遠野遥のレビュー一覧

  • 浮遊

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    曖昧な世界を漂い、不安に身を任せる感覚。ふうかと碧との関係性も謎が多く不気味。ゲームの中で生きるYUKIと黒田、序でにマネキンまでも境界線を突破してきそうな恐怖だ。

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    2023年05月20日
  • 浮遊

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    ダヴィンチ・プラチナ本から。色んなことが未解決に終わるから、そういう意味で純文学になるけど、感触としてはホラー。結構エンタメとして楽しめる。ゲームの中なのか現実の中なのか、一瞬見失いそうになる浮遊感が、なかなかクセになる。

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    2023年05月02日
  • 浮遊

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    ネタバレ

    家出をしている(とはいえ父親と連絡はとっているし時々は帰る)女子高生が、かなり年上の恋人の家に転がり込んでいる。彼女はよなよな日本の東京を舞台にしたホラーゲームをしていて、ゲームで出てきた場所に足を伸ばしてみたりする。

    私はホラーゲームをしないので、そもそもこんな感じなの?というところからはじまる。遊び方がわからない。なんとなく進み、行き当たりばったりで、何度か死んだりしながら試行錯誤する。もう死んでるのに。
    それは彼女の生活そのものなのだろうか。

    ずっとそばにあってどうにもならないマネキンは倒そうにも倒せない敵そのものなのかな。あれをどうにかできたら世界は変わるだろうか。

    そういえば、

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    2023年03月05日
  • 浮遊

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    題名の如く、どこかあてのない感じ。
    年上男性との生活(といえるのだろうか?)を描いたお話。

    ホラーゲームをする主人公とゲームのヒロインの線引きが特にない描き方も、どこか有耶無耶で安定しない雰囲気が漂う。
    あやしい雰囲気でありながら、「碧くん」とはどんな関係なのかの描写も特にない話を、こちらも流れるように読んでいたら、ダウンライトがゆっくりと消えるような感覚で物語がすーっと終了した。
    主人公の影というか、存在感がなんだか薄い。

    著者の他作品は強烈そうで、今のところ読む気が起こらない。

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    2023年02月20日
  • 浮遊

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    一緒に暮らしていた父親のもとを離れ、父親と同世代で会社を経営する蒼の部屋で暮らす高校生のふうか。彼女の生きる現実と、彼女がプレイするホラーゲームの「浮遊」で起きる事件がシンクロして描かれていく。
    読んでいると、現実が虚構のようで、ゲーム内の出来事のほうが確かなものに思えてくる。ふうかとの会話が、常にオウム返しであるのも気持ち悪い。
    うーん、これは現実逃避としてゲームをプレイしている人ならわかる作品なのだろうか?

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    2023年02月18日
  • 浮遊

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    遠野遥さんの最新作。
    およそ10歳年上のIT企業社長と思われる人物・碧くんのマンションに入り浸る女子高生のふうか。彼氏なのかなんなのか、甘やかされてずいぶん幸せそうである。
    たまに来る父親の長文LINEからは、彼女が自宅には長らく帰っておらず、また元々ネグレクト気味の母親もいつからかずっと不在であることが窺える。
    そんな色々と曖昧でふわふわとしたふうかの日常生活と、ふうかがプレイするホラーゲームの描写が交互に綴られていく。弛緩と緊迫のような対比が案外心地よく、さくさく読み進められる。
    しかし碧くんとのクリスマスの福岡旅行で、そんなのんびりラブラブな日々は突然に一変する。「えっ!続き読みたいんだ

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    2023年02月13日
  • 改良

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    外見至上主義にふれた作品。主人公の男性は美しくなりたいという欲求があって、女装をしている。女になりたいという訳ではなく。恋愛対象、性的対象も女性。主人公をとりまく、理解ありますよ風の全然理解ない人たちにイライラ。強制され納得した風に自分をごまかして受容しても結局納得はできないよね。ありのままの自分を受け入れて欲しいって欲求は誰にでもあると思う。そして、みんな本当の自分を見せたら嫌われてしまうんじゃないかと怖くて少しでも良く見えるよう自分を偽っていたり、常識的にを考えて行動してると思う。自分を曝け出すのは勇気が要ること。

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    2022年11月29日