作品一覧

  • 親鸞の思想構造―比較宗教の立場から―

    親鸞の思想構造―比較宗教の立場から―

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,430円 (税込)
    時代や文化も異なる親鸞とキェルケゴールとの類似性あるいは相違性はどこにあるのか――。親鸞を中心として、法然・一遍との影響比較、キェルケゴールとの対比比較を通して、親鸞の思想構造を明らかにした意欲的労作。
  • 宗教の本質

    宗教の本質

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,210円 (税込)
    人間にとって 宗教とは何なのか? 浄土真宗の僧侶にして宗教学者の釈徹宗氏。 批評家・随筆家にしてキリスト者の若松英輔氏。 「信仰」に造詣の深い当代きっての論客二人が、 3年半にわたって交わした珠玉の往復書簡。 〈本書の内容〉 第一章  信じる 第二章  発声する 第三章  歩く 第四章  読む 第五章  施す 第六章  名づける 第七章  塔と像 第八章  境界 第九章  笑い 第十章  共同体 第十一章 死者 宗教には、心身をなげうって跳ばねば見えない領域がある ――釈 聖と俗の境界は「聖なるもの」のなかに存在する ――若松 「イエス・キリストは決して笑わなかった」というのは本当か? ――釈 必要なのは、根源的な認識とそれに基づく真の意味での共同体ではないか ――若松 先立っていった人の人生は、縁のある人の人生に混在して、血肉化していく ――釈 死者の実在は、生者の記憶や生者の存在に依存しない ――若松
  • 別冊NHK100分de名著 宗教とは何か

    別冊NHK100分de名著 宗教とは何か

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    「信じること」を解明する 「100分de宗教論」(2024年1月2日放送)が待望の書籍化!『予言がはずれるとき』『ニコライの日記』から『大義』『深い河』まで。豪華著者陣が名著の核心を読み解きながら、心理学やノンフィクション、政治学、文学といった「多角的な視点」で宗教をとらえる。新たな取材を加え議論を分かりやすく整理した決定版!
  • 歎異抄手帳

    歎異抄手帳

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名著『私訳歎異抄』のポケットサイズ版が登場。 新たに「小見出し」「脚注」を加え、解説も一新しました。 =「まえがき」より= 歎異抄は、私にとってはいまだに謎にみちた存在である。 古めかしい聖典ではなく、いきいきとした迫真のドキュメントである。 この小冊子をつうじて、著者の熱い思いの一端でも再現できれば、というのが私のひそやかな願いだった。

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  • 徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”

    徹底討論 ! 問われる宗教と“カルト”

    ビジネス・実用

    4.7
    1巻913円 (税込)
    「旧統一教会問題」が露わにしたもの 安倍元首相銃撃事件を機に急浮上した旧統一教会問題。宗教のあり方が問い直された。本来は人を救うはずの宗教と“カルト”との境界はどこにあるのか。政治と宗教の関わり方にどのような“歪み”があったのか。これから私たちは、どのように宗教と向き合うべきなのか。現場の第一線にいる研究者・宗教者6人が集まり、宗教と社会・政治・人間の「これから」を徹底的に討論する。YouTube版動画が10 万回以上再生されたNHK E テレ「こころの時代 宗教・人生 問われる宗教と“カルト”」に、出演者の書下ろし論考を収載して緊急出版化。
  • 別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる

    別冊NHK100分de名著 「わが道」の達人 水木しげる

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    生と死の「境界」に魅せられた、唯一無二の鬼才 「100分de水木しげる」(2022年8月27日放送)が待望の書籍化! 「鬼太郎」「悪魔くん」から「のんのんばあ」「ラバウル戦記」まで。各界を代表するファンが集い、多彩な作品の魅力を熱く語りながら、「わが道」を極めた水木流の人生哲学を読み解く。図版も多数収載した決定版!
  • 構築された仏教思想 龍樹 あるように見えても「空」という

    構築された仏教思想

    ビジネス・実用

    5.0
    1~11巻1,540~1,870円 (税込)
    ゴータマ・ブッダが説いた「縁起」の思想を、「空」という概念でもって再定義した龍樹(ナーガールジュナ)。 本書では、その生涯や主要著作を紹介するとともに、龍樹がブッダの教えを正しく継承しながら、「菩薩」として衆生の救済のために独自の論理と法――「中道」と「空」を提唱したことを詳述する。 龍樹の思想的独創性が掴める一冊。
  • 街場の平成論

    街場の平成論

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    どうしてこんな時代になったのか? 「丈夫な頭」を持つ9名の論者による平成30年大総括 平成の30年は、日本の国運が「隆盛」から「衰退」へと切り替わる転換期だった。 なぜ30年前に期待されていた「あのこと」は起こらずに、 起きなくてもよかった「このこと」ばかり現実になったのか? 平成という時代の終わりに向けて、この間に生まれた絶望の面と希望の面を、 政治・社会・宗教・自然科学など9つの観点から回想するアンソロジー。 【目次】 まえがき ――内田樹 戦後史五段階区分説 ――内田樹 紆余曲折の日韓平成史 ――平田オリザ シスターフッドと原初の怒り ――ブレイディみかこ ポスト・ヒストリーとしての平成時代 ――白井聡 「消費者」主権国家まで ――平川克美 個人から「群れ」へと進化した日本人 ――小田嶋隆 生命科学の未来は予測できたか? ――仲野徹 平成期の宗教問題 ――釈徹宗 小さな肯定 ――鷲田清一
  • 喜怒哀楽のお経を読む

    喜怒哀楽のお経を読む

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    仏教の解説で人気をほこる僧侶で宗教学者の著者が、経典のみならず「歎異抄」や「日本霊異記」も範囲にいれて、恐れ、怒り、笑い、悲哀、老病死のお経を読み解く。専門家にそのテーマに関心をもつライターが尋ねる対話形式で、現代人のかかえる悩みに仏教の知恵が効く。
  • 生きベタさん

    生きベタさん

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,155円 (税込)
    「生きるのヘタ会?」を主宰する漫画家の細川貂々さんと、 如来寺住職で相愛大学教授の釈徹宗先生。 生きベタな二人が、これまでの人生で編み出してきた、 心の荷物を降ろす方法を、そっと公開! こんな生きづらさ、抱えていませんか? ◎他人の気持ちが分からない ◎人づきあいが苦手 ◎完璧にしないと気が済まない ◎過去の失敗がフラッシュバック 序章  「生きづらさ」感じていませんか? 第1章 筋金入りの「生きベタさん」~貂々さんの場合 第2章 こじらせ上手~釈先生の場合 第3章 日本人の3割は「非定型発達」 第4章 生きベタさんが集まる「生きるのヘタ会?」 第5章 家族との人間関係~ツレさんのこと、ちーと君のこと 第6章 生きづらさを軽くする手立て 第7章 仏教から「生きづらさ」を考える
  • NHK「100分de名著」ブックス 維摩経 空と慈悲の物語

    NHK「100分de名著」ブックス 維摩経 空と慈悲の物語

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    「100分de名著」で2017年6月に放送され、大好評を博した『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。 大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆいまぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の「そもそも」を見つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。 著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、「空」と「慈悲」という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、維摩という在家の老人による、「困難を抱える人びとが苦しんでいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方」は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。 特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。 執着を捨て、思い込みを捨て、生きやすい自分になろう―― 在家の仏教信者・維摩(ゆいま)老人が名だたる仏弟子たちを、快刀乱麻を断つが如く“論破”する! そして二項対立の罠ものりこえ、いつしか深遠な思想に辿り着く。 「こんなに面白い仏教経典があったのか!」と瞠目させられる、知的興奮の一冊。 〈目次〉 はじめに 第1章 仏教思想の一大転換 第2章 「得意分野」こそ疑え 第3章 縁起の実践・空の実践 第4章 あらゆる枠組みを超えよ! ブックス特別章 空だからこそ 読書案内 おわりに
  • 維摩さまに聞いてみた

