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  • ブードゥー・チャイルド
    3.6
    1巻836円 (税込)
    今ぼくは第二の人生を送っています。つまりぼくには前世があるのです。ある雨の日の晩にバロン・サムデイがやってきて、おなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。前世、ぼくは黒人でした。チャーリー―それがぼくの名前でした。―現世に蘇る、前世でいちばん残酷な日。不可解な謎を孕む戦慄の殺人劇に、天才少年探偵が挑む!長編本格ミステリ。

ユーザーレビュー

  • ブードゥー・チャイルド

    Posted by ブクログ

    大好きだーこういうの。
    子どもが主人公だけど、会話とかも不自然じゃなくてすんなり読めるし、全体的に癖がない。
    「前世の記憶」を「輪廻」の不思議な話で落とすのか「リアル」な理由付けで落とすのか。
    そして現在進行中の殺人事件とどういう風にリンクするのか。
    ドキドキ。
    読み終わった時にはため息。
    素敵過ぎ。
    しばらくこの作家さんにハマッてみます。

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    2012年08月01日
  • ブードゥー・チャイルド

    Posted by ブクログ

    これは凄い。前世だ悪魔だなんだと出てくるし、タイトルこれだし、てっきりそういう系の話だとばかり思っていたら。見事に合理的解決。まさかあの「悪魔の紋章」までがちゃんと解明されてしまうだなんて! 本当、「悪魔の紋章」の意味に感動した。
    ま、「堀井キン」の謎解き(?)だけは分かったけどね。某人の某作に似たようなのあったっけな。だからってそれしきのこと、どうってことは全然ないけれど。

    0
    2009年12月29日
  • ブードゥー・チャイルド

    Posted by ブクログ

    ある雨の晩にバロン・サムデイがやってきて、ぼくはおなかをえぐられて、そうしてぼくは死にました。

    自分の前世はチャーリーという黒人であるという日本人の中学生が再び奇妙な事件に巻き込まれる。
    物語が進むにつれ少しずつ展開されるエピソード、最後まで読者を惹きつけて離さない!
    奇想を存分に味わえる“葉桜”以前の名作!

    0
    2025年11月23日
  • ブードゥー・チャイルド

    Posted by ブクログ

    これは素晴らしい。綺麗に纏まっています。そして『春から夏、やがて冬』のような切なさもある。これぞ歌野晶午ですかね、、、
    やっぱりイヤミスも良いけどこうやってしっかり最後まで拾ってくれると、読んでる側としては気持ちが良い。単なるミステリーだけでなく、人間ドラマが中心なので飽きない。いい作品でした。

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    2022年03月15日
  • ブードゥー・チャイルド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うんうん隠れた名作って感じ。
    前世の記憶を持つ少年という魅力的な謎に始まり、中学生という微妙な年齢の二人がハードボイルドさながらに捜査、推理を進めていき、自らの変わった出生を語る天才少年に出会い...

    中弛みせず、まさにノンストップ。

    代理出産というのが本書の主を担う真相となっているが、個人的には 
    ホリー・キンデス→堀井キンです という聞き間違いや、晃士という文字を悪魔と十字架に見間違えてしまうというトリックがとても面白かった。
    しかもトリックを知ってから目次の裏の絵を見ると「晃士」に見えてくるのが不思議...

    ネットを使って論議をしたりネットで知り合った人と実際に会ったり、という今作

    0
    2021年07月13日

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