蝉かえる
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蝉かえる

799円 (税込)
399円 (税込) 5月9日まで

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全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた――。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る「蝉かえる」。交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第73回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など5編を収録。注目の若手実力派・ミステリーズ!新人賞作家が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、ミステリ連作短編集第2弾。/【目次】蝉かえる/コマチグモ/彼方の甲虫/ホタル計画/サブサハラの蠅/単行本版あとがき/文庫版あとがき/解説=法月綸太郎

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蝉かえる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    良かった。
    温泉に入って一息ついた感じに良かったー。

    主人公が、あまり表に出て来ないのも好き。

    短編小説で一気に読んじゃったけど、もうチョット時間をかけて読んだらよかったな、、、。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月08日

    シリーズ② 今作も謎解き、物語ともに素晴らしかった。3話目で『今作のベストはこれか!?』と思ったら、5話目でさらに泣かされた。前作よりさらに魞沢の人物像に肉付けされており、あとがきを読んで納得。4話目で魞沢のルーツに触れていて、もっとこのシリーズを読みたくなった。昆虫の不思議ももっと知りたい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月10日

    すごく面白くて、あっという間に読んでしまった。
    何かで良いと見て気になっていた。
    当たりだった。

    ミステリーとか謎解きとかのカテゴリーらしいけど、探偵でも刑事でもないし、短編だし、私の感覚ではあまりそのジャンルの感じがしなかった。
    普通の人がとある出来事を受けてどう行動したのかをその人の代わりに説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    「サーチライトと誘蛾灯」に続く、昆虫オタクの青年・魞沢泉が登場する短編集。

    前作も独特な雰囲気を持った面白い作品だったが、本作は前作にあった脱力するようなノリ突っ込みが適度に抑制され、全体的により洗練されたユーモアとペーソスを感じた。

    ■蝉かえる
    女人禁制やセミ供養。女性から渡された別刷りのエッ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    昆虫は苦手で、しかも前作を読んでないのに手に取ってしまい、読み始めてから苦手分野ということがわかったのに、面白くてどんどん読みすすめ、最後は読み終わるのが惜しいくらいでした。前作も読みます!

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    Posted by ブクログ 2023年03月30日

    『サーチライトと誘蛾灯』に引き続き読みました。
    読み終わってしまった悲しさが…

    切なく涙が零れ落ちるような、でもどこか暖かく言葉で表せない読後感でした。
    読むことができて本当によかったです。また魞沢くんに会えるのを楽しみにしています(紙魚の手帖買おうかな…)

    まだ読んでない方はぜひ『サーチライト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月28日

    「小説の名探偵は、登場人物の怪しげな言動に手がかりを見いだす。しかし本書においてもっとも怪しいのは、探偵役の
    魞沢泉である。」(文庫版あとがき)って面白い。
    法月綸太郎の解説、ホワイダニットとホワットダニットの話、本書の読み解きにすごく参考になった。

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    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    魞沢泉が羨ましい。
    興味関心が虫に一点集中しているようでありながら、思いやりにあふれている。

    人として大切なことを通せるかどうか、は、自分の足場を持っているかどうかなのかもしれない。
    リアルな虫は苦手だけれど、生物知識として、虫は本当におもしろい。ヒトとは異なるその生態が、ミステリーを解く鍵になる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月26日

     虫好きの青年が主人公の連作短編集。全体的に穏やかな雰囲気と主人公の優しさにより、一話毎に心に染み渡るようなホカホカした気持ちになった。また昆虫の知識が深く掘り下げられているのも良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月05日

    最初の数編を読んだ段階では、探偵役の男性が主人公の役割を担うにはおとなしすぎで、やや魅力に欠けるかなと感じていたのだけど、連作を読み進めるうちに徐々にこの人物の人となりが浮かび上がってきて、当初抱いていた印象が一面的であったことに気付かされた。
    連作の手法としては多用されるパターンではあるものの、主...続きを読む

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