    維摩さまに聞いてみた

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 空とは? 六波羅蜜とは? 解脱とは? さとりとは? 異色の仏典「維摩経【ゆいまぎょう】」の世界をマンガにしました! スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩の対話から知る、 生きづらさに効くブッダのおしえ 般若経、法華経と並ぶ仏教の代表的な経典のひとつ、維摩経。 スーパー在家者「維摩さま」と文殊菩薩との対話から、 仏教のおしえの根幹が見えてくる。 「生きづらさを抱えて生きていくにはどうしたらいいんだろう?」 心の悩みをいだく人たちに向けて、 維摩経の物語世界をマンガ化。 釈徹宗先生の解説付き。 ======内容より========= 苦しいときは、 ドローンをとばすように 上から自分をながめる はかない自分 そのままを受けいれると 悩まなくなる ボンノーの泥の中を 生きぬくことで さとりの芽を出せる 関係性の中で変化するもの それが「空」 目次 はじめに 第一章 おだやかに生きられるには 第二章 維摩さま登場 第三章 お見舞い誰が行く? 第四章 もしかして誰も行ってくれないの? 第五章 病気のお見舞い 第六章 座るところ 第七章 そのままをうけいれる 第八章 さとりって何? 第九章 グレーが基本 第十章 香りのよい国 第十一章 食べ物のゆくえ 第十二章 正体 第十三章 供養すること 第十四章 人に託す 実践される空 『維摩さまに聞いてみた』解説 釈徹宗 おわりに
  • ダンマパダ ブッダ「真理の言葉」講義

    ダンマパダ ブッダ「真理の言葉」講義

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    「自分のすべきことを誠心誠意なすべきである。他者に振り回されてはならない。自分というものをよくよく知った上で、為すべきことを為せ」。仏教のバイブルとも言われる『ダンマパダ』。ブッダが在世時に話していたとされる短い金言を集めた、メッセージ性の強い経典である。世間って何? 仏教特有の倫理とは?  苦の連鎖を断ち切る方法とは?  テーマに沿った偈頌を抽出し、大胆にわかりやすく解説。ユーモアに溢れた仏教の入門書。
  • お経で読む仏教

    お経で読む仏教

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻499円 (税込)
    この1冊で、仏教が一望できる! その中身についてはほとんど知らないのに、誰もが法事などで一度は聞いたことのある「お経」。本書はこのお経を5つ、時代順に読んでいく。すると、「お経のエッセンス」「ブッダの教え」「仏教の変遷」が一気に理解できる。『スッタニパータ』『涅槃経』から『ミリンダ王の問い』『維摩経』『阿弥陀経』まで。「NHK100分de名著」での分かりやすい解説で人気を誇る著者が、自身が惹かれた仏典をもとに仏教の「いろは」を整理、初心者でも理解できる道を照らす。「縁起」「智慧」「慈悲」「念仏」――押さえておくべき仏教の言葉に込められた「不変の知恵」をひも解くことで、その知恵を自分に引き寄せて生きていけるようになる1冊。
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    ポストコロナ期を生きるきみたちへ

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。 こんなに誠実な大人たちから、地球を引き継げるワクワクをあなたへ。 ──山邊鈴(長崎県立諫早高校3年/「この割れ切った世界の片隅で」作者) 「ウイルス一つによって、わずか数ヵ月の間に、ほんの昨日までこの世界の「常識」だと思われていたことのいくつかが無効を宣告されました。それがどのような歴史的な意味を持つことになるのか、人々はまだそのことを主題的には考え始めてはいません。日々の生活に追われて、そんな根源的なことを考える暇がありませんから。でも、中高生たちはこの「歴史的転換点」以後の世界を、これから長く生きなければなりません。彼らに「生き延びるために」有益な知見や情報を伝えることは年長者の義務のひとつだと僕は思います」(まえがきより) 【目次】 まえがき 内田樹 ■1 Letters from around 30 ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平 楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵 これからの反乱ライフ えらいてんちょう ■2 Letters from over 40 君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文 技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡 「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎 支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛 「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡 ■3 Letters from over 50 コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘 台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡 図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘 ■4 Letters from over 60 医療が無料であること 三砂ちづる 人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹 メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考 ディレンマの知性 釈徹宗 ■5 Letters from over 70 ポストコロナ期における雇用について 内田樹 自分に固有の問題を考えること 池田清彦 コロナと価値のものさし 平川克美 マスクについて 鷲田清一
  • 歎異抄 救いのことば

    歎異抄 救いのことば

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻950円 (税込)
    コロナで逼塞する現代人に必読の書! 現代人が読んで心を打たれる、それが『歎異抄』。金言・箴言に満ちたこの書は、思想的には難しい。平易な解説で深みまで導きます。 <目次> 【はじめに】 『歎異抄』が与えた影響/数多の謎を持つ『歎異抄』 ほか 【第一章】『歎異抄』を読んでも仏教はわからない 【第二章】近代知性が痺れてしまう 親鸞のオリジナリティ・縦のつながりと横の広がり/「念仏して地獄におちたりとも」/勘当した息子・善鸞 ほか 【第三章】「悪人こそが救われる」が持つ破壊力 悪人こそが救われる?/「悪人成仏」のインパクト/罪と悪と救いの問題 ほか 【第四章】親鸞に弟子は一人もいない? 今までの仏教の枠を外した法然/明恵の法然批判/親鸞直筆の手紙・家族への思い ほか 【第五章】念仏して喜びがなくてもいい? 宗教の源泉は大洋性/阿弥陀仏信仰と一神教信仰の神の違い/他力のややこしさ ほか 【第六章】 信仰と無信仰について 親鸞の思想の最も深い味わい/信仰の「加害者性」/無信仰の「当事者性」 ほか 【第七章】 仏教の生命観と人間観 親鸞と善鸞/「宿業」の捉え方 ほか 【第八章】 悟りとは何だろう 「臨終正念」をひっくり返した法然親鸞/宗教の善悪・社会の善悪 ほか 【第九章】 倫理と宗教を深掘りする 仏教という光に触れて柔らかくなる心と体/現代倫理学の義務論・功利主義 ほか 【第十章】 「迷える私」が信心を生む 「仏法」と「迷える私」の共同作業 ほか
  • 教えて、釈先生! 子どものための仏教入門

    教えて、釈先生! 子どものための仏教入門

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    仏教ってなんだろう? テレビでもおなじみの釈先生がやさしく子ども達との対話形式で教えてくれます。 知ってるようで知らない、日本人との深い関わりがある仏教 釈先生の子どもたちへのレッスンで面白いほどよくわかって、ありがたい、親子で楽しめる仏教入門 細川貂々さんのかわいい仏教イラストもたくさん! みなさんは『仏教』と聞いてどんなことを思い浮かべますか? 遠足や旅行で見た大仏や仏像? ツルッパゲのお坊さん? 何を言っているのかわからないお経? 「仏教なんて、わたしとは関係ない」「宗教はこわい、近づきたくない」と思っている人もいるかもしれませんね。 ところで、『がまん』『上品』『ナイショ』がもともとは仏教の言葉だって知っていましたか? わたしたちが当たり前のように使っているものは、仏教やいろいろな宗教から生まれた言葉や習慣だったりするのです。仏教だけではなく、さまざまな宗教が生活に溶け込んでいます。 お正月にはたくさんの人が神社におまいりして、お盆にはお墓参りをして、クリスマスにはにぎやかにお祝いをします。 ただひとりの神さまを信じている外国の人たちからすると、とても不思議なことだそうですが、『いろんな宗教と仲良くできる』――それが日本人のいいところなのです。 みなさんも、なかよく話すことはできるけど、どんな子なのかよく知らない、というお友だちっていませんか? 日本人にとって、仏教や宗教は『そういうお友だち』なのです。(本文 「はじめに」より) 第一章 仏教ってなぁに? 第二章 天国か地獄か――行き先はポイント制? 第三章 おとなりさんにはナゾがいっぱい 第四章 お墓には不思議がいっぱい 第五章 ブッダってだれのこと? お経ってなぁに? 第六章 死んだらどうなるの? 第七章 お葬式のアレコレ 第八章 お坊さんの仕事 第九章 日本人流、宗教との付き合い方
  • 天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)

