西行花伝(新潮文庫)

西行花伝(新潮文庫)

1,155円 (税込)

5pt

花も鳥も風も月も――森羅万象が、お慕いしてやまぬ女院のお姿。なればこそ北面の勤めも捨て、浮島の俗世を出離した。笑む花を、歌う鳥を、物ぐるおしさもろともに、ひしと心に抱かんがために……。高貴なる世界に吹きかよう乱気流のさなか、権能・武力の現実とせめぎ合う“美”に身を置き通した行動の歌人。流麗雄偉なその生涯を、多彩な音色で唱いあげる交響絵巻。谷崎潤一郎賞受賞。(解説・高橋英夫)

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西行花伝(新潮文庫) のユーザーレビュー

4.3
Rated 4.3 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    花の季節に、西行墳のある弘川寺を訪ねようと思っていた。今年になって鳥羽の城南宮を尋ねた帰り、桜の季節までに評伝を読んでおこうと思いたって、辻邦生著のこの本を選んだ。

    藤原鎌足を祖とする裕福な領主の家に生まれたが、母の願いで官職を得るために京都に出た。
    馬術、弓道、蹴鞠、貴族社会の中で身につけなくて

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    2020年01月20日

    Posted by ブクログ

    読書って、出会った時の体力と精神力の充実度で、読める・読めないということに繋がる時がある。
    辻さんの本は、気力充実、且つ、心に遊びがある時に手に取れると、スゴく良い時間になってくれる。

    その意味で、いいタイミングで読めて大変楽しめました。

    【たとえば鳥が空を飛んでゆく。それは日々気にもとめずに見

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    2018年07月14日

    Posted by ブクログ

    花に染む 心のいかで 残りけん 捨て果ててきと 思ふわが身に

    身を捨つる 人はまことに 捨つるかは 捨てぬ人こそ 捨つるなりけれ

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    2015年02月04日

    Posted by ブクログ

    10数年ぶりに読み返してみた。「利休にたずねよ」があまりにもつまらなかったので、もう歴史小説は自分には合わないのかと思ったが、読み返した本書はやっぱり面白かった。辻邦生作品の中でも「背教者ユリアヌス」と並ぶ傑作だろう。

    物語は歌人西行の生涯を弟子の藤原秋実が、西行その人や、さまざまな周辺の人から聞

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    2013年08月17日

    Posted by ブクログ

    西行の歌の弟子藤原秋実が記す形を取った西行の物語。序の帖に始まり二十一帖に至るまで、西行を時代の流れの中心におき、彼の秀歌と併せて語ってゆく。//前半は物語の筋が読めず少し退屈感を覚えた。中ほどから、平安末期の乱れた世の激変を活き活きと描き面白くなる。皇族・女性・僧侶・源平の武士達が、史実にフィクシ

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    2013年05月19日

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