小説の検索結果
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あなたに似た人
短篇の一つ一つにちりばめられた恐怖、幻想、怪奇、ユーモア、機智……数多くの奇妙な味の短篇を発表している鬼才ダールが、賭博に打ちこむ人間たちの心の恐ろしさと、人間の想像力の奇怪さをテーマに描いた珠玉の掌篇十五篇を収めた代表的短篇集。一九五三年度アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作! -
ドルリイ・レーン最後の事件
髭をまだらに染めた異様な風体の男がサムのもとを訪れた。一通の封筒を預けて男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、ドルリイ・レーンが世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る、巨匠の代表的傑作。改訳決定版。 -
三浦綾子 電子全集 毒麦の季
人間の弱さや醜さを凄惨なまでに描いた人間の生き方を問う5編の短編集。 知らぬ間に麦畑に紛れ込み、はびこっていく毒麦のように、容赦なく人々の心をむしばんでゆく悪意の種子。その種子を蒔くのは、生まれついて悪しき人々なのか、あるいは無垢と見える我々自身なのか。父の不倫に端を発した両親の別居で、徐々に孤独の淵に追い詰められていく少年の姿を描いた表題作のほかに、『尾灯』『喪失』『貝殻』『壁の声』を収録した短編集。 『尾灯』は、2002年(平成2年)に、『喪失』は、2005年(平成5年)に、テレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、よく通った地元の居酒屋広告に載せたコラムを収録! -
事の次第
7つの物語が精妙巧緻にリンクする連作短編 今年四十歳になるタクシーの運転手、武上英夫は妻に言えない秘密を三つ持っていた。五年前、放火事件が起こった冬の夜にタクシーに乗せた女との経緯もその一つだった。彼に内緒で定額貯金を積み立てている妻にもまた、結婚前に付き合っていた危険な男との過去があり、五年前の冬の夜に武上英夫のタクシーに乗った女には、妻子ある山田宗雄との短い恋があった。山田宗雄が働く新聞社で記者を務める七種歩は妻のまゆみの浮気に気づき、まゆみとは高校時代の同級生だった有坂弓子は三十五歳になっても結婚できないのは妹のせいだと密かに思っていた。有坂弓子と交際中の竹中昭彦には事故で失った双子の弟がいたが、それを彼女に打ち明けていなかった。 そして街の裏社会に生きる“少年”倉田健次郎は雨の夜、武上英夫のタクシーに乗り込み――。ひとつの街を舞台に炙り出されていく、夫婦の関係、恋人の関係、不倫の関係、一晩かぎりの関係、過去の関係……。それぞれの事情を抱えた男と女が、それぞれの人生の境界線に直面したときに生まれる“事の次第”を巧みに描き出し、交錯し連鎖していく至極の小説集。表題作のほか「寝るかもしれない」「姉の悲しみ」「七分間」など、全七篇所収。 -
三浦綾子 電子全集 広き迷路
広い迷路をさまよう人間の孤独と欲望を描く、サスペンス風長編。 旭川出身で、銀座のデパートに勤める早川冬美には、エリート会社員の町沢加奈彦という素敵な恋人がいた。しかし札幌に出張中のはずの加奈彦を都心で見かけて以来、心に不安の影がよぎる・・・。小心で平凡な人間に潜む欲望が、犯罪に結びついていく心理的サスペンス。著者には珍しい推理小説風の作品。 1979年(昭和54年)にテレビドラマ化され話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、三浦綾子記念文学館初代館長・高野斗志美氏による論評「登場人物を読む/冬美――『広き迷路』」を収録! -
模倣の殺意
