舞姫・うたかたの記 他三篇

舞姫・うたかたの記 他三篇

572円 (税込)

2pt

日本人留学生とドイツの一少女との悲恋を描いた『舞姫』、他に『うたかたの記』『文づかひ』と名訳『ふた夜』、いずれも異国的な背景と典雅な文章の間に哀切な詩情を湛える。加えて鴎外作品の初期から中期への展開を示す『そめちがへ』を収め、難読語には、できるかぎり振仮名を付して読者の便に供した。 (解説 稲垣達郎)

...続きを読む

舞姫・うたかたの記 他三篇 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年11月23日

    高校生のときに舞姫に出会い、その時受けた講義のおかげで主人公の状況、時代背景、そして顛末が意図するところなどの読み方を学びました。

    本を購入し、一番に感銘を受けたのは「染めちがへ」でした。お話の情感豊かな表現と最後の落としどころとなる文章が素晴らしく、ふとした折に音読しては良さを味わっています。

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月09日

    教科書にも載っている有名作品とその他による短篇小説集です。
    まず擬古文が手強い。現代口語訳みたいなのが欲しいところです。
    それにしても、心情の描写や嵐の描写など目を見張るものがあります。
    解説者は舞姫を犠牲者としていますが、本当にそうなのかな?男を手玉に取った女優という見方もありだと思うな。
    イタリ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    森鴎外のドイツ3部作である。
    舞姫は、高校の国語で読んだ人も多いと思う。

    個人的には、「即興詩人」と合わせて、文語文文学の最高到達点だと思っている。

    0

    Posted by ブクログ 2019年05月05日

    20年ぶりくらいに読んでみた。若かった当時よりは文語体への抵抗も少なくなり、味わって読めた。

    それにしても、岩波版では「舞姫」はほんの28ページのみ。その凝縮された文量で、100年先まで名を轟かすことの凄まじさよなぁ…。すでにストーリーが分かっているとはいえ、ドイツの凍える冬の色彩が目に見えるかの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年12月31日

    豊太郎って人気ないですよね。
    そりゃひどいやつかもしれない。でも、私には彼の行動も仕方なよなぁと思えてしまう。

    0

    Posted by ブクログ 2014年01月17日

     千年読書会・第2回の課題本でした。

     森鴎外の自伝的な小説とも言われている一編となります。実際には、身近な友人と自身の経験をない交ぜにしたもののようで、「うたかたの記」「文づかひ」ともあわせて三部作的な位置付けとも言われてるのでしょうか。

     相変わらずに美しく流れる文体も堪能しましたが、内容も...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月21日

    豊太郎のだめっぷりが久しぶりに読みたくなったので、「舞姫」を高校の教科書ぶりに読んでみた。
    エリートコースを歩む豊太郎が、法律から歴史や哲学に興味を移し、母親や上司の言いなりの受動的な人間から、自ら決断する能動的な人間になろうと藻掻く。
    そして舞姫のエリスと出会い、貧しいながらも幸せに暮らし始め...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月06日

    視線、時間、舞台が空間的、建築的に構成されていて本当に面白い。軽快なリズムを刻む文体が音楽的とも言える。計算し尽くされた作品だと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2010年02月06日

    高校の時の現国の時間に読んで衝撃を受けた作品。
    その構成、エピソード、言葉遣い全てがものすごく新しく今でも感じるのであるから当時はセンセーショナルだったと思う。

    エリスが狂ってしまうあたりの描写の淡々たる遠まわしな他人的な場面が非常に痛く、苦しく、今も昔もオトコってずるいと思ってしまった。

    作品...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月14日



    最初の数ページは文語体に慣れるのに苦労した
    しばらく日々飽きもせず同じページばかりを眺めていると不思議なことに理解できるようになってくる
    解釈が完全に正しくないかもしれないが、それなりにじわじわ情景が見えるようになってくる
    とりあえず、間違っていてもいいから現代文のカンニングだけはやめてとりあえ...続きを読む

    0

舞姫・うたかたの記 他三篇 の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

森鴎外 のこれもおすすめ

仮名遣意見

仮名遣意見

無料あり
  • 試し読み

クサンチス

クサンチス

無料あり
  • 試し読み

山椒大夫

山椒大夫

無料あり
  • 試し読み

高瀬舟

高瀬舟

無料あり
  • 試し読み

当流比較言語学

当流比較言語学

無料あり
  • 試し読み

あそび

あそび

無料あり
  • 試し読み

阿部一族

阿部一族

阿部一族

阿部一族

無料あり
  • 試し読み

同じジャンルの本を探す