国内文学の検索結果

  • 全国川柳作家集 有鄰
    NEW

    全国川柳作家集 有鄰

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する、全国川柳作家集シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を一冊ずつ刻む記念シリーズ。 「有鄰」の書名に込められた、人と人との縁を大切にする著者の人生観が全編に息づく。川柳えんぴつ高岡の会会長、川柳えんぴつ社事務局長として地域川柳界を牽引する林進の句集。日々の暮らしから社会問題までを自在に詠み分ける力量は円熟の域に達し、その作品には長年培われた人間理解と豊かな詩情があふれる。平明にして味わい深い表現で、読者を句の世界へ誘う一冊である。 ●収録作品より やんわりと泥を吐かせる妻の笑み フクシマに和らぐ日々はありません 月とじゃれあう露天風呂 満選不要でもポイント欲しく無駄を買う かぐやと歩く夢がある
  • 全国川柳作家集 君だって花だ
    NEW

    全国川柳作家集 君だって花だ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する、全国川柳作家集シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を一冊ずつ刻む記念シリーズ。 眼科医として地域医療に携わる傍ら、川柳の研鑽を重ねる玉井浩子の句集。日常の一場面から心の深層、さらには科学や医療の最前線までを自在に詠み込む豊かな想像力と繊細な感性が光る。ときにユーモラスに、ときに鋭く人間の本質へ迫りながら、著者の向けるまなざしは人にも自然にも分け隔てなく優しい。読者の心にそっと寄り添う、伸びやかな言葉の花束である。 ●収録作品より 君だって花だがんばれネギ坊主 千年杉の身の上話聞いてみる 転がった荷物追いかけ君と会う 食べてよとこれ見よがしの桃のパフェ 君は知らない私の中の暴風雨
  • 全国川柳作家集 人生の詩
    NEW

    全国川柳作家集 人生の詩

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。 退職後に川柳を始め、長年にわたり句作を続けてきた著者の第5句集。老いの実感や身体の変化、夫婦の情、忘れがたい記憶、季節の風景まで、暮らしの一場面を温かな眼差しで描き出す。笑いと寂しさ、過去と現在を行き来しながら、人生の余韻をしみじみと伝える一冊。 ●収録作品より 草むしりできる老後にある至福 歯が無ぇと騒ぐ入れ歯の入れ忘れ この指に止まってくれてありがとう 鈴蘭の静かに揺れて風の音 自粛して気怠い連休の暮らし
  • 全国川柳作家集 風だって
    NEW

    全国川柳作家集 風だって

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。 特別支援学校や小学校の校長を務めた著者が、病と向き合いながら川柳を詠み続ける句集。孤独、家族、記憶、老い、故郷など、人生の折々に感じたことを、静かなユーモアと深い思索で詠み上げる。何処から来て何処へ向かうのかという問いを胸に、風のように自由な視線で世界を見つめた一冊。 ●収録作品より 会いたい人に会いに行く また何か始めたくなる空の色 本当はひとりぼっちが大きらい 缶蹴りの音も昭和に置いてきた 窓開けてそっと自分を入れ換える
  • 月刊「潮」2026年11月号
    NEW

    月刊「潮」2026年11月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年11月号 主な内容 【特別企画】 AIと生きる時代の「人間力」 「身体性」と「共感力」が人間という存在の本質。  山極壽一 師弟関係こそが「学び」を起動させる。  内田 樹 AIはどこまでいっても“道具”にすぎない。  田口善弘 AIで医療は変わる? カギは「国民の意識」。  奥 真也 【特集】 自由・安心・平和を守る政治とは 法理解の欠如が生んだ「国旗損壊罪」の問題。  松宮孝明 「信頼」に基づく医療データ共有のために。  黒田知宏 「社会保障ゲーム」で学ぶセーフティネットの仕組み。  横山北斗 「非核三原則」見直しは、百害あって一利なし。  三山秀昭 【新連載小説】 赤じい七十五騎  今村翔吾 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「第二の開学─通信教育」篇(1) 日中関係の未来と「中道」のこれから。  伊佐進一 徹底した現場主義で公明党は熊本の復興に尽くしていく。  秋野公造 【シリーズ】 ニッポンの問題点 日本の男女格差――その根深さと変化の兆し。 長野智子 VS 田原総一朗 【人間探訪】 茂木健一郎 【特別インタビュー】 西川美和 【好評連載】 シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/中国「世界遺産」 塚本青史/他 その他
  • ある夫婦の声 島尾敏雄『死の棘』と戦後文学の時間
    NEW

    ある夫婦の声 島尾敏雄『死の棘』と戦後文学の時間

    小説・文芸
    -
    1巻1,485円 (税込)
    連作短編の組み直しや草稿、また蔵書をも手がかりに、『死の棘』の物語を編み上げている作家と戦後文学の時間を復元する。
  • もう1通のサンクスレター【前編】 あのとき伝えられなかった想い、今だからいえる想い
    NEW

    もう1通のサンクスレター

    小説・文芸
    -
    1巻693円 (税込)
    「もう1通」のサンクスレターは、人生に希望、喜び、感動を与えてくれた、人、出来事、体験への感謝を綴る 「サンクスレター」を書いたこと、もらったことはありますか? 誰かあげたい人はいますか? 「もう1通」のサンクスレターは、少し特別です。それは、心に深く刻まれた人との出会い、忘れることのできない出来事、人生を変えた体験が綴られています。 それぞれの人生に希望を、喜びを、そして感動を与えてくれた物語を、あなたに――。 【目次】 「祈る涙」の御礼…佐藤 毅 イタリアに恋して…藤﨑 萌 ドレッシング王子と呼ばれて…阿波宏典 お腹の傷跡は…荻野泰弘 ジョンQ…高橋美加 太田先生…高橋美加 父との普通の毎日…野村祐香クリスティジョンソン 捨てられないもの…横山由宇人 悪くないじゃん、私…相馬萌花 ミセスと、コーラと、ドナーカードと…中里妙奈 まだ履けていないスパイク…向笠哲司 ぐるぐる…ハンセン陽子 オーストラリアの地で…才川須美 人と人のつながりで〝走る〟…高木光嗣 それぞれの人生を…村田里美・仮名 妻が教えてくれたこと…倉岡一樹 20年目のありがとう…鳥越裕美子 【著者】 はる書房編集部 YOUHEI 1994年生まれ 2000年「YAMATE美術セミナー」に通いはじめる2008年初個展。その後は3年ごとに開催 2012年 絵本『鯖和(さばわ)急便』を出版(はる書房) 2022年「横浜ラポール美術展」出品。以来毎年参加 現在、就労支援施設に通いながら週1回美術セミナー、月1回ラポール上大岡絵画の広場で絵を描いている
  • 万葉集のつまみ食い
    NEW

    万葉集のつまみ食い

    小説・文芸
    -
    1巻1,672円 (税込)
    千三百年前の歌には、まだ聞かれぬ声がある。 著者の原文に忠実な読みと解釈が、詠み手の息づかいを鮮やかに浮かび上がらせる。 一首一首を深く味わい直し、新しい万葉の世界へ誘う一冊。 万葉集は、遠い古典である前に、古代の人々が思いを託した生きた言葉だった。 本書では、枕詞や旧訓、漢字の読みを丁寧に問い直し、従来とは異なる解釈の可能性を探っていく。 読み比べるほどに、歌人たちの笑い、恋、嘆き、祈りが、今を生きる私たちの心にも響いてくる。

    試し読み

    フォロー
  • 午前二時のチャンギ空港
    NEW

    午前二時のチャンギ空港

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    11歳の夏、山間の村を夏季合宿で訪れたトモは、まばゆい存在感を放つ少女に出会い、惹かれていくが・・・・・・(「優しくない友達」)。 アニメの聖地巡礼のため、バイト先の娘・ぶっちゃんとイタリアを旅する大学生のさや。アクシデントだらけの珍道中で二人が目撃するのは――(「わたしとぶっちゃんと、黒い奇跡」)。 バリ島で開かれる、絶交してしまった親友の結婚式。かつての親友の祖母・百合子さんとの出会いをきっかけに、美波は思いがけず式場へ同行することに(「通り雨」)ほか全5篇を収録。 『レペゼン母』『キッチン・セラピー』などで注目の新鋭が贈る、女性同士の友情と人生を、色とりどりの〈旅〉を通して描きだす5つの物語。 ◆著者プロフィール 宇野 碧(うの・あおい) 1983年神戸生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。2022年『レペゼン母』で第16回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。著書に『キッチン・セラピー』『繭の中の街』『アンダーザスキン』がある。
  • 辻邦生電子全集 13巻 未完小説『フーシェ革命暦』ほか
    NEW

    辻邦生電子全集 13巻 未完小説『フーシェ革命暦』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    激動のフランス革命の中を生き抜いた謀略政治家、ジョゼフ・フーシェの生涯を題材にした長篇歴史小説と関連エッセイ6篇を収録。 フランス革命~ナポレオン時代にかけて暗躍し、「カメレオン」「変節漢」とも評された稀代の謀略政治家ジョゼフ・フーシェ(1759 -1820年)の一代記として、「文學界」1978年1月号から「別冊文藝春秋」1993年夏号まで、断続的に連載された作品『フーシェ革命暦』 。 革命前夜~1789年7月14日のバスティーユ襲撃に至る過程を中心として、バスティーユ襲撃後の「女たちの行進」までで終わり、その後のフーシェが本格的な政治家として活躍する時代は描かれず、未完小説として単行本化された。 流謫の地トリエステで晩年のフーシェが自らの生涯を手記として回想する形式で描かれた本作は、修道院付属学校の田舎教師から革命の権力闘争の渦中へ身を投じ、冷徹な現実主義をもって激動の時代を生き抜いていく姿を通して、革命期の社会の底流と人間心理を重厚かつ緻密に描き出している。つまり、「フランス革命を背景に、後に権力の裏側を操る政治家となるフーシェが、どのように形成されていったのかを描いた歴史小説」として、「革命そのもの」よりも、革命を観察し、人間の心理や権力の動きを読み取っていく若きフーシェにかなり重点が置かれているのである。本作以外には、「間奏曲『フーシェ革命暦』」等の関連エッセイ6篇も収録。解説は、歴史学者で学習院大学名誉教授・福井憲彦氏が担当。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 東京人の堕落時代
    NEW

    東京人の堕落時代

    小説・文芸
    -
    1巻1,089円 (税込)
    夢野久作は『九州日報』記者時代,関東大震災直後の東京を取材し,一年後の東京を再訪した.「東京人の堕落時代」は単なるルポに留まらず,地方の視点から関東大震災後のショックドクトリンを破天荒な文体で炙り出す.混迷の時代に読まれるべき作品.「街頭から見た新東京の裏面(抄)」も収録.「夢野久作」誕生前夜の混沌がここに!

    試し読み

    フォロー
  • 川柳句集 羅針盤 ――ためらいの先へ
    NEW

    川柳句集 羅針盤 ――ためらいの先へ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    著者は川柳・俳句・短歌の垣根を軽やかに越え、ボーダレスに創作活動を展開する短詩型表現愛好家。『羅針盤――ためらいの先へ』は、「川柳とは何か」という問いへの答えではなく、問い続けるための小さな方向感覚を手渡す一冊である。 著者は川柳を、人間と向き合うための「構え」や「態度」と捉え、全72句にその視線を一貫して注いでいる。生きていく中で個人の輪郭が失われていくような違和感や不条理を、身近な物や身体感覚へとそっと置き換える比喩が鮮やかである。 1句1ページの構成がもたらす豊かな余白は、読み手を結論へ急がせず、ふと立ち止まって自分の現在地を確かめる時間を育んでくれる。そんな静かな問いに満ちた句集である。 ●収録作品より 二行目の日記に潜む嘘ひとつ 朝礼で行方不明の一人称 そっと舟押し出すように友の通夜 ポケットに手垢のついた羅針盤 ただ風の気配を待っている余白
  • 川柳句集 百歳の笑み(改訂版)
    NEW

    川柳句集 百歳の笑み(改訂版)

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    岐阜を拠点に活動する著者が、40年もの長い年月をかけて磨き上げた480句を収録した「百歳の笑み」に加筆修正した改訂版。 「斜光のなかで」「招き猫」「野鳥のしらべ」「へのへのもへじ」の4章構成。割り箸を割る音、新刊を開く感触といった何気ない日常の一コマ、また見落とされがちな季節の移ろいや小さな感動が、著者の研ぎ澄まされた感性で丁寧に拾い上げられている。重くなりがちな「老い」のテーマさえ軽やかなユーモアへと昇華させる著者の視点は、同世代には深い共感を、若い世代には生きる勇気を与えてくれる。本質を捉える確かな眼力で、現代社会の矛盾や世相を軽やかに突く時事川柳も魅力的である。 本書の全編を通じて流れているのは、著者が人生で導き出した川柳賛歌と「生」の肯定である。ページを繰るごとに川柳への親しみが深まり、読者の心を解きほぐすに違いない。巻末の『句集のおわりに』では、著者が長年培った作句の手ほどきを公開している。「想像力を刺激する余白を残すこと」「難しい言葉よりも、誰にでも伝わる言葉を」などの川柳哲学は、これから川柳を始める人へのやさしい指標となり足元を明るく照らすだろう。川柳のエッセンスが凝縮されているため、時間のない現代人にもピッタリである。老若男女問わず、人生の同伴者として繰り返し読みたくなる一書。 割り箸の軽く馳走のする香り 新刊のミリッと本を開く良さ 百歳を祝う写真に笑むばかり 日めくりの大吉らしき明日透けて 封切らず旨い酒だと自慢する 百生きりゃ百の苦労も笑いだす 寝る前に感謝を込めて消す明かり
  • 全国川柳作家集 ムンクよ
    NEW

