辻邦生の作品一覧

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作品一覧

2023/05/11更新

ユーザーレビュー

  • 言葉の箱 小説を書くということ
    とても読みやすい。かつて小説を書くことに対して、これほど熱意あるメッセージを伝えられる方がいた事を知れただけでも感謝。
  • 安土往還記(新潮文庫)
    西欧人が語る大殿(シニョーレ)織田信長は、きっとこのような人物だったのだろうと思わせる。
    好奇心高く芸術家を敬い西洋の技術に深く関心を持ち、道理を求め「事が成る」ことをもって自身の道を貫くために非情となり、それは周囲の理解を得られず孤立していく。
    宣教師らには人なつこく冗談に笑うほど心を許したと言う...続きを読む
  • 言葉の箱 小説を書くということ
    これはぼくだけしか見られない、ぼくだけが見ている、ぼくの世界で、ぼくが死んでしまうと、だれもそのなかに入って知ることはできない。だから、この世界をだれかほかの人に伝えるためには、その感じ方、色彩、雰囲気を正確に書かないと、ぼくが死んでしまったら、もうこの地上から消えてしまう。       作者の、切...続きを読む
  • 春の戴冠4
    フィオレンツァの、壮大な叙事詩を読み終えた。

    サンドロ(ボッティチェルリ)で始まり。
    ロレンツォ(メディチ家)に継がれ。
    ジロラモ(サヴォナローラ)で終わる。

    芸術家(サンドロ)が生まれ。
    パテント(ロレンツォ)が育み。
    宗教家(ジロラモ)で影を落とす。

    そんな4部作であった気がします。

    ...続きを読む
  • 西行花伝(新潮文庫)
    花の季節に、西行墳のある弘川寺を訪ねようと思っていた。今年になって鳥羽の城南宮を尋ねた帰り、桜の季節までに評伝を読んでおこうと思いたって、辻邦生著のこの本を選んだ。

    藤原鎌足を祖とする裕福な領主の家に生まれたが、母の願いで官職を得るために京都に出た。
    馬術、弓道、蹴鞠、貴族社会の中で身につけなくて...続きを読む

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