    天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻880円 (税込)
    江戸中期、驚くべき町人学者が大坂にいた――。醬油屋に生まれ、独自の立場で儒教や仏教を学ぶ。主著『出定後語』では、世界に先駆けて仏教経典を実証的に解読。その成立過程や思想構造を論じ、結果を導いた「大乗非仏説論」は、それまでの仏教体系を根底から揺さぶり、本居宣長らが絶賛するなど、日本思想史に大きな爪痕を残した。生涯独立不羈を貫き、三十一歳で夭折した“知られざる天才”に、僧侶にして宗教学者の著者が迫る。
  • みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    みんな、忙しすぎませんかね?~しんどい時は仏教で考える。

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,320円 (税込)
    『NHK100分de名著』出演の僧侶 VS 人気お笑い芸人 異色の往復書簡で、笑いながら仏教の思考回路が身につく! 「友達って必要」 「苦手な人」 「努力は報われる」 「運を考える」 「孤独について」 「家族について」 「心を強くする」 「死んだらどこに行く」 などなど…全24題目に、二人が回答を書き交わし、違う角度から光を当ててくれます。 するする読めて、いつの間にかラクになり、教養が身につく本です。 ぜひ気になる項目だけでも読んでみてください。 二人の視点を比べてみても、視野が広がること間違いなしです。
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ

    NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ

    小説・文芸

    3.8
    1巻935円 (税込)
    「悪人正機」「愚者になりて往生す」に代表されるように、浄土真宗の開祖・親鸞の教えは逆説に満ちた革新的なものである。ゆえに市井の人々だけでなく、近代日本の多くの知識人を魅了した。『歎異抄』に収められた親鸞の言葉と、苦悩と矛盾に満ちたその生き方から、現代を生きる私たちへのヒントを探る。師・法然との邂逅にはじまる「親鸞思想をさらに深く知る」ための特別章を加筆。
  • 日本人にとって聖地とは何か

    日本人にとって聖地とは何か

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    多年、聖地巡礼を実践してきた内田樹と釈徹宗が、3名の碩学と争った聖地論争。 脳科学、歴史学、宗教人類学の視点から「日本人と聖地」の関係性を探る! ◎内容 第I部 VS茂木健一郎 「日本人における聖地とは?」 第II部 VS高島幸次 「大阪の霊的復興」 第III部 VS植島啓司 「日本の聖地の痕跡」

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  • 随縁つらつら対談

    随縁つらつら対談

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,540円 (税込)
    僧侶で宗教学者でもある釈徹宗さんが、池上彰さん、井上雄彦さん、みうらじゅんさん、篠原ともえさんをはじめとする各界の個性派13人と織りなす、軽妙にして深遠なおしゃべり。 西本願寺の月刊誌「大乗」に連載された「随縁対談」が待望の書籍化。
  • おてらくご 落語の中の浄土真宗

    おてらくご 落語の中の浄土真宗

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    近年の落語の再評価と、仏教への関心の高まりは無縁ではない。日本の芸能の多くが宗教儀礼の模倣にルーツを持つことを知れば、落語の持つ高い文化性と宗教性が理解できる。 子どもの頃からお説教と落語の両方を聞いてきた著者が語る、とっておきの“おてらくご”論。
  • 別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫

    別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫

    ビジネス・実用

    4.8
    1巻891円 (税込)
    今や世界中に浸透した漫画・アニメ文化の父、手塚治虫。この「漫画の神様」の作品世界の魅力を、4人の識者が専門の知見を駆使し、敬愛をもって読み解く。2016年11月に放送されて好評を得たスペシャル番組「100分de手塚治虫」のムック化。手塚治虫生誕90周年となる2018年、改めて手塚作品に触れる手がかりに!
  • 聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

    聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見すべく日本各地の「聖地」を旅する聖地巡礼シリーズ第4弾。最新の第4弾は、日本人にすら忘れかけられている長崎県「対馬」。 福岡空港から空路で30分(100キロ)のところに対馬は位置する。人口3万2千人。 この対馬こそ、日本の原点であり、日本人の源流の地といえる。 日本書紀の「国生み」によれば伊邪那岐(イザナギ)・伊邪那美(イザナミ)の二柱の神は、大八島の国を次のように形成していった。 淡路島→四国→隠岐島→九州→壱岐→「対馬」→佐渡島→秋津島(本州)。 対馬は、その地理的な位置から、朝鮮との国境の島としての運命を担う。魏志倭人伝の最初に出てくる日本の地名が対馬である。今でも晴れた日には、対馬から釜山が見える。対馬と福岡は100キロだが、対馬と朝鮮半島は50キロ未満の近さである。対馬を訪れれば、韓国人のあまりの多さに驚愕するが、この近さを思えば、もっともことである。看板や値段は、日本語とハングル語がほとんど併記されている。ちなみに、携帯電話も場所によっては海外モードになってしまう。 歴史上、いくつかの重要な戦場にもなった。白村江の戦い、元寇、日露戦争(当時は、バトル・オ・ツシマと呼ばれた)。にもかかわらず、朝鮮との友好な関係を築きあげてきた、外交能力。日本人の海民性を物語る。 応神天皇、神功皇后をはじめ、数々の神話・伝説を生み出した古代の信仰。 さまざまな形式の神社やご神木、ご神体が示す、日本人の信仰心の原点。 神仏習合の上をいく、神仏キの習合。 内田樹、釈徹宗の両著者は、まさに、日本人の霊性、心性の原点が、対馬から発せられていることを実感をこめてつづっていく。

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  • 聖地巡礼リターンズ

    聖地巡礼リターンズ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    内田樹・釈徹宗の二人が、自らの足で歩き、立ち止まり、心ふるわせ、日本各地の霊性を再発見する好評シリーズ「聖地巡礼」。第1弾「大阪・京都・奈良」、第2弾「熊野」につづく、待望の第3弾は「長崎・京都・大阪」。テーマは日本人とキリスト教。日本人にとってキリスト教は、いかなる宗教であったのか。キリスト教はどのように受容され、またなぜ広まることがなかったのか。長崎に聖地をもとめた内田樹・釈徹宗が見出したものは何であったのか。1549年、フランシスコ・ザビエルの鹿児島上陸の話から、巡礼は始まった。

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  • 70歳! 人と社会の老いの作法

    70歳! 人と社会の老いの作法

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻815円 (税込)
    「戦後七十年というのは、新しい民主主義日本がオギャーと誕生してから 七十年経ったということ。つまり、いまの日本は『七十歳』ということなんです」 (五木寛之) 日本という国が、これ以上、高成長をを続けるのは体力的に無理。 これから先は「低成長・高成熟」の時代。では日本が進む先は、 どういった道なのか。その行く先を確認する時期に入っている。 若き日に敗戦を経験し、死を見つめてきた作家と、宗教学者にして、 認知症高齢者のグループホームを運営する僧侶による、老いと死をめぐる対話。 【おもな目次】 <第1章 七十歳になった日本で> 昭和十二年頃と似た雰囲気/現代人の肌感覚時間/祭祀儀礼が時間を延ばす/ 老年の古典と青春の古典は違う/健康法も年代によって違う/高齢者のための文化 ほか <第2章 死生観を持てるか> 「死生観を持て」と迫られる時代/根本は語りの中にある/現代に「つながり」の 場はあるか/様式の力/見えない世界を語る ほか <第3章 日本人の宗教観はどこから来たか> 日本人にとっての「天国」/神道と仏教/夕焼け小焼けの生命観/死ねば仏/ 日本に根づく宗教とは/場の宗教性に優れた日本人 ほか <第4章 「他死社会」への心がまえ> 嫌老感の正体/維摩経にみる賢老像/若者の貧困と新しい希望/「使用済み」 という問題/「棄老」はタブーか/認知症は怖くない/お寺から始まる ほか
  • 大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉

