山田有策の作品一覧
「山田有策」の「泉鏡花の「婦系図」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編」「尾崎紅葉の「金色夜叉」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山田有策」の「泉鏡花の「婦系図」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編」「尾崎紅葉の「金色夜叉」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ビギナーズ・クラシックスの構成のおかげで古典的な文体で描かれる本作を理解しながら読むことが出来ました。原作の文体だけだと多分途中で挫折しただろうと思います。
思っていた以上に面白かった。
あまりにもメロドラマで出てくる人はみんなすごいテンションで笑ってしまうくらい芝居がかっているような、とても映像的で感情にぐいぐい訴えかけてくるある意味暑苦しいお話でした。
以下ネタバレです。(本書にネタバレを隠す必要があるなら。)
宮の裏切りの理由もはっきりしないし、婚家ではすごく大事にされてるのに終始気の狂わんばかりの大騒ぎなのが面白かった。
なにより富山唯継っていう富の山を唯で継いだっていう名前を
Posted by ブクログ
男は女を殺してやりたいくらい憎んでるんだけど、女の方はもうあなたに殺されたいみたいになってて、あなたに殺されないなら自分から死にますと言って崖に向かって行くのを、男は追いかけて止めようとするが間に合わない、そういう夢を見て、女を愛しているのだと知る。女を背中におぶったら女がいつの間にか白百合の花になっているシーンがすごくすきだし、夏目漱石の夢十夜?って感じだし、尾崎紅葉のほうが前だし、とても素敵だった。究極の贖罪とは死であり、究極の赦免もまた死なのかなあって。死は愛を生むんだけれども、それはとても美しくて、悲しいなあって。でもそういうのがとっても好きだなあって。ロミジュリも、金色夜叉も、そうい