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闇市に現れた少年は神の子か狼か……石川淳「焼跡のイエス」、「国の守は狩を好んだ」に始まる王朝時代を舞台とした説話風物語「紫苑物語」、江戸人の精神に迫る「小林如泥」「鈴木牧之」「江戸人の発想法について」。 “大殿(シニョーレ)”織田信長の日本人離れした心と行動を異国人の眼を通すことで浮かび上がらせた歴史小説・辻邦生「安土往還記」。種田山頭火をめぐる文学史ミステリ・丸谷才一「横しぐれ」、小説的趣向に満ちた「樹影譚」。王朝文学や江戸文芸、西欧文学を礎に、稀代のモダニストたちが精緻に築き上げた傑作群を収録。
解説=池澤夏樹
年譜=中条省平
月報=鹿島茂・町田康
Posted by ブクログ 2017年04月01日
面白い小説でした。
石川淳氏 焼跡のイエス。紫苑物語。小林如泥。鈴木牧之。江戸人の発想法について
辻邦生氏 安土往還記。
丸谷才一氏 横しぐれ。樹影譚
特に、安土往還記。丸谷才一氏の2つの小説。紫苑物語が
とても面白い傑作だと思います。モダニズムという感覚が
湧き出してくる感じがします。
丸谷氏は、...続きを読む
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