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仏教について何も知らない哲学者が、いきなり仏教に入門!? 多様な知見を手がかりに、「悟りとは何か」「死は苦しみか」など、仏教の根源的なテーマについて丁々発止の激論を交わす。刺激的な仏教入門!
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Posted by ブクログ
「『寝ながら学べる浄土真宗』という過激なタイトル」(文庫版のためのあとがき)の企画から始まった、インターネット上での往復書簡を書籍化したもの。 西洋思想を交え、「宗教」とは何かという方向に展開しつつ、ばっちり仏教の解説にもなっています。 仏教の歴史(大乗メイン)や基本の教え、イスラームや日本人の宗...続きを読む教性についても間狂言で勉強できて、かなり盛りだくさんな内容。 読み物として普通に読んで面白いのはもちろん、「宗教」や「仏教」が何かいま一度考えたいときにも読みたい一冊です。 特に興味を引かれたのは、その9あたりからの、レヴィナスの「善性」について。 往復書簡は『はじめたばかりの浄土真宗』に続きます。
内田先生の研究室(ホームページ)にあるインターネット持仏堂に訪れ法話をしてくれるお坊さまが、この本で登場する釈先生。内田先生の宗教学のメンターでもある釈先生との往復書簡形式で宗教の基礎を学ぶやりとりが載っています。噛み砕いて書いてありますが、それでも簡単ではありません。しかし、どこか楽しい感じの本で...続きを読むす。
仏教についての学習をいきなり始めたかったという自分の思いのまま、そしてこの本の題名に飛びついて一気読み。両人のお話は一度生で拝聴したことがあったが、なんといってもナイスコンビネーション。楽しみながら、そして内田さんの思わぬ話題展開に振り回されながら、時々笑いを挟みながら、仏教のなんたるかを概括してく...続きを読むれる良本。続編にも目を通してみたいと思わせる位には、面白かったです。
続きがあると知らなかった。。。 仏教入門というより、内田氏の宗教観を釈流仏教解説で紐ほどいていくもの。
合気道の道場で神棚を拝み、大学では賛美歌を歌い、いずれ菩提寺で戒名をいただく「シンクレティスト」内田先生と、浄土真宗の僧侶である釈先生による、丁々発止の往復書簡。いやあ面白かった。 宗教的な態度とは「世界と存在を超えるもの」に対する謙虚な構えであるという内田先生の言葉に、まずはうんうんと納得する。...続きを読む 「喩えて言えば、『どういうルールで行われているのかわからないゲームに、気がついたらもうプレイヤーとして参加していた』というのが人間の立ち位置だと思います。 このときに、『私には分からないけれどもこのゲームを始めたものがあり、そうである以上、このゲームにはルールがあるはずだ』というふうに推論する人間の思考の趨向性を私は『宗教性』と呼びたいと思います。」 そして、釈先生が引用した西行の歌 「何ごとの おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」 についてこう述べる。 「この歌には宗教性の二つの条件が書かれています。 ひとつは『なにごとのおわしますか』を『知らない』という人間の側の知的節度が表明されていること。 その『私を超えるもの』に対する『絶対的なビハインド』が『かたじけなさ』という実に含意のある言葉で表現されていることです。」 これはいわゆる制度宗教への痛烈な批判である。 「日本人が制度宗教を苦手とするのは、その根本に『これがワンアンドオンリーの完全なる宗教儀礼であって、これだけやっとけばもうザッツオーライ』という考え方そのもののうちに『神への不敬』を感知するからではないかと思います。」 うーん、まさにそうだ。内田先生の論は相変わらず説得力がある。しかし、これにこたえて(その制度宗教の僧侶である)釈先生が述べていることに、またまたうーんと唸ってしまった。 釈先生は、内田先生が語っているのは、謙虚なたしなみとしての宗教であり、宗教性が日常にうまく発揮されていると認める。 「このような賢者の宗教性は、自己の欲求を投影する『宗教へのおねだり』がいかに反宗教的であるかを浮かび上がらせます。 宗教とは『思い通りいかない=苦』であるこの世界を、自己自身を目覚めさせていくことによって受け止めていく体系ではないでしょうか」 おお!と思ったのはこの先である。 「謙虚なたしなみの宗教性は『常態時の宗教性』です。…つまり、平穏な日常を感謝する宗教性です。 そして、もう一面、宗教性には『タタリのメカニズム』というやつがあります。こちらは『非常態時の宗教性』。『タタリ』というといかにも怪しげですが(笑)、要するに『危機状況』・『限界状況』であるというレトリックです。」 「謙虚なたしなみの宗教性は、常態時において最も多くの人が共有できることは間違いないでしょう。 しかし、一本の道筋をたどり、態度を明確にし、エートスを形成して、はじめて開ける宗教性があることも間違いないと思います」 「『ワンアンドオンリーでザッツオーライ』は、やはり独善への躓きをはらんでいます。逆に『なんでもやっちゃう』のも、既述のような相反する緊張関係が平板化してしまい、宗教的パトスが旺盛な人や実存的不安を抱えた人の『魂の叫び』に応えるものではなさそうです」 な~るほど。釈先生の解説すべてがわかったわけではないけれど、ここの部分には目を開かせられる思いだった。たとえ入門的なものでも、仏教に関する書物を読むのはちょっと億劫だが、こういう形なら読みやすくてよくわかる。早速続きを読もう。
内田樹が、浄土真宗の僧侶である釈徹宗を相手に、仏教の根本的な思想についてたずねるという趣旨でおこなわれた往復書簡をまとめた本です。二人のやりとりの合間に「間狂言」という章が挟まれており、釈が仏教の基礎についてコンパクトな解説をおこなっています。 おそらく内田の心積もりとしては、彼自身の宗教にかんす...続きを読むる突っ走った議論を、釈が仏教の立場から広く大きく受け止めるという展開を期待していたのではないかと忖度するのですが、どうも内田の投げかける問いのエッジが利きすぎている印象を受けました。むしろ、釈の仏教概説に、内田が自由な立場からコメントを入れるという構成のほうがよかったのではないかという気がします。
内田樹とお坊さんの往復書簡形式になっているのだが、 どうもお互いが好きなことを言っているだけで 噛み合ってない感じ。 「仏教入門」というタイトルになっているが、 要は日本の宗教文化入門みたいなもので 仏教自体の中身はあまり語られていない(というかよく分からない)のが残念。 タイトル間違いですね。
内田先生のお話が好きなので手にとって見た一冊。 タイトルを見て仏教の入門書だと思うと騙されてしまうので注意が必要。 仏教というテーマを書簡のやり取りという形で語り合うという内容。書簡という体裁はやはり宗教ネタだからか。 中身は内田先生の本らしく放談っぽい形になっていて、あまり厳密に仏教の話にこだわ...続きを読むっているわけではない様子。日本における宗教のあり方や世界哲学全般、レヴィナス老師、キリスト教、イスラム教など、話は多岐にわたる。 中々面白かったのだけど、どうも内容が散逸的だったり、実は上下巻でずいぶん中途半端なところで話が途切れていたりと、色々と残念な点が目についた。 下巻は気が向いたら買おうかな。という程度。
内田樹さんと釈徹宗さんが、往復書簡形式で仏教について解説してくれる本。 入門、と銘打っていますが、自分にとってはかなりむずかしかったです…。宗教には興味がないわけではないので勉強したいのですが…。 自分の不勉強のためにあんまり身にならなかったので、またチャレンジしたい。
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いきなりはじめる仏教入門
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内田樹
釈徹宗
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