【感想・ネタバレ】教育のレビュー

あらすじ

「この学校では、一日三回以上オーガズムに達すると成績が上がりやすいとされていて――」
勝てば天国、負ければ地獄の、規律と欲望が渦巻く学校――私の幸せは、正しいのか?
人間の倫理を問う、芥川賞受賞第一作。

発売前から、ネット騒然!
絶賛・困惑・驚愕・恐怖の声、続々!

〇ずるずると引き摺られていくのに読む手が止まらない。悪夢そのものみたいだ。(カツセマサヒコ)
〇おもしろくて白目をむいてる。まだまだ物語ってある。(岨手由貴子)
〇抑圧下の男らしさを描いた”血のかよわないまごころ小説”にして、ジャンル無用の危険な傑作。(鴻巣友季子)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人生そのものを皮肉ってるのかね
長寿が良いこと、健康が良いことみたいな今の世界の共通思想しかり、あくまでお金を稼いでより良い生活を目指すというルールの中だけで生きてる人に対する憤りを表してるんかね
けど今の世界じゃ反抗しきったら生きていけないとかそういう感じのことを言いたいのかなと受け取った。
⚠︎個人的な解釈ですが

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2024年01月14日

奇天烈で面白い

とにかく奇天烈で不思議な小説で、読んでいくうちに遠野遥の世界にどっぷりと引きずられて行くような感覚になる。不思議な話の構成も自然と受け入れられてしまい、読んだあとには高揚感が残る。彼の作品には読んだ人を惹きつけて離さない魅力がある。

#ドキドキハラハラ

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2023年04月27日

Posted by ブクログ

えっちでいいとおもいました。
実際こういう場にいたら自分の好きな子が人としてるのを見て嫉妬したり、彼女を作っても他の人としたくなったりして勉強どころじゃない気がする。
性的な規範がある環境で良かった。

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2025年11月06日

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ネタバレ

あらすじを読んで、ずっと気になっていた小説だった。元気な時じゃないと読めなさそうだと思っていてなかなか手を出せずにいた。

学校という小さな世界に閉じ込められて暮らす生徒たちが、今自分が生きる世界とは全く異る価値観、倫理観の下に、尋常ならざる日常を何の疑問も持たずに送っている。

全編を通して何も理解出来るところが無いので、学校の存在理由や、外の世界との関わりや、何か、理解出来るとっかかりが欲しく、どんどんページを捲った。
しかし、最後までその問いには答えてくれない。
異常な世界を、異常だと思っている者がそこに存在しなければ、その世界では平常であるという事だろうか。

教育というタイトルの意味も考えたが、教えて育てる、という字のままが凄く気持ち悪く感じた。

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2025年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

適応力、順応力が孕む不健全さ。
ディストピア的「学校」生活、成績向上のために規則に盲従する主人公。
あまりに突拍子もない物語の終盤、「学校の外では、感染症が拡大していて…」の一文。
マスク生活、三密回避。すがるようにあるいは不承不承ながらも政府の呼びかけや専門家の意見に大部分の人が素直に従い、従わないものには、周囲からの冷たい視線、果ては、自粛警察、マスク警察の鉄槌が下る、コロナ禍下。
「学校」の中と外の差は、存外大きなものではないのかもしれない。

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

教育=洗脳。自分で考えることを放棄して、命じられていることを淡々と行っていく。疑問を持つと苦しくなり落ちこぼれていく。この世界のわけのわからない設定が面白かった。

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2023年12月14日

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正直、意味不明だけど設定でぶっ飛んでてわりと好きでした。
続きが気になりすぐ読んでしまった。
主人公が学校に従順すぎてイラッとしました。笑

性的描写も淡々と書かれていたので、いやらしい感じはあまりしない。

こんな学校嫌だ。

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2023年10月20日

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2日で読んだ。なんとも言えやん感情になった。
物語の中に物語が差し込まれていて、一見関係のないように思えるけど、どこかで繋がってるんじゃないかと感じた。
また感染症が流行していることや世間の声があることなどからは、どこか遠くの世界の話ではなくて、現在私が生きているこの世界とも通じた話なのかなとも思った。
作者のインタビューも見たけど、なにか物語に直接的に通じるものはなかったけど、でも日常の中に物語に通じるものがまた隠されているんだなと思った。

