遠野遥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前見たテレビ番組で、YOUさんが「よく『ありのままの私を愛してほしい』っていう女の人がいるけど、じゃあ畑から掘り出した泥だらけの大根を食べろって言われて食べますか? 手をかけて調理したものを食べたいでしょ? 努力って、大事よ〜。」と言っていたのがずっと心に残っています。どんな自分でありたいか、という方向は人それぞれ。タイトルが『改良』なのですから、良く変わっていく姿を描いているのだと思うのですが、共感できるポイントが見つかりませんでした。ただスリルを味わいたい訳でもなさそうだし… 自分の中の二面性を両方うまくやりたいなんて、幸せな証拠じゃないかな。私は自分ひとりさえ持て余しているのに。
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Posted by ブクログ
ネタバレえっ何この世界観。一日のうち3回オーガズムに達すると成績が上がり、しかもその"成績"は学業ではなく超能力(?)のテスト。
成績下位者は上位者に絶対服従だし、上位者は個室を与えられる特権もある。
これ、何が目的なの?この学校は秘密裏に能力を持った生徒を育てているのだろうか?などと類推するが最後まで真相は不明。
性交が奨励されているので、目的達成のために生徒たちがところ構わずしているのもびっくりするが、段々慣れてきてしまう。まるで猫の交尾でも見ているかのよう。
慣れてしまえば楽しいのかもしれないが、性交が苦手な生徒にとってはキツい。
でももし、通っていた学校がそういう方針なら -
Posted by ブクログ
感想も出てこないし、ラストを読んでもだからどうしたのと思ってしまうんだが、なぜか惹き付けられる。
本書が何を言いたいのかはさておき、内容そのものが楽しめたからだろうか。
ふうかがやっているホラーゲームは怖いようで怖くないし、どちらかというとふうかの生活の方が怖い気がする。
碧くんも良い人なんだろうけれど、ふうかの存在を隠しているし、どことなく冷たい印象も受ける。(ふうかの年齢と、碧とふうかの年齢差を考えると仕方がないのだが。)
悪霊は成仏できないから悪霊と呼ばれるのだろう。ゲームの中では、普通の霊から悪霊へと変化していく設定だったが、これが本当だったとしたら嫌なものだ。ゲームの主人公はこの