ビルマに見た夢

ビルマに見た夢

770円 (税込)

3pt

3.5

第二次世界大戦下、軍曹の西隈はビルマで現地の労務者をまとめる任務に就く。その一環としてペストの予防接種を勧めるが、部落の長老は頑なに拒む。対して、軍医見習士官はあまりに辛辣な演説を打つ/「仏道に反して」。肉体労働に適さない腰巻きのような民族衣装のロンジーを穿き、昼寝を欠かさぬビルマ人。非難した西隈に、部落長が放った言葉とは?/「ロンジーの教え」。シビアな軍務と、安穏に暮らすビルマ人との狭間で、日本軍が達した境地を描く五編。「戦場」を舞台にした文化人類学小説。

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ビルマに見た夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    【P179】
    「辛抱を美徳と考え、休むことを罪悪のように考え、そうして体を壊すまで働いてしまう。これほど愚かしいことはありません」

    0
    2023年08月02日

    Posted by ブクログ

    文化人類学小説?という聞いたことない紹介文だったが、かなり面白かった。
    インパール作戦直前期のビルマにおける戦争小説だが、兵站任務の細かいところが書かれており目新しかった。また、日本軍と住民がかなり密にコミュニケーションをとっていて、もちろんフィクションではあろうけど一定の心の繋がりがあったかと思う

    0
    2023年03月12日

    Posted by ブクログ

    古処視点というか、古処節というか。間違いなくこの人にしか書けない作品です。

    第二次世界大戦下の日本軍の話なのに、一般に想像されがちな戦争のショッキングな部分や悲劇の部分はそぎ取り、徹底して冷徹に、日本軍兵士と海外の現地民との日常の交流とトラブルを描く。
    感情の機微や登場人物の心情から一定の距離を取

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    古処誠二『ビルマに見た夢』双葉文庫。

    第二次世界大戦下のビルマを舞台にした5編から成る連作戦争小説。

    全体にふわっとした感じで、何時もの古処誠二作品のような戦争に対する皮肉や教訓を感じなかった。

    『精霊は告げる』『敵を敬えば』『仏道に反して』『ロンジーの教え』『ビルマに見た夢』を収録。

    本体

    0
    2023年02月19日

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