古処誠二の作品一覧

「古処誠二」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

2023/04/19更新

ユーザーレビュー

  • 敵前の森で
    第2次世界大戦の末期、日本の戦況がかなり悪くなってからインドとビルマの国境で行われたインパール作戦での話。
    一人の若い日本人の少尉が、悪い戦況の中で次々に下さなければいけない決断についてや、対戦相手のイギリス軍との駆け引き、自分より年上の部下との関係などについて、悩んだり、後悔したりした当時の状況を...続きを読む
  • 敵前の森で
     著者のビルマ戦線ものの一作。本作の舞台は捕虜収容所。イギリス人諜報将校の尋問を受ける若いポツダム少尉の記憶を通じて、インパール作戦撤収時の日本軍兵士とビルマの民間人との黙契が明らかにされていく、という物語。
     見習士官として初めて戦場に立った北原の視点から、そのときは気づけなかった日本軍の下士官や...続きを読む
  • 敵前の森で
     ここのところ、古処誠二さんの戦争小説の舞台はビルマが続いている。最新刊の舞台もビルマだが、一つとして同じ物語はない。部隊の数だけ人間模様があり、兵士の数だけ苦悩がある。本作はいわゆるインパール作戦の失敗後という局面を描く。

     終戦後、英国の俘虜となって尋問を受ける、見習士官の北原。英国人大尉は言...続きを読む
  • 生き残り
     前作『いくさの底』は、ミステリーとしても高く評価された。古処誠二さんの新刊は、今回もミステリー的要素を含むが、軍隊・戦場における価値観や、それらに基づく現場の苦悩を、より深く抉っている点に注目したい。

     北ビルマの戦いで、独歩患者は分進隊として切り離される。要するに、怪我人は厄介払いされる。丸江...続きを読む
  • 敵前の森で
    すごく衝撃を受ける本だった。戦地で戦った人たちのイメージは,やりたい放題ひどいことやった(ごめんなさい)→『日本軍兵士』のイメージが加わる,まで来てたのだけど,この本みたいな発想は全くなかった。実際はそうだったのでは,と思う。
    とはいえ私には難しすぎて,1回目は正直さっぱり分からず(大枠だけは分かっ...続きを読む

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!