【感想・ネタバレ】教育のレビュー

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ネタバレ

人生そのものを皮肉ってるのかね
長寿が良いこと、健康が良いことみたいな今の世界の共通思想しかり、あくまでお金を稼いでより良い生活を目指すというルールの中だけで生きてる人に対する憤りを表してるんかね
けど今の世界じゃ反抗しきったら生きていけないとかそういう感じのことを言いたいのかなと受け取った。
⚠︎個人的な解釈ですが

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2024年01月14日

奇天烈で面白い

とにかく奇天烈で不思議な小説で、読んでいくうちに遠野遥の世界にどっぷりと引きずられて行くような感覚になる。不思議な話の構成も自然と受け入れられてしまい、読んだあとには高揚感が残る。彼の作品には読んだ人を惹きつけて離さない魅力がある。

#ドキドキハラハラ

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2023年04月27日

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あまりの地獄絵図にギョエ〜と声を発しながら、それでものめり込んで一晩で読み終えた。時間が経てば経つほど、私にとっての今年の一冊はこれしかないと思う。
社会に疑問を持った人を眼差す主人公の冷たい視線と、規範を疑わず、むしろ権力に積極的に寄与しようとする虚しい姿。『改良』を読んだ際も虚しさがグサグサと刺さったが、今作は特に主人公が最初から最後まで規範に乗り切れてしまうマジョリティでありつつ、善き人でもあろうとするので、よりリアリティが増して感じられた。
Aロマンティック・Aセクシュアルである私は、こんな学園に入ったらどうなるのだろうか。地獄だ。現実でさえ地獄なのに。

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2022年09月30日

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教育=洗脳。自分で考えることを放棄して、命じられていることを淡々と行っていく。疑問を持つと苦しくなり落ちこぼれていく。この世界のわけのわからない設定が面白かった。

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2023年12月14日

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正直、意味不明だけど設定でぶっ飛んでてわりと好きでした。
続きが気になりすぐ読んでしまった。
主人公が学校に従順すぎてイラッとしました。笑

性的描写も淡々と書かれていたので、いやらしい感じはあまりしない。

こんな学校嫌だ。

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2023年10月20日

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2日で読んだ。なんとも言えやん感情になった。
物語の中に物語が差し込まれていて、一見関係のないように思えるけど、どこかで繋がってるんじゃないかと感じた。
また感染症が流行していることや世間の声があることなどからは、どこか遠くの世界の話ではなくて、現在私が生きているこの世界とも通じた話なのかなとも思った。
作者のインタビューも見たけど、なにか物語に直接的に通じるものはなかったけど、でも日常の中に物語に通じるものがまた隠されているんだなと思った。

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2023年08月24日

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4.1くらい
装丁に惹かれて初めて手に取った遠野さんの作品
初めてのってとこもあるだろうけどこれが1番好きかなあ
文体が普段触れないタイプなので一瞬驚いたけど淡々とキモいことを書くのキモいな〜って思って個人的には好きだった、単純に読みやすいし
挿入話も好き

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2023年01月18日

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ネタバレ

私の頭ではこの話をまだ理解することはできなかったけれど、改良と破局よりは没頭できた。4章で20ページ以上にわたって催眠中の話が続いた末に、結局醒めないまま5章に入った時は「何だこれ」と笑ってしまった。

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2023年01月16日

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遠野遥さん2冊目。この話をどうとられるかと考えながらずっと読んだ。結局よく分からず。
でも、なんかよく分からないけどなんか面白いといった感じ。難解な話なのに読みやすいので、何だかんだでずっと読んでいたいというような、そんな中毒性のある話だと思った。

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2022年09月23日

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オチとかなくてもいいからずっとこの作者の文章を摂取していたいと思う心地よさがある。最後、真夏のコンプレックスにまみれた感情がなんかわかってしまった。余裕のあるものに優しくされるのはムカつくよね。

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2022年07月29日

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ファンタジーで、ページあたりの分量もちょうど良く、言葉もわかりやすい。

テーマも秀逸で、どんどん読み進めたくなる本

狭い世界の中で、何が正しいのか、何を考えるべきなのか、そういった自問自答も外界に向けることの大切さに気づいた。

この本が指すテーマの裏側までは読み取れた気はしない。

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2022年07月26日

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今まで読んだ本の中で一番嫌な気持ちになった本。
物語としては、一風変わった学園の中で1日3回のオーガズムに達することを推奨された生活。全てが管理されており、先生、成績が全ての世界。
与えられたものに対して何の違和感も覚えず、のめり込む主人公のからっぽな感じが不気味。
そしてこの生活に違和感をもった者が崩れていくという主人公との対比が悲しい。
手の届く距離に失ってはいけない大切なものがあったはずなのに自分がなくなることでこんなにも切なくなってしまうのかと思った。

