量子力学を調べていくうち、なぜか本書に辿り着いた。
ゴーダマさん凄い。あの時代に弦理論やら超ひもやら相対性理論を悟りで感覚的に理解していた訳だ。シッダールタまじ凄い。
私が今まで日本語を学び、本を読んできたのは般若心経に出逢う為だったのではないかと思うほど。
あまりスピってるとも思われたくないが
...続きを読む、真理を志すのは良いことではないか。
いや、そんな事を思っているから実相を空と捉えられないのだ。
名づけのなかで、最も罪深いものが「私」という代物。
考えてみれば、私たちは物心がついたときにはすでに生まれていたわけで。そしてそれまで「私」など関係なく生きていた「いのち」を、あるときから「私」だと思い込んだ。
物心がつき、知恵づき、そしてさまざまな分別を身につけることでそれが肥大化していく。
そうして「いのち」の実相に関係なく、いつからか「私」という名の何者かを中心にモノを見るようになっていった。
当然、「花」のように、実物の「いのち」にはなかった自立性や恒久性が「私」にも付加されることになる。
大胆な言い方をすれば、これこそがあらゆる「苦」の根源かもしれない。
もしも今まで読書をしてこず、あらゆる先人の思想、アイデンティティを学んでいなければ私の知能では一ミリも理解できなかっただろう。本を読むことほど大切なことはないと改めて思う。
色即是空 空即是色
これだ。これ。
宗教に興味はないが、釈迦はヤバい。語彙が乏しくなるほど奴はヤバい。尊敬する。