    全国川柳作家集 ムンクよ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。 数々の川柳大会で入賞を重ねる実力作家であり、青森県を拠点とする「おかじょうき川柳社」代表を務める、むさしの句集。既成の川柳の枠にとどまらない奔放な発想力で、日常の身体感覚、雪国の風景、原発、戦争など幅広いテーマを自在に詠む。ミサイルやウルトラマンなど多彩な句材を軽やかに取り込み、現実と幻想の境を揺さぶりながら、新しい川柳の可能性を鮮やかに示す一冊である。 ●収録作品より ムンクよ写楽よカモメは空のどこで死ぬ 白鳥もミサイルも飛ぶ青い空 生きていることも錯覚なのですね 前例がなんだ雪ダルマは走る ミサイルはいらない桃をひとつくれ
  • 全国川柳作家集 心織・心耕
    NEW

    全国川柳作家集 心織・心耕

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。 熊本県を拠点に活動する村上和巳の句集。自己の内面を「経糸」、社会との関わりを「緯糸」として、人生、病、老い、家族、死、戦争、平和までを十七音に織り込む。哲学や文学の気配、日常の言葉、時事へのまなざしを交差させながら、巧みな比喩と知的なユーモアで、人間と時代のありようを浮かび上がらせる一冊である。 ●収録作品より 夕焼けが私好みの色に焼け 生きようと思う理由がたんとある 風が舞う火が舞う阿蘇は時も舞う 女々しいが雄々しい戦より平和 許すという鮮やかな敵討ち
  • 全国川柳作家集 猫のシッポ
    NEW

    全国川柳作家集 猫のシッポ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。 北海道を拠点に活動する鈴木厚子の句集。心象風景としての月や雪、夫婦、愛猫、老いと長寿まで、暮らしの実感を幅広く詠む。女の本音と可笑しみをまっすぐにすくい上げる語り口には、北の大地の風を思わせる軽やかな気風と、タフでしなやかな行動力が息づく。歩んできた人生を軽やかに受け止め、猫のシッポのように凜と前を向く一冊である。 ●収録作品より お静かにゆるーり沈むカフェの椅子 月光を浴びた水から語り出す 空気になれず他人になれずまだ夫婦 モンローウォーク猫のシッポがピンと立ち 生きてます笑っています泣いてます
  • 全国川柳作家集 原色の過去
    NEW

    全国川柳作家集 原色の過去

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。 北海道を活動拠点とする沼澤閑の句集。原発、核、戦争、温暖化、難民など現代社会の危機を見据え、政治や制度の矛盾を川柳ならではの穿ちで浮かび上がらせる。散歩、読書、孫、猫、食卓といった暮らしの細部にも温かな目を配り、過去の記憶と今の時代を鮮やかに照らし出す一冊である。作者自身による代表句の音声も収録。 ●収録作品より 蠢く原発主語のない責任 今日もまた森林火災温暖化 ちちをかえせははをかえせ八月忌 ガザの火をプーチン小手をかざし見る お互いの笑顔が薬老いふたり
  • 全国川柳作家集 魔のボレロ
    NEW

    全国川柳作家集 魔のボレロ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。 稲沢ひろせの句集は、恋の熱情や嫉妬、孤独を率直に見つめ、女性の内面に揺れる情念を鮮やかに詠み上げる。年齢を重ねる実感、病や死、復興、戦争、地球環境にも目を向けながら、魔女、ボレロ、月、酒などの印象的なモチーフを自在に配し、愛と生の危うさを、現代を生きる女性の感性でしなやかに大胆に刻む。 ●収録作品より 日常を捨てておいでと魔のボレロ 一途な恋静かに狂う薄月夜 どん底で光って見えたのは希望 復興の街で未来と巡り合う 病む地球CTスキャンしてみるか
  • 全国川柳作家集 こころの調べ
    NEW

    全国川柳作家集 こころの調べ

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。 川柳界で活躍の幅を広げている千葉県在住の渡辺柳山の第2句集。川柳と音楽と映像を愛する著者は、その鋭い感受性で、人の心の揺れや家族の情景、環境問題から政治、戦争まで幅広い題材を自在に詠む。人への温かな視線を忘れず、日常の機微と時代の空気を五七五に映し出す句集である。作者自身による代表句の音声も収録。 ●収録作品より 七夕の願いごとまで五七五 川柳の学び尽くせぬ奥深さ 今日もまた森林火災温暖化 一目惚れ鼓動高鳴り不整脈 笑うたび世界が少し丸くなる
  • 全国川柳作家集 道楽川柳
    NEW

    全国川柳作家集 道楽川柳

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。作者自身による代表句の音声も収録。 ふといしうたに句集には、占い、散歩、食事、読書、ラジオ、ピアノなど多彩な日々の楽しみを題材に、肩の力を抜いて生きることの大切さや生きる知恵が詠まれている。出版や作句活動、健康、暮らしの備えにも目を向けながら、小さな習慣や楽しみを日々の味わいへと変えていく視線が、実感的にユーモラスに表現されている。作者自身による代表句の音声も収録。 ●収録作品より 千円の靴履き後悔しています 更新が止まると調子くるう日々 貯金して自著の上梓が生きがいに 読書する間静かなレア喫茶 健康が目的長生きは手段
  • 全国川柳作家集 50点満点
    NEW

    全国川柳作家集 50点満点

    小説・文芸
    -
    全1巻880円 (税込)
    月刊『川柳マガジン』300号を記念して刊行する「全国川柳作家集」シリーズ。川柳界を牽引してきた重鎮から、明日を担う次世代の俊英まで、現代川柳の多彩な担い手が一堂に会する。人間と社会、日々の喜怒哀楽を映す十七音から、作家それぞれの歩み、個性、時代へのまなざしが立ち上がる。川柳270年の歴史を受け継ぎながら、新たな表現へ向かう現代作家の現在地を刻む記念シリーズ。 群馬県出身で看護の学びと勤めの経験を持つ伊藤正美は、心身の不調に向き合う中での実感を、薬の名や検査、病院の風景に託して詠む。痛みや不安を抱えながらも、社会問題、国際問題を織り交ぜながら、生活の手触りを十七音に刻む。周りの大切な人たち、そして自分自身への感謝を忘れずに、医療へのまなざしを通じて、「乱世」を軽やかに詠み上げる。 ●収録作品より 神様にお願いをするマグミット 仙骨の地下鉄走る練り辛子 アレジオン恋人繋ぎ止めました 夕焼けのドグマチールの明日は晴れ 水無月のオレの味方はワークマン
  • 太宰治との七年間
    NEW

    太宰治との七年間

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,287円 (税込)
    太宰が愛し信頼した弟子による鮮烈なる記録 野原一夫編集担当の名著57年ぶりの復刊 『互いの個性が切り結び合うドラマ 師弟愛とヒューマニズムが一貫』安藤宏 「いろいろと人の悪口も言ひたい。安心してそれを言へる相手は、誰も無いんだよ。お前の夢を見た夜もある。」(太宰が堤に宛てた書簡より) 「苦しいことがあったら、三鷹の奥で、下手な作家が、下手な小説を、うんうん苦しんでかいていることを思い出してくれたまえ。ひどい失敗ばかりしている、罪の兄貴がいると思えば、気持ちのなぐさまることもあるだろう」(堤と初対面時の太宰の言葉) 「戦後、太宰が名声の確立を代償に失っていったものが堤には直感できていたのかもしれない」 安藤宏 「残念なことをしたな。もう八年早く、お前と知り合っていたら」と太宰に言わしめた愛弟子・堤重久。ふたり並走した鮮烈なる季節の記憶を反芻し、活き活きと語り行動する師・太宰の姿を描き出す。堤が提供した実弟・康久の日記が『正義と微笑』の着想を齎したことでも知られる。師との出会い、やり取りから多くの人間関係、恋、酒、別れまで。貴重な記録を57年ぶりに復刊。 解説:安藤宏 【目次】 初対面の感動 先輩と山岸さん 酒中の文学論 後輩と亀井さん 「斜陽」の女性 武蔵野と銀座 開戦の日 三鷹の一夜 プロポーズ 甲府に遊ぶ 裂かれた恋 奥多摩の壮行会 入隊と除隊 熱海と三保 戦争末期 津軽・三鷹通信 再会と訣別 あとがき 解説 “三鷹サロン”の優等生 安藤宏
  • 夜の太鼓 新版
    NEW

    夜の太鼓 新版

    小説・文芸
    -
    1巻968円 (税込)
    こころが騒いで眠れぬ夜に―― 「生活」を続けるすべての人に贈るエッセイ 「私の住居は六畳一間に四畳半ほどのキッチンとやら。そのキッチンの棚、卓上、椅子も一つだけを残し、すべて印刷物の占領下にある。」長く家族を養った先で、ついに手にした自分の部屋での自分の暮し。生きる限りは鼓動が続く。傷の記憶も世の不合理も消えずとも、人と話し、ものを食べ、地を歩き、故郷とかつての日々をおもう。戦火をくぐって時代に臨んだ詩人の名随筆集。 解説 蜂飼耳 カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン) カバー画 いぬいかずと 【目次】 Ⅰ 花いちもんめ 時の名称/しつけ糸/会社をやめたら/絵柄人柄/雪谷/気になったことふたつ 他 Ⅱ その角の向うに 運動会の空/籠の鳥/美顔/冬の案山子/梅が咲きました/子供一同/一粒の米も、私も 他 Ⅲ 松崎 「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」の頃/自作について/私の名前/思い出が着ている/悲しみと同量の喜び/伊豆と私 他 あとがき/文庫版あとがき/解説 蜂飼耳
  • おしゃれ童子(乙女の本棚)
    NEW

    おしゃれ童子(乙女の本棚)

    小説・文芸
    -
    1巻2,475円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *この電子書籍に対応した全音源はリットーミュージックのウェブサイトから無料でダウンロードできます。 人気シリーズ「乙女の本棚」第56弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・ウミ乃のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 「瀟洒、典雅。」少年の美学の一切は、それに尽きていました。 少年時代からおしゃれに強い興味を抱いていた男。彼は自らの美学をどんなときも貫き、夢中に生きようとする。 太宰治の名作が、一瞬で目が釘付けになるような美しさを備えた作品で話題を呼び本シリーズでは『断食芸人』を担当するイラストレーター・ウミ乃によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 青木淳悟初期作品コレクション
    NEW

    青木淳悟初期作品コレクション

    小説・文芸
    -
    1巻3,190円 (税込)
    デビュー作刊行から20年、入手困難が続いていた『四十日と四十夜のメルヘン』ほか初期の傑作群を収める決定版の作品集。 「四十日と四十夜のメルヘン」はたとえば私にも、ほかの読者にも、まだ見たことのないような小説を書きたいと動かす力を持つ、書かれて20年経ったいまだに見たことのない小説なのである。250枚に満たない「四十日―」はまるで何千頁もの大長編に匹敵するスケールを持っているし、そのスケールのままこの枚数であることの面白さも詰まっている。――町屋良平(小説家) 「バイト帰りの電車で読み始めたが最後、そのまま終えることができなくなり、布団の上に正座して朝まで読み耽ることになりました。ヤバいものを読まされてしまった。徹夜など滅多にしないのに、化け物に心臓を取られたような興奮と睡眠不足で手の震えが止まらなくなっていました」(伊藤亜紗さん/解説より) 「なんなんだこれはと思いながら、それでも私らがなぜか読めてしまっているとき、青木も私らも含めた人々はみな、見たことのない「わたし」に、それが依拠するフィクショナルな資料(としてのまさにこの「小説」)に、疑いようのない実在感とともに遭遇している」(山本浩貴さん/解説より) 【目次】 四十日と四十夜のメルヘン 四十日と四十夜のメルヘン クレーターのほとりで いい子は家で いい子は家で ふるさと以外のことは知らない 市街地の家 このあいだ東京でね さようなら、またいつか このあいだ東京でね TOKYO SMART DRIVER 障壁 夜の目撃談 ワンス・アポン・ア・タイム 日付の数だけ言葉が 東京か、埼玉──家と創作ノートと注釈── 私のいない高校 私のいない高校 解説 私の止まり木 伊藤亜紗 日記と小説に挟まった資料(materials) 山本浩貴(いぬのせなか座) あとがき(今回のメルヘン修正について) 【著者】 青木淳悟 1979 年埼玉生。2003 年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005 年、同作と「クレーターのほとりで」を収めた『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012 年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。著書に『男一代之改革』、『学校の近くの家』、電子書籍『激越!! プロ野球県聞録』などがある。
  • 歌枕と景物辞典
    NEW