    大阪のおばちゃん超訳 ブッダの言葉

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,300円 (税込)
    2500年以上前から伝えられてきた「ブッダの言葉」。解決困難な苦しみや悲しみとどう向き合っていくのか、現代に生きる私たちのヒントになります。そんな心ゆさぶるブッダの言葉を大阪のおばちゃんが超訳したら? 本書は、大阪のおばちゃんたちと、僧侶であり宗教学者の釈徹宗氏による「仏教井戸端会議」をまとめました。おばちゃんたちが仏教を猛勉強し、これまで知らなかった仏教の本質をイラストとともにわかりやすく解説。さまざまな経典の中から「この言葉、めっちゃ好っきゃわ」という好みと、「この言葉、みんなに教えたらなあかんわ」というおせっかいで選りすぐったブッダの言葉を、おばちゃんたちの日常の出来事になぞらえて超訳しています。厚かましくて、会話は横滑りの連続…でも人情深い大阪のおばちゃん。失敗も笑いに変えてしまうおばちゃんの性質と行動からブッダの教えを紐解きます。笑って、ツッコんで、心がちょっと軽くなる1冊です。
  • 死では終わらない物語について書こうと思う

    死では終わらない物語について書こうと思う

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,222円 (税込)
    日本人はこうやって死んでいった! 僧侶でもある著者が、庶民から高僧までさまざまな時代の人々の死にざまを読み解き、「死=終わり」ではない日本人の死生観に迫る。
  • なりきる すてる ととのえる もう苦しまないための『維摩経』講座

    なりきる すてる ととのえる

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻679円 (税込)
    『維摩経』は、初期大乗仏教典として古来から日本人に親しまれてきた。聖徳太子の三経義疏の1つが『維摩経義疏』(注釈書)であることからも、それがうかがえる。ところが、このお経は変わっている。「維摩」という在家の仏教者が病気になった。ブッダは弟子たちに見舞いに行くようすすめるが、辞退者が続出。維摩に手ひどく論破された経験が尾を引いていたのだ。ようやく文殊菩薩がその任を受け、維摩のもとに向かう。文殊菩薩の巧みな問いかけによって、維摩が説く仏教のかたちが見え始めていく……。まるで物語のような展開を見せる『維摩経』だが、経文どおり訳していくと難解かつ膨大な量になってしまう。そこで仏教をやさしく語って人気の著者が、そのエッセンスを踏まえながら、まさに「話し口調」で大胆に超訳&解説。読み終えたとき、本書のタイトル「なりきる すてる ととのえる」の意味がわかり、心がラクになります。
  • 聖地巡礼 ライジング  熊野紀行

    聖地巡礼 ライジング 熊野紀行

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    思想家であり武道家の内田樹と、比較宗教学者で僧侶でもある釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再発見するシリーズ「聖地巡礼」。第2弾は多産の空間・熊野を巡ります。今なお日本の宗教性がむき出しとなっている聖地・熊野で内田樹・釈徹宗は何を思い、感じとったのか。巻末には、これまでの聖地巡礼を振り返って「復習」していますので、シリーズ1巻を読んでいなくても楽しめます。

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  • 浄土真宗はじめの一歩

    浄土真宗はじめの一歩

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,320円 (税込)
    浄土真宗の入門書。京都女子大学の森田真円先生による「浄土真宗の教え」では、「他力本願」「悪人正機」などキーワードで浄土真宗の教えを紹介します。また、相愛大学教授の釈徹宗先生による「なるほどナットク浄土真宗」では「戒名と法名」「天国と浄土」の違いなどをわかりやすく解説します。この他、お仏壇のお飾り、焼香の作法、本願寺の参拝案内が好評です。
  • 日本霊性論

    日本霊性論

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻682円 (税込)
    迷走する日本人のこころと向き合う 二賢人から、渾身のメッセージ 東日本大震災後、あらためて問い直された日本人の死生観や宗教性。経済効率至上主義や個人主義が加速するなかで、置き去りにされた日本人の「こころ」の問題を、現代の二賢人が論じる。思想家として教育、医療、司法、宗教の倫理的立て直しを説く内田氏(第一部)、宗教者として日本的霊性のルーツに迫りつつ現代にふさわしい共生のありかたを探る釈氏(第二部)。どちらも自らの信ずる道を振り返りながら、社会を担う一員としての読者に、まっすぐ問いを投げかける。穏やかな笑顔からは想像もつかない、切実な問題意識に胸を打たれること間違いなしの力作。自分探しの「スピリチュアル」でもなく、特定の宗教・宗派にこだわるでもなく、人間が社会をつくり生き延びていくために根源的な支えとなる「霊性」をいま、問い直す。 ※電子版限定 内田樹×釈徹宗対談「日本的霊性と大拙、そして私たち」収載
  • ブッダの伝道者たち
    値引きあり

    ブッダの伝道者たち

    ビジネス・実用

    5.0
    1巻748円 (税込)
    ブッダ、ナーガールジュナ(龍樹)、ヴァスバンドゥ(世親)、蓮如、鈴木正三。彼らの生涯と思想、歩んだ道、説いた言葉から、仏教の智恵と生きる手順を学ぶ。形を変え、人々を導き救ってきた仏教に近づく試み。 ※本文中に〔*〕が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 宗教は人を救えるのか

    宗教は人を救えるのか

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻838円 (税込)
    解決できない苦しみや悲しみを、どう受けとめて生き抜いていくのか。これは人間に課せられたとても大きな課題です。なかでも「老い」「病(やまい)」「死」に関わる苦悩は、誰であっても、どんな時代であっても、いかんともしがたい面があります。この問題に向き合うために、仏教だけでなく、キリスト教、イスラム教、儒教など、人類の知恵の結晶でもある宗教体系から学び、どうすればより心の安寧につながるのかを会得していくのが本書の狙いです。また、悲嘆と向き合うための手がかりに宗教儀礼がなるのか、巻末で展開される社会学者・多村至恩氏との特別対談も必読!
  • 聖地巡礼 ビギニング

    聖地巡礼 ビギニング

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    内田樹と釈徹宗が、日本人が失っている霊性を再生賦活すべく、日本各地の「聖地」を旅する新シリーズ。第1巻は大阪、京都、奈良。

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  • 自然を生きる

    自然を生きる

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    「タテとヨコ」から見る決定版日本論。 日本人のあるべき姿とは?守るべきものとは? 現代社会とアクチュアルに関わる僧侶が、仏教・道教・儒教などの視点を織り交ぜ、縦横無尽に語り尽くす。

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  • 仏教シネマ

    仏教シネマ

    ビジネス・実用

    -
    1巻649円 (税込)
    映画にはなぜ、お葬式のシーンが多いのか? 気鋭の宗教学者・釈徹宗師の問いから始まった対談。お相手は日本で一番若者が集まるお寺・應典院住職にして、かつては映画プロデューサーだった秋田光彦師。2人の“怪僧”が映画の中の生老病死、そして葬儀を手がかりに、人生の苦しみといかに向き合うかを説きます。とりあげる映画は『秋日和』から『永遠と一日』まで、全110本。読めば必ず観たくなる!
  • 仏教ではこう考える

    仏教ではこう考える

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻628円 (税込)
    どんな難問・奇問・珍問にも答える住職、シャク先生が、絶妙の回答で仏教の思考法を教えてくれる一冊。みんなが感じている悲しいこと、耐えがたいこと、ヘンなこと、納得のいかないこと……を仏教的に一刀両断。まさにこの人は「仏教の白石さん」だ!文庫版。
  • 現代霊性論

