクログ 2015年07月16日

時の流れは恐ろしい。
同じ日本に暮らす人が書いたものなのに、現代語を読まないと意味がわからない。

これはその時代のドレンド仕様書で、彼女は粋だと思うさまざまな事が書かれている。反面彼女が粋ではないと感じた事や身分の低いものに対してはかなり手厳しい。

人の悪口が楽しいと言ったり、男の人を言葉でやり...続きを読む込めてにんまりしたり、かなり人間味のある人だったんだなと思わされる。

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Posted by ブクログ 2015年05月18日

源氏物語はだいたいどのようなものか分かっているが、枕草子のことをまったくといっていいほど知らなかったので読んでみた。

とても面白かった。
1000年前も現在も人の心理は変わっていないんだなぁととても感慨深かった。

そして清少納言がすごく人間らしく好きだと思った。

ある子供が清少納言の物を壊して...続きを読むも、微笑みながら叱る親について、「憎い、しっかり注意したいけど親の前だし注意できない。」と書いているのがとても面白い。

現代人だからこそそういう問題があるのかと思えば、1000年前にも同じようなことがあったんだなぁと思った。

そんな日常生活を綴った微笑ましい書物なんだとおもった。

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Posted by ブクログ 2015年03月17日

現代語訳と原文付き。
『枕草子』で描かれるのは、華やかな貴族文化、美しい自然の描写、鋭い人間観察など・・・五感を駆使して自然を味わうような描き方がいいなーと思いますね。

この段が好きです。
ただ過ぎに過ぐるもの。帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。

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Posted by ブクログ 2014年08月18日

教科書以来の枕草子。春はあけぼの~の第一段の美しさに惹かれて、いつかもっと読みたいと思っていた。全段ではないもののこの本に出会ってそれが少し叶った。読んでみてきらきらした才気と言われるが、むしろ鼻持ちならない。同意もあれば不同意もあり。しかし解説にあるようにその時代背景、置かれた立場を考えればそれも...続きを読むあるかと。まして世の中に出すつもりもなく書かれたものならばなおさら。学生時代にこういう書かれた背景も教えてもらっていたのだろうか。記憶にない。
現代語訳を読み、その後原文を筆ペンで筆写した。そうすると内容もより理解でき字もうまくなって一石二鳥だったかと。書くことが楽しかった。
このビギナーズ・クラシックスシリーズは何をとってもいつになってもビギナーズな私にとってうれしいシリーズだ。より深くのきっかけになればいいが、とりあえず雑学が少し増える。

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Posted by ブクログ 2014年01月01日

表紙も綺麗なので思わず購入。なんだかんだで枕草子3冊持ってる。でもこれはかなり内容がわかりやすくて好き。

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Posted by ブクログ 2012年12月17日

面白かったです。
清少納言のサバつき具合がいいですねー。
オトメなところもありつつ、ガンガン毒を吐いてます。
五月蠅いガキとそれをほったらかしにする親は、どんな時代もむかつくものですな。

12.12.14

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Posted by ブクログ 2013年11月21日

いとをかし。美しい日本を感じます。

読みやすい現代語訳と原文、解説がセットになっていて、スイスイ読み進めることができます。入門には"ビギナーズ・クラシックス"シリーズは助かるなと思いました。


読み始めてからだいぶ時間が経っているから、前半の記憶が曖昧だけど……
私のお気に入...続きを読むりの段は138段「ヤマブキの花びら‐殿などおはしまさで後」→中宮定子さまの清少納言への信頼とか、2人の間の友情の深さとかが感じられました。
あと「世の中で一番嫌なのは」はすごく共感!1000年前と人間の考えることって変わっていないな〜と思いました。

「うた恋い」(漫画)を読んでいたので、清少納言の周りのことが少しわかっていて、枕草子に登場する人物や小話が理解できました。

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Posted by ブクログ 2011年11月25日

古文の言い回しを見る前に、現代文で説明してあるので、拒否反応が和らぐのかもしれませんね。古文に馴染みが無くても読める本です。昔の文化で解りにくいものは絵で補ってあったりする点も初心者にはお勧めです。