七月七日の午後七時、新進作家、坂井正夫が青酸カリによる服毒死を遂げた。遺書はなかったが、世を儚んでの自殺として処理された。坂井に編集雑務を頼んでいた医学書系の出版社に勤める中田秋子は、彼の部屋で偶然行きあわせた遠賀野律子の存在が気になり、独自に調査を始める。一方、ルポライターの津久見伸助は、同人誌仲間だった坂井の死を記事にするよう雑誌社から依頼され、調べを進める内に、坂井がようやくの思いで発表にこぎつけた受賞後第一作が、さる有名作家の短編の盗作である疑惑が持ち上がり、坂井と確執のあった編集者、柳沢邦夫を追及していく。著者が絶対の自信を持って読者に仕掛ける超絶のトリック。記念すべきデビュー長編の改稿決定版! -
三浦綾子 電子全集 自我の構図
人は果たして人を真に愛し得るか。人間にとっての永遠の課題を追求した問題作。愛のあり方、求め方とは――。 高校教師・南慎一郎は、同僚であり、新進の日本画家であった藤島壮吉から絵の手ほどきを受け、日展初出品で協会賞を受賞する。入選した絵は、藤島の妻・美枝子をモデルにし、藤島と共に描いたものだったが、藤島は落選した。しかも、藤島は美枝子への慎一郎の気持ちに気づき、自殺してしまう。そして、藤島の死は大きな波紋を呼び、慎一郎と藤島の家庭は崩壊していくのだった。人は果たして人を真に愛し得るか。人間にとっての永遠の課題に正面から取り組んだ問題作。 1978年(昭和53年)にテレビドラマ化され、話題を呼んだ。 「三浦綾子電子全集」付録として、著者が北海道新聞に書いたエッセイ「敷島の滝」を収録! -
さよならの次にくる
「東雅彦は嘘つきで女たらしです。東雅彦は2月1日、こんなことをしていました」愛心学園吹奏楽部の部室に貼られた怪文書。こんなものを貼ったのは誰だと騒ぐ部員たちが特定の人物を犯人扱いしそうになったとき、オーボエ主席奏者の渡会千尋が「私がやりました」と名乗り出る。渡会千尋。僕の初恋の人だ――。初恋の人の無実を証明すべく、葉山君が懸命に犯人探しに取り組む「中村コンプレックス」ほか、葉山君の小学生時代のエピソード「あの日の蜘蛛男」、探偵役を務める伊神先輩の卒業式の日の出来事を描く「卒業したらもういない」など、〈卒業式編〉は4編を収録。デビュー作『理由あって冬に出る』に続く、ライトでコミカルな学園ミステリ第2弾、前編。 -
郷愁という名の密室
2009年度〈本格ミステリ大賞〉受賞後、第一作! 矢住鼎(やずみかなえ)は漫画家志望の35歳。今は北関東の小都市でヘルパーをしている。誤って介護先の老女を死なせ、絶望した鼎は雪山で自殺を図る。ところが‥‥。目覚めたのは無量温泉の旅館の一室。そこで彼は〈少女のままの〉高校時代の後輩・雫に再会する。その旅館で事件が起きる。まず、宿泊客の男女が刃物で殺害され、次いで隣の旅館の女将が密室状態の客室で刺殺される。犯人は内部の人間か。鼎と雫(ホームズとワトソン)の前に殺人者の影が迫る。そして深夜0:54、あらゆる知覚が暗転して――。 多くの謎を孕んだまま、物語は〈郷愁〉の名のもとに収斂していく。 09年度『完全恋愛』で〈本格ミステリ大賞〉受賞後、待望の第一作! -
囲碁殺人事件
第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の凄まじい妙手で一日目を終えた。翌日の朝、対局の時間に槇野九段は現れず、近くの滝の岩棚で首無し屍体となって発見される。死の二週間前に目撃された「鬼の首を取る」奇妙な詰碁は殺人予告だったのか。槇野九段が首を切断された理由とは。山林で発見された腐乱死体は事件と如何なる関係があるのか。知能指数208の天才少年・牧場智久と姉の典子、そして大脳生理学者・須堂信一郎のトリオが不可解な謎に挑む。名作『匣の中の失楽』に続いて放たれた著者初期の傑作本格推理。ゲーム三部作第一弾、牧場智久シリーズ開幕。 -
プレイバック
女の尾行を依頼されたマーロウは、ロサンジェルス駅に着いた列車の中にその女の姿を見つけた。だが、駅構内で派手な服装の男と言葉を交すや女の態度は一変した。明らかに女は脅迫されているらしい。男は影のように女について回った。そして二人を追うマーロウを待つ一つの死とは。多くの謎を秘めた問題の遺作。
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