    歌枕と景物辞典

    小説・文芸
    -
    1巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌枕は和歌によまれた地名およびそれに準じたものをさしていいます。この歌枕の多くには、歌枕を印象的に表わす「景物」、つま りその歌枕と結びつく事物や風物がよみ合わせられています。「住吉」と言えば、景物は「松」。「桂」と言えば「月」という関係です。当時のよみ人たちは歌枕地を訪れたことがなくても、共通の風景が心に浮かんでいたことでしょう。本書では「歌枕」と対応する「景物など」、また地名をよみ込み歌枕として成立させた「証歌」を紹介します。これらを知れば、取り合わせや銘の参考、また画題 や工芸品の題材など、創造活動をする人たちの絶好のヒントになるはずです。
  • 万葉集

    万葉集

    小説・文芸
    -
    1巻1,320円 (税込)
    日本最古の歌集、全約4500首から厳選した350首が、現代語訳で蘇る! 土地や自然への思い、恋、親子の情、暮しを詠む万葉びとの言葉は現代人の胸に沁み、心を抉る。秀歌に触れたい人、歴史的・地理的背景を学びたい人、歌に秘められた習俗や信仰まで知りたい人、いずれもこれ一冊で堪能でき、原歌の味わいを生かした新訳を各歌に付された「鑑賞メモ」とともに読むことで作品理解が進む。「基礎知識」と文学地図、目的別索引つき!
  • 月刊「潮」2026年10月号

    月刊「潮」2026年10月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年10月号 主な内容 【特別企画】 災害大国ニッポンの「備え」を問う 「熊本地震」と「南海トラフ地震」はどう関連するか。  鎌田浩毅 「いつの間にか備わっている」フェーズフリーという発想。  佐藤唯行 ペット防災の本質は「平時の過ごし方」にある。  冨士岡 剛 能登半島地震の教訓と「防災庁」創設の意義。  中川宏昌 【ルポ】 熊本地震――再びの災禍に見舞われた現場へ。  粟野仁雄 【特集】 人生後半を豊かにする「終活」 「クオリティ・オブ・デス」から人生を考える。  樋野興夫 後悔しない選択で「幸齢期」を楽しく生きよう。  和田秀樹 生前整理の本質は“これからの人生”を元気に暮らす準備。  上東丙唆祥 人生のバトンを確実につなぐ「ライフリレー」。  黒澤史津乃 【連載】平成の回廊――創価学会と日本社会 昭和の左右対立のはざまで――貧困と戦争を越える対話。  與那覇 潤 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 〈識者の声〉篇 核ミサイル発射台を残した沖縄研修道場の価値。  仲地 清 【特集】 課題山積の高市政権 「防衛費増額」の財源を冷静に議論せよ。  佐藤主光 巨大与党の驕りと死角――高市国会をどう見るか。  吉田 徹 「国民の総意」なき皇室典範改正の危うさ。  原 武史 【新連載小説】 赤じい七十五騎  今村翔吾 【対談】 桑野和泉 VS 篠原文也 地域の魅力を未来へつなぐ観光のかたち。 【人間探訪】 イッセー尾形 【ルポ】 アルゼンチン紀行――軍事政権下のW杯と母たちの行進。  山口由美 【ルポ】 ブーゲンビリアと「もうひとつの沖縄戦」。  澤宮 優 三一年ぶりの大相撲パリ公演観戦記。  フローラン・ダバディ その他
  • 僕はひとりで 夜がひろがる ――立原道造 全詩+物語

    僕はひとりで 夜がひろがる ――立原道造 全詩+物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,177円 (税込)
    孤独な魂が夢見た永遠 重ねた透明なことば 生前に発表した全ての詩と物語三篇を網羅する 決定版作品集 「私らの夢はどこにめぐるのであらう/ひそかに しかしいたいたしく/その日も あの日も賢いしづかさに?」(「晩き日の夕べに」より)。24歳と8か月という若さで生涯を閉じた詩人・立原道造。「いま」と「ここ」にはないものへむけて夢見られ、構築された透明なことばたち。他にないその瑞々しさが、今もなお輝き続ける永遠の詩人でもある。本書は生前に発表されたすべての詩と物語3篇を収め、決定版と呼べる作品集になる。
  • 印象・スケッチ

    印象・スケッチ

    小説・文芸
    -
    1巻1,870円 (税込)
    好意も性愛もその喪失も 地球上でずっとくり返されてきたことで、 誰もがみなワンオブゼムであるのだ。 ――江國香織氏(書評より抜粋) 砂浜で出会った言葉の通じぬ異郷の二人。 共に陸の上を夢見る海藻と一匹の魚。 資源の少ない島内を旅しながら生計を立てる宝石拾いと真珠採り。 湖の対岸の大きな山に想いを寄せる小さな山。 人と人、生物と生物、自然と自然。 一対一の関係のなかで交わされ、育まれる「好意」という感情。 目に見えぬその内実をゆたかな言葉で描き出した、 芥川賞作家によるかつてない恋愛小説集。 生まれ持った寿命が大きく異なる二人の恋をつぶさに写し取る「大差螺旋のスケッチ」を収録。 【著者略歴】 井戸川射子(いどがわ・いこ) 1987年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。2018年に第一詩集『する、されるユートピア』を私家版にて発行。19年に同詩集で第24回中原中也賞、21年に小説集『ここはとても速い川』で第43回野間文芸新人賞、23年に『この世の喜びよ』で第168回芥川龍之介賞、25年に『無形』で第75回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞、同年、第10回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞。他の著作として、詩集に『中座を横から見たscene』、小説に『曇りなく常に良く』『移動そのもの』『私的応答』『舞う砂も道の実り』などがある。
  • 泡

    泡

    小説・文芸
    -
    1巻2,475円 (税込)
    飲食店で働く〈しゅう〉は、恋人〈アカリ〉と、雑居ビル最上階のプレハブで暮らしている。彼女の様子が最近おかしいことに気づいた〈しゅう〉が思い切って理由を訊いてみると、まったく想像していなかったような、衝撃的な答えが返ってくる。〈しゅう〉は大きなショックを受けるが、その後も謎めいた〈アカリ〉の行動を必死に追っていく。すると、さらに思いがけない展開へと結びついていき・・・・・・。 大都市の片隅で真摯に生きる二人を描いた、待望の長編小説。 【著者略歴】 辻仁成(つじ・ひとなり) 東京都生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。作家・詩人・画家・ミュージシャン・映画監督と幅広いジャンルで活躍している。1997年「海峡の光」で第116回芥川賞、1999年『白仏』の仏語版Le Bouddha blancでフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『オキーフの恋人 オズワルドの追憶』『日付変更線』『父Mon Pere』『十年後の恋』『パリ情景 動かぬ時の扉―Vision de Paris―』他、著書多数。
  • 織田作之助コレクション

    織田作之助コレクション

    小説・文芸
    -
    1巻1,177円 (税込)
    男女、放浪、人情、孤独、デカダンス、そして死―― 文庫未収録作品多数収録 戦中戦後を駆け抜け、散った 無頼派作家の魅力とエッセンス 「織田の笑い顔は私たちを元気づける。勇気づける。 実は厳しい視線を交えて地上を丸ごと肯定する。 ほんで、どないすんねんと、問いかけるように。」(編者解説より) 【収録作】 ひとりすまう/探し人/写真の人/立志伝/家風/航路/許嫁/大人の童話/事始め/婦人/周囲/訪問客/見世物/奇妙な手記/饗宴/冴子の外泊/影絵/死神 ああこの女は身投げするに違いない──南紀白浜で遭遇した奇妙な関係の男女をめぐる心理を描いた小説第一作「ひとりすまう」、急死した一度会ったきりの許嫁のもとに駆け付ける二十歳の女性を通して人情と運命の厳しさを描く「許嫁」など全十八編。徹底して生を肯定し、戦中戦後を疾走した無頼派・織田作の新たな魅力を堪能できる、文庫未収録作品を中心とした傑作集。 編者解説 重里徹也
  • 誰も語らなかった中原中也

    誰も語らなかった中原中也

    小説・文芸
    -
    1巻1,400円 (税込)
    中原中也の葉書と肖像写真が発見された。宛先は宮崎県東臼杵郡東郷村、高森文夫。「君がゐなくなって僕は全く淋しいことだ」。中也がこの若き友に語った心の懊悩とは。没後半世紀以上を経て明かされた、詩人の知られざる素顔とは。中原中也が高森文夫に出会ったのは昭和六年雪降る宵であった。以後二人の友情の蜜月時代が始まり、中也はたびたび孤独の胸の内を友に語っている。一方で、宮本武蔵の「独行道」、本居宣長『直毘霊』を探求し、さらには芭蕉の生き様に思いを馳せていた。高森へ独自の取材を試みた著者が、求道者としての中也像を浮き彫りにしている。中也は宮本武蔵が剣一筋で生きたように、詩一筋に真剣勝負で短い生涯を生きたのだ。また、中也と小林秀雄との交友はよく知られているが、小林の記念碑的集大成『本居宣長』にも、若き日の詩人との交流が糸をひいていたように思われてならない、と著者は語る。生誕百年目に際し、新説を大胆に唱えた渾身の評伝。
  • 辻邦生電子全集 12巻 戯曲・空想冒険小説・パロディ『ユリアと魔法の都』『睡蓮の午後』ほか

    辻邦生電子全集 12巻 戯曲・空想冒険小説・パロディ『ユリアと魔法の都』『睡蓮の午後』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    児童文学作品『ユリアと魔法の都』、オマージュ短篇集『睡蓮の午後』等の小説11作品と戯曲3作、関連エッセイ21作を収録。 辻邦生の作品中、稀有な児童文学作品『ユリアと魔法の都』、著名作家へのオマージュ短篇集『睡蓮の午後』、ユーモアと社会風刺に満ちた『天使の鼓笛隊』、花を媒介にした抒情的な掌篇集『十二の花物語』等の意欲的な小説11作品に、『祝典喜劇 ポセイドン仮面祭』等の戯曲3作、関連エッセイ21作を収録。 『ユリアと魔法の都』は、1971年に筑摩書房から書き下ろし作品として発表された辻邦生唯一の童話(児童文学)。夏休みに祖父を訪ねるため汽車で旅に出た主人公の少年ユリアは、汽車が不思議な世界へ迷い込み、「魔法の都」で数々の幻想的な出来事を体験する、夢と現実が自然に溶け合う物語。 『睡蓮の午後』は、1990年に福武書店刊行された連作短篇集で、辻が敬愛していたジャン・コクトーやトーマス・マン等の作品を出発点に、自らの豊かな想像力で新しい物語へと作り替えた12篇から成る実験的な作品集である。 ほかに単行本『天使の鼓笛隊』『もうひとつの夜へ』『夜ひらく』『十二の花物語』、短篇「献身」「叢林の果て」「円形劇場から」「神さまの四人の娘」「黄昏の古都物語」と、戯曲『祝典喜劇 ポセイドン仮面祭』『即興喜劇 天使たちが街をゆく』「『岬にて』ラジオ劇のためのテキスト」と、関連エッセイ21作も収録。 解説は、英文学者で津田塾大学英語英文学科教授・早川敦子氏が担当。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • もう一度出会う 教科書の泣ける名作

    もう一度出会う 教科書の泣ける名作

    小説・文芸
    -
    1巻990円 (税込)
    教科書で出会った物語は、時を経て読み返してみると、新たな発見や感動があります。たとえば、物語の背景となる時代のことや、当時は読み解くことができなかった主人公以外の登場人物の気持ちなど。そんな懐かしく新しい物語に出会いませんか?
  • 先生が終わらない

    先生が終わらない

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    週6日の練習で、目指せ全国大会! ――部活動って、そんなに頑張らないとダメですか? 部活動の顧問≒タダ働き、にもかかわらず、 学校の先生は「子供達のために」今日も残業地獄。 中高生とその親世代から、いま最も信頼される著者が、 教育現場の理想と現実に迫る、学校変革小説! 都内の公立中学校で、ひとりの音楽教師が過労死した。 働き方改革の命を受け、教育庁から赴任した新校長が掲げたのは、 「定時帰り」「部活動廃止」「完全週休二日制」。 同僚の訃報に「次は私かも」と怯える、英語教師の亜梨子。 勉強で負けても、部活では私立中に勝ちたいバレー部部長の一花。 子供達の青春の場を守ろうと、使命感に駆られる保護者会会長の優佳。 それぞれの立場から「学校」のあるべき姿を見つめ直す、再生の物語。 【著者略歴】 額賀澪(ぬかが・みお) 1990年茨城県生れ。2015年に『屋上のウインドノーツ』で松本清張賞を、『ヒトリコ』で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。「タスキメシ」シリーズ、「転職の魔王様」シリーズ、『天才望遠鏡』『さよならの保険金』『恋するブタハナ』『1冊目に読みたい小説の書き方の教科書』など著書多数。
  • 地の果て、砂の祈り

