辻邦生の一覧

「辻邦生」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

2020/05/14更新

ユーザーレビュー

  • 言葉の箱 小説を書くということ
    これはぼくだけしか見られない、ぼくだけが見ている、ぼくの世界で、ぼくが死んでしまうと、だれもそのなかに入って知ることはできない。だから、この世界をだれかほかの人に伝えるためには、その感じ方、色彩、雰囲気を正確に書かないと、ぼくが死んでしまったら、もうこの地上から消えてしまう。       作者の、切...続きを読む
  • 春の戴冠4
    フィオレンツァの、壮大な叙事詩を読み終えた。

    サンドロ(ボッティチェルリ)で始まり。
    ロレンツォ(メディチ家)に継がれ。
    ジロラモ(サヴォナローラ)で終わる。

    芸術家(サンドロ)が生まれ。
    パテント(ロレンツォ)が育み。
    宗教家(ジロラモ)で影を落とす。

    そんな4部作であった気がします。

    ...続きを読む
  • 嵯峨野明月記
    今年の夏の長編読書は辻邦生の嵯峨野明月記.しばらく前に買ってあったのだが,まったく,改行のない文章の密度に,なかなか読み始める機会が来なかった.
    さて,実際に読み始めてみると,小説世界にすっかり入り込み,電車の中で,あるいは夜の時間に,本を開くのが楽しみでならなかった.

    一の声が本阿弥光悦,二の声...続きを読む
  • 石川淳/辻邦生/丸谷才一
    面白い小説でした。
    石川淳氏 焼跡のイエス。紫苑物語。小林如泥。鈴木牧之。江戸人の発想法について
    辻邦生氏 安土往還記。
    丸谷才一氏 横しぐれ。樹影譚
    特に、安土往還記。丸谷才一氏の2つの小説。紫苑物語が
    とても面白い傑作だと思います。モダニズムという感覚が
    湧き出してくる感じがします。
    丸谷氏は、...続きを読む
  • 石川淳/辻邦生/丸谷才一
    さすがにこのメンバーになるとはずれが少ないのか、収録作品が選りすぐりなのか、どれもひきこまれた。ベストをえらぶとすれば、「横しぐれ」だろうか。小説としてのプロットの巧みと文学論の両方がバランスしていて素晴らしい。