無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
新聞での連載小説だったということを、読後、他の方のレビューで知りました。湖を中心にぐるりとめぐる柔らかい風景描写が灰色の紙面を横長に切り取って、読む人をほっとさせたのではないでしょうか。
姉妹というあり方には、切れ味が強すぎるあまりに、踏み込みすぎると元には戻れないほどばらばらに崩れてしまうのではないかと、知らずのうちに張られる緊張感があると思う。だから、今作も読んでいるとひやりとしたりする。
何も起きないといえば何も起きていない、淡々とした季節の流れの中で、ふとした物事の変化が主人公を変えて、距離を置いていた世界を最後は自分の中に取り込む。自分の人生が始まる予感。
やっぱり、許すこと、受け入れることから変わるのかなあ。
Posted by ブクログ
湖畔に佇む休憩処を営みながら暮らす三姉妹のお話。
二人の妹はそれぞれこの不便な場所から東京に出ようとするが、
長女のあかりだけは、何もない日常からはみ出ようとせず、家族と生まれ育った湖畔を離れることをしない。
彼女の心に横たわる、家族から欠けてしまった母親への想いがどのように変化するのか。
彼女たちが暮らす湖畔のごとく、とても静かなお話。
それぞれが抱える秘密は、その言葉が持つとげとげしさのようなものがなく、最後には雪のように溶けていく。
隆史とあかりの手が触れるシーン、ものすごくドラマチックで儚い。
その一方で淳次のいきなりのプロポーズはものすごく安心感があって。
こういうのってヒューマンドラマというのですかね。
思ったより明るくハッピーエンドに終わってよかった!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。