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2024年02月12日

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淡々と学園生活が描かれる。
ただそのルールが独特。1日3回オーガズムに達すること。
最後までルールに従順な生徒と、途中でレールを外れていく生徒。
読み手のその時の心情や立場によってどちら側に共感するか変わってきそう。

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2023年12月02日

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ネタバレ

読み終わってから、他の方のネタバレとか感想など見に行ったんですが結局よくわからなかったです。

エロい要素も端々にありますが、生々しい表現はないのでライトです。ほぼ1日で読み終えました。

なんとなく現在の「教育」を皮肉ってるなってゆうのは感じました。従順に育てる感じが。

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2023年11月04日

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なかなか賛否両論ありそうなテーマでしたね。

架空の学園で、『1日3回オーガズムに達すると成績が上がる』という謎のルール、その成績もちょっと変わっている…
成績が上がれば、階級が上がり、住環境が良くなるようだが、ここで得た経験は、一体どこで活かされるんだろうか。
ただひたすらに成績を上げるために、規則正しい生活に、3回の開放感、、、どこかにありそうで、何とも嫌な感覚に

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2023年09月14日

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ネタバレ

えっ何この世界観。一日のうち3回オーガズムに達すると成績が上がり、しかもその"成績"は学業ではなく超能力(?)のテスト。
成績下位者は上位者に絶対服従だし、上位者は個室を与えられる特権もある。
これ、何が目的なの?この学校は秘密裏に能力を持った生徒を育てているのだろうか?などと類推するが最後まで真相は不明。

性交が奨励されているので、目的達成のために生徒たちがところ構わずしているのもびっくりするが、段々慣れてきてしまう。まるで猫の交尾でも見ているかのよう。
慣れてしまえば楽しいのかもしれないが、性交が苦手な生徒にとってはキツい。
でももし、通っていた学校がそういう方針なら、やるやらないはともかく受け入れていた可能性はある。受け入れられないなら辞めるしかないのだから。
思想の自由って、実はそんなに自由じゃないのかもしれない。

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2023年07月24日

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面白くはない(世界観が理解できない)と思いつつ一気読みした。
読んだあともモヤモヤするものが残り続けるような作品。当たり前と思っているものは本当にそうなのか?と問うような作品だと思った

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2023年07月19日

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ネタバレ

面白い設定だった。
1日3回、性的な絶頂を感じることが、
成績アップにつながると信じられている、不思議な高校の話。
成績も超能力(カードの絵柄を当てる)ことで測られて、普通の勉強はまともに教えてもらえない。

みんな必死にセックスしている。

外部から解体の要望が入るが、
生徒が署名して防ごうとする

オーガズムに達することに、不審があった女子生徒も、だんだん染まっていく。

設定は不思議だけど、
事件?は特におこらない、かんじ?

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2023年07月17日

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ネタバレ

全人類、未体験の読書感!というフレーズに惹かれて購入。
自慰をした。
ルームメイトがセックスをしていた。
自慰をした。
学力テストがあった。
誰々は何か悩んでいるようだった。
と主人公視点で進む物語なので、主人公以外の登場人物や背景については全て読み手が想像するしかない。起承転結がなかなか分かりにくく、読んだ先に何かがあるのかと思いきや何もなく終わってしまった。謎は謎のまま終わってしまったので、なるほど未体験の読書感だった。

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2023年07月03日

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ネタバレ

非現実的なストーリー
この学校はオーガズムが大事っていう話の一方で理性も必要とされてると思う
佐藤くんの可もなく不可もない性格というか理性なのかな
最終的に真夏が確信をついてしまって拒否反応出てるところでこの物語の終わりが見えた
佐藤くんと真夏の行きつくところは交じることなく終わった

中途半端じゃなくてちゃんとぶっ飛んでいるので逆にストーリーにのめり込めたところがよかった

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2023年07月01日

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ずっっっと不安感?違和感?が拭えない感じ

不思議というよりなんかずーーーっと、違う国に入れられたみたいな感覚

でも気になるから途中で止めることなく読み進めちゃうみたいな

超能力育成学校..ね..

