徳冨蘆花の作品一覧
「徳冨蘆花」の「燕尾服着初めの記」「花月の夜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「徳冨蘆花」の「燕尾服着初めの記」「花月の夜」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
明治を生きる夫婦の悲哀。時代に翻弄された男女の切なく悲しき物語。映画化すると、こんな感じのキャッチコピーになるだろうか。プロットを辿るとそんな感じだ。確かに読んでて涙溢れた。浪さんが自殺しようとするあたりとか小川さんの語りとか。
深い考察は解説を読んでなるほど、と思った。あんなに深い読解力があれば楽しいだろうな。。
もうおんななんぞにうまれはしない。。。
この作品で最も有名な浪子の臨終間際のセリフ。
自分の不幸が女に生まれてしまったことに起因することを嘆いての言葉。
明治時代、お家の慣習が根強い男性中心の文化。
浪子と離縁を薦める母に対して、武男が逆の立場(武男が結核)で向こうから離縁されて
Posted by ブクログ
儚い生命が病に手折られる哀しさ、二人の仲が引き裂かれる運命の残酷さ。悲運に悲運が重なる浪子が哀れ。
いわゆるお涙頂戴もので、全体的にひたすら浪子が可哀想なのですが、論理的な矛盾を指摘したりするのでなく(だって武雄にも情熱の足りなさを感じるし家制度も腹が立つし、何もここまで浪子に辛苦をなめさせなくてもと思う)、絶望に出会った人物達の心の動きや表現を鑑賞するべきです。
万一この後もし武雄が再婚してもいいんだよ!だって今のこの愛はまぎれもない本物で最高潮だったのだから。
手紙に「玉章とる手おそしとくりかえしくりかえしくりかえし拝し上げ」る浪子。さびしく微笑し妹の為に派手な着物を選ぶ浪子。
愛の