    地の果て、砂の祈り

    小説・文芸
    3.7
    1巻2,090円 (税込)
    台湾出身で日本で暮らす思云(しうん)は、ひと月前に別れた恋人りさと共にエジプトを訪れる。手配がキャンセルできず、交際が終わった記念としての観光旅行だった。二人は、別れの原因となった事柄について言葉を交わすのだが・・・・・・(「地の果て、砂の祈り」)。 台湾に住む清猗(チンイー)と永真(ヨンジェン)は、小学生のとき一緒にRPGゲーム〈仙剣奇侠伝〉に熱中していた。大学生となった二人は、ミャンマー出身のツァイリーと三人でアパートを借りることに。卒業後、清猗と、ジーリーと名前を変えた永真は、それぞれに日本に向かった。そして、祖国に戻ったツァイリーと連絡が途切れたことをきっかけに再会し・・・・・・(「東京奇侠伝」)。 アイデンティティをめぐる思索と実践、恋愛と友情の多様なかたちを芥川賞作家が描く、連作中編小説。 【著者略歴】 李琴峰(り・ことみ) 1989年、台湾生まれ。作家・翻訳家。2013年来日。早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了。2017年、『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。2021年、『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨文部科学大臣新人賞、『彼岸花が咲く島』で第165回芥川龍之介賞を受賞。2026年、『日本語からの祝福、日本語への祝福』で第15回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。著書に『星月夜』『生を祝う』『言霊の幸う国で』『シドニーの虹に誘われて』『月を見に行こうよ』他。
  • あいつも誰かに殺される

    あいつも誰かに殺される

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    「お前の望みどおりタナトスの影が覆い、鈴木健三には無残な死が訪れるであろう」。 SNSアプリ「リアリズム」に投稿された呪詛に死神からの予告が返信された。誰もがいたずらと思った矢先、実際に鈴木健三がビルから転落し、死亡。現場には投稿された呪詛画像のプリントアウトが貼られていた。この大胆な殺人事件に世間は沸騰。「リアリズム」内には殺害を依頼する投稿があふれかえった。25歳の女性会社員、静岡県の中年男性教師、イラストレーター・・・・・・都や県の垣根を越えて無作為に人間が殺されていく。殺害方法は様々でも、いずれも投稿画像が傍らに添えられていた。犯人は同一か、複数か。模倣犯は含まれていないのか。一課の警部補・虹ヶ谷礼太郎と女性刑事・音羽沙織は、翻弄されながらも粘り強く捜査を続けるが、事件の範囲は拡大を続けるばかりで――。 ラストの衝撃まで目が離せない。 著者プロフィール 1981年京都府生まれ。2014年『闇に香る嘘』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。数々のミステリランキングで高評価を受ける。15年「死は朝、羽ばたく」が日本推理作家協会賞(短編部門)、16年『生還者』が日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補になる。2024年『同姓同名』がビブリオバトル3冠を達成し話題に。著書に『真実の檻』『黙過』『ヴィクトリアン・ホテル』『そして誰かがいなくなる』『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』『ネタバレあり 双紋島の殺人』などがある。
  • 美しい国への旅

    美しい国への旅

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    “濁り”で満ちたこの世界。少年は母の仇討ちと司令官暗殺の旅に出た。この国はガスマスクなしでは外出できないほどの“濁り”で覆われていた。濁りの中心には“あの兵器”の実用化を企む司令官がいる基地があるという。「あいつらを全部、ちゃんと、殺しなさい。」言い遺した母の仇討ちのために旅立った14歳の僕は、道中、司令官を殺しに西へ向かう女兵士ハセガワに出会い、同行することを決意し・・・・・・。訪れ得るこの世界の予言の書ともいうべき、禁断の黙示録。
  • 骸骨ビルの庭 上

    骸骨ビルの庭

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻759円 (税込)
    ここは幸福の庭だ。青年は、通称〈骸骨ビル〉の庭を耕しはじめた。彼はなぜ血のつながりのない孤児たちのために一生を費やそうと決めたのか? 大阪・十三に戦前からある通称「骸骨ビル」。八木沢省三郎は、ビルの住人を立ち退かせる仕事のため、管理人として住み込むことになる。住人たちは、戦後の混乱期にビルのオーナー阿部轍正と、その親友の茂木泰造に育てられた元孤児なのだという。八木沢は一見、風変わりな彼らの話に耳を傾けるうち、骸骨ビルに身を寄せるまでの彼らの苦難の日々と、阿部との間に結ばれた深い絆を知ることになる。
  • 火星の運河(乙女の本棚)

    火星の運河(乙女の本棚)

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,475円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *この電子書籍に対応した全音源はリットーミュージックのウェブサイトから無料でダウンロードできます。 人気シリーズ「乙女の本棚」第55弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 このすばらしい画面には、たった一つ、紅の色が欠けている。 深い森の中をさまよい続ける私。その中央にある沼に辿りついたとき、私は自らの変化に気がついた。 江戸川乱歩の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き本シリーズでは『人魚の嘆き』『ルルとミミ』『鼠』『魚服記』『山月記』『赤とんぼ』を担当するイラストレーター・ねこ助によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 司馬遼太郎と三つの戦争 戊辰・日露・太平洋

    司馬遼太郎と三つの戦争 戊辰・日露・太平洋

    小説・文芸
    4.5
    1巻990円 (税込)
    青い天に浮かぶ一朶の白い雲のみをみつめて坂をのぼっていったこの小さな国が、やがて国民を無謀な戦争にかりたてていった道。 二十一世紀に生きる私たちは、そこからなにを読みとることができるのか。 『花神』『峠』など数多くの作品の舞台となった戊辰戦争、『坂の上の雲』で壮大に描き上げられた日露戦争、そしてついに“書かれなかった”太平洋戦争―近代日本を決定づけた三つの戦争を、司馬遼太郎はどうとらえていたのか。 新聞記者時代から司馬に兄事した筆者が、ジャーナリスト、研究者、さらに若き日の海軍兵学校生徒としての体験をもふまえてたんねんに読み解く。 【著者】青木彰 1926年、東京生まれ。東京大学文学部教育学科卒。49年に産経新聞社入社、教養部長、社会部長、論説委員、大阪・東京両本社編集局長、フジ新聞社社長などを経て、78年から筑波大学現代語・現代文化学系教授。90年、東京情報大学教授。東京新聞客員、朝日新聞紙面審議会会長代理、NHK経営委員、司馬遼太郎記念財団常務理事などを歴任。2003年12月逝去。
  • 大江健三郎を読む 文学と歴史の複眼的視点から

    大江健三郎を読む 文学と歴史の複眼的視点から

    小説・文芸
    -
    1巻1,485円 (税込)
    ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ虐殺、アメリカによるベネズエラ・イランへの攻撃・・・戦後80年が過ぎ、世界はいままた大戦の空気に包まれつつある。日本も例外ではない。大江健三郎は「戦争」と「戦後社会」について発信し続けた作家である。1973年には「新しい戦前」という言葉で核時代の危機を指摘するなど、政治や戦争、世界の欺瞞と向き合ってきた。その大江の作品を文学者・小森陽一と歴史学者・成田龍一が相互の視点から読み解き、戦後体制、日米関係、核、憲法改正といった、現在我々が直面している危機の本質を探る。
  • 捨てた紙、捨てられない紙

    捨てた紙、捨てられない紙

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    なぜか捨てられない、様々な紙への乾いたユーモアと柔らかな愛。現代エッセイの名手による集大成的1冊! 「なんでこんなものまで取ってあるんだよ!」と、過去の自分に対して腹が立つほど、各時代の自分が捨てられずに残してきた紙たちが部屋のあちこちから現れる。どうして捨てられないのだろう……膨大な量の紙を見つめて、改めてそれら一枚一枚に対する思い入れを文字にしてみようと思ったーー(あとがき「捨てた紙」より) 誰もが家のどこかにある〝捨てられない紙〟。そこに浮かび上がるのは、ささやかな日々の記録、今はもうない店や場所、家族や友人との時間……それらを乾いたユーモアと柔らかな愛をたたえた視点で炙り出す珠玉のエッセイ。なんでもないような日常や、旅、酒、店、音楽、そしてあまり語られなかった幼少期や学生時代のこと……。図らずもスズキナオの集大成的な一冊になりました。 【発行元:合同会社和久田書房】 【目次】 【目次】 はじめに ーー捨てられない紙に囲まれて 第一章 なくなった場所の紙 第二章 家族の紙 第三章 自分を思い出す紙 第四章 うれしい紙 第五章 よくわからない紙 捨てた紙 ーーあとがきに代えて 【著者】 スズキナオ 1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 増補新版』『新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く』(以上、太田出版)、『思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる』(新潮社)、古賀及子との共著に『文通 答えのない答え合わせ 』(シカク出版)など多数。人力テクノラップバンド「チミドロ」のメンバーであり、シンガーソングライターbutajiとのユニット「遠い街」など音楽活動も行う。
  • 本当にあった話(の話)

    本当にあった話(の話)

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,000円 (税込)
    映画化が熱望された、文学最前線のカルト作 ふつうの小説に飽き足りない読者へ贈る、小説の最前線のカオス。映画化決定! 実際に起こった「配偶者入れ替え連続殺人事件」の舞台化が、予想のつかないカオスへ突入する。メーターを振り切る笑いと恐怖があなたを襲う、誰も読んだことのない物語。 「妻の機嫌を治すために、男と寝ることになった」という書き出しで始まる奇妙な三角関係を描く「わがままロマンサー」を併録。
  • 月刊「潮」2026年9月号

    月刊「潮」2026年9月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年9月号 主な内容 【特別企画】 物価高時代の生活防衛と政治の責任 “インフレの時代”に求められる政治のあり方。 渡辺 努 地域に根差した「小さな仕事」が定年後の生活を守る。 金澤美冬 物価高の今こそ暮らしの質を高める“前向き節約”を。 和田由貴 【特集】 「平和」をつなぐ次世代の語り手たち 「一人からできる外交」が平和につながる。 川中だいじ 意見の異なる他者の物語に耳を傾ける。 白坂リサ 若者視点で発信する「平和の情報誌」を創刊。 関口 萌 対話と歌でつなぐ、「核廃絶」への願い。 瀬戸麻由 「うちなーぐち」で描く新たな平和の羅針盤。 豊永浩平 「右傾化」に走る同世代に私が語るべきこと。 秀島知永 「核なき世界」の実現を愚直に信じて行動したい。 山西咲和 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【対談】 小川 哲 VS 宮内悠介 争いが絶えない時代に小説が果たす使命とは。 アメリカ覇権の終焉と多極化世界に挑む日本の外交戦略。 中西 寛 拙速な「議員定数削減」は多様な民意を失わせる。 大山礼子 核不拡散条約と非核三原則が示す日本の役割。 河合公明 移民問題解決のカギは公立小学校にあり!? 安田峰俊 【ルポ】 「再審法改正」で冤罪は防げるのか。 粟野仁雄 【シリーズ】 シニアのための生き生き講座 今日から始められる一日一五分の「音読健康法」。 下間都代子 【好評連載】 シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/高島礼子の歴史と美を訪ねて 武川 佑 VS 高島礼子/男の“変さ値” 秋山 仁VS 鎌田 實/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他
  • 辻邦生電子全集 11巻 技巧作品(サスペンス・ミステリー) 『眞晝の海への旅』『黄金の時刻の滴り』ほか

    辻邦生電子全集 11巻 技巧作品(サスペンス・ミステリー) 『眞晝の海への旅』『黄金の時刻の滴り』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    『眞晝の海への旅』を中心に、短編集『黄金の時刻の滴り』や短篇作品8作と関連エッセイ7作も収録。 辻邦生の作品中、サスペンス要素の高い“技巧作品”を集めた。サスペンス長篇『眞晝の海への旅』を中心に、“文学者たちとの幻想的な対話集”ともいえる『黄金の時刻の滴り』や短篇8作、さらに関連エッセイ7作品も収録。 『眞晝の海への旅』は、雑誌「すばる」に1974年から75年にかけて断続的に連載された作品。海洋冒険小説の形をとりながら、人間の理想・自由・共同体・孤独を描いた哲学的な作品で、サスペンス的要素も持つ異色作の一つ。 『黄金の時刻の滴り』は、雑誌「群像」に1991年から93年にかけて連作発表された短篇集で、辻が愛した世界の文学者たち(スタンダール、ゲーテ等)を主人公に据え、実在の人生と想像力を織り交ぜながら、「創作の源泉はどこにあったのか」を探る文学的な幻想小説集である。 他に短篇「洪水の終り」「夜」「風塵」「橋」「ランデルスにて」「秋の朝 光のなかで」「風越峠にて」「白鳥の夜明け」8作と、関連エッセイ7作も収録する。 解説は、文芸評論家・池上冬樹氏が担当。付録として創作メモ、自筆原稿等を収録。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 赤頭巾ちゃん気をつけて 四部作(全)

    赤頭巾ちゃん気をつけて 四部作(全)

    小説・文芸
    -
    1巻3,960円 (税込)
    【1】「赤頭巾ちゃん気をつけて」(第61回芥川賞受賞作) 柔軟な少年の語り口を通じて描かれた、さまよえる若い魂の行方。 機知とユーモアにあふれた青春文学の永遠の名作。 【2】「さよなら快傑黒頭巾」 みんなを幸福にするために、強くやさしく勇気ある男になるために、薫クンはいま何をなすべきか。 シリーズ第二作。 【3】「白鳥の歌なんか聞えない」 死にゆくもの滅びゆくものを前に、ふとたじろぐ若い魂。早春のきらめきの中に揺れる、切ないほど静かで不思議に激しい恋の物語。 シリーズ第三作。 【4】「ぼくの大好きな青髭」 若者の夢が世界を動かす時代は終ったのか。 月ロケット成功の熱気渦巻く新宿を舞台に、現代の青春の運命を鮮かに描く四部作完結編。
  • 与謝野晶子 火の色の歌人

    与謝野晶子 火の色の歌人

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    畏れ気もなく恋の心情を綴った『みだれ髪』から陰翳深き後年の作まで,稀代の歌人・与謝野晶子のすごさと面白さはどこにあるのか.晶子は『源氏物語』の現代語訳や社会評論など,多方面に才能を開花させたが,何より詩歌こそが「生活の全的表現」であった.実作者ならではの視点からその歌と生涯を読み,「詩と真実」に迫る.