    現代霊性論

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻639円 (税込)
    イマドキの暮らしに霊なんて関係ない? いいえ、人間の営みと“スピリチュアル”は切っても切れないものなんです。タブー、占い、カルトと霊のつながりとは。新宗教から靖國まで現代における宗教の役割とは何か。霊的であることは、畏れを知ること――内田氏と釈氏の掛け合いがグルービーな面白すぎる宗教漫談! (講談社文庫)
  • はじめたばかりの浄土真宗

    はじめたばかりの浄土真宗

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻539円 (税込)
    「〈知っていて悪いことをする〉のと〈知らないで悪いことをする〉のと、罪深いのはどちらか」。浄土真宗の意義と、仏教のあり方を問い直す、新しい仏教入門書。対談「いま、日本の仏教を考える」を収録。
  • いきなりはじめる仏教入門

    いきなりはじめる仏教入門

    ビジネス・実用

    3.4
    1巻539円 (税込)
    仏教について何も知らない哲学者が、いきなり仏教に入門!? 多様な知見を手がかりに、「悟りとは何か」「死は苦しみか」など、仏教の根源的なテーマについて丁々発止の激論を交わす。刺激的な仏教入門!
  • 法然親鸞一遍

    法然親鸞一遍

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻836円 (税込)
    “悟り”ではなく“救い”の道を――。仏教のベクトルに大転換をもたらし、多くの支持を得た日本浄土仏教は、いかにして生まれたのか。念仏を選択し、凡人が救われる道を切り拓いた法然。「その念仏は本物か」と問い続け、「悪人」のための仏道を説いた親鸞。「捨てる・任せる」を徹底し、遊行の境地に達した一遍。浄土宗・真宗・時宗の三祖を比較し、それぞれの「信心」に迫る。法然と親鸞が一遍でわかる、究極の一冊!
  • 覚悟の決め方 僧侶が伝える15の智慧

    覚悟の決め方 僧侶が伝える15の智慧

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻942円 (税込)
    今回の東日本大震災により被災地の状況はじめ、制御不能になった原発、供給の滞った食物や電気など今までにない危機感を肌で感じたことにより、「死」というものをリアルに感じた人も多いだろう。本書では、震災後、これまでの価値観が揺らいだり、新しい価値観を模索している人たちのヒントとなるべき回答を著名なお坊さんが答える。

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ユーザーレビュー

  • NHK「100分de名著」ブックス 維摩経 空と慈悲の物語

    Posted by ブクログ

    とても学びのある本だった。

    仏教関係の本は好きで読む方。
    『維摩経』にはもともと興味を持っていた。

    読んでみると…
    維摩はかなりの面倒臭い蘊蓄野郎だった。
    もいろん愛すべき存在でもある。

    維摩が病気になり
    お見舞いにいくよう釈迦から頼まれた
    弟子や菩薩たちが悉く断っていく。
    それぞれかつてやり込められた過去があって。
    一度は断った文殊菩薩だったが
    お見舞いを引き受けることにした。
    (文殊菩薩めちゃいい人)

    そうすると他の弟子や菩薩たちも
    維摩と文殊菩薩が対面するなら
    何かいい話が聞けそうだと
    結局みんなついてくる。
    (弟子や菩薩であっても物見高いのだなぁ)

    そして、維摩の病が何であるか
    部屋に何もなく家人が誰もいないのは何故か
    などの質問から説法が繰り広げられる。

    弟子や菩薩をやり込めた話も。
    お見舞いの時の話も。
    空の思想だったり、
    善悪美醜みたいな2分してしまう
    考え方の弊害だったり。
    あらゆる仏教思想について
    逆説的に説明する形をとっている。
    とても刺激的で記憶に残るような構成力。

    『維摩経』の全編を読んでみたくなった。


    また著者の方の意見の部分で
    なるほどと思った部分があった。

    現代社会は成熟していて
    多様な人々が尊重しあって暮らす社会。
    あなたの主張と私の主張を折り合う社会。
    つまり、確固たる自分、
    自己主張や自己決定を前提にしている。

    弱かったり優しい人は
    これをしなくてはならないしんどさがある。
    これには私も感覚的に気づいていた。
    だが一方で、社会の要請に従い
    確固たる自分を持てば持つほど
    苦しみを深くしていると指摘する。
    (仏教では我を強くし、執着が深くなることが
    生きにくさ、苦悩のもととしている)

    ただ、後者の人たちも、
    本来は曖昧である自己存在について
    自覚的であるかないかで
    それは変わってくるという。


    理由は多種多様だと思うけど、
    世の中の何かしらに苦しむ
    たくさんの人たちが救われる思想が
    仏教思想の中にはあるなと感じている。


    0
    2026年08月08日
  • 天才 富永仲基―独創の町人学者―(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    富永仲基による仏教に関する原典批判がとても合理的でクール。そのさわりを著者が紹介してくれているのだが、それによって、概説本ではなかなか目にすることのない仏教経典の分類や系譜について知ることができた。また仏・儒・神の三教に関する仲基の議論がこれまた面白い。仏教における幻術、儒教における文辞、神道における秘匿、という整理の仕方、そして三教に共通する「誠の道」の提示、等々、今でも十分なるほどと思える。

    0
    2026年03月11日
  • 聖地巡礼 コンティニュード 【電子限定 写真カラー版】

    Posted by ブクログ

    聖地巡礼シリーズ、まだ続いていたのだなと手に取り。今回は対馬ということですが、対馬に対して何の知識も思い入れもなく全く何も知らない状態で手に取ったので、こんなに日本創生に関わる土地柄だったと本書で知り、先ず驚きました。
    シリーズ、一つ飛ばしてしまったようなので(熊野編?)それはまた別の機会に読みたいですね

    国書偽造の話(p83)が面白かったですね。いつの時代も中間の立場にいる人間は苦労させられるんだなと思うと同時に、このやりとりがどこかで破綻していたら歴史は変わったのだろうかと考えました。あちらはあちらで良いように報告書を書き、こちらはそれに対してまた良いように報告書を書きって、どんどん真実から遠くなっていってるような…(笑)
    確かに高笑いして終わるしか無かったのだろうなと。p132からの国書改竄事件の話も面白い。

    神はいるかいないか統計の日本人の割合という話も興味深かった(p130)いると答えた人は40カ国で一番最後なのに、いないと答えた人も多くない。
    信じるときもそうでないときもあるかと聞かれたらわからない、と。
    でもいかにも日本人らしいなと言う話のようにも感じました。釈先生が、この分からないというのが日本人の誠実な宗教的態度じゃないかと仰っていてなるほどそうかもな、と思わされたエピソードでした。

    本編と関係ない話として、発泡スチロール誕生から活用の話も面白かった(p198)まさか発泡スチロールで座布団作ったとは予想もつかなかった。
    また狼煙の話も、何故のろしは狼の煙と書くのかなと思っていましたが、そう言うことだったのかと初めて知りました。
    やぁ今回ご案内担当だった永留さんも含め諸先生方の知識の量がとにかく全編凄い。

    亀を使った占いが捕獲禁止により今できなくなっている(p289)という話に時代を感じます。伝統や慣習も自然保護には勝てないのですね。
    でも、扉を開けたらご神体を見ることができるけれど決して土地の人はそれをしないというところに守れる慣習や習俗はなんとしても守るという強い意志も感じさせられます。
    漂流民はお互いに助ける(p56)という話にも感動。

    熊野はバリで長崎はカンボジア、でも対馬は日本…(p108)純和風。
    p329で釈先生が、イスラエルが満州あたりに建国されていたら今ほどこじれた状況にならなかったかもと言っていて内田先生もそうですねと言ってますが、確かに今のようなこじれはなかっただろうけど、また今私たちが全然想像もできないような別のこじれが生まれていた気はします。

    前書きや後書きにもありますが、本当にツアーの最中にやりとりした言葉がそのまま文字で起こされているようで、笑っちゃう、吹き出しちゃうようなやりとりが随所に出てきます。(p67、208、340他いたるところ)各電話会社に突っ込み入れていくだけで数ページも費やしているのに声を出して吹き出しました。
    厚みは結構あるけれどそんな調子なので割とサクサク読めます。

