日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集

日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集

946円 (税込)

4pt

4.0

〝小説の神様〟志賀直哉は、生きものや子どもを好んで書いた。写実に徹した描写が何気ない小さな姿に新鮮な輪郭を与え、世代を問わず親しめる普遍的な名品となって多く生み出された。それらの短篇を集めた『日曜日』『蜻蛉』を合本とし二十四篇を収録。巻末に網野菊「先生と生きもの」を付す。〈解説〉阿部公彦


目次

日曜日
子供の読者に
日曜日
清兵衛とひょうたん
ある朝
菜の花と小娘
クマ
ジイドと水戸黄門
池の縁
子供三題


出来事
小僧の神様
雪の遠足
台風
母の死と新しい母

蜻蛉

蜻蛉
家守
城の崎にて
濠端の住まい
百舌
馬と木賊
虫と鳥

玄人素人

付録
先生と生きもの 網野菊

解 説 阿部公彦

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    志賀直哉の周りにはいつもいきものが溢れている。蟋蟀、蝗、蟷螂、蛇、鼠、雀、山鳩、百舌鳥、栗鼠、兎、猫、犬、熊たちをすぐに手懐けてしまう。といっても芸を仕込むわけでもなく、彼の周囲で自由に自然にさせているだけで、決して固執することもなく、去る者は追わず、いや去る生き物は追わずという感じだ。まるで手塚マ

    0
    2025年03月27日

    Posted by ブクログ

    子どもの頃の出来事を思い出す。
    トカゲに向かって石を投げた場面で。
    まさか命中するなんて思わなかった。

    0
    2024年01月31日

    Posted by ブクログ

     狭い世界でのことかもしれないが、この数年、中公文庫の文芸系文庫の編集が面白いと言われている。
     小説+関連する作家論とか、特定の括りで一作家の作品を纏めるとか、ちょっと違った切り口のアンソロジーを出すとか。

     志賀直哉と言えば、"小説の神様"。とは言え、実際今どのくらい読まれ

    0
    2022年03月07日

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