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2023年08月24日

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4.1くらい
装丁に惹かれて初めて手に取った遠野さんの作品
初めてのってとこもあるだろうけどこれが1番好きかなあ
文体が普段触れないタイプなので一瞬驚いたけど淡々とキモいことを書くのキモいな〜って思って個人的には好きだった、単純に読みやすいし
挿入話も好き

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2023年01月18日

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ネタバレ

私の頭ではこの話をまだ理解することはできなかったけれど、改良と破局よりは没頭できた。4章で20ページ以上にわたって催眠中の話が続いた末に、結局醒めないまま5章に入った時は「何だこれ」と笑ってしまった。

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2023年01月16日

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1日3回オーガズムに達すること、カードの引き当てテストの結果で生活環境が大きく変わるといった学校にいる勇人。いくら校則でセックスをすることになっていても、食欲や睡眠欲と同じように性欲が扱われていて、快楽のためにセックスするというより、義務感からセックスをする感じが新しかった。真夏のことを大切に思っていたのに、他の人に取られた瞬間、彼女を責め、憎み、挙句の果てに見捨ててしまう。平気で人を見下し、見捨てる独占欲の強い主人公に嫌悪感を抱いた。説教くさくて、絶対に彼氏にしたくない男性No.1だ。勇人も未来の洗脳がなければやり切れない現実に辟易しながら、おかしな学校のルールを当たり前だと思って生活している。教えて育てることが教育だが、教えることが根本から間違っていたら、育つ人間も常識外れの人間ばかりになる。学校に監視員がいて、目をつけられたら、立てなくなるほど虐げられる。拷問に近く、生きるか死ぬかのような環境にいればなおさら、人を蹴落とそうと、悪知恵ばかり働く人間になると思う。監視員に連れていかれた真夏は、暴行され殺されてしまうのだろうか。大切に思っていた気持ちが最初からなかったかのように、いとも簡単に見捨ててしまうところに人間味を感じながら、人が怖くなった。遠野さんの小説、今まで読んだ作品を見る限り必ず性欲が軸にある気がする。耐性ない方や、ある程度、どういう行為なのかということを知っていないと読むことが難しいかも、、

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2025年03月21日

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ネタバレ

 帯文のジャンル分け不能な感じに惹かれて手に取った。淡々としているのに、気づけば独特な世界観に引きずり込まれている、そんな不思議な引力を持った作品だった。

 思考停止して周りの声に従うだけになるのはマズいと分かっているのに、同調圧力にはどうにも抗い難い。そういう風潮は、何もコロナ禍に限ったことではなく、いつだって、学校や会社という小さな集団においてさえ存在している。考えた者から排除されるだなんて、なんと世知辛い世の中なのだろう。

 読後は、とても嫌な気分になった。

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2025年01月26日

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殆ど意味わからなかったから敢えて評価をするなら低くはなってしまうけど、なんだかずっと面白くて最後まで読んでしまった。食事やマナーとかの道徳的な事と性行為をずっと並列で語ってるのが面白かったし、もし作者がげらげら笑いながら書いてたとかじゃ無かったら本当に頭おかしいと思う。
主人公が性行為とかに盲信してる様と、大学の同級生が就活や進級で人から決められた正解に勤しんでた様がおんなじで懐かしくなった。

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2025年01月02日

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今まで読んだ本の中で一番嫌な気持ちになった本。
物語としては、一風変わった学園の中で1日3回のオーガズムに達することを推奨された生活。全てが管理されており、先生、成績が全ての世界。
与えられたものに対して何の違和感も覚えず、のめり込む主人公のからっぽな感じが不気味。
そしてこの生活に違和感をもった者が崩れていくという主人公との対比が悲しい。
手の届く距離に失ってはいけない大切なものがあったはずなのに自分がなくなることでこんなにも切なくなってしまうのかと思った。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