    0
    2026年02月21日
  • 別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫

    Posted by ブクログ

    MWムウという漫画
    リボンの騎士
    火の鳥


    頭良ければとりあえず医学部目指させるみたいなのに偏見持ってたけど、手塚治虫の事を知ったら、医学って素晴らしい教養なんだなと思ったから、それも悪くないと思うようになった。手塚治虫みたいに医者にならなくても半端ない教養人になれるから。

    同性愛を過剰に差別発言する人はだいたいそいつも本当はホモかレズだよ。これは私の経験上確実にそう。だからレズを差別発言する人は羨ましいんだなと思って見てる。

    「 手塚こそは日本漫画の「母」でした。手塚以降の世代の代表的な漫画家は、ほぼ全員が手塚からの影響を認めています。そこには模倣から反発まで、ありとあらゆるタイプの「影響」が見て取れます。ビートルズがロックに与えた以上の影響力を、手塚は漫画にもたらしたのです。こうした存在が空前絶後であることは論を俟たないでしょう。  そもそも手塚は、現代漫画の基本フォーマットを一人で構築したと言っても過言ではありません。それこそ表現の形式から、「擬音」や「漫符」(冷や汗や怒りの静脈など、主として感情を表す記号表現)の文法、あるいは漫画表現のポイントであるコマ割りや吹き出しといった形式的な部分まで、漫画の基本文法を完成させたのが手塚でした。  以下は私の持論ですが、あらゆる表現ジャンルの中で、漫画ほどすみずみまで「感情」の充満した表現は他に類を見ません。最大最強の「感情のメディア」が漫画なのです。もちろん、小説や映画でも感情は描かれます。しかし、それはあくまで「全体の一部」でしかない。一方の漫画は、そのほとんどのコマに感情が描き込まれています。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「こういった傾向は、アメコミ(*)やバンドデシネ(*)など海外のコミックにも見られない日本の漫画だけの特質です。そして、私見では、この基本フォーマットも主に手塚が発明・開発したものであり、以降の日本の漫画全般に、この非常に優れた感情表現の形式は受け継がれています。  感情の記号的表現を「漫符」(竹熊健太郎)とか「形喩」(夏目房之介)と呼びます。そのすべての起源が手塚というわけではありませんが、そうした手法で漫画表現に自由に感情を導入するきっかけを作ったのは手塚と考えて間違いないでしょう。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「重要な特性はまだあります。例えば、視認性が高いということ。漫画は感情のメディアであると同時に、「顔のメディア」でもあります。だから、ほとんどのコマに顔が描かれていますよね。これは、もちろん手塚以前からの傾向なのですが、後述するように彼は漫画の「顔のメディア」としての特性を、かつてないほど拡張し、自在に使いこなしました。  私たち人間は、目の前に顔があったら、それを見ずにはいられないという認知特性を持っています。ゆえにコマに顔が描かれていれば、ついつい凝視してしまう。そして、顔を認識すれば、そこから先はほぼ自動的に、その顔が誰の顔であり、どんな感情を宿しているかを読み取る、というか読み込まされてしまうのです。  感情というのは、そのまま「意味」と言い換えてもいいでしょう。漫画というメディアは、読者に意味を半強制的に読み込ませる仕組みとして、非常に優れた機能を持っています。この特性を生かしたのが、学習漫画などの類です。漫画は非常にリーダビリティが高いため、情報を詰め込む時に、文章はおろか動画などに比べてもたいへん効率がいいメディアなのです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「最近になって手塚の遺族が、手塚の机の引き出しに秘匿されていたエロティックな落書きを公表して話題になりましたが、手塚の〝丸っこい〟描線は、それ自体がエロスをはらんでいることはよく指摘されます。この描線は初期のディズニー的な絵柄に由来するものですが、要するに手塚はディズニーアニメが本質的にはらんでいたエロチシズムを半ば無自覚に作中に取り込んで、その描線で女性を描いてしまったのです。  漫画に描かれる女性が萌えキャラとして可愛く描かれるのは、今でこそ当たり前ですが、これも実質的には手塚が創始者と言っていいでしょう。美少女と言っても竹久夢二から松本かつぢ(*)に至る抒情系の少女画とは完全に別系統です。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「しかし、そういった意味ではちょっと可哀想なところもあるんですよね。リスペクトする人が多いわりには、意外と若い世代に読まれていなかったりする。これはもったいないことだと思います。ですので今回、手塚をあらためて語り、その魅力を伝える機会を頂いたことは、非常に喜ばしいことです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「ただ手塚には、「医学的正確さ」など平気で無視できる強さがあった。医大出で、じっさいに医学博士であるという強みもあったと思うのですが、作品においてはむしろ「医学的正確さなんぞクソくらえ!」と言わんばかりに、一話完結スタイルでぐいぐい描いてしまうところがあり、それが作品のダイナミックな魅力に繋がっていました。今考えても、ひとつひとつが極上の短編として読める本作が、毎週少年誌に掲載され、同時進行で他の連載も描いていた事実には驚かされます。  本作を厳密な医学的視点から読めば、いろいろとアラはあります。しかし同じ医師として言えることは、根幹部分にあるアイディアや発想のありようは、まぎれもなく医師のものだ、ということです。合理性とヒューマニズムのバランス感覚などに、医師ならではのリアリズムを感じます。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「また、別の大きな特性も指摘できます。それは、ものすごくサービス精神が旺盛なことです。だからこそ、彼は徹底的に時代に寄り添うことができた。そういう意味では、例えばつげ義春(*)のように、己の価値観や資質を前面に出し、時代を超えてそれを貫き通すタイプの天才ではありませんでした。  時代の要請に沿えるということは、すなわち読者にサービスのできる人だった、ということです。作風がどんどん変わっていくのも、世の中のニーズを汲み取って、その都度チューニングしていたからに他なりません。  また、自分より売れている作家への嫉妬の強い人だったそうですが、それは、「人々が何を求めているか」ということに対する自分のセンサーが鈍ることが許せなかった、ということだと思います。読者に自分を合わせていきたい、という気持ちが強烈にあったのでしょう。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「もう一つ、手塚の漫画が若い人にあまり読まれていない理由として、漫画カルチャー自体が変わってしまったことも挙げられます。彼の漫画は、今の視点から見ると描き込みが薄く見えたり、絵にしても、もちろん上手いのですが、今の時代における「絵の上手さ」とはちょっと違った上手さだったりする。あるいは、今の漫画と比べると、コマの数や、一コマ中に描かれる人物の数が多すぎるように見えたりする。つまり、現代の漫画ファンには、スタイルとして少しとっつきにくい印象があるかもしれない。  慣れてしまうとハマると思うのですが、現代の読者が諸手をあげて歓迎するようなタッチかというと、ちょっと違う気がします。しかし、単なる古典や教養ではなくて、今読んでも十分に楽しめる娯楽であり、読まれるべき作家であるということは、声を大にして言っておきたいと思います。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著


    「 もっとも、当時、戦争や空襲を経験している漫画家は他にもいます。精神医学的に言えば、そうした過酷な体験をしたからこそ、そのトラウマゆえに描けない人も当然いるわけです。ところが手塚は、体験したからこそ描くんだ、と言い切っている。これは、捉え方によっては自己治療と言えるのかもしれません。トラウマ体験を忘れようとするのではなく、繰り返しくわしく語り直す手法を「暴露療法」といいますが、作品制作にもそうした効果があるのかもしれません。  一方で、戦後はその反動からものすごい解放感もありました。いろいろな表現が自由にできるようになり、大好きな映画も見放題。そうした悲喜こもごもがせめぎ合うような形で、彼にとっての戦争というものが位置付けられていると考えられます。  さて、そんな優れた長編漫画家としての手塚を考える時に、私が特に推したいのは『きりひと讃歌』『奇子』の二作です。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「こうした、表情の唐突な変化等で内面を表現する手法は、同性愛や猟奇殺人をテーマにした後年の『 M W』(小学館「ビッグコミック」に、一九七六 ~七八年にかけて連載)などにも見られます。  もっとも同作では、同性愛者で、主人公の犯罪に協力させられている神父の心の葛藤といった内面的要素は入ってくるものの、ことさらそれが物語の推進力となるわけではありません。ただ、カトリックの神父という立場の主人公が、今で言えば「魔性のゲイ」的な殺人鬼にどうしようもなく惹かれていくという、苦悩と背中合わせの享楽を描く上ではきわめて効果的な設定です。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著


