遠野遥のレビュー一覧

  • 浮遊

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    なんの話やねんとひたすらツッコミ続けるような内容がつらつらと書かれており、よくわからない内容ではあるけれど、面白かった。
    どこが面白いか述べよと言われても、よくわからないが。
    掴みどころのないふわふわとしたもののを表現した作品という意味でいえば、かなり考え抜かれているようにも思うが、いかんせん掴みどころがなさすぎて、狙いなのかどうかもわからず、それもひっくるめて「浮遊」ではないかと(とまとめてみる)。 ★4.0

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    2023年02月28日
  • 浮遊

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    着地点の見えないまま淡々と話が進む。地に足のつかない、まさにふわふわと浮遊する感覚が物語全体を覆う。会話すらも心ここに在らずの様な上辺だけの様な…。これぞ純文学って感じの作品。

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    2023年02月25日
  • 浮遊

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    現実とホラーゲーム2つの話を交互に繰り返して物語が進んでいく。中でも抜け落ちた髪の毛について“人間の体のうち、本体から離れてしまったものはゴミになるのだろうか“ という問いが好きで作品の見方が変わる瞬間でもあった。

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    2023年01月28日
  • 浮遊

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    ネタバレ

    ゲームや他人の状況の対になって、徐々に現実の自分の状態が幽霊に近づいている。

    お父さんは同じようなことばかり言って、まるでゲームの中の悪霊のよう。
    碧くんも最終的には同じ状態になり悪霊になってしまったように見える。

    その他の人にしてもふうかがそこに居ないように扱われ、存在感薄めに生活している。

    人間と霊の境界はなんだろう。
    それでも人間でありたいと思うのはどういうことなんだろう。と考えさせられた。

    理解を深めるために2回読んだが、もっと繰り返し読んで更に納得のいく解釈をしたい。

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    2023年01月28日
  • 改良

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    ネタバレ

    3.8

    p62 美しくないことによって、人生のあらゆる局面で、死ぬまでずっと損をし続けるのだと思った。

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    2024年12月21日
  • 浮遊

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    ネタバレ

    ゲームと現実の世界がリンクして、自分は現実に
    いるのか、ゲームの中にいるのかと、錯覚してしまう、そんな状況になったことがありますか?

    本作は、ホラーゲームの中で、悪霊から逃げる主人公と、そのゲームをしている主人公のふうかが、意外なところでリンクしてしまう物語です。
    本作の主人公ふうかは、高校生なのだが、家出をして、自分より自分の親と年齢が近い会社経営の碧くんと、暮らしている。高級マンションで、柔らかいソファに座り毎夜ホラーゲームに勤しんでいる。
    そのホラーゲームの内容が、悪霊から逃げ続ける
    女性主人公の目線で、進んでいくRPGで、何回も、ゲームオーバーを繰り返しながら、コンテニューで再開して

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    2023年01月22日
  • 改良

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    遠野さん、芥川賞作家ということでずっと読みたいと思っていたけど、へそ曲がりなので、代表作ではなく処女作から。
    この作品ではないけど、芥川賞を受賞したことに納得がいく。文学的。
    激しめな描写があるから絶対に無理だけど、国語の授業とかで扱えそうな書き方だなと思う。

    「美しくなりたい」ただそう思っている、男性のお話。
    美しくなるために化粧の勉強をし、自分が美しく見える服を着てウィッグをかぶる。
    淡々と進んでいくけど、最後は余韻とかなく、スパッと終わって解説にいく。
    解説で答えというか、模範解答?を見ている気分になった。何回か読まないと理解しきれないような気がする。

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    2022年10月11日
  • 改良

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    flotsambooks(写真集やzine専門の個人書店)でついでに購入
    遠野遥1冊目
    すごく読みやすくいい意味での裏切りがある、後半に疾走感があった気がする。なんだろう、作者の忖度や気の縮みが無いように見えるところにかなり好感?

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    2022年08月26日
  • 改良

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    最後の解説を読んでから、もう一度読んでみるともっと深く読み込めるかも知れない。
    理解できているのか怪しいが、私の感想としては主人公はきれいになりたいだけ。きれいになりたいと思うのはおかしいこと?と常に考えてきれいになるために努力する。
    なにもおかしい事ではないが、やっぱりおかしいか?
    常識ってなんだ?と考えてしまう作品。

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    2022年08月13日
  • 改良

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    死にたい時ってこう言う思考回路が形成されていると思う。自分のルールにそぐわないから端的に言って嫌になる。そしてある時は強制を受け入れようと努める。そこにあるのは感情ではなくこの状況を自分が受け入れるためだけの理由。また、それだけという訳ではなくて固定観念に縛られた偏った認識のために起こりうる判断による納得。
    難しい。

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    2025年12月08日
  • 吸血鬼

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    ネタバレ

    ディストピア…だけど、コロナ禍の懐かしい出来事などが描写され、そんなに現実との隔たりみたいなものを感じなかったのが怖い。笑(設定がすんなり入ってきた)
    ただそれは出てくる人達がランク上位の女性達だったからなのかも。帯に大きく「良い子にしないと、へびつかいになるよ」とあったので、もう少し掘られるのかなと思ったが。
    結婚が一定期限毎にしかも一方的に内容決定される契約性のようなものだったら。
    性差や家柄、年収、容姿など明確にランク付けされ、格差が浮き彫りになり男性は加害に走り女性は自殺率高くなるのかな。

