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Posted by ブクログ 2013年04月12日
前期三部作と言われる三作の中では世間的評価が最も低いかもしれないが、それはこの作品が恋愛成就後の現実を描くからだろう。
二人は共犯者としての過去を共有するが、その罪をそれぞれに見つめた結果、ある意味最も遠い存在同士になってしまう。
それでも人生は容赦なく回り続けるため、その現実を受け入れ、慣らされて...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月16日
漱石の前期3部作にあたる最後の作品。
表紙に書いてあるあらすじが割とネタバレだった。まだ読んだことのない人は見ない方がいいかも。
一度道理から外れたことをすると、それを一生背負い続けなくてはならない。因果関係のない不幸も、その過ちを原因だと考えるようになる。そういうこともあるんだなと考えさせられた...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月16日
前期三部作、三作目…
三四郎、それからと大きく違うのは、最初から夫婦である、と言う点である。
ただ、略奪愛という面では、それからの流れを汲んでいる。
弟の進学問題など色々ありながらも、二人で慎ましくと暮らす夫婦。彼らには"罪"があり、あることがきっかけで夫は禅に救いを求めるが、...続きを読む
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