阿部一族 他二篇

阿部一族 他二篇

440円 (税込)

2pt

3.9

細川忠利公の死で後を追った忠臣が18名を数えたのに、なぜか阿部弥一右衛門の場合は──許されぬ殉死が招く一族の悲劇。武士道が支配する封建制下の日本社会で、人間はいかなる思想心情のもとに生き、また死んだか。初期歴史小説の代表作「興津弥五右衛門の遺書」「佐橋甚五郎」の2篇を併せて収録。解説=斎藤茂吉。改版

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阿部一族 他二篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正直、題材になった歴史を知らないので、どこまでが創作でどこまでが歴史事実なのかわからない。一応、どの作品にも中心人物がいて、その人はおそらく森鴎外の好みの人なんだと思うが、時代が違えば価値基準も異なり、また森鴎外の生まれたのが1862年で、明治天皇の即位が1867年だから、森鴎外自身ももとは江戸末期

    0
    2024年10月20日

    Posted by ブクログ

    森鷗外の歴史小説三作品「興津弥五右衛門の遺書」、「阿部一族」、「佐橋甚五郎」が収録されています。
    目的は「阿部一族」でしたが、この三作は鷗外の初期の歴史小説として代表的な作品で、三作まとめて単行本『意地』に収録されていたものとなります。
    いわゆる「鷗外歴史もの」として書かれた三作であり、セットで語ら

    0
    2019年11月04日

    Posted by ブクログ

    本棚で眠っていたので。
    鴎外の初期の歴史小説三篇を収録。
    「殉死」がある意味では当たり前だった頃の人物を取り上げ、殉死・一族滅亡を描く。描き方もとても淡白で逃げ場のない感じを常に与えてくれる。
    恩からの殉死というものが建前としてあるが、なによりも殉死として彼らを掻き立てたものは、恩を受けといて殉死し

    0
    2014年03月22日

    Posted by ブクログ

    殉死をするにも許しを乞うなどきちんとしたしきたりがあるんだなあ…武家社会の考え方が、淡々と書かれているぶんリアルに伝わってきた。うーん。読めてよかった。

    0
    2012年12月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他の家来、皆殉死が許されてるのに自分だけ許されない。理由はホントにしょーもない。なぜかいけ好かないから。殉死できない。自分だけ生き延びることで周りから命惜しい奴と思われる。そして、自害。残された子供たちも、父の無念を晴らそうとするけど、、、どうしてこうなった。

    死ぬ事も美学。そんな印象だった。

    0
    2022年04月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初の森鴎外です。

    阿部一族については、死生観や命の捉え方が今とは違う中での、淡々とした語り口で驚くような事実を描いている歴史もの。
    殉死が身近にありすぎる! しかしどこかで今の価値観の中にもこういう空気がゼロではない…我々の中にも脈々とありそう…というところも。

    他の作品も読みたい。

    0
    2023年02月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    正直言って、私にはこの本は重すぎた。
    字が小さいとはいえかなり薄いのに、久々に読み終えて頭が痛くなるほど考えた一冊になった。

    あえて『阿部一族』だけについて書きたい。
    細川忠利の死に伴い、十八人が殉死した。
    彼らはすなわち、忠利公の了解あるいは暗黙の了解によって許しを得て、彼の死後自ら命を絶った者

    0
    2015年12月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【総評】
    殉死について書かれた物語が2つ収録されており、日本における殉死文化の変遷を調べるきっかけになった本(時代ごとに意味が変わってることや意外と15世紀に禁止令が出てることを知れた)

    また、森鴎外が年齢設定のミスを複数していることを斎藤茂吉が解説で述べており、森鷗外のような人でミスるなら、自分

    0
    2025年02月13日

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