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Posted by ブクログ 2009年10月04日
表紙のあるものが、新潮とこれしか見当たらなかったが、私が読んだものは岩波であったように思う。
私はこの作家の書くものがなべて好きだ。
胃弱で、おそらく心痛から意を痛めたと推察される彼は、おそらくあの時代を集約した「近代人」のはしであり、それを文筆と言う形で表に現した数少ない人物の一人だった。
或い...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月27日
がらすどの「うち」 と読む方がいいようだ。
漱石がすでに亡くなった親族のこと、昔住んでいた場所のこと、犬猫のこと…と身近な材料で語る。
印象的だったのは、妻と喧嘩していたり、義理で引き受けた講演会の謝礼が届いてなんかイラッとしたりする、めんどくさおじさんの漱石が透けて見える箇所と、死に美しさを感じ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月14日
古本屋で1983年出版のこちらを発見し手に取ってみた。
私の中の夏目漱石といえば写真のイメージのみで、はっきりとこの作品読んだといえるものはない。
中でもこちらはエッセイで新聞に掲載されたものだそう。
読み始めて、驚いた。
いくら現代語訳されたものとはいえ、1933年ごろに書かれたとは思えないくらい...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月31日
つまり、エッセイ集だと思えば良いのではないでしょうか。
夏目漱石というと、なんだか恐れ多いんですけれど。
僕はこの人の文章は、そこはかとなく乾いたユーモア、好きなんです。
面倒くさい人だなあ、とは思います。面倒くさいインテリのオッサン。
内容は、作家の日常ってやつですかね。
「こんな変な客が来た...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月15日
自己を語ることに寡黙であったという漱石が朝日新聞に掲載したエッセー。
当時漱石は胃潰瘍をわずらっていたため、全体的に陰鬱なトーンに仕上がっている。
正岡子規の『病牀六尺』を思い出した。
大正の頃の文章の割にはさらっと読めるので、時代の色を感じるのにはとても良い。
富久町、喜久井町あたりの地名が頻出す...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月08日
1915年に東京朝日新聞と大阪朝日新聞に、全39回連載されたもののようだ。
随筆とでもいうべきものであろうか。
漱石の文章はたいへん読み易い。であるからこそ、頭の中にすらすらと文章だけが入り込んでしまい、その文章のもつ意味をりかいすることが疎かになってしまう。
私は漱石の文章を読むときにいつも感じる...続きを読む
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