    試し読み

    フォロー
  • 汽笛、聞こえる

    汽笛、聞こえる

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,870円 (税込)
    辛い過去を抱え故郷を去り、奉公先である新潟静修学校に辿り着いたナカ。尋常小学校を出た後、家庭の事情などで進学を諦めた人たちのために開かれた私塾だが、幼い弟妹を働く親に代わって世話する生徒が多かった。そんな生徒たちのために子守をするのがナカの仕事だった。自らの過去を重ね合わせ、次第に子供たちと打ち解け、存在意義を見つけていく。やがて生徒以外にも子を預ける親が増え、校長の赤澤鍾美は託児所を「付設子守室」とした。しかし、幼稚園として独立しなければ違法だと官吏から忠告を受ける。それには学費を上げなければ続けることが出来ず、本当の意味でここにいる者たちを救うことにはならない。苦渋の決断を迫られたナカと鍾美がとった策とは――。 日本で最初の保育施設、現・赤沢保育園誕生の軌跡を描いた物語。 【著者略歴】 佐藤雫(さとう・しずく) 1988年、香川県生まれ。2019年「言の葉は、残りて」(「海の匂い」改題)で第32回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『さざなみの彼方』『白蕾記』『花散るまえに』『行成想歌』『残光そこにありて』がある。
  • ノー・ファンタジー

    ノー・ファンタジー

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    人はファンタジーがないと生きていけない。 会社を売った男、離婚歴のあるシングルマザー、AIスタートアップの出口を見つめる男、FXで生活する元証券マン、都市伝説の買取屋、婚約者が送ってきた座標を追う男、血の繋がらない父になろうとする小説家――。 清潔に、合理的に、機械的に、正しく整えられていく世界で、それでも人間の内側には、幻影、共感、リスク、下品さ、毒、そして物語が残り続ける。現実を直視しようとする者たちは、現実だけでは生きられないことに触れていく。 中心のない時代の東京を起点に、彷徨う孤独な男女と、たしかな救いを描いた傑作。 【著者略歴】 上田岳弘(うえだ・たかひろ) 1979年兵庫県生まれ。2013年「太陽」で第45回新潮新人賞を受賞しデビュー。15年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞、18年『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞、19年「ニムロッド」で第160回芥川龍之介賞、22年「旅のない」で第46回川端康成文学賞、24年『最愛の』で第30回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に『異郷の友人』『キュー』『引力の欠落』『K+ICO』『多頭獣の話』『関係のないこと』などがある。
  • アクリル

    アクリル

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    人はみな、「幸せな物語」のための材料でしかない。 YO!YO!学園の霧谷ビョルン永劫。 金髪の三つ編みを垂らしたヨーヨーバトラー。 それが僕の妻・美幸の「推し」だ。 付き合って3年、33歳で結婚した卓郎と美幸。 妊活を始めた矢先、卓郎の無精子症が発覚する。 子を持たずに幸せを手に入れようと約束した二人だったが、 ある日、美幸が「推し」の霧谷ビョルン永劫のアクリルスタンドを購入。 以降ビョルンのアクスタは、食卓に、枕元に、職場の打ち合わせに、旅先に、美幸が行くあらゆる場所に伴われるようになり・・・・・・。 「推し活」を通じて、現代人の孤独とグロテスクな欲望を容赦なく描く、 ノンストップ・アクスタ小説! 【著者略歴】 井上荒野(いのうえ・あれの) 1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞を、08年『切羽へ』で第139回直木賞を、11年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞を、16年『赤へ』で第29回柴田錬三郎賞を、18年『その話は今日はやめておきましょう』で第35回織田作之助賞を受賞。著書多数。
  • 古典文学史の和と漢 受容と変容

    古典文学史の和と漢 受容と変容

    小説・文芸
    -
    1巻14,300円 (税込)
    日本の古典文学は,中国の詩文から新しい表現と思想をどのように得てきたか,また得たものをいかに我が身と心に合わせて変えてきたか.その受容と変容のさまをたどることによって,「からごころ」を受けとめる主体としてあった日本語と日本文学の伝統を明らかにする.『歌と詩のあいだ』に続く著者畢生の和漢比較文学論考.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

    試し読み

    フォロー
  • 怪しい古典文学 日本の美しい怪異の世界

    怪しい古典文学 日本の美しい怪異の世界

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    著名な古典文学作品には、この世のものではない超常的な存在、怨霊や鬼、妖怪が登場します。本書は怪異研究家の朝里樹先生と『源氏物語』『今昔物語集』から江戸の読本まで、数ある文学作品にひそむ怪しいものたちの影を追う一冊。
  • 日本王・「徐福のリアル」から、記紀(日本書紀、古事記)の日本神話を読み解きます。

    日本王・「徐福のリアル」から、記紀(日本書紀、古事記)の日本神話を読み解きます。

    小説・文芸
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本神話に潜む“リアル”を、自然科学と論理の視点から読み解く。 本書は、著者が長年にわたり考察してきた古代史物語のダイジェスト版。 日本書紀・古事記・魏志倭人伝をもとに、北極星の高度や稲の遺伝子解析など、客観的データを手がかりに神話の真相を探る。 弥生人=徐福集団、そして彼らこそがイザナギ・イザナミであった――。 大胆かつ論理的な仮説が、神話と史実の境界を揺さぶる一冊。
  • 唐十郎傑作戯曲集

    唐十郎傑作戯曲集

    小説・文芸
    -
    1巻1,925円 (税込)
    もっと毒を!もっと混乱を! 日本の沙翁(シェイクスピア)が、めくるめく世界を描いた『吸血姫』ほか、 『秘密の花園』『ジャガーの眼』『ビニールの城』の、戯曲4作品が甦る。 1960年代からカウンターカルチャーを牽引した唐十郎。現代演劇の革新は彼なくしては語れない。幻想、深い闇、哄笑に満ちた作品群と「紅テント」での上演スタイルは、いまなお後進戯作者に多大な影響を与えている。そのポリフォニーな世界に接してきた編者が推す名品『吸血姫』『秘密の花園』『ジャガーの眼』『ビニールの城』を収録! 【目次】 『吸血姫』 『秘密の花園』 『ジャガーの眼』 『ビニールの城』 解説 久保井研
  • 軽やかに齢を重ねる Aging with a light step

    軽やかに齢を重ねる Aging with a light step

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ポスト団塊世代の医師が紡ぎ出す、旅・音楽・日常のエッセイ集。 人生を、ゆっくり下ってゆく。 年を重ねることを、嘆くのではなく、楽しみに変える。 「上り坂ではないけれど、下り坂のスピードは少し緩めてみたい」 ――そんな言葉に、未来を生きる力が宿る。 身近な草花の観察、故郷山口県周南市大津島の魚雷発射場跡や、城巡りの途上で出会った土井晩翠や滝廉太郎の足跡、母子健康手帳にまつわるガーナ人とのエピソード、往年のアイドル歌手のコンサートに行った話など。 6度目の干支を迎えた医療人として市井の人として、人生の妙味や歴史探求、文学散策を綴ります。 【目次】 はじめに 第一章 四季を愛で、歴史を探求する 第一節 晩冬から盛夏へ、花と島をめぐって 第二節 「荒城の月」を巡る旅、そして冬暮れの「宮城」にて 第三節 北国に思いを馳せる 第二章 伝える・考える・生きる〜医療人の視点 【パート1】言葉の向こうに見えるもの 第一節 医療の人間模様 第二節 医療に潜む不確実性〜キャッチコピーに惑わされないで〜 第三節 今を生きる若者たちにも刺さる言葉か? 第四節 医の目で読み解く「言い伝え」 【パート2】医療人の現在地 第一節 これまでの歩み、今の自分 第二節 わが道を、われらの道へ〜My wayへの歩み 第三節 自身の今を見つめる 第三章 人生の妙味——いくつかの縁、時を超えて響くもの 第一節 セピア色の時代が結ぶ縁 第二節 時計と時が刻む思い出 第三節 半世紀をこえて、未来に響く青春の旋律 余章 AIとの対話、その先へ 【著者】 松田義雄 1954年、山口県生まれ。山口県立徳山高校、鹿児島大学医学部卒業。医学博士。専門は周産期医学。鹿児島市立病院産婦人科入局後、東京女子医科大学医学部産婦人科学教授、母子総合医療センター母体・胎児科長などを経て現在、聖マリアンナ医科大学臨床教授、東京医療保健大学臨床教授ほか。著書に『Day by Day』シリーズ全4冊、『妊婦診療ガイダンス 新米ママの妊娠・出産の?疑問に答える本』など多数。
  • けむりを吐かぬ煙突(乙女の本棚)

    けむりを吐かぬ煙突(乙女の本棚)

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,475円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第54弾は、文豪・夢野久作×イラストレーター・寿なし子のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 未亡人の美しさが見る見る年月を逆行し始めたのは、その頃からの事であった。 新聞記者の「私」は、奇妙な煙突のある家に住む未亡人を追っていた。しかし彼女の秘密は、想像を遥かに超えるものであった......。 夢野久作の名作が、想像力を掻き立て物語を深く考えてしまうような作品が話題を呼び、本シリーズでは江戸川乱歩『赤い部屋』を担当するイラストレーター・寿なし子によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • ツィゴイネルワイゼン

    ツィゴイネルワイゼン

    小説・文芸
    -
    1巻1,881円 (税込)
    映画『ツィゴイネルワイゼン』の原作「サラサーテの盤」をはじめ、小説・随筆23作品を精選。「文豪怪異シリーズ」第15弾!
  • おもちゃの指輪がほしいねん

    おもちゃの指輪がほしいねん

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,815円 (税込)
    間違いない。 こいつ、やっとるわ。 「あなたを知りたい、どうしても」 失恋をきっかけに保安員、いわゆる万引きGメンとして働き出したアカリ。 捕捉率No.1の生きる伝説、タカエ師匠の教えを胸に、日夜、スーパーに現れる万引き犯たちを捕まえていく。信じられないことが山ほど起きる現場で奮闘するうち、いつしか若手保安員のホープとなったアカリだが、ある日、運命の人、カオルさんに出会う――。 万引きGメン アカリの恋。 演劇界・文学界ともに注目の新鋭による最新小説! 【著者略歴】 ピンク地底人3号(ぴんくちていじんさんごう) 1982年生まれ。同志社大学文学部文化学科美学芸術学専攻卒業。劇作家・演出家。2019年「鎖骨に天使が眠っている」で第24回劇作家協会新人戯曲賞受賞。2022年「華指1832」で第66回岸田國士戯曲賞最終候補。初の小説『カンザキさん』で第47回野間新人賞受賞。2026年「明日を落としても」で第29回鶴屋南北戯曲賞受賞。
  • 風車と巨人

    風車と巨人

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,640円 (税込)
    彼女は、真実を撮っているつもりだった。 「不老因子」の発見で脚光を浴びるがん研究者・嘉山宗弘。 彼を追う人気ドキュメンタリー番組「十一時の肖像」の撮影を始めた三田紗矢子は、やがて嘉山の成果の根幹を揺るがす研究不正疑惑に辿り着く。 否定する大学と告発する医師で証言は食い違う。 それでもカメラを回し続けるなかで、疑いは次第に“真実”の輪郭を帯びていく。 疑いを抱いたまま切り取られた世界は、どこまで現実なのか。 記録と虚構の境界が静かに崩れていく――。 【著者略歴】 岩井圭也 いわい・けいや 1987年生まれ、大阪府出身。北海道大学大学院農学院修了。2018年『永遠についての証明』で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー。多彩なジャンルの作品を発表しており、近著に『サバイブ!』『真珠配列』『あしたの肖像』『拳の声が聞こえるか』がある。
  • 月刊「潮」2026年8月号