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Posted by ブクログ 2011年09月26日

清少納言の情緒溢れる文体が素敵でした。昔の人も感じる事は同じなんだなぁと思いました。明るく輝かしい定子時代が書かれている一方、不幸な出来事については触れていない。その分、この作品が際立って見えるし、清少納言のカリスマ性が光っていて良いなぁとしみじみ思いました。

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

日常の愚痴やあるあるネタを平安貴族の方も楽しんでたのかと思うと親近感が湧く。でもやっぱり令和の庶民に比べてお上品でいらっしゃる。

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Posted by ブクログ 2022年10月16日

正確に書くと星3.5。
枕草子は小学生の頃以来で内容もあまり覚えていなかったので読み返してみた。
私はやはり一番有名な『春はあけぼの…』が好きだと思った。あれが一番情景を理解できる。
このシリーズは解説が面白いものが多く好きだ。他のも読んでみたいと思う。

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Posted by ブクログ 2022年09月17日

正直で痛烈で細やかな観察と機転。
素敵だな。

本当にいつの時代でも人の気持ちの移ろいとその理由は同じなのかもしれないと思う。時代のせいではなく、追ってほしくて追ってくれなくて、とか笑

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Posted by ブクログ 2022年01月12日

読みやすくてよい。原文は飛ばして、現代語訳と注釈のみだったけど、面白かった。1000年前でも人間模様はおんなじ!と思えて。

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Posted by ブクログ 2020年10月13日

おもしろかった

学生の時以来の枕草子
読んでて情景が浮かんできて 楽しく読めた

たまには こういう本を読み返すのもいい

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Posted by ブクログ 2019年11月10日


中学校高校以来、第一段「春は曙」に触れる機会がたまたまあったので、よし、全段読んでみよう!ということになり。全部で二八四段ほどあり、かなりのボリューム。特に「ものづくし」の段が好きです。1000年の時を経ても人間の感性は案外変わってないのかな…と「をかし」な気分に。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年11月05日

今年、色々な有名人が亡くなったが、1番衝撃を受けたのはさくらももこ。ちびまる子ちゃんが始まったのは小学生の時で、そこら中で丸尾のマネをみんながして、青ざめたときの顔に斜線が入る事を擬音で表現して、もちろんおどるポンポコリンも誰もが歌えた。ちびまる子ちゃんを見ると、今でもそういう教室の風景を思い出す。...続きを読むさくらももこはまだまだ若い方だと思っていたので、そういう郷愁みたいなものと相まって、死ぬということが一番遠くにあるような作品の作者が死んだことの衝撃は大きかった。いろんな、追悼文を読む中で、さくらももこの作文を読んだ学校の先生が現代の清少納言と評したという文章に出会い、枕草子は古文を習って以来読んだことがないが、追悼の意味を込めて読んでみた。ところどころ、というか、多くは文化の背景への無理解からよくわからないところがある。これが果たしていい文章なのかはわからない。今のエッセイを読む感覚で読んではダメだと思う。ただ、ところどころ今の人と同じような感覚を持っていたんだなと感じることができ、歴史ではない、その時生きていた人の生臭さが漂い、それがおもしろい。清少納言が宮中に仕えたのは彼女が生きたと言われている60年間の中でほんの数年らしい。宮仕えの後はだいぶ貧しい生活をしていたらしい。その数年の間で、たまたま仕えていた人からもらった紙の束に書き散らかしたものが、枕草子で、それがたまたま世に出たようだ。そのほんの数年間たまたま書いていた物が、1000年の時を越えて今読めるということの事実に果てしないロマンを感じる。それが感じられただけでも読んでよかったように思う。人は1000年くらいじゃたいして考えは変わらないという人間の小ささ。変わるのは文化だけだという、大きな器が違うかどうかだけの世界でああだこうだ言いながら一生懸命生きている人間の愛らしさが好きになる1冊。徒然草でも読んでみようかな。

