Posted by ブクログ
2020年04月16日
最近、ちっとも読書が進みません。
というのも電車に乗る機会が滅法減ってしまったため。
電車に乗らなきゃ本を読まないってのは、ダメ人間になりつつありますなぁ。
なもんだから、今更ながらの「蟹工船」であります。
なんで今頃、こんなプロレタリア文学がもて囃されてるのか。
当時の封建的社会(帝国主義国家...続きを読む)の中での労働者階級の立場と、現代の派遣社員問題が似ているとでも言うのか。
アホ抜かせ、である。
オマケに映画まで作ってやがる。
まあそれは良い。
教科書では教えてくれない、今から70~80年前の日本の社会の一部を知るためには良いと思うが、たんなる娯楽の為の映画なんかになって欲しくはない。
ただ、悲惨な労働条件で働く人々を映画にして、「昔は凄かったんだな。偉いなぁ。」と、そういう映画になる事は目に見えてるが。
まあ、私も当時を知るわけではないが、こういう時代があったという事を、もっと知るべきであると思う。
プロレタリア文学と言っても、何が「文学」なのか?
当時の左翼運動や共産主義運動の為の小説ではないか。
まあ、その辺、ちっとも解らないので勉強が足りんのだろうな。
やはり私は、教科書では教えてくれなかった日本の近代史は、山崎豊子の一連の小説から学ぶことが大きかったんだと思う。
どうしても比較してしまう。
面白いとか面白くないとかじゃなくて、知らなきゃ行けない日本の歴史として読んでおくべきかと思う。
ただし、書かれている思想(具体的にはまったく書いてないけど)については冷静にならなきゃいけません。