村岡博の作品一覧

「村岡博」の「茶の本」「茶の本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 茶の本
    4.6
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〝美のカリスマ〟岡倉天心が世界にアピールした、日本人の本当の美意識 日本の美の心を茶道の美意識から説き起こして、世界に衝撃を与えた名著の初のビジュアルブック化!「茶の本」は、茶道の作法などを解説した書物ではなく、茶道を禅や道教、華道などとの関わりから広く捉え、日本人の美意識や文化観を欧米人に向かって説いた評論ですが、日本人にも「美の本源」「芸術の本質」「人生の本義」を教えてくれる一書でもあります。大川裕弘氏の美しい写真と共に、その世界観が味わえます。 著者:岡倉覚三 訳:村岡博 写真:大川裕弘 大川裕弘:1944年千葉県松戸市生まれ。1969年写真家高橋克郎氏に師事。1979年大川写真事務所を設立。以降、フリーランスフォトグラファーとして、広告写真および女性誌を中心とした雑誌媒体で活動。
  • 日本の目覚め
    -
    1巻1,745円 (税込)
    1904年11月、日露戦争の国際世論をめぐる攻防に、天心が投じた英文著作。日本文明の源泉をたどり、明治維新の大要を解き、「黄禍」の妄説を覆す。2年後の名著『茶の本』に通ずる詩趣をたたえた本書は、時のルーズヴェルト大統領が手にとり、英米有力紙誌が取り上げ、全米年間4位の書店売上を記録した。
  • 茶の本
    -
    外国にあった著者が、故国恋しさの思いを茶事の物語によせ、それを英文に写してニューヨークの一書店から出版したものである。茶の会に関する種々の閑談や感想を通して人道を語り老荘と禅那とを説き芸術の鑑賞にまで及んでおり、日本の精神的所産の最も美しい面を見事に捉え得た名著として広く読まれて来た。(解説 福原麟太郎)

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ユーザーレビュー

  • 茶の本

    Posted by ブクログ

    単なるお茶の本だと思っていたが、180度違っていた
    茶道が思想や哲学そのものであるのだということを初めて知った

    現代語訳されてるとはいえ一部読みづらい箇所はあるが、今に通ずるところは多々あり学ぶところが多い本であった

    なぜか分からないが他の本を読むときよりも数倍落ち着いて読めたのは著者の雰囲気を感じ取っているからだろうか

    0
    2025年09月20日
  • 茶の本

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「世界に衝撃を与えた名著の初のビジュアルブック化! 」の企画は見事成功していると言える。

     美しい写真と共に添えられるのは、本文の要諦とも言える言葉を選んでの抜き出したもの。そのセレクトの是非はあるが、概ね、自分が付箋を付けておきたいと思った文章は抜き出されていると思う。文章と写真との相性は、必ずしも合致したものではないが(そこまで意識はされてない印象)。
     読み返すときも、美しい写真とキーセンテンスだけを、のんびり拾い読みできるのも良い。

     おそらく30年ぶりに読み返したが、若かった当時、「不完全」を愛でることの真意が腹落ちしていなかったと思うが、齢をとって理解が進んだ、いや、理解ではな

    0
    2025年05月17日
  • 茶の本

    Posted by ブクログ

    素晴らしい本でした
    天心の格調高い文章に写真が負けていないと思いました
    岡倉天心「茶の本」という素晴らしさを伝えるには、この本のような親しみやすさが必要だと思いました
    明治期に岡倉天心という人物が登場してくれて本当に有難かったと思います
    この本を通して実に多くの刺激を受けてたくさんのことを学ばさせてもらいました
    岡倉天心「茶の本」は、日本人の誇りであり、皆が読むべき本だと思います

    0
    2024年05月13日
  • 茶の本

    Posted by ブクログ

    「茶の本」といいつつも、人生において大切なことを教えてくれる本。
    「茶室」「芸術鑑賞」「花」「茶の宗匠」からは自分の暮らしの改善点が多くわかり、特に学びになった。

    【自分の部屋について】
    ・自分の心から美しいと思うものを1点選ぶ。それにあうように空間をつくっていく
    ・その美しさを妨害しないように無駄なものを置かない
    ・収集することに価値をおかない
    →断捨離、掃除、シンプルな部屋

    【芸術鑑賞について】
    ・美術館は気になった作品を時間をかけて楽しむ
    ・前回よりも少しでも美しくなって美術館へ行く
    ・記念にとりあえず買うのではなく、本当に気に入った作品のポストカードを購入する

    【生活について】

    0
    2022年10月23日
  • 茶の本

    Posted by ブクログ

    粋につうじる美学。
    本当のオシャレは流行を追うだけではない、掛け軸と同種のものを活けるのは野暮、など、日本人が感じる美しさがよくわかる一冊。
    岡倉天心ってたしかボストン美術館の学芸員だったような(うろ覚え)。
    だからこそ、客観的に見える部分もあるんだろうなと思いながら読んだ。
    トーンを抑えた写真が「侘び寂び」の世界観を写し出していて、読んでいて心に静寂をもたらす。
    ”人は己を美しくして始めて美に近づく権利が生まれるのであるから”
    という一文。
    そして千利休の生きざまに胸を打たれた。

    0
    2021年03月09日

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