遠野遥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレゲームと現実の世界がリンクして、自分は現実に
いるのか、ゲームの中にいるのかと、錯覚してしまう、そんな状況になったことがありますか?
本作は、ホラーゲームの中で、悪霊から逃げる主人公と、そのゲームをしている主人公のふうかが、意外なところでリンクしてしまう物語です。
本作の主人公ふうかは、高校生なのだが、家出をして、自分より自分の親と年齢が近い会社経営の碧くんと、暮らしている。高級マンションで、柔らかいソファに座り毎夜ホラーゲームに勤しんでいる。
そのホラーゲームの内容が、悪霊から逃げ続ける
女性主人公の目線で、進んでいくRPGで、何回も、ゲームオーバーを繰り返しながら、コンテニューで再開して -
Posted by ブクログ
遠野さん、芥川賞作家ということでずっと読みたいと思っていたけど、へそ曲がりなので、代表作ではなく処女作から。
この作品ではないけど、芥川賞を受賞したことに納得がいく。文学的。
激しめな描写があるから絶対に無理だけど、国語の授業とかで扱えそうな書き方だなと思う。
「美しくなりたい」ただそう思っている、男性のお話。
美しくなるために化粧の勉強をし、自分が美しく見える服を着てウィッグをかぶる。
淡々と進んでいくけど、最後は余韻とかなく、スパッと終わって解説にいく。
解説で答えというか、模範解答?を見ている気分になった。何回か読まないと理解しきれないような気がする。 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり男の性欲ってこうだよね。
主人公の偏った合理主義や、素直なセックス観に、ところどころ吹き出しながら、深く考えずに読み進めていたが、倉本さおりさんの解説を読んで、ハッとさせられた。
主人公の強引に因果関係を結びつけていく思考は、たしかに危うい。表面的には強さや合理性を備えているが、その実、どこか浅はかでもある。
もちろん、課題をタスクとして機械的に処理していく姿勢が有効な場合もあるが、その精神をそのまま外の世界にまで敷衍させれば、必ずどこかで齟齬が生まれる。
主人公は自己研鑽の名の下に、想像力を働かせることを放擲していた。読者が麻衣子の経験を最後まで読み届けることができなかったの -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年最後に読み終えたのはこの本!!
ただ、私には主人公の感覚がよくわからなかった…。これは年齢(経験量)の少なさによるものか、性別の差によるものなのか…。もしこの感覚を想定していて書いていたのなら、かなりの技量だと思う。
麻衣子の過去エピソードを一通り読んだ後にそのまま読み進めるとまったく違う話が続いていて、結局その麻衣子の話で何を伝えたかったのかがわからなかった。まったく関係がないと思われる話が所々挟まれていたのはなぜだろう…。
あんまりよく理解できなかったけどそれでも手を止められず読み切って辺り、まだ噛み砕き咀嚼できていない感情が私の中に生まれたのだろう…。
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Posted by ブクログ
ネタバレメタ認知度が高い私にとって共感の嵐でしたが、背景描写が丁寧で細かいせいか、暴力・性の場面が生々しく超刺激的でリアルで気持ち悪かった。
性的場面から始まり、暴力によって終わる。
作品名の「改良」は本当に正しかったのかどうか、疑う内容でもあった。
主人公の女装をする趣味に対しては、馬鹿にしたり卑下するつもりはないが、彼の性に対する考え方は愚かで自己中で異常なほど変態でシンプルにキモイ人間だと思った。だから最終的に暴力を振るわれても自業自得だと思ってしまった(性格悪くてすみません)。
終わり方も少し胸糞悪く、先が気になるけど、主人公の性に対する考え方が改良されなきゃ読むのはきついだろう。