遠野遥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ◼︎面白かったか
面白かったと思います。行き帰りの通勤時間ですぐ読み終わりました。
◼︎なぜそう思ったか
彼なりに色々頑張ったのにことごとく上手くいってなくて可哀想だけども、希望はなんだかありそうなところが良かったような気がします。具体的には思い出せませんが、クスッと笑えるところもいくつかあったと思います。
◼︎他人に勧めようと思うか
思いませんでした。
◼︎どんな人におすすめか
コンビニ人間とかが好きな人とかにおすすめです。作者も芥川賞受賞の会見で何らかの影響を受けているかもしれない作品として挙げていました。
◼︎読もうと思ったきっかけ
芥川賞受賞の会見の様子を偶然YouTubeで見かけて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人はそれぞれに描き出したルールを持つ。それを自分自身や相手に強制することで納得させ、日々を送る。世の中には強制させられたらそれを受け入れてしまう人がいる。(私自身がそうであるように)これは社会的に問題視されるルッキズムや”普通”に対する考えにも通ずるところがある。世間一般的に言われる”普通は”という思想は人によって異なることがある。それを理解していながらも私たちはその普通を知らないうちに強制していたり受け入れてしまっていたりする。だからこそ、どこに自分があるのかが分からなくなってしまうのだと思う。 するべきはまず、自分の”本当”を知り、改良していくことなのかもしれない。
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Posted by ブクログ
この主人公好きだなぁ〜。
ラグビー、性欲、肉、筋肉、就活…
それぞれの事柄に異常とも思える執着を感じる。
変わってるし、発達障害なのかな?って
思うくらいラグビーのシーンにあるように
一つのことに集中すると周り見えなくなる。
あと、この主人公が他の登場人物に共感してる
ようなシーンが見当たらなかった。
でも、これって小説として内面を
掘り下げてるからこの主人公の変わってたり、
サイコパス的なところが読者には読み取れるけど
この感じって本人も周りもきっと気づいてないんだろうなぁ〜。とい思った。
この雰囲気がうまく言えないけど現代社会を投影している気がした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短くて、話も淡々と進んでいくため一気読みしてしまった。とても面白かった。以前、『破局』を読んだがそれと同じようにですます調で話が進んでいったため、主人公の実際の喋り方とかなり異なり、すこし違和感を覚え
た。
つくねの「ブスじゃなかったらする必要なかったんじゃないかって」という言葉は重く響いた。私も日本で暮らしていてルッキズムに支配された国だと感じたことは何度かある。ブスだということが、悪であるかのように思えるこの国は異常だと感じた。
最後、主人公が強姦まがいのことをされるシーンは、グロテスクだった。なぜあのナンパしてきた男はあそこまで怒っていたのかもわからないし、執着したのかもわからなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレめくるページは決して軽くはない。
気持ちは晴れやかになるどころか反対にどんより重くなるばかりで、主人公が凄惨なシチュエーションに陥るあたりからは特に読み進めるのが、しんどい。
それは、描写があまりに直截的であり、剥き出しに過ぎるから、ともちろん言えるのだが、決してそれだけでなく、人により濃淡こそあれ、読者それぞれが"我が事"として自らを重ね合わせることになるからだ。
自分の人生とはまったく関係がない、接点などなさそうな物語に見えたとしても、必ずどこかに自身の生にフックする要素が潜んでいる。
そして心に引っ掛かってくるその何かは、読む人にとって決してポジティヴなものではなく、