    月刊「潮」2026年8月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年8月号 主な内容 【特別企画】 暮らしと国のかたちを立て直す 円安と物価高を克服して日本経済が成長する道。  熊谷亮丸 “次世代への投資”を求める有権者の新たな姿。  橋本 努 安定的な皇位継承のために熟議を尽くせ。  河西秀哉 ナフサ不足――今そこにある生活と産業の危機。  境野春彦 【てい談】 私たちはなぜ「中道」から選挙に出たのか。 河野有里子 VS 反田麻理 VS 中原翔太 【特集】 原爆の記憶を次世代へつなぐ 被爆した医師として核兵器の「非人道性」を長崎から世界に訴える。  朝長万左男 「原爆投下候補地」から見る戦争体験者なき時代の“継承”。  鈴木裕貴 【連載】平成の回廊──創価学会と日本社会 平成の夜明け前――時代は「われら」から「ぼくら」へ。  與那覇 潤 「闇バイト」に巻き込まれない方法。  廣末 登 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【人間探訪】 萩本欽一 失敗や挫折があっても「今は運を貯めてるんだ」と思ってきた。 鳥の言葉に耳を澄ませばこの世界はもっと面白い。  鈴木俊貴 井上尚弥 VS 中谷潤人観戦記 極限の攻防が紡いだ伝説――二人の魂が共鳴した至高の12R。  天野純希 【新連載小説】 明治大正カウガール  河崎秋子 【シリーズ】 ニッポンの問題点 激論!朝生40年 ド~する?!テレビとニュース番組。 渡辺宜嗣 VS 田原総一朗 【好評連載】 男の“変さ値” 秋山 仁 VS 鎌田 實/シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/高島礼子の歴史と美を訪ねて 佐藤賢一 VS 高島礼子/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他
  • 夜の恩寵

    夜の恩寵

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,145円 (税込)
    夢のなかで生まれたものは、夢のなかに還っていく。 「カリスマ」をテーマに描き出される五つの物語。 故郷の父親からの電話で三年ぶりに帰った俺を待っていたのは、相変わらず若々しい継母の姿だったが――(「神馬に乗る女」)。他、夢見の力(予知夢)がある祖母をもつ未千が、二十一歳の誕生日に高熱に浮かされて以降、それまで見ることのなかった夢を見るようになる「胡蝶」や、「夢見る家族」「金の糸」「夢の子ども」の全五篇が奏でる、夢をめぐる妖しくも美しい不思議な物語。 その問いに答えてはいけない。決して。 夢か、うつつか、それとも――。 【著者略歴】 三浦しをん(みうら・しをん)1976年東京都生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞受賞。『あの家に暮らす四人の女』(織田作之助賞)、『ののはな通信』(島清恋愛文学賞・河合隼雄物語賞)、『愛なき世界』(日本植物学会賞特別賞)、『墨のゆらめき』『ゆびさきに魔法』等著書多数。『のっけから失礼します』『マナーはいらない 小説の書きかた講座』『しんがりで寝ています』等エッセイも多い。
  • キャッシュとディッシュ

    キャッシュとディッシュ

    小説・文芸
    3.3
    1巻2,200円 (税込)
    話題の文芸新シリーズ[First Archives]第2回配本。 叔父が残した唯一の遺品は、軽くて手ざわりのよい白い皿だった。非正規労働で暮らす男はやがてその力に気づく。購入したモノの代金を返す皿が、男の部屋と人生を変容させていく表題作「キャッシュとディッシュ」。 書籍取次センターで働く男は、春になったら絵の学校へ行くことを支えに冬を越えてゆく。単純労働、屋上の陽光、オートバイ、巨きな女。流れていくコンベヤーの前で抜け出すはずだった時間が過ぎていく群像新人文学賞受賞作「秒速10センチの越冬」。 1997年と2020年、20余年の時を隔てて描かれた、すり減っていく生活、見えない出口、ずらされていく未来、自己責任。失われた30年の閉塞と抵抗を刻み込んだ2編を収録。 形が残らなくなった消費活動の果てには何が残るのか。無駄遣いはただの無駄なのか。貧困と買い物から、生の限界を描く傑作撤退文学。 ──渡辺祐真(作家・書評家) 身につまされる。今までつまされたことのない部分が身につまされる。この身につまされ方には、中身が詰まってる! ──斎藤真理子(翻訳家)
  • 辻邦生電子全集 10巻 新聞連載 『雲の宴』『時の扉』ほか

    辻邦生電子全集 10巻 新聞連載 『雲の宴』『時の扉』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    新聞連載小説『時の扉』『雲の宴』『光の大地』に、信濃毎日新聞への連載コラムを纏めた『辻邦生が見た20世紀末』、時事関連エッセイ19作を収録。 『時の扉』は辻邦生初の新聞小説で、「毎日新聞」に1976年2月25日~1977年2月26日にかけて全300回連載された作品。北海道の町から、一転してシリアに舞台を移し、暗い過去をもつ男女のドラマと、かの地での出来事を絡ませて描かれている。 『雲の宴』は「時の扉」の8年後、「朝日新聞」に1985年9月7日~1987年1月17日に渡って全487回連載された長篇。ミッテラン大統領当選に沸くパリの夜から始まって、東欧、そしてアフリカと、政治的陰謀と愛の物語が展開される。 『光の台地』は「毎日新聞」にて1995年10月1日~1996年3月13日の期間、辻最後の新聞小説として、タヒチのリゾートでのカルト教団と一人の女性の物語を綴っている。 また、辻の晩年、亡くなる直前まで約10年間(1990年8月3日~1999年7月23日)に「信濃毎日新聞」夕刊に連載されたコラム(全433回)は、没後に『辻邦生の見た20世紀末』として纏められた。さらに時事関連および新聞連載関連エッセイ19作品も併せて収録している。 解説は、フランス文学者で東京大学名誉教授・野崎歓氏が担当。付録として創作メモ、自筆原稿等を収録。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 地獄の花 他一篇

    地獄の花 他一篇

    小説・文芸
    4.0
    1巻715円 (税込)
    人類の一面は確かに動物的たるをまぬがれざるなり――外遊前の荷風が,道徳や正義を掲げつつも情欲や権力欲に揺れる人間の本性と社会の裏面を描き出す.初対面の森鴎外から「地獄の花はすでに読みたり」と励まされ,創作欲を高めた荷風の出世作.同時期に執筆された鮮やかな短篇「闇の叫び」も併収.解説=中島国彦

    試し読み

    フォロー
  • 中上健次 路地のビジョン

    中上健次 路地のビジョン

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,056円 (税込)
    戦後生まれで初の芥川賞作家となった中上健次(一九四六―九二).「戦後」と「現代」の狭間を生きた中上は,高度経済成長のもとで(再)開発によって失われゆく路地を執拗に描き続けた.その作品群は変革とレジスタンスへのたゆまぬ意志で満ち溢れている.類まれな想像力で仮設された虚構の時空への,最良の道案内.

    試し読み

    フォロー
  • 不良少年とキリスト(新潮文庫)

    不良少年とキリスト(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    1948年6月13日、太宰治が情死する。逸早く知らせを受けた安吾は、その死に何を見たか。太宰論から文明論に到る圧巻の「不良少年とキリスト」。もうひとりの文学的盟友、織田作之助の喪われた才能を惜しむ「大阪の反逆」。戦後の日本に衝撃を与えた「堕落論」で時代の寵児となった著者絶頂期の、色褪せることのない評論9編。二つの「無頼派座談会」と文庫初となる掌篇小説「復員」を特別収録。
  • 文学ノート 付=15篇

    文学ノート 付=15篇

    小説・文芸
    -
    1巻1,870円 (税込)
    1973年に書き下ろし長篇小説として出版され、その年の野間文芸賞受賞作となった『洪水はわが魂に及び』執筆と並行して、大江健三郎は文芸誌「新潮」1970年12月から1973年8月にかけて6回の「文学ノート」を発表する。これは一般的なイメージでの創作ノートとは大きく異なる、作品を創造することに関する詳細な自己分析の集積である。 また「付=15篇」とされる、最終的に長篇小説『洪水はわが魂に及び』から省かれた細部の15篇は、執筆中の作品と作家にとってどうしても必要な要素であった。 最終稿としての長篇小説、執筆中の作家の意識の詳細な自己分析、執筆途上では作品そのものと作家にとって必要不可欠だった細部、この三者をあわせ読むことで、大江健三郎という稀有な作家の想像力のありよう全体が明瞭となるのである。
  • 月刊「潮」2026年7月号

    月刊「潮」2026年7月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年7月号 主な内容 【特別企画】 政治は私たちの未来を守れるか 右派ポピュリズムに抗い、中道が国民政党になる道。 山口二郎 「核拡散防止条約の守護者」としての日本の役割と責任。 秋山信将 縮む日本に残された「省インフラ」という希望。 根本祐二 【特集】 揺れるアメリカ、これからの世界 なぜアメリカはイランを攻撃したのか――泥沼化の背景を読み解く。 黒田賢治 移民を排斥するアメリカ――トランプが目指す「白人の国」。 矢部 武 【特集】 英雄たちのプレリュード 井上尚弥 VS 中谷潤人 観戦記   対照的な道を歩んだ「二人の天才」――東京ドーム決戦の幕が上がる。 村上宗隆 打球角度「四八度」で描く栄光のアーチ。 横尾弘一 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【対談】 斎藤幸平 VS 真山 仁 “薄氷”に生きる日本人へ――「破綻」を直視する勇気を。 【特別インタビュー】 朝井まかて “民衆の芸術”に魅せられた人々の軌跡を描きたい。 「日高屋」創業者が語る仕事と人生の極意。 神田 正 【シリーズ】 シニアのための生き生き講座 シニアになったら、やりたいことだらけ。時間がいくらあっても足りません(笑) 寺田理恵子 VS 宮崎伸治 【新連載小説】 明治大正カウガール 河崎秋子 【人間探訪】 市毛良枝 「楽しむ天才」だった母の遺伝子を私の中にも見つけていきたい。 【特別インタビュー】 内藤剛志 人はいつだってどこだって勇気をもって、“次の人生”へ踏み出せる! 【ルポ】 大槌の山林火災――わが町の消防団かく闘えり。 粟野仁雄 【好評連載】 シルクロード仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/男の“変さ値” 山崎章郎 VS 鎌田 實/他 その他
  • 事故物件の日本史

    事故物件の日本史

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,045円 (税込)
    ■事故物件を読み解くと…… 古典文学には、住む者に災いをもたらす「凶宅(きょうたく)」がけっこう登場する。『源氏物語』は今で言う事故物件が舞台になっているし、『今昔物語集』『栄花物語』にも、不吉な家や場所が出てくる。また、平賀源内のように、事故物件に関わってしまった歴史上の人物もいる。著者は長年、それらをファイリングしてきたが、奇妙なことに気づく。事故物件で不幸に遭う人がいる一方、大きく運が開ける人もいるのだ。はたして、その違いはどこにあるのか。古代から現代までの事例を紹介しながら、事故物件に秘められた未来へのメッセージを読み解く。一番怖いのは……。 (以下、目次) 第一章  なぜ『源氏物語』の舞台は事故物件ばかりなのか 第二章  そもそも凶宅とは 第三章  凶宅に振り回された人たち 第四章  凶宅で無事に過ごした学者の極意 第五章  家に怪異をもたらす人間とは 第六章  野中の一軒家で恐怖するのは誰か 第七章  人を破滅させる凶宅、福をもたらす凶宅 第八章  平賀源内と凶宅 第九章  連鎖する事故物件……曰く付きの土地という存在 第十章  橋と事故物件 第十一章 事故物件だらけの神社仏閣 第十二章 更地と皿屋敷 第十三章 なぜ凶宅はできるのか? 第十四章 地名に残る事故物件 第十五章 長岡京は事故物件!?……平安京遷都の謎 第十六章 残しておきたい事故物件……未来へのメッセージ
  • 江戸の戯作絵本 1

    江戸の戯作絵本

    小説・文芸
    4.0
    1~4巻1,815~1,925円 (税込)
    徹底的にいじり倒す 一流浮世絵師たちが描いた荒唐無稽なストーリー 杉浦日向子さんも愛読した名アンソロジーを文庫化 過激な政治諷刺からテレビだったら放送できない下ネタまで。自由奔放な江戸黄表紙の世界をご堪能下さい! === 江戸時代の大人の漫画「黄表紙」。その発想力、表現力は、とても250年前とは思えぬ斬新さ。本巻には、黄表紙というジャンルの創始者、恋川春町、朋誠堂喜三二、黄表紙の全盛期をもたらした山東京伝、芝全交らの作品を収録。個々の作品に共通するのは荒唐無稽なストーリーと圧倒的な馬鹿馬鹿しさ。神や仏が遊郭に入り浸り、うどんと蕎麦が薬味を従え、江戸名物の座を争う……。黄表紙は大ベストセラーとなり、もてない男が金に物を言わせて色男の真似事をする『江戸生艶気蒲焼』の主人公・艶二郎の顔は、手ぬぐいの柄にまでなった。傑作として名高いアンソロジーを、図版を撮り直し、全4冊で刊行。 ===
  • 語るに足る、ささやかな人生