なんにせよ、さくらももこ、この人が年をとっておばあさんになって、そして何を書くのか、それが読みたかったな。

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Posted by ブクログ 2018年01月13日

中年も終わる頃になり始めて読みました。全く個人的な「好き、嫌いなコト」が書かれた本だと知って少し驚きです。それぞれはあまり共感できるものは少なかったです。平成の中年男性と平安の若い女性とのギャップかもしれません。

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Posted by ブクログ 2017年01月07日

春は、曙。
夏は、夜。
秋は、夕暮れ。
冬は、早朝(つとめて)。

『枕草子』は約300の章段からなり、おおよそ次の3つに分けられる。
①類聚(るいじゅ)的章段:連想による羅列。「鳥は…」「すさまじきもの」
②随想的章段:類聚的章段に感想を交えたもの。
③日記的章段

清少納言によるあとがきがあった...続きを読むとは意外。そして、もともとは人に見せるつもりはなくただ思いついたことを書き連ねていたら、思いがけず世に出てしまった、という経緯を語っているのがおもしろい。

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Posted by ブクログ 2015年12月07日

好きなものや嫌いなもの綺麗なものなど羅列している文や、日常で起きた日記だったり、この時代のひとが考える定義などがわかり、今と考え方はそんなに変わらないと読んで知りました。

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Posted by ブクログ 2014年07月13日

なんとなく購入。千年も昔の人が「小さい子がハイハイをして小さなゴミをみつけてこちらに見せたりするのってかわいい」など言っていて、私と同じ感覚を持っていることが妙にうれしかったなと。この本を手放すことにしましたが、それは共感できないところも多いから。1000年前だからね。なんというか、「枕草子」という...続きを読む「古典文学を読んでいる私」を感じていたくてなかなか捨てられなかったのかも。

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Posted by ブクログ 2013年11月06日

女性の姦しい感じや清少納言の面倒くさそうな感じが今のOLの世界にも通じているような感じかした。女性ではないので実際はどうだが分からないが、今も昔もかわらないなぁ。

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Posted by ブクログ 2013年07月23日

教科書で習った程度しか知らない世界。そのほかの段も、清少納言の性格がぶれない感じで面白かった。ただ後半はだれる。何を言いたいのかわからない段も増えてくる。単なる日記・メモ帳のたぐいだなあと思う。豆知識が途中途中にはさまれ、参考になった。

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Posted by ブクログ 2013年02月26日

枕草子のいわゆる入門書。現代語訳のあとに原文が記載されており、また主要な章が抜粋されているため、初心者でも読みやすく、清少納言の世界観に浸りやすい。
入門書とは言いながら、その時代における基礎知識がなければ少し読みにくいような部分もあるが、現代と感覚が共通しているような部分も随所に感じられ、意外な印...続きを読む象を受けた。

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Posted by ブクログ 2012年08月04日

清少納言の日常の思いが連なった作品、「枕草子」

本書はその有名部分や、比較的共感しやすいところを掻い摘んで、説明文と現代語訳を読みながら枕草子に触れられる本。
「大きにてよきもの 家。」って書いてあるのを読んだ時は思わず笑った。清少納言さんも意外と現金なのね。

古典は学生時代、苦手科目だったので...続きを読む、10年も経ってこうして枕草子という本を手に取ると、感慨深いものです。

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Posted by ブクログ 2012年03月18日

枕草子の現代語訳と本文が載っている本。
すらすら読める現代語訳とそのあとに本文が載っているので、響きも楽しめる。
解説も少々。
枕草子すべてではないけど、たくさんの話が載っていて面白いです。
ビギナーズとあるように、現代語訳をよみつつ、古典の響きも楽しみたい人へ。

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