    「お金があれば欲しいと思うし、女がいれば抱きたいと思う。誰もがそれぞれの立場から、胸に秘めた打算的な欲望を追求していきます。思惑は皆それぞれで、誰もが自己中心的に動くわけですが、それらが巧妙に絡み合い、複雑で魅力的なストーリーを生み出していくのです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「これは私が臨床の現場で実感していることでもあるのですが、現代の若者世代では、物欲も性欲も、あらゆる欲望が希薄になりつつあります。お酒も飲まず車にも乗らない。地位や名誉への渇望も薄い。かつてのような「人間には性欲があって当たり前」みたいな発想は通用しにくい。彼らが、ギラギラと欲にまみれた『奇子』の登場人物たちを見て、心からの共感を覚えるのは難しいでしょう。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「 手塚は天才でありながら常識人だった、ということはすでに述べましたが、私はそれと同様に、メンタル的にもすごく健康な人だったと考えています。そのため、欲望に狂った人間を描いても、あるいは狂気そのものを描いても、精神科医として見ると、どこかステレオタイプなきらいがあったことは否めません。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「それではなぜ、手塚が漫画にポリフォニーを導入できたのか。私は、彼が真の意味で「教養人」だったからだと考えています。  私の考える教養人の定義というのは、知能の高さや、博識かどうかとはあまり関係なく、「知識を身体化できる人」、これに尽きます。知識を情報としてインプットするだけで終わらず、自身の身体性の中にそれを位置づけ、文字通り血肉化した上で、それをアウトプットできるかどうか、その能力を「教養」と呼んでいます。グーグル型の知性の対極に位置づけられるような知性のあり方、とも言えますね。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「教養人としての姿勢が早い段階で確立されたということが、手塚にとっての大きな強みだったのだと思います。彼にしか描けないキャラクターを作り上げながら、同時に自分の分身ではなく、外的な要素をあわせ持った、自律した人格として「存在」させ、その声、その存在、その関係から物語を紡いでいく──。そんな離れ業が可能だったのも、手塚が真の意味での教養人だったためではないか。「教養」が死語になりつつある今、そんなことを痛感しています。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「私は「文学的な意味で長編漫画を描けた人間は手塚しかいなかった」「キャラが引っ張っていく作品は、たとえ長くても長編とは呼べない」と言いました。これは、手塚が物語を創る上で、例外的にキャラに依存しない漫画家だったからです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「個の死を肯定しなければ、種の存続は維持できないという、大きな視点に立った上での生命賛歌──こうした思想を持つに至った理由の一つには、彼が医学を学んだ人間であったことが大きく関係しているはずです。  医学や、医学教育というものは、それこそ膨大な人の死の上に成り立っています。例えば、解剖実習などはその典型ですが、遺体の献体なしには成り立ちません。薬品の開発にせよ手術の手技の開発にせよ、おびただしい「失敗」、すなわち人の死があってこそ発展してきました。  医学は、まさにそうしたたくさんの死の上に、個人の生命を存続させる技術として発達してきた歴史があります。ただ「命が大事」と言っているだけでは、医学というものは成り立たない。人が死ぬからこそ医学が発展していくという逆説は、まさに「個の死を肯定しなければ、種の存続は維持できない」という真理に通ずるのではないでしょうか。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「そんな僕が、手塚治虫に開眼したのは、『火の鳥』と出会ったのがきっかけでした。  あるとき中耳炎になって、自宅からは少し遠い耳鼻科の病院に通っていた僕は、病院のすぐそばの古本屋にたまたま入り、虫プロから刊行されていた大判・雑誌サイズの『火の鳥』が並んでいるのを見つけます。そのなかからふと「未来編」を手に取って、買って帰りました。  さっそく読んでみて、あまりにも強い衝撃を受けます。こんな漫画が世の中にあったのかという驚きと、強烈な感動のなかで読み終えました。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「小学校低学年の頃から、僕はすでに映画を物凄くたくさん観ていました。『カサブランカ(*)』のような名画から、当時のアメリカン・ニューシネマ(*)、『太陽がいっぱい(*)』やフランソワ・トリュフォー(*)監督作品のようなフランス映画、さらにはイングマール・ベルイマン(*)監督の神をテーマにした映画などまで、テレビや映画館で、ありとあらゆる洋画をひたすら見まくっていた。  そんなマセた映画少年からすると、漫画は面白いことは面白いけれども、映画ほどの感銘を受けるということはなく、やはりどうしても物足りません。ところが、手塚治虫の『火の鳥』を読んだときに、生まれてはじめて漫画で感動した。むしろ映画以上の感動を覚えて、とても驚いたのです。そして、「よし、とにかく手塚治虫を読みまくろう!」と、僕の心にいきなり火がついたのです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「それからは、取り憑かれたようにその古本屋に通い詰め、まず虫プロの『火の鳥』を全巻買い揃えて、読破しました。そして、そこにある他の色々な手塚作品も、片っ端から買っては読んでいくことになります。なにせ古本屋ですから、一冊百五十円くらいと安かったので、小学生のお小遣いでも、どんどんゲットできました。   SF短篇シリーズの『ライオンブックス』などから、のちには『奇子』のような、大人の世界を描いた作品まで、そこで買って読みました。さすがに子供心にも「いま俺はエロティックなものを読んでいるな……」と思ったものです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「女性たちは、サファイアが女だから王位を継承できないことに反対し、家事や育児をボイコットして、女性の権利を賭けて一丸となって戦い出したのです。まさにフェミニズム運動(*)そのもので、手塚先生がフェミニストの一面を持っていたことをうかがわせる描写と言えるでしょう。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著


