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近年の落語の再評価と、仏教への関心の高まりは無縁ではない。日本の芸能の多くが宗教儀礼の模倣にルーツを持つことを知れば、落語の持つ高い文化性と宗教性が理解できる。 子どもの頃からお説教と落語の両方を聞いてきた著者が語る、とっておきの“おてらくご”論。
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Posted by ブクログ
落語が仏教の説教の一部であったということ初めて知った。 落語と仏教つながり、なさそうでよくよく聞くとこれほど当時に多く広がっていることわかるような気がする。今からいえば仏教・・・というと嫌な顔をする人がいるかもしれない。でも、話される内容はそう、どちらも違いのない矛盾しない存在なのだと思いたい...続きを読む。
内容もさることながら、中川学さんの挿画が素敵。画面だけ見てると分かりづらいのですが、実物を見てファンになりました。
・Eテレの「落語でブッダ」のテキストを買つた。裏表紙に釈徹宗「おてらくごー落語の中の浄土真宗ー」(本願寺出版社)の広告があつた。CD付きである。その内容は、節談説教の藤野宗城「円融至徳の嘉号」と落語2席、柳家さん喬「寿限無」、笑福亭松喬「お文さん」である。合計約73分、さん喬の「寿限無」とは珍しい。...続きを読むこんなのをさん喬がやるのだと思ふ。「お文さん」は「五代目桂文枝(著作当時は三代目小文枝)の書き残したネタ本をもとに、私が部分的にリライトした台本で」(80頁)今は亡き松喬の演じるものである。これがネタ下ろしであつたらしい。このCDだけでも本書の定価1,800円に値しさうである。私もこれに惹かれて買つた。節談説教だけで買ふ気はほとんどないから、かういふ形で入るのはありがたい。久しぶりに聞いた節談説教、節談といつても基本は説教である。芸能ではない。だからかういふものだらうと思ふ。それでも適宜笑ひを散りばめ、節を散りばめて進めていく。 なかなかおもしろい。本書の前半はごく大雑把に言つて説教の歴史である。「醒睡笑」の安楽庵策伝までを丁寧に説明して落語との関係に入つていく。そんな中で説教も出てくる。昔は名人がゐたが、今は節談説教自体が盛んでない。「個人の名人技に頼ることなく、システムで伝道スキルを身につけることができるようになっている」(76頁)時代だからである。結果として「『絵解き』や『節談説教』が隅っこへ追いやられ」(同前)た。節談説教を知らない説教者も増えたらしい。本書が必要な理由の一つでもあらう。そこで、「『節談説教』は大変魅力的な伝道・教化技法ですが、見事な節回しや声を聞かせることが主眼ではありませんし、様式を継承する古典芸能でもありません。」(77頁)といふ一節が出てくる。考へなくともごく当然のことである。これは小沢昭一によつて節談説教が芸能として採り上げられたことを踏まへての反省であらう。さう、落語と説教には重なる部分、シンクロする部分も多いが、説教は芸能ではなく伝道、教化なのだといふことである。このCDでそれを改めて確認できる。本書はごく気楽に、手軽に読める落語と仏教の関係概説書であるが、この種のいくつもある文章を見つけると、やはり説教は宗教なのだと改めて確認する。決して芸能ではないのである。 ・ある意味ではこれも以上に関係することなのだと思ふが、こんな一文があつた。「『高座では落とし咄しもありがたし』という狂歌があります。」(85頁)この人にしてこんな間違ひをするのかと驚いた。これが狂歌であるのか。引用は「誹風柳多留」からと明記してある。それなのにこれを狂歌といふのである。狂歌は短歌、57577である。引用は575、言ふならば俳句であらう。つまりこれは川柳である。この文芸の世界に於ける伝統をまさかご存じないとはと思はないが、かくも見事に狂歌と川柳をまちがへられては著者と編集部に対する信用に関はる。説教は落語と同等であつてほしい、節談説教は節と美声で聞かせるものだなどと、本当は思つてゐるのではないかと、私もゲスの勘繰りをしてみたりするのである。せつかくここまで書いてきたのに、この一語のまちがひは大きい。難しいことであるならばしかたないですむかもしれないが、こんな基本的なことではさうはいかない。敢へて言へば、画竜点睛を欠くとはこのことである。手許のは第2版、出版後三年以上経つ。 既に指摘されてゐることであらうと思ふが、敢へてここに記した次第。かくなるうへはCDだけで1,800円と理解しておく。しかも高座筆記つきである。それゆゑ元は取れよう。さて如何。
以前に読んだ、釈徹宗と大平光代氏の対談の 本に書かれてあった本。 落語をはじめとして、日本の芸能は 仏教(神道)をルーツにしているということ。少し前に読んだ 『風姿花伝』にもそのように書かれてあった。 落語の中の浄土真宗や説教の内容について面白くかかれて あったとおもいます。 またCDで『節談説教...続きを読む』と落語の2点『寿限無』『御文さん』が収録されてあります。Iphoneにダウンロードしたので通勤中に聞こうかと。 また、御文さんの中の御文書の白骨の章はなんとなくいい感じ。 私の家は真宗ではなく浄土宗なのですが。 ituneを検索すると真宗の御経や浄土宗の御経も売っているのですね 驚きました。いつか買ってみたいと思います。
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