アジア辺境論 これが日本の生きる道

アジア辺境論 これが日本の生きる道

748円 (税込)

3pt

3.9

アメリカ、欧州で排外的な政治勢力が台頭する中、ロシア、中国の影響力が日増しに拡大している。米ソ対立の冷戦終結から四半世紀経ち、世界各地に複数の覇権の競合関係が生まれている。はたして、その狭間で日本が生き残るためには何が必要なのか? そのカギは日・台・韓の連帯にあり。アメリカとの一方的な従属関係を見直し、中国、ロシアなど、スーパーパワー間にある中小民主主義国家同士の協力関係の構築はいかにして可能か。世界史レベルの地殻変動と戦後の平和国家的な国のあり方を蹂躙する近年の日本の政策を目の前に、リベラルの重鎮ふたりがその理路を提示する。 【目次】はじめに 日本・韓国・台湾連携の夢 ――これがボクらの生きる道 内田 樹/序章 問題提起 ――自由主義はなぜこれほど脆かったのか/第一章 リベラルの限界 ――「モビリティー」に無力化された自由主義/第二章 ニッチな辺境国家が結ぶ新しいアジア主義の可能性/第三章 アジアの連携を妨げる「確執」をどう乗り越えるか/第四章 不穏な日本の行く末 ――たどり着けるか「日本の生きる道」/おわりに アジア辺境の「虚妄」に賭ける ――これがみんなの生きる道 姜尚中/主要参考文献

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アジア辺境論 これが日本の生きる道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年10月09日

    日米安保の実在よりも、アジア辺境の虚妄に賭ける。一国の国力とは、よりよい未来を創ろうとするヴィジョンの提示力であり失敗から学ぶ復元力である。

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月03日


    自由の概念が"機動性"になってきてない?
    ってとこ新しかったです

    自分にとって
    フリーダムはなんなんだろう?
    って

    ちょこっと
    考えたけど
    やめた!



    0

    Posted by ブクログ 2018年05月11日

    面白いのだけれど、☆を1つ減じたのは本書の目論見である「明るい未来像の提示」よりも、現状への不満が多く述べられていたような気がするから。
    もちろん現状の分析があっての未来像だとは思うのだけれど、もっともっと「どんな可能性があるのか」という点について聞きたかったので、その分が残念でした。

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月23日

     私の好きな作家,内田樹さんと姜尚中さんの対談なんだから,面白くないわけがありません。
     この二人は,いつも新しい視点を与えてくれます。
     今回のテーマは,アジア。日本と韓国と台湾の連携で,新しい可能性が拓けていく…というのは,現実からみると無理そうに見えますが,そういう大風呂敷を広げないことには,...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月24日

    姜尚中氏と内田樹氏の対談。2冊目だったような気がします。
    今回は、アジアのなかで、日本と韓国、台湾が連携をして
    東アジア圏をつくるという話。
    ちょっと実現には遠いきもしますが。。
    ちょっと間違えると大東和共栄圏と同じようなことに
    なる気もします。
    でも、今の風潮に危機感をもっているということは
    非常...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月15日

    姜尚中さんの「日本の隠ぺい体質」の指摘がズバリと刺さった。
    今の一連の忖度事件をはじめ、先の戦争が泥沼化していった過程などの日本の誤った歴史は大抵それが原因だと気付く。

    ※内田センセーの主張はいつも通りなので…

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年12月01日

    読書中のメモ
    ●独裁制の反対は民主制ではない。民主制はいとも簡単に独裁制に転じてしまう悪い面を持っている。みんなが難しいことを考えるのに疲れたとき、シンプルな政策を提示する者に政治をゆだねてしまう
    ●独裁制の反対は共和制。共和制とは、法の制定者と実行者が別ものである統治形態ー立法権と行政権の分離
    ...続きを読む

    0

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