淡々と学園生活が描かれる。
ただそのルールが独特。1日3回オーガズムに達すること。
最後までルールに従順な生徒と、途中でレールを外れていく生徒。
読み手のその時の心情や立場によってどちら側に共感するか変わってきそう。

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2023年12月02日

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ネタバレ

読み終わってから、他の方のネタバレとか感想など見に行ったんですが結局よくわからなかったです。

エロい要素も端々にありますが、生々しい表現はないのでライトです。ほぼ1日で読み終えました。

なんとなく現在の「教育」を皮肉ってるなってゆうのは感じました。従順に育てる感じが。

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2023年11月04日

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なかなか賛否両論ありそうなテーマでしたね。

架空の学園で、『1日3回オーガズムに達すると成績が上がる』という謎のルール、その成績もちょっと変わっている…
成績が上がれば、階級が上がり、住環境が良くなるようだが、ここで得た経験は、一体どこで活かされるんだろうか。
ただひたすらに成績を上げるために、規則正しい生活に、3回の開放感、、、どこかにありそうで、何とも嫌な感覚に

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2023年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

えっ何この世界観。一日のうち3回オーガズムに達すると成績が上がり、しかもその"成績"は学業ではなく超能力(?)のテスト。
成績下位者は上位者に絶対服従だし、上位者は個室を与えられる特権もある。
これ、何が目的なの?この学校は秘密裏に能力を持った生徒を育てているのだろうか?などと類推するが最後まで真相は不明。

性交が奨励されているので、目的達成のために生徒たちがところ構わずしているのもびっくりするが、段々慣れてきてしまう。まるで猫の交尾でも見ているかのよう。
慣れてしまえば楽しいのかもしれないが、性交が苦手な生徒にとってはキツい。
でももし、通っていた学校がそういう方針なら、やるやらないはともかく受け入れていた可能性はある。受け入れられないなら辞めるしかないのだから。
思想の自由って、実はそんなに自由じゃないのかもしれない。

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2023年07月24日

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面白くはない(世界観が理解できない)と思いつつ一気読みした。
読んだあともモヤモヤするものが残り続けるような作品。当たり前と思っているものは本当にそうなのか?と問うような作品だと思った

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2023年07月19日

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ネタバレ

面白い設定だった。
1日3回、性的な絶頂を感じることが、
成績アップにつながると信じられている、不思議な高校の話。
成績も超能力(カードの絵柄を当てる)ことで測られて、普通の勉強はまともに教えてもらえない。

みんな必死にセックスしている。

外部から解体の要望が入るが、
生徒が署名して防ごうとする

オーガズムに達することに、不審があった女子生徒も、だんだん染まっていく。

設定は不思議だけど、
事件?は特におこらない、かんじ?

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2023年07月17日

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ネタバレ

全人類、未体験の読書感!というフレーズに惹かれて購入。
自慰をした。
ルームメイトがセックスをしていた。
自慰をした。
学力テストがあった。
誰々は何か悩んでいるようだった。
と主人公視点で進む物語なので、主人公以外の登場人物や背景については全て読み手が想像するしかない。起承転結がなかなか分かりにくく、読んだ先に何かがあるのかと思いきや何もなく終わってしまった。謎は謎のまま終わってしまったので、なるほど未体験の読書感だった。

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2023年07月03日

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ネタバレ

非現実的なストーリー
この学校はオーガズムが大事っていう話の一方で理性も必要とされてると思う
佐藤くんの可もなく不可もない性格というか理性なのかな
最終的に真夏が確信をついてしまって拒否反応出てるところでこの物語の終わりが見えた
佐藤くんと真夏の行きつくところは交じることなく終わった

中途半端じゃなくてちゃんとぶっ飛んでいるので逆にストーリーにのめり込めたところがよかった

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2023年07月01日

Posted by ブクログ

ずっっっと不安感?違和感?が拭えない感じ

不思議というよりなんかずーーーっと、違う国に入れられたみたいな感覚

でも気になるから途中で止めることなく読み進めちゃうみたいな

超能力育成学校..ね..