    「サファイアが王家の娘であるのに対して、ヘケートが魔女の娘であることも対照的です。  王家は社会的秩序やモラルの象徴であり、王家出身のサファイアは、当然モラルに従わなければいけません。しかし、ヘケートは悪魔の娘だから、モラルや規範を気にしない。自分がしたいことをしていい立場だから、自由奔放なキャラが成り立つのでしょう。  さらに言えば、ヘケートが母親のヘル夫人に逆らうのは、ずっと昔からある、親から娘への「女の子なんだから、おとなしくしなさい」「おしとやかにしなさい」という抑圧へのアンチテーゼです。  おそらく、当時『リボンの騎士』を読んでいた男の子っぽい女の子、今で言うトランスジェンダーの要素を持っていた女の子にとって、ヘケートの存在は救いだったのではないでしょうか。あの時代にこんな自由な女の子が描かれたのは、奇跡のようにすてきなことだったに違いありません。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「実は、結城と賀来は、男同士でありながら肉体関係を持っているのです。  結城は女装してもバレないほどの美貌の持ち主で、しばしば女性に扮して悪事を働きます。賀来神父は、それとは対照的な、いかつい顔の体格のいい男で、同性愛を神にそむく行為として嫌悪しつつも結城の誘惑に抗えません。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「あれほど同性愛を嫌悪し、結城を非難していた賀来神父が、実は先に手を出していた。こうなると、どちらが善か悪かなんて、一概には言えません。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「世間の常識に対する手塚先生のアンチテーゼは、『 M W』の重要なテーマである「同性愛」にも見てとれます。『 M W』が発表された七〇年代は、今よりも同性愛に対する世間の風当たりははるかに強かったはずです。そんななか、主人公の二人が同性愛の関係にあるという設定は、青年漫画とはいえ、少なからず衝撃的だったのではないでしょうか。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「結城は男の賀来だけでなく、異性とも肉体関係を持つバイセクシャル(*)です。自分の犯罪計画に必要な女性たちと関係を持ち、利用するだけ利用して、用済みになったら躊躇なく殺します。若い女性だけでなく、太った中年の外国人女性とも、その夫である中年の外国人男性とも、策略のためには平気で関係します。  もっと言えば、彼の相棒である凶暴なメス犬・巴と濃厚にたわむれるシーンもあります。ありとあらゆるタイプの男女、さらには人間以外とすらまぐわうことのできる、常識はずれのキャラクターなのです。「常識的」に考えると、性別も年代も問わず誰でも(獣でも)相手にするなんて、とんでもないことのように思えます。しかし、よく考えてみてください。相手を陥れるのはもちろんダメですし、獣は現実的ではないにしても、「誰でも性愛の対象にできる」ことの、いったい何が悪いのでしょう?  「中年の太った男性(女性)となんて、あり得ない」とか「若くてきれいな女性(男性)がいいに決まっている」などという「常識」は、誰が決めたのでしょう?」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「 こうした事情を理解して欲しいと思う一方で、性の問題は非常に複雑で、当事者ですらよくわかっていないことも多いのです。性的少数者を明確にジャンル分けするのは難しいし、彼ら彼女ら全ての性別をはっきりさせることにも無理があります。だから、「性はグラデーションなのだ」「曖昧なままでもいいじゃないか」と、分けられないものを受け入れる気持ちも大切なのではないでしょうか。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「それにしても、手塚はどのようなものを手がかりにして、このような『華厳経』的イメージへと至ったのでしょうか。 SF映画や小説などの影響もあるでしょうね。もしかすると、手塚が医学を学んでいたことにも関係しているかもしれません。手塚は一九六一年に医学博士号を取得していますが、研究テーマはタニシの生殖細胞に関するもので、博士論文のタイトルは「異型精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究」でした(*)。もしかしたら手塚は、超ミクロな生殖細胞を電子顕微鏡で観察しながら、そこに全宇宙の存在、全ての生命の根源を見ていたのかもしれません。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著



    「手塚漫画には、ミクロな視点で個人の内面を描いた作品もあれば、『火の鳥』のようなマクロな視点で世界全体を俯瞰して描いた作品もありますが、こうしたミクロとマクロの両方に同時に視点を置くという姿勢も『華厳経』のものの見方と同じです。手塚のなかには、いくら個人の内面に注目しても、それだけでは多様な生命のすべてを照らし出したことにならないし、逆に全体ばかりに目を向けても、個を軽視するような方向に向かってしまう──という想いがあったのでしょう。手塚は類まれなバランス感覚で、「大きな生命の流れ」と「個別の人間の営み」の両方に軸足をおいて漫画を描き続けたと思われます。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「たとえば、『火の鳥』のなかに描かれている生命観や人間観や宗教観は、それほどユニークで独特なものだというわけではありません。これまでにもしばしば哲学や宗教思想や文学などでも語られてきたテーマなのです。しかし、実際に作品を読むと、もっと大きな気づきを感じる。あまりの壮大さに、めまいを起こすほどの力があります。異界へと連れて行かれてしまうような感覚になるほどの魅力があります。  では、なぜ言葉や文章にしてしまうと、それが伝わらないのでしょうか。なぜ、漫画にすると、ダイレクトに宗教性が伝わるなどということが起こるのでしょうか。それは、漫画は「記号」が多用される表現方法だからです。記号を使うとひとつのコマのなかに多くの情報を詰め込むことが可能となるため、奥行きのあるメッセージを一気に伝えることができるのです。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「多様な記号を駆使する漫画表現が宗教性を伝えるのに向いている──というと意外な感じがするかもしれませんが、じつはそれもある意味で当然なのです。なぜかというと、もともと宗教は象徴(記号)を使って宗教の体系を表現し、伝えるものだからです。たとえばキリスト教における十字架は、イエスの死と贖罪、復活と昇天などが凝縮して込められた象徴です。キリスト教の本質を端的に表す象徴なのです。キリスト教の信仰をもっている人は、十字架を見ただけでキリスト教そのものをダイレクトにキャッチします。密教における曼荼羅も同じです。曼荼羅は密教がもつ宇宙観を象徴表現で表したもので、これによって密教が説く世界を一気に伝えることができます。すなわち、成熟した記号の組み合わせを使う表現方法は、時に宗教性を発揮することが起こるということです。そうなると、非常に記号を発達させてきた日本漫画が、宗教性を発露することはむしろ当然のように思えます。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「私のまわりのお坊さんのなかにも「手塚治虫の『ブッダ(*)』を読んで仏教がわかった」という人が何人かいました。直截的に宗教を取り扱っていなくても、宗教性を発揮している漫画もあります。つげ義春の『無能の人(*)』などは、仏教的な価値観がただよっています。ジブリのアニメにも宗教的な感性が描かれていますね。この世俗社会の価値観を揺さぶる力をもっています。あるいは、私などは、さくらももこ(*)の『ちびまる子ちゃん』で描かれている、「登場人物にツッコミを入れる影の声」にも、仏教感覚を連想するときがあります。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「手塚は、このあまりにも悲しい物語のラストに、「私とあなた、敵と味方、損と得などといった枠組みが全部はずれた眼で観れば、この世界は光り輝いており、すべての生命は等しく美しいのだ」と言い放っているのです。本来、すべての生命はキラキラと輝いている。しかし、その輝きに蓋をしているのは私たち人間自身です。人間の「自分の都合にもとづくはからいや執着」が蓋をしているのです。我々は自分の都合というフィルターを通して認識しているので、生命本来がもっている輝きが見えないというわけです(すごく仏教的な解釈になってしまいましたが……)。」

    —『別冊NHK100分de名著 わたしたちの手塚治虫』斎藤 環, 園 子温, 等著

    「偉ぶらない、出しゃばらない、いばらない。  偉大な人ほど、いつも謙虚でいるものです。」

    —『手塚治虫 壁を超える言葉』手塚治虫, 松谷孝征著

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    2026年02月16日
  • 別冊NHK100分de名著 宗教とは何か

    Posted by ブクログ

    宗教とは何かを考えるうえで参考になる名著を、4人の有識者がそれぞれ1冊ずつ紹介している本です。
    どの章も非常にわかりやすく、宗教(的な考え方)の大事さも恐ろしさも感じさせてくれる作りになっています。

    別の本で半分ファンみたいになっている釈徹宗氏の著作だったため購入。認知的不協和や自我防衛機制、成熟した宗教的人格について述べている同氏の章は、読んでいるだけで何だか安心感を覚える内容です。

    ―宗教はどうしても信じている人と信じていない人との境界を生み出します。その境界ができないようであれば、生きる力にもならないことでしょう。しかし、その境界を超える回路がどれだけ多様にあるか、そこが大切です。(釈徹宗)

    ―そこから見えてくるのは、「信じる/信じない」という境界がはっきりあるわけではないということです。それはどこまでもグラデーションになっていて、人はその狭間で揺れ動き続けるのでしょう。信仰は揺れ動く。しかし、それでも自分はそこから離れられないと思ったときに、信仰は「本物」になっていく。(最相葉月)

    ―宗教は倫理や道徳ではありません。かくかくしかじかだからこうなるのだと合理的に納得させられるとしたら、それは科学であって宗教ではないのです。言い方を変えれば、科学ではないから宗教と呼ばれ得るのです。信じるか信じないかです。(片山杜秀)

    ―「自分の意志で選んだわけではない」という思いが、彼にとっての神という存在の根本にあるのではないかと思うのです。大津にとって信仰とは、「私が信じる」といった主格的なものではなくて、「私に信仰がやってきてとどまっている」といった与格的なものだったのではないでしょうか。(中島岳志)

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    2024年12月29日

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