    語るに足る、ささやかな人生

    小説・文芸
    -
    1巻2,500円 (税込)
    そこに住んでいる人以外は誰も知らないようなアメリカのスモールタウンを巡る、極上のトラベローグ。 ーそこに住んでいる人以外は誰も知らないようなごく小さな町“スモールタウン”だけをつないで全米を横断する旅に出た。そこで出会った町の人々は、誰もが人生の主人公だった。語るべき内容と信念を人生に持ち、それでいて声の大きな人物はひとりもいなかった。大きな成功よりも小さな平和を、虚栄よりも確実な幸福を、町の住民に自分が役立つ誇りを、彼らは心から望んでいるように見えた。ー 駒沢敏器の名著、待望の復刊! 【目次】 はじめに スモールタウンへようこそ 第一章 夕闇のドライヴイン・シアター|サウスダコタ州ウイナー 第二章 神に見離された場所|サウスダコタ州ウォール 第三章 幽霊の棲む館|ニューヨーク州スプリングヴィル 第四章 温もりの夜の中へ|ウィスコンシン州ダーリントン 第五章 芝生の暴力|イリノイ州ディクソン 第六章 警察に届いた電話|ミネソタ州ウェセカ 第七章 最も素晴らしいスモールタウン|インディアナ州モーガンタウン 第八章 青いトマトのフライ|ミシシッピ州ベルゾーニ 第九章 谷あいの寂しい音|アーカンソー州 マウンテン・ビュー 第十章 ホテル・ブルックリン|アイオワ州ブルックリン 第十一章 赤い荒野のロディオ|テキサス州アンソン 第十二章 夕陽に輝くネオン|ニューメキシコ州ギャラップ 第十三章 さようなら、スモールタウン|アリゾナ州セリグマン↓カリフォルニア州パームスプリングス おわりに 語るに足る、ささやかな人生 解説 【著者】 駒沢敏器 1961年東京都生まれ。雑誌『SWITCH』の編集者を経て、作家・翻訳家に。主な著書は、小説に『人生は彼女の腹筋』(小学館)、『夜はもう明けている』(角川書店)、ノンフィクションに『地球を抱いて眠る』(NHK出版/小学館文庫)、『地球を抱いて眠る』(小学館文庫)、『アメリカのパイを買って帰ろう』(日本経済新聞出版)、翻訳に『空から光が降りてくる』(著:ジェイ・マキナニー/講談社)、『魔空の森 ヘックスウッド』(著:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/小学館)など。2012年逝去。
  • 辻邦生電子全集 9巻 雑誌連載 『樹の声 海の声』ほか

    辻邦生電子全集 9巻 雑誌連載 『樹の声 海の声』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    一般誌に連載された「樹の声 海の声」と「我等のなかの渇いた河」を中心に、関連エッセイ等5篇を収録。 一般誌に連載された「樹の声 海の声」と「我等のなかの渇いた河」を中心に、関連エッセイ等5篇(うち2篇は「樹の声 海の声」の「間奏曲」1、2)を収録。 『樹の声 海の声』は、三部構成の長篇小説で、1978年11月から1981年12月にかけて、文芸誌ではなく一般誌「朝日ジャーナル」に連載された大作で、1982年には朝日新聞社より上中下巻の単行本として出版された。 辻の作品としては珍しく、作品の主人公・逗子咲耶には学習院大学仏文科での辻の同僚で、フランス語会話を担当していたホエツカ夫人という現実のモデルがいる。彼女の定年退職にあたって回顧録を作成する際に、その半生に意を得た辻から、夫人の生涯を素材にした小説を描きたいとの申し出があり、執筆されることになった。 内容は明治後期に生まれ、大正を経て昭和を生きている一人の女性のビルドゥングスロマン(成長小説)であるが、辻の狙いは「女の一生」を書くことに留まらない。彼の日記には、「『樹の声 海の声』は日本の壮大な年代記なのだ」と記されており、日本自体の成長小説も意図されていたのであった。さらに経済誌「エコノミスト」(1972年4月4日号~12月26日号)に連載された小説「我等のなかの渇いた河」(未単行本)と、『樹の声 海の声』関連のエッセイ5篇も収録。 解説は、西洋美術史研究者で学習院大学名誉教授・高橋裕子氏が担当。付録として『樹の声 海の声』創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 註文帳・白鷺

    註文帳・白鷺

    小説・文芸
    3.0
    1巻968円 (税込)
    守り神の鏡と殺し道具の剃刀を結節点に,吉原の男女の複雑な因縁が緻密に構成された「註文帳」.盂蘭盆の夜,雑司ヶ谷を舞台に芸姑小篠の哀切が語られる「白鷺」.花柳小説の傑作2編を収録.鏡花世界を彩る清方・春仙による挿絵も掲載.画文の融合を楽しめる.かなづかいを改め,版面を読みやすく改訂.(解説=吉田昌志)

    試し読み

    フォロー
  • 僕は、そして僕たちはどう生きるか

    僕は,そして僕たちはどう生きるか

    小説・文芸
    -
    1巻2,420円 (税込)
    『君たちはどう生きるか』の主人公にちなんで「コペル」と呼ばれる14歳の僕.連休初日の朝,染織家の叔父ノボちゃんに頼まれて,学校に来なくなった親友ユージンに会いに行くことに.そこから始まるかけがえのない一日の物語.戦争の足音,大人たちの責任,同調圧力…….誰かとともに生きることの意味を,コペルは考え続けてゆく.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

    試し読み

    フォロー
  • テロル

    テロル

    小説・文芸
    3.4
    1巻2,035円 (税込)
    政治と宗教の癒着に対する復讐として、総理を銃撃した狙撃犯。その真実は、社会の底辺で生きる非正規雇用の警備員・三上自身にも力があるという啓示であり、人生を変える契機となった。犯人である松原の思想を理解しようと動き出す三上は、同じく松原に心酔する宗教二世の沼井と出会い、思想の分析と継承を目的とした研究会を起ち上げる。しかし、松原の模倣犯が現れ三上は激しく動揺し、松原の名誉を傷つける「冒涜」ゆえ、危機感を胸に思想の純粋性を守るため、同志を募り、深い理解と実践を目指していくが――。現代日本の苦しみと欺瞞を炙り出す、著者の新機軸。 【著者略歴】 月村了衛(つきむら・りょうえ) 1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第三十四回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会長編および連作短編集部門、2019年に『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『悪の五輪』『対決』『十三夜の焔』『半暮刻』『虚の伽藍』『普通の底』『地上の楽園』ほか。
  • 平安文学の謎を解く

    平安文学の謎を解く

    小説・文芸
    4.5
    1巻2,134円 (税込)
    平安文学についての常識は、調べてみると謎だらけ。小野小町は絶世の美女だったかどうかも、在原業平が東国の放浪の旅をしたのかどうかも謎。紀貫之による『土左日記』は日記でも紀行でもない謎の文章だし、『枕草子』のようなスタイルの随筆は後にも先にも存在しない。『源氏物語』の作者も謎に包まれているし、その作者とされる紫式部の『紫式部日記』の清少納言に向けた悪口も謎に満ちている。こうした謎を解き、平安文学を深く知ることができる、楽しい古典再入門。 【目次】序章 現像を探る/第一章 小野小町とは誰だったか/第二章 在原業平の「東下り」――伊勢物語/第三章 和歌という謎との格闘――土左日記/第四章 「随筆」性の温床――『枕草子』/第五章 紫式部は清少納言の悪口を書いた?――『紫式部日記』/第六章 源氏物語プロジェクト/第七章 「光源氏」という呼称/あとがき/参考文献/人名索引
  • 夫は松田龍平じゃないけれど

    夫は松田龍平じゃないけれど

    小説・文芸
    -
    1巻2,200円 (税込)
    思ったことをそのまま書く。家庭内で王様と呼ばれる歌人・エッセイストの、いきいき元気に考え過ぎる日々。 『せいいっぱいの悪口』『がっこうはじごく』著者、最新エッセイ集--。 野生グマの恐ろしさを実演するため、不意打ちで夫に襲いかかる(いきいき) 家主の吹くオカリナにあわせて踊る(元気に) うれしいな、つまらないな、変だな、死ぬんだな(考えすぎる) 【目次】 はじめに 目をつぶらない あかるい巨大倉庫 なみなみのワイン だぼだぼのパーカー 「夫を松田龍平にしてください」 六つの季節 ほこりまみれの犬 夫の二日酔い なだれるところ 蟹がいる 生き物の気配 いつか死ぬオムライス マイ・マインドフルネス 晴れの日のおかやまへ ボーダーを着て 資さんのかまぼこ スクールバッグの底 祈らなくても来る明日 わたしの好きな夏祭り 一瞬のこと はずかしやりが やわらかい水 あたま抱けば さびしいのは九月 夢みたいやな おしぼりの熱 やわらかい月 [夫婦往復書簡] きのうはたくさん雨が降ったね 笑うもんか あたらしいタイヤ 書かなくなってから 急いでないし ここにいます おわりに 【著者】 堀静香 一九八九年神奈川県生まれ。山口県在住。上智大学文学部哲学科卒業。歌人、エッセイスト。短歌同人「かばん」「西瓜」所属。私立中高一貫校で非常勤講師として国語を教えている。著書にエッセイ集『せいいっぱいの悪口』『がっこうはじごく』(共に百万年書房)、『わからなくても近くにいてよ』(大和書房)、歌集に『みじかい曲』(左右社)がある。第50回現代歌人集会賞受賞。
  • 「文豪とアルケミスト」を本気で考えてみた

    「文豪とアルケミスト」を本気で考えてみた

    小説・文芸
    -
    1巻2,970円 (税込)
    2016年に配信開始され、これまで各界に影響を与えてきた人気ゲーム「文豪とアルケミスト」とそのメディアミックス作品を日本文学・文化研究者がそれぞれの専門分野から本格的に検証した論集。全14章からなり、ゲーム、アニメ、舞台、ノベライズ、朗読、さらにファンの受容、文学館や研究・教育現場との関わりなど多彩な側面からの論考を収録。執筆者:梅沢亜由美、大木志門、掛野剛史、山岸郁子、赤井紀美、今井瞳良、大島丈志、小澤純、影山亮、金子亜由美、構大樹、上牧瀬香、島村輝、芳賀祥子

    試し読み

    フォロー
  • 芥川龍之介あれこれ事典

    芥川龍之介あれこれ事典

    小説・文芸
    -
    1巻3,960円 (税込)
    芥川龍之介の作品や生活に関わる事項を幾つか選び、それらに対する新しい見解を交えながら、同時代の作家や文化現象にも言及する。それらによって芥川龍之介のみならず、大正文化の一端を明らかにしようとする。筆記道具、照明、署名、発表雑誌、出版社などの執筆状況から収入などに及ぶ小説家としてのありようから、生き物、飲食、場所、学校、文化事象など、極めて斬新で多様な視角から芥川文学を捉えようとする試みである。

    試し読み

    フォロー
  • 小説とは何か? 芥川龍之介を読む

    小説とは何か?

    小説・文芸
    -
    1巻5,280円 (税込)
    もっとも有名な純文学賞の名が芥川賞である通り、芥川龍之介は文学の象徴のような位置にいる。しかし彼の作品はそもそも小説なのかと当時から疑われ続けてきたのであり、むしろ小説の安定性を脅かす危険な存在でもあった。本書は小説という制度を疑い、そうした懐疑を文学的リソースとしていった芥川作品を解き明かすことで、言葉とは何か、小説とは何か、小説を書く人間の知性とは何かを自己言及的に問い返していく営みとしての小説のあり方を提示する。

    試し読み

    フォロー
  • 月刊「潮」2026年6月号

    月刊「潮」2026年6月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年6月号 主な内容 【特別企画】 高市「一強」政治の、その先へ ≪スペシャル対談≫ 泉 健太 VS 伊佐進一 自民党とは異なる選択肢を ゼロから一緒に作っていこう! 中道改革連合は自らの存在価値を“草の根”から問い直せ。 菅原 琢 再起に向けて求められるのは「決断力」と「発信力」だ。 西田亮介 【連載】 平成の回廊――創価学会と日本社会 “敗戦後”の責任論――「だまされた」ではすまされない。 與那覇 潤 【特集】 アメリカ「終わりの始まり」 「パンドラの箱」を開けたトランプ大統領の誤算と焦り。 田中浩一郎 戦略な“裸の王様”に振り回される世界の悲劇。 渡部恒雄 防衛費増強と対米追従にいそしむ高市外交のリスク。 篠田英朗 基礎からわかる! 石油・ナフサ不足の現状と対策。 柳本浩希 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 「トランプ」を生んだ建国の歴史とプロテスタントの精神。 森本あんり 【対談】 真山 仁 VS 斎藤幸平 “薄氷”に生きる日本人へ――「破綻」を直視する勇気を。 今こそ学ぶべき池田会長の「対話」の大道。 辺 真一 【ルポ】受け入れて乗り越える「認知症リハビリ」。 荒川 龍 【好評連載】 シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 安部龍太郎/男の“変さ値” 山崎章郎 VS 鎌田 實/ニッポンの問題点 小林弘幸 VS 田原総一朗/高島礼子の歴史と美を訪ねて 河崎秋子 VS 高島礼子/世界への扉 三浦瑠麗/ドクターヒラハタの健康・長寿アドバイス 平畑 光一/聖地を歩く――交わる死者、人、自然 佐藤弘夫/2030年への羅針盤――「若き日の日記」を読む 佐藤 優/中国「世界遺産」――都市や名所に刻まれた歴史を辿る  塚本青史/Z世代のリアル 室橋祐貴 その他
  • 日本文学の翻訳者たち

    日本文学の翻訳者たち

    小説・文芸
    3.7
    1巻2,376円 (税込)
    「いらっしゃいませ」をどう訳す? 英語、中国語、タイ語、ドイツ語……日本文学の翻訳に携わる翻訳者7名へのインタビュー集
  • 紫式部 逍遥

