小林多喜二の作品一覧

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作品一覧

2023/12/05更新

ユーザーレビュー

  • 蟹工船・党生活者
    プロレタリア文学の代表作。

    行き過ぎた資本主義への抑制、という観点では、現代社会においても、共感できるところ、学ぶべきところはあるのだろう。
    最後に監督が解雇され、自分もまた大きな社会構造の歯車でしかないことに気づかされる。
    厳しい労働環境を具体的に描く一方、この終わり方を以って社会構造全体の問題...続きを読む
  • 蟹工船・党生活者
    蟹工船めちゃくちゃ面白かったです。
    価値のある高い船が難破してた時、監督が船を引き上げてその船の番号を書き換える(番号が若いと価値が高くなる)?シーンがまるで今話題のビッグ○ーターの不祥事みたいだなと思いました。
  • 蟹工船・党生活者
    いつの時代でも社会に与える影響は不変。
    読むタイミングによって感想が大きく異なると思う。
    現代日本の物価高や賃金の上がらなさ、将来への見通しの無さに端を発する不満や暗い雰囲気は、世情は全く違えど蟹工船の時代から一周したのかと思うほど。
    現代の20代が読んだら共感する人も多いのではないかと思う。
  • 蟹工船・党生活者
    カニ光線

    中学生の頃恥ずかしながらカニ光線だと思っていた。それから15年経て、読んでみた。

    気付き
    ・搾取されないために勉強は必要
    ・何も考えずに仕事をしていてはいけない
    ・共産主義の良い面の影響
    ・日本を築いた先人達に感謝したい

    汚い、重い、辛い、の三拍子揃った本だが、自然とスラスラいける。...続きを読む
  • 蟹工船 一九二八・三・一五
    蟹工船に集められた人たち。
    彼らは日雇い労働者のようなもので、かつては土地の開墾や炭鉱で働き、たまたま今回はここに流れ着いた。
    淡々と描かれる労働の描写は返って凄惨さを増す。
    ひどいの一言では済まない感情が湧く。
    炭鉱で働いていた祖父を思う。
    昔々の話ではない。まだこのような状況が残っていたに違いな...続きを読む

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