遠野遥のレビュー一覧
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「私だって自分の鼻のかたちが好きだったわけではないけれど、それでもこれはほかの誰でもない私の鼻であって、私以外の人間にそれをどうこうしていい権利などなかった。」p122Posted by ブクログ
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かなり好きだった。芥川賞の作品が好きな人向け
最後の方まで人間の皮を被ったクローンの思考を内側からのぞいているような気持ち悪さがあった
気になる表現は色々あるが、友人や恋人の話が無駄に冗長な辺りも同じ空間にいながらも違う次元から物事を捉えているようで気持ち悪さが素晴らしかったPosted by ブクログ -
自分のことなのに他人事みたいに捉えていて不思議、そしてなんだか哀れ 女性へのマナーとか、パッと見たらよくできた人間なのに中身はすっからかんでそこに惹かれた女性も狂ってゆく いつもあとがき読まないけど読んだ オチの後味の悪さもよかったPosted by ブクログ