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    2026年04月13日
  • 破局

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    ネタバレ

    やっぱり男の性欲ってこうだよね。

    主人公の偏った合理主義や、素直なセックス観に、ところどころ吹き出しながら、深く考えずに読み進めていたが、倉本さおりさんの解説を読んで、ハッとさせられた。

    主人公の強引に因果関係を結びつけていく思考は、たしかに危うい。表面的には強さや合理性を備えているが、その実、どこか浅はかでもある。

    もちろん、課題をタスクとして機械的に処理していく姿勢が有効な場合もあるが、その精神をそのまま外の世界にまで敷衍させれば、必ずどこかで齟齬が生まれる。

    主人公は自己研鑽の名の下に、想像力を働かせることを放擲していた。読者が麻衣子の経験を最後まで読み届けることができなかったの

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    2026年03月18日
  • 破局

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    ネタバレ

    肉をガムみたいに噛めたらいいなとか言ってる時点でヤバいやつだとは思ったけど、常識的な人間の皮被ったアンドロイドみたいだった。
    そこに性欲があるのが尚更気持ち悪〜〜!!!

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    2026年02月11日
  • 破局

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    ネタバレ

    2025年最後に読み終えたのはこの本!!
    ただ、私には主人公の感覚がよくわからなかった…。これは年齢(経験量)の少なさによるものか、性別の差によるものなのか…。もしこの感覚を想定していて書いていたのなら、かなりの技量だと思う。

    麻衣子の過去エピソードを一通り読んだ後にそのまま読み進めるとまったく違う話が続いていて、結局その麻衣子の話で何を伝えたかったのかがわからなかった。まったく関係がないと思われる話が所々挟まれていたのはなぜだろう…。

    あんまりよく理解できなかったけどそれでも手を止められず読み切って辺り、まだ噛み砕き咀嚼できていない感情が私の中に生まれたのだろう…。

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    2025年12月31日
  • 破局

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    カバーのデザイン、好み!
    から入り前評判も全く知ることなく
    芥川賞受賞作!とだけ理解し
    破局ってあの破局でOKなのか?と読み始める

    ベッドの下に眼
    うわ〜不気味
    この女がそうさせるのか、この展開だからなのか、この語り口によるものなのか
    ひとまずそういった類の展開なのかなと思い
    ドキドキしつつ読み進めていたけど本当に破局で終わった
    虚無

    心理描写
    うわあ、良い、と思わされるところもところどころ

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    2025年11月18日
  • 破局

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    遠野遥の小説に共感を覚える、と言われたので読んでみた。まったく理解できない感性だが、小説は面白く、さらっと読み終えてしまった。
    解説で倉本さおりがいうように、まさに異物感、違和感、そして不快感が全体を覆っている本。
    「どうしてと麻衣子が言い、穴、と私は思った、口や鼻というのはつまり人間の顔に空いた穴だと気づいたのだ。」
    この社会の破綻・この世界の歪みを訴える。文学のありようとしてあまりにも正しい小説。

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    2025年11月10日
  • 改良

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    ネタバレ

    美しくなりたい。そして、その美しさを他人に認められたい。
    そう願っているだけなのに、男性であるというだけで理解されず、虐げられる理不尽さが悲しかった。
    つくねの存在が彼の救いになることを願わずにはいられない。

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    2025年10月23日
  • 破局

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    見たものをただただリアルタイムで垂れ流す、虚無を感じる小説だった。

    流れに身を任せてそれなりに上手く生きていけるが、これといって自我がない人間をじっくり見させてもらった感じ。

    面白くないところが素晴らしいと思える小説

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    2025年10月11日
  • 改良

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    ネタバレ

    メタ認知度が高い私にとって共感の嵐でしたが、背景描写が丁寧で細かいせいか、暴力・性の場面が生々しく超刺激的でリアルで気持ち悪かった。

    性的場面から始まり、暴力によって終わる。
    作品名の「改良」は本当に正しかったのかどうか、疑う内容でもあった。

    主人公の女装をする趣味に対しては、馬鹿にしたり卑下するつもりはないが、彼の性に対する考え方は愚かで自己中で異常なほど変態でシンプルにキモイ人間だと思った。だから最終的に暴力を振るわれても自業自得だと思ってしまった(性格悪くてすみません)。

    終わり方も少し胸糞悪く、先が気になるけど、主人公の性に対する考え方が改良されなきゃ読むのはきついだろう。

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    2025年09月29日
  • 改良

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    ネタバレ

     性的嗜好は女性なのだが、美しなりたいがために、女装を趣味にしている主人公。
     性癖が捻じ曲がってるとかそういうことではない。ただ、そうやって捉えられてしまうジレンマをラストに暴力的なシーンと共に描かれている。自分が今まで抱えていた偏見を痛々しい気持ちと共に改めるきっかけになった。
     
     そして、綺麗な容姿への憧れに対する心理を主人公の友達が述べるシーンはハッとさせられて虚無感を感じてしまった。

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    2025年09月25日