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

独特な言い回しと気付かないうちに場面(人物)が切り替わるような文章が面白く、不思議の国のアリスそのもののような不思議さがあり一気に読み進めてしまったけれど、最後に何か解決されるのではと期待して読んでしまったためどんな感想を持てば良いか難しい。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

読み始めから読み終わりまで戸惑いばかりだった。
この感情を一切排したような、脈絡がなく、入り込めない文体は何なのか、と。
大学時代、専攻していたアメリカ演劇では、プロットのあらすじを数ページにまとめなければならなかったが、まさにそのときの書き方と文体がそっくりだった。
物語の終わりに近づくにつれ、これがタイトルの「教育」を示すための文体なのだなと思った。
一種の洗脳であり、人はどんどん考えなくなっていく、ということに対する警鐘がメッセージか。

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2023年05月17日

Posted by ブクログ

設定は有り得ないけどたぶん現代社会への皮肉?なのだろうか。小説の場面や催眠中のストーリーなど、意味がよくわからない内容に困惑するが読む手が何故か止まらなかった。

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2023年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

異質で難解(笑)
説明が皆無なのに、説明口調な語り。
好みではないけれど、癖になる。
ヴェロキラプトルってなんぞやとGoogleで調べました(笑)
性描写、お化け屋敷のバイトや、苺人間やらなんかもうパニックになりながらも一気読み。

そもそも「教育」ってなんだろう?とモヤっている。

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2023年04月10日

Posted by ブクログ

んー。なんとも言い難い読後感。

物語の舞台は外部から隔離された学校。
成績を向上させる為に、男女問わず、一日三回以上のオーガズムに達する事を推奨される。

いやいや有りえない。
こんな学校ヤバイでしょ。

次々と繰り返される性描写。
淡々と描かれる事でそこに官能的ないやらしさは感じないが、今まで自身が考え、経験して来た正しさとか常識とか、そういった物から逸脱した世界観を感じる。

時々挟まれる催眠術や演劇も異質さを放ち、更にわけが分からなくなる。

タイトルを『教育』にしたセンスに唸る。

概念が根本から覆されそうな恐ろしい小説だ。

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2023年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学園ハレンチ×超能力×ディストピア、とおもしろ要素を掛け合わせた結果、見事によくわからなくなる著者初長編。
前作「破局」と比べて、あれ、今回の主人公はわりとまともかも…と思わせておいて、じわじわと、読者の感覚から乖離し始め、学校側が用意する「教育」に忠実であるがゆえに、狂気を帯びてくる感じがとても良い。一緒にご飯食べてる女の子の健康のためを思って、むりやり完食させてしまうくだりなんかもう最高。
にしても、催眠部と翻訳部の作中作が長すぎ&不条理すぎて、ちょっとうんざりしてしまった…(演劇部の桜人間バトル劇は、しっかりおもしろく読めたのに)

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2023年02月06日

Posted by ブクログ

伸るか反るか、野球でいうと、バッドを長く持ってフルスイングするような内容で、予定調和のほっこりストーリーにあまり興味がない自分としては、最後まで面白く読めた。
テイストとしては村上春樹が大好きな中学生が書いたようなものであるが、随所に盛り込まれた意味不明なエピソードもちゃんと面白く、なんだかよくわからないが、次回作もよんでみようかという気分になっている。
これまたよくわからないが、もし映画化するなら、今は亡きスタンリーキューブリックあたりに撮って欲しい。 ★3.7

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

ハレンチ×超能力×ディストピア。
こんなにも「どう終わるんだろう…」と思いながら読んだ小説もなかなかない。
催眠中に未来が話す妙な設定の話は何なのだろう。
卒業とかないのか?


「荷物をまとめようとしたが、正しい手順がわからず、少し時間がかかった。が、時間をかければいつかは私も荷物をまとめることができる。荷物をまとめると、私は部屋から出た。(p149)」
なんなんだ、この不思議な表現は。

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2022年02月04日

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