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2023年06月03日

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独特な言い回しと気付かないうちに場面(人物)が切り替わるような文章が面白く、不思議の国のアリスそのもののような不思議さがあり一気に読み進めてしまったけれど、最後に何か解決されるのではと期待して読んでしまったためどんな感想を持てば良いか難しい。

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2023年05月31日

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読み始めから読み終わりまで戸惑いばかりだった。
この感情を一切排したような、脈絡がなく、入り込めない文体は何なのか、と。
大学時代、専攻していたアメリカ演劇では、プロットのあらすじを数ページにまとめなければならなかったが、まさにそのときの書き方と文体がそっくりだった。
物語の終わりに近づくにつれ、これがタイトルの「教育」を示すための文体なのだなと思った。
一種の洗脳であり、人はどんどん考えなくなっていく、ということに対する警鐘がメッセージか。

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2023年05月17日

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設定は有り得ないけどたぶん現代社会への皮肉?なのだろうか。小説の場面や催眠中のストーリーなど、意味がよくわからない内容に困惑するが読む手が何故か止まらなかった。

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2023年05月15日

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ネタバレ

異質で難解(笑)
説明が皆無なのに、説明口調な語り。
好みではないけれど、癖になる。
ヴェロキラプトルってなんぞやとGoogleで調べました(笑)
性描写、お化け屋敷のバイトや、苺人間やらなんかもうパニックになりながらも一気読み。

そもそも「教育」ってなんだろう?とモヤっている。

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2023年04月10日

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んー。なんとも言い難い読後感。

物語の舞台は外部から隔離された学校。
成績を向上させる為に、男女問わず、一日三回以上のオーガズムに達する事を推奨される。

いやいや有りえない。
こんな学校ヤバイでしょ。

次々と繰り返される性描写。
淡々と描かれる事でそこに官能的ないやらしさは感じないが、今まで自身が考え、経験して来た正しさとか常識とか、そういった物から逸脱した世界観を感じる。

時々挟まれる催眠術や演劇も異質さを放ち、更にわけが分からなくなる。

タイトルを『教育』にしたセンスに唸る。

概念が根本から覆されそうな恐ろしい小説だ。

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2023年02月18日

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ネタバレ

学園ハレンチ×超能力×ディストピア、とおもしろ要素を掛け合わせた結果、見事によくわからなくなる著者初長編。
前作「破局」と比べて、あれ、今回の主人公はわりとまともかも…と思わせておいて、じわじわと、読者の感覚から乖離し始め、学校側が用意する「教育」に忠実であるがゆえに、狂気を帯びてくる感じがとても良い。一緒にご飯食べてる女の子の健康のためを思って、むりやり完食させてしまうくだりなんかもう最高。
にしても、催眠部と翻訳部の作中作が長すぎ&不条理すぎて、ちょっとうんざりしてしまった…(演劇部の桜人間バトル劇は、しっかりおもしろく読めたのに)

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2023年02月06日

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ネタバレ

四択クイズを超能力で当てるとして、勘でも25%当たる。超能力が向上し、確率が27.5%に上がったところで、何の意味があるのかということぐらい、生徒がいかに洗脳されていたとしても、考えそうなものであると思っで読んでいた。結局最後までわからなかった。
実社会の勉強も、その程度のものしか得られないと言うことなのか?

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2022年09月22日

Posted by ブクログ

合理性優先の世界で正しさに疑問を呈したものは排除されていく、全体主義をぎゅっとまとめた小さな世界に見えた。
誰か大革命を起こすこともなく、淡々と進んでいくからこそ、わたしの現実とリアルに重ねてしまう。

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2022年08月27日

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ネタバレ

成績を上げるため学校の推奨する努力を怠らない主人公。
推奨される日課として生徒たちの日常に大きな割合を占めているのが、1日3回オーガズムに達すること。
全寮制の高校なのか、食事や授業以外の時間も常に体を整え、日課をこなすべく行動する。
そしてその様子はすべて監視されている。
スクールカーストを形成する成績というのが、
伏せた4つのカードから正しいものを1枚選ぶこと。
本文には書いてないけど、普通に考えれば正答率は25%。
27.48%だった主人公は、終盤でついに27.5%にまで上げ、上位クラス入りする。
この数字が、高校生活を捧げる全て。
横槍メンゴさんの『レトルトパウチ!』を思い出しつつ、エロい話かと思って読み始めたら、めちゃめちゃこわい話だった…

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2022年04月29日

Posted by ブクログ

ハレンチ×超能力×ディストピア。
こんなにも「どう終わるんだろう…」と思いながら読んだ小説もなかなかない。
催眠中に未来が話す妙な設定の話は何なのだろう。
卒業とかないのか?


「荷物をまとめようとしたが、正しい手順がわからず、少し時間がかかった。が、時間をかければいつかは私も荷物をまとめることができる。荷物をまとめると、私は部屋から出た。(p149)」
なんなんだ、この不思議な表現は。

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2022年02月04日

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