遠野遥の作品一覧

「遠野遥」の「破局」「改良」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

プロフィール

  • 作者名:遠野遥(トオノハルカ)

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作品一覧

  • 浮遊
    3.6
    1巻1,650円 (税込)
    高校生のふうかは、会社経営の男の家で柔らかいソファに座り、男の元恋人を象ったマネキンの下、夜毎ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け――。芥川賞受賞作『破局』を超える衝撃。 モモコグミカンパニー(BiSH)、戦慄! 「恐怖」の概念を覆す衝撃作! 「読んでいる間、身体が透明になったりまた人間に戻ったりする。ゲームと現実、幽霊と人間、その境目の混沌を彷徨いながら、最後には、私は人間でいたいと思った。しかし、なぜか、遠野ワールドでは、幽霊の方が息をしやすそうなのだ。」
  • 破局
    3.7
    1巻693円 (税込)
    充実したキャンパスライフ、堅実な将来設計、そして新たな恋――。肉体も人生も、潔癖なまでに鍛え上げた私に、やがて訪れた破局とは。現代の実存を問う芥川賞受賞作がついに文庫化。
  • 改良
    3.8
    1巻572円 (税込)
    女になりたいのではない、「私」でありたい――ゆるやかな絶望を生きる男が人生で唯一望んだのは、美しくなることだった。平成生まれ初の芥川賞作家、鮮烈のデビュー作。第56回文藝賞受賞作。
  • 教育
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    「この学校では、一日三回以上オーガズムに達すると成績が上がりやすいとされていて――」 勝てば天国、負ければ地獄の、規律と欲望が渦巻く学校――私の幸せは、正しいのか? 人間の倫理を問う、芥川賞受賞第一作。 発売前から、ネット騒然! 絶賛・困惑・驚愕・恐怖の声、続々! 〇ずるずると引き摺られていくのに読む手が止まらない。悪夢そのものみたいだ。(カツセマサヒコ) 〇おもしろくて白目をむいてる。まだまだ物語ってある。(岨手由貴子) 〇抑圧下の男らしさを描いた”血のかよわないまごころ小説”にして、ジャンル無用の危険な傑作。(鴻巣友季子)
  • 教育 試し読み増量版
    無料あり
    3.9
    1巻0円 (税込)
    【試し読み増量版 単行本53ページ分!】 「この学校では、一日三回以上オーガズムに達すると成績が上がりやすいとされていて――」 勝てば天国、負ければ地獄の、規律と欲望が渦巻く学校――私の幸せは、正しいのか? 人間の倫理を問う、芥川賞受賞第一作。 発売前から、ネット騒然! 絶賛・困惑・驚愕・恐怖の声、続々! 〇ずるずると引き摺られていくのに読む手が止まらない。悪夢そのものみたいだ。(カツセマサヒコ) 〇おもしろくて白目をむいてる。まだまだ物語ってある。(岨手由貴子) 〇抑圧下の男らしさを描いた”血のかよわないまごころ小説”にして、ジャンル無用の危険な傑作。(鴻巣友季子)

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ユーザーレビュー

  • 改良

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    追記
    彼はただ美しくなりたかった。だけどそれを性癖だと勘違いされ、女だと勘違いされた。
    うまくいかない、なんかちがう。
    でも確かにメイクは崩れているか、確かに手は汚れているか、そう自分を省みる。
    この不自然さが、彼特有に感じる。


    -----

    ほう、そして改良。
    スピードを上げたまま終わり、タイトルを見て思った。改"良"か。"良"で良かった、その逆でなくて。


    整理しよう。
    幼少期、友人に性器を触られ触らせられた。
    大学生になり、女装を好み、女の子を買って家に呼ぶ生活をしている。
    そして最後。

    バヤシコに言われた自分自身のことについて、驚きつつも納得し、大

    0
    2025年08月12日
  • 改良

    Posted by ブクログ

    この感想を、どう文章で表せばいいかわからない。
    内容は重たいのに、面白すぎて眠い目をこすりながら一気読みしてしまった。

    これを男性作家が書いたというのだから衝撃…

    人に見下されることを怖がりながらも、結局他人を見下してしまう。
    自信がついた瞬間、その自信のせいで地獄に堕とされる。

    トランスジェンダーの話だと思い読み進めていると、そんな軽いものでは無いことに気付く。

    0
    2025年01月07日
  • 改良

    Posted by ブクログ

    自分の美しい姿に自信を持ちつつも、世間からは認められず自尊心を失っていく主人公。多様性という便利な言葉が流行っているが、結局は世間のレールから外れた時点でルッキズム思想の人間からすれば腫れ物扱い。
    辛いことが起きているはずなのに冷静で淡々と進む物語にゾッとした。

    0
    2024年10月27日
  • 改良

    Posted by ブクログ

    一気読み!
    平成生まれの芥川賞作家はやはり天才。
    心理的に、男性?女性?と、悩むようなことも、あまりにも簡単に書き上げている。

    0
    2024年01月20日
  • 教育

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生そのものを皮肉ってるのかね
    長寿が良いこと、健康が良いことみたいな今の世界の共通思想しかり、あくまでお金を稼いでより良い生活を目指すというルールの中だけで生きてる人に対する憤りを表してるんかね
    けど今の世界じゃ反抗しきったら生きていけないとかそういう感じのことを言いたいのかなと受け取った。
    ⚠︎個人的な解釈ですが

    0
    2024年01月14日

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