    紫式部 逍遥

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    本書は紫式部の「源氏物語」と「紫式部日記」を論ずる。従来の解釈とは異なる新見解を随所に持つ。興味のある人には刺激的な一冊となろう。併せて古代史「稲作文明の到来」「邪馬台国」について論ずる文章では、これまで古代史の常識のように語られる固定観念に真っ向から挑む。さらに古語「もののあはれ」の扱い、江戸期の儒学の一面をも語る文章を収録する。
  • 彼女のカロート

    彼女のカロート

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,200円 (税込)
    長く単行本化が望まれてきた傑作小説、待望の刊行。 耳が聞こえなくなった女性アナウンサーからの依頼は、彼女自身のために新しい墓をつくってほしいというものだった。彼女とのどこかちぐはぐなやりとりが主人公の日常を静かに侵食していく表題作「彼女のカロート」。読むことに困難を抱えながら文学に殉じる青年がある〈宝物〉をめぐるシュールな冒険に巻き込まれていく「宦官への授業」。発表時に読者を衝撃と驚嘆の渦に巻き込んだ、1行ごとに読む快楽に包まれる2篇を収録。
  • ニュー日本文学史

    ニュー日本文学史

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    学校の授業で習うあの作品が、なぜ「名作」と呼ばれているかわからない。そんな人に向け、人気書評家がその「面白がり方」をわかりやすく伝えます。開拓精神旺盛な先人たちの革新的なチャレンジがあったからこそ、名作は今なお名作と呼ばれる、文学史上価値の高いものになりました。『土佐日記』『方丈記』『おくのほそ道』『吾輩は猫である』などのメジャー作から、『有明の別れ』『紫文要領』など知る人ぞ知る作品まで。革新的名作=古典をいま学びなおすことの意義を教えてくれる一冊です。
  • 辻邦生電子全集 8巻 短篇連作 『ある生涯の七つの場所5~7』ほか

    辻邦生電子全集 8巻 短篇連作 『ある生涯の七つの場所5~7』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    100の短篇を7つの色に分け14篇の連作として構成された『ある生涯の七つの場所』のうち後半43篇を収録。 100の短編を7つの色(赤、橙、黄、緑、青、藍、菫)に分け14篇の連作として構成された『ある生涯の七つの場所』のうち、後半43篇を収録。 1974年から1988年まで15年の歳月をかけて完結した短篇連作『ある生涯の七つの場所』は、7色14篇計98話にプロローグとエピローグの100篇より構成され、自らの半生にも重なる一家四世代の語り手(主人公)に、“同世代の目撃者”の役割を託し、世界と日本で「戦争の二十世紀」を生きる人々の愛と死のドラマを連ねた壮大な「短篇集」である。 第8巻では、第57話「舷燈の下」(1980年4月「海」初出)から第98話「桜の国へそして桜の国から」(1988年5月「マリ・クレール」)、雑誌連載終了後に書かれたエピローグ(1988年11月単行本『ある生涯の七つの場所8 神々の愛でし海』初出)まで、43篇を収録している。さらにあとがき2篇(単行本『雨季の終り』『神々の愛でし海』)と、関連エッセイ4篇も併録。 解説は第7巻に続き、元毎日新聞ローマ特派員・井上卓弥氏が担当。付録として『ある生涯の七つの場所』の創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 「蒲団」の時代―自然主義とは何だったのか―(新潮選書)

    「蒲団」の時代―自然主義とは何だったのか―(新潮選書)

    小説・文芸
    -
    1巻1,980円 (税込)
    田山花袋に代表される「自然主義」は、富国強兵と立身出世の時代に、厭世・煩悶・性欲・虚無などの人間の暗部をあるがままに描いた。これまで「非社会的な文学」と批判を集めてきたこの企てが、じつは窒息寸前の社会を再生した一大精神運動だったことを、本書は膨大な文献調査から明らかにする。誰も知らなかった文学史!
  • 冗談に殺す ――夢野久作ベストコレクション 久の巻

    冗談に殺す ――夢野久作ベストコレクション 久の巻

    小説・文芸
    -
    1巻1,496円 (税込)
    怪物 夢野久作 ちくま文庫への帰還 没後80年を前にますます高まる人気熱 怪物による狂気の文学に思う存分、狂っていただきたい 傑作中・短編を2冊にまとめる決定版的作品集 【内容紹介】 没後90年を目前に今もなお新たな読者を獲得し続ける夢野久作の中・短篇を網羅する決定版的作品集。日本三大奇書『ドグラ・マグラ』をもって語られる作家だが、約10年の活動期間に発表した長篇は『犬神博士』『暗黒公使』『ドグラ・マグラ』3作であり、氏の持てる作家性は中・短篇にこそ発揮されていたといって過言ではない。「氷の涯」「冗談に殺す」「人間腸詰」他、15作を収録するシリーズ下巻。
  • 武蔵野(乙女の本棚)

    武蔵野(乙女の本棚)

    小説・文芸
    3.0
    1巻2,475円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第53弾は、文豪・国木田独歩×イラストレーター・しまざきジョゼのコラボレーション! エッセイとしても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 秋ならば林のうちより起こる音、冬ならば林のかなた遠く響く音。 生活と自然が共存する、物語を内包した土地「武蔵野」。その中をあてもなく歩き、書き留めた名随筆。 国木田独歩の名作が、叙情的なイラストを得意とし、本シリーズでは太宰治『きりぎりす』を担当するイラストレーター・しまざきジョゼによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 月刊「潮」2026年5月号

    月刊「潮」2026年5月号

    小説・文芸
    -
    1巻719円 (税込)
    月刊「潮」2026年5月号 主な内容 【【特別企画】 危機に瀕する民主主義 ≪特別インタビュー≫ 小川淳也 「中道」の旗のもと、自民党に対抗できる政治集団を目指す。 「サナ活」現象――自己啓発化する政治の正体。 伊藤昌亮 暴走するSNS世論――最後の砦は政治家の「信念」だ。  高橋 茂 【特集】 歪むアメリカの“正義” 戦略なきイラン侵攻――日本は今こそ「プラン B」を検討せよ。 前嶋和弘 国際法を無視するトランプ政権の欺瞞と傲慢。 三牧聖子 「領有」発言で揺れるグリーンランドを訪ねて。 構 二葵 「和平調停」による外交の新体系が日本の生存戦略。 広野真嗣 【新連載】 男の“変さ値” なんでも“さだ味”にする「まさしんぐワールド」にようこそ! さだまさし VS 鎌田 實 【新連載】 シルクロード 仏の道をゆく 西域南道 カシュガルに眠る歴史。 安部龍太郎 【連載ドキュメンタリー企画】 民衆こそ王者 池田大作とその時代 「火宅を出ずる道」篇 【特集】 超高齢社会の現在地 「ケア」という看護師の使命を世界に、未来に。 南 裕子 ≪ルポ≫ 受け入れて乗り越える「認知症リハビリ」。(上) 荒川 龍 【人間探訪】 高橋源一郎 「老いは良くない」という社会的な眼差しに急き立てられてる。 【アスリート列伝】 りくりゅう 「昨日の失敗はすべて忘れよう。また一からのスタートだ」 折山淑美 【ルボ】 シリア内戦後の新しい「食」の日常――私のダマスカス再訪記。 小松あき 【ルポ】 命か、それとも音楽か――声を失ったジャズ奏者の選択。 黒島暁生 【好評連載】 高島礼子の歴史と美を訪ねて 河崎秋子 VS 高島礼子/世界への扉 三浦瑠麗/他 その他
  • 雪の火祭り 吉村昭初期中篇・短篇集

    雪の火祭り 吉村昭初期中篇・短篇集

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    未発表原稿「新月」収録! 若き日より生と死を見据え、達観した筆致で人間の在り方を問い続けた作家・吉村昭。後の大作につながる初期の貴重な作品集、初の文庫化。真の生き方にせまる表題作他、全九篇。
  • 徒然草・方丈記

    徒然草・方丈記

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    鎌倉から南北朝にかけての激動の時代に書かれて「隠遁者の書」と称されるこの2書は、時代を越えて日本人の、あるいは日本文化の底流をなす思想をかたちづくっている。「徒然草」はその風刺性においてすぐれ、「方丈記」はその仏の道への徹底ぶりによって、現代のわれわれにも訴えかけるものがある。「つれづれなるままに~」「ゆく河の流れは絶えずして~」は、随想録の規範といってもよい。
  • 春色梅暦

    春色梅暦

    小説・文芸
    -
    1巻1,100円 (税込)
    1829年(文政12年)の火事で焼け出された作者春水が、単独で再起をかけた作品。江戸の町を背景に悪巧みによって隠棲生活を強いられている遊女屋唐琴屋(からことや)の美青年丹次郎と、彼を慕う芸者・米八(よねはち)、仇吉(あだきち)の2人と、許婚のお長(ちょう)との三角関係を詳しく描いたもので、人情本の代表作とされる。当時の注目を集めた女性を配し、恋愛の諸相を巧みな会話文とともに描いて人気を博した。主人公・丹次郎は色男の代名詞となった。本書は舟橋聖一氏による苦心の全訳である。
  • 石川淳評論選 石川淳コレクション3

    石川淳評論選 石川淳コレクション3

    小説・文芸
    -
    1巻1,606円 (税込)
    和漢洋にわたる深い知見と尖鋭な批評意識に裏打ちされた作品世界によって、日本の現代小説を切り拓いた文人の著作を三冊に編む選集。本巻は評論・随筆の名品を一冊に編むベストセレクション。“小説”さらには“書くこと”の蘊奥を照射する文学評論、雅致に富む随筆・エッセイ、荷風、宇野浩二、安吾らの生の軌跡を冷静に刻む追悼の文などを収める。 編集・解説 菅野昭正
  • 石川淳長篇小説選 石川淳コレクション2

    石川淳長篇小説選 石川淳コレクション2

    小説・文芸
    -
    1巻1,606円 (税込)
    和漢洋にわたる深い知見と尖鋭な批評意識に裏打ちされた作品世界によって、日本の現代小説を切り拓いた文人の著作を三冊に編む選集。日中戦争にむかって緊迫を深めてゆく時代を背景に、“美”を求めて生命を燃やす人々の姿を浮彫にする「白描」、全共闘運動をはじめ政治が沸騰した季節を舞台に、凄絶なテロの行方を描く「天馬賦」、および「八幡縁起」。傑作三篇を収録。 編集・解説 菅野昭正
  • 石川淳短篇小説選 石川淳コレクション1

    石川淳短篇小説選 石川淳コレクション1

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,606円 (税込)
    和漢洋にわたる深い知見と尖鋭な批評意識に裏打ちされた作品世界によって、日本の現代小説を切り拓いた文人の著作を三冊に編む選集。本巻は短篇ベストセレクション。 編集・解説 菅野昭正 【収録作品】 マルスの歌/黄金伝説/無尽燈/焼跡のイエス/かよい小町/雪のイヴ/影ふたつ/灰色のマント/まぼろし車/裸婦変相/喜寿童女/金鶏/ゆう女始末/鸚鵡石/鏡の中
  • 茶の本
    完結

    茶の本

    小説・文芸
    -
    全1巻2,420円 (税込)
    岡倉天心の名著『茶の本』が刊行されて120周年。 多文化主義と多様性が進展を見せる一方で、グローバリズムが加速し、排外主義的な思想も広がりつつあるこの現代において、自らの価値観や心の拠り所、文化のあり方を認識するための智慧が得られる一冊として注目を集めています。 本書では、新たな訳に加え、日本を代表する現代美術家の会田 誠が、いまを生きる世代に向けて独自の視点で綴った新解説を収録します。
  • 辻邦生電子全集 7巻 短篇連作 『ある生涯の七つの場所1~4』ほか

    辻邦生電子全集 7巻 短篇連作 『ある生涯の七つの場所1~4』ほか

    小説・文芸
    -
    1巻3,300円 (税込)
    100の短篇を7つの色に分け14篇の連作として構成された『ある生涯の七つの場所』のうち前半57篇を収録。 100の短篇を7つの色(赤、橙、黄、緑、青、藍、菫)に分け14篇の連作として構成された『ある生涯の七つの場所』のうち、前半57篇(プロローグと、第1話「亡命者たち」から第56話「春の潮」まで)を収録した。 「一九二〇年代から戦後までの四十年間の、さまざまな人間の姿を、日本、ヨーロッパ、アメリカ、東洋各地といった広い背景のなかで取り扱って、一種の現代史の壁画(モザイク)を描いてみたい」(単行本第一巻『霧の聖マリ』あとがき より)との辻の着想から1974年から1988年まで15年の歳月をかけて完結した短篇連作『ある生涯の七つの場所』は、7色14篇計98篇にプロローグとエピローグを加えた100篇より構成されている。 うち、第7巻では雑誌連載終了後に書かれたプロローグ(1988年11月単行本『ある生涯の七つの場所 神々の愛でし海』初出)に始まり、第1話「亡命者たち」(1974年1月「海」初出)から第56話「春の潮」(1980年3月「海」初出)まで57篇を収録している。 加えて、あとがき3篇(『霧の聖マリ』単行本版と文庫版、『雷鳴の聞える午後』)も併録。 解説は元毎日新聞ローマ特派員・井上卓弥氏が担当。付録として『ある生涯の七つの場所』創作メモ等を収録する。 ※この作品はカラーが含まれます。

最近チェックした作品からのおすすめ