ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」。はたしてそうなのか。著者は反芻(はんすう)し、問い直す。しかし賢治はそう確信して「慈悲」を希求し、それゆえ自らに怒りを向ける。「世界のぜんたい」に人生を捧げる。痛ましいほど美しく清らかな賢治の想いを、同じく文学と宗教に生きる著者が描く。(講談社文庫)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
賢治は童話も書いているから、その作品は小学校の国語の教科書から、もう、掲載される。 けれども、それを100パーセント近く理解出来る人間はほとんどいない…と、私は思っていた。 教科書にはよく「やまなし」など載っている。 しかし、これは大人になった今でも理解不能な部分が多い。 多分、先生も理解していない...続きを読むだろう、なのに、生徒に教えなくてはいけないとは…同情を禁じ得ない。 なのに、教科書に載っているという事は、載せなくてはいけないほど重要な作家なのだな、とは思っていた。 しかし、理解できないままでいいとも思っていました。 賢治に限らず、『読んだけど、全部は分からなかった』という読書も多くあるし、それはそれでいいと思う。 しかし、この本は今までとは違った方法で賢治を描き出していました。 良いことを言っているのだろうが自分には感動できない…と思っていた『雨ニモ負ケズ』が、初めて色彩を持って心に染み込んできた。 宗教の専門的な話は難しかったですが、全部は理解できなくても、読んで良かったと思える貴重な一冊でした。
筆者はこの文章の文種をはっきり言わない。エッセーとも何ともつかないというような言い方をしている、私はとてもわかりやすい評伝であったと思った。 仏教の視点から見る宮沢賢治、これは今までも多かったと思うが、しかし、この本で発見をたくさん感じたのは、やはり筆者の賢治への思い、賢治からの学び、そういうものが...続きを読む明らかになっているからだと思う。 読み応えがある、しかも、分かりやすい。伝わってくるものが多い。 この本をもって、再び、花巻を訪れたい。 良い本を読んだと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
慈悲をめぐる心象スケッチ
新刊情報をお知らせします。
玄侑宗久
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
祈りの作法
試し読み
阿修羅
アブラクサスの祭
生きる。死ぬ。
NHK「100分de名著」ブックス 荘子
原子力と宗教 日本人への問い
現代語訳 十牛図
現代語訳 般若心経
「玄侑宗久」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲慈悲をめぐる心象スケッチ ページトップヘ