遠野遥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前見たテレビ番組で、YOUさんが「よく『ありのままの私を愛してほしい』っていう女の人がいるけど、じゃあ畑から掘り出した泥だらけの大根を食べろって言われて食べますか? 手をかけて調理したものを食べたいでしょ? 努力って、大事よ〜。」と言っていたのがずっと心に残っています。どんな自分でありたいか、という方向は人それぞれ。タイトルが『改良』なのですから、良く変わっていく姿を描いているのだと思うのですが、共感できるポイントが見つかりませんでした。ただスリルを味わいたい訳でもなさそうだし… 自分の中の二面性を両方うまくやりたいなんて、幸せな証拠じゃないかな。私は自分ひとりさえ持て余しているのに。
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Posted by ブクログ
感想も出てこないし、ラストを読んでもだからどうしたのと思ってしまうんだが、なぜか惹き付けられる。
本書が何を言いたいのかはさておき、内容そのものが楽しめたからだろうか。
ふうかがやっているホラーゲームは怖いようで怖くないし、どちらかというとふうかの生活の方が怖い気がする。
碧くんも良い人なんだろうけれど、ふうかの存在を隠しているし、どことなく冷たい印象も受ける。(ふうかの年齢と、碧とふうかの年齢差を考えると仕方がないのだが。)
悪霊は成仏できないから悪霊と呼ばれるのだろう。ゲームの中では、普通の霊から悪霊へと変化していく設定だったが、これが本当だったとしたら嫌なものだ。ゲームの主人公はこの -
Posted by ブクログ
ネタバレ家出をしている(とはいえ父親と連絡はとっているし時々は帰る)女子高生が、かなり年上の恋人の家に転がり込んでいる。彼女はよなよな日本の東京を舞台にしたホラーゲームをしていて、ゲームで出てきた場所に足を伸ばしてみたりする。
私はホラーゲームをしないので、そもそもこんな感じなの?というところからはじまる。遊び方がわからない。なんとなく進み、行き当たりばったりで、何度か死んだりしながら試行錯誤する。もう死んでるのに。
それは彼女の生活そのものなのだろうか。
ずっとそばにあってどうにもならないマネキンは倒そうにも倒せない敵そのものなのかな。あれをどうにかできたら世界は変わるだろうか。
そういえば、 -
Posted by ブクログ
遠野遥さんの最新作。
およそ10歳年上のIT企業社長と思われる人物・碧くんのマンションに入り浸る女子高生のふうか。彼氏なのかなんなのか、甘やかされてずいぶん幸せそうである。
たまに来る父親の長文LINEからは、彼女が自宅には長らく帰っておらず、また元々ネグレクト気味の母親もいつからかずっと不在であることが窺える。
そんな色々と曖昧でふわふわとしたふうかの日常生活と、ふうかがプレイするホラーゲームの描写が交互に綴られていく。弛緩と緊迫のような対比が案外心地よく、さくさく読み進められる。
しかし碧くんとのクリスマスの福岡旅行で、そんなのんびりラブラブな日々は突然に一変する。「えっ!続き読みたいんだ