サーチライトと誘蛾灯

サーチライトと誘蛾灯

750円 (税込)

3pt

ホームレスを強制退去させた公園の治安を守るため、ボランティアで見回り隊が結成された。ある夜、見回り中の吉森は、公園にいた奇妙な来訪者たちを追いだす。ところが翌朝、そのうちのひとりが死体で発見された! 事件が気になる吉森に、公園で出会った昆虫オタクのとぼけた青年・エリ沢が、真相を解き明かす。観光地化に失敗した高原での密かな計画、〈ナナフシ〉というバーの常連客を襲った悲劇の謎。5つの事件の構図は、エリ沢の名推理で鮮やかに反転する! 第10回ミステリーズ!新人賞を受賞した表題作を含む、軽快な筆致で描くミステリ連作集。/【収録作】「サーチライトと誘蛾灯」/「ホバリング・バタフライ」/「ナナフシの夜」/「火事と標本」/「アドベントの繭」/あとがき/解説=宇田川拓也

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サーチライトと誘蛾灯 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    探偵役、心優しい虫好き青年の魞沢くんがとにかく良い。
    事件自体は心苦しいものが多いけれど、彼のおかげで作品全体にほんのり暖かい雰囲気が漂っていて、読んでいて癒された。
    「ナナフシ」の話が一番好き。

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    推しが増えました。昆虫オタクでおとぼけ。なのに30代半ばくらいというギャップにやられました。子供みたいだけど、心が揺さぶられるような真相にたどり着けるのはきっと彼が優しいからだろうなと温かい気持ちになりました。特に4話が1番好きです!

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ

    新書で読みました。
    短編集ですが、どの短編もテイストが異なりつつも一冊分読んだような中身の詰まったもので、外れなし。
    探偵のキャラがとてもユニークで面白いですね。
    ☆5でもよいのですが、状況の描写や説明がすんなりわからず理解するのに何回か読み直したところがあったので(ミステリ自体に頭を使うのはよいの

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    面白くないわけではないがなんか乗り切れないような
    でもサクサク読めちゃうような
    「火事と標本」からグイグイと引き込まれるようになったかな。
    続編があるのでそちらも楽しみに

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    とぼけた感じだが実は鋭いエリサワが事件を解いていく短編集。
    どの章も面白かったが、とくに後半の二つの章が、切ない印象を読後に残してとても良かった。
    作中には随所に昆虫に関する豆知識も披露されているので、覚えておくといつか役に立つかもしれない。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    以前より読みたかった作家さん。タイミングよく読み始めました。期待通りの面白さでスラスラと読み終えました。主人公エリ沢泉の掴み所のない振る舞いとそれによって導かれる推理結果。そのアンバランスさが癖になります。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    『蝉かえる』を先に読んだ。
    あちらは探偵の内面を掘り下げるような作品だったが、こちらは会話のキャッチボールに笑わされるような場面が多かった。
    どの短編も、語りすぎず、けれども読者に丸投げではないラストが好きだった。

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    軽い読み心地。今までに読んできたミステリーとはちょっと異色の短編集。
    事件の謎解きに昆虫オタク・エリ沢の語り(もちろん昆虫について)が絡められていて新鮮でした。
    何だか掴みどころがなく、飄々としてるけど観察眼・洞察力が優れていてなかなかの切れ者。

    短編の中では、特に「火事と標本」が強く心に残ってい

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    探偵役がとぼけたキャラクターで楽しいやりとりが進み、軽い雰囲氣だったりするけど、事件の内容はちょっと悲しかったり、切ないかんじ。真相の語り口が、優しいから、そう感じるのかな。
    第二弾、第三弾も出てるようだから、ぜひ読みたい。
    あとがきや解説で、触れられてる泡坂妻夫さんの作品も読んでみよう。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    本屋の店員の紹介文に惹かれて購入。

    エリ沢くんののんびりした雰囲気に癒される。
    文章も読みやすくてするする読めた。

    1話目はそうでもなかったけど。
    全体的に犯人の動機がやるせなく、読後しんみりしてしまう。
    エリ沢くんがその雰囲気を多少やわらげてくれるものの、ちょっとお腹いっぱい。

    続刊は今のと

    0
    2025年05月07日

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