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忘れたい記憶を消してくれる都市伝説の怪人、記憶屋。大学生の遼一は単なる噂だと思っていたが、ある日突然大切な人の記憶が消えてしまい、記憶屋の正体を探り始める……。切ない青春ノスタルジックホラー!
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「記憶屋 あなたを忘れない」
2020年1月17日公開 出演:山田涼介、芳根京子、蓮佛美沙子
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~4件目 / 4件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
1つの消したい記憶のために全部忘れて、 それらの記憶を形作る時間を共有した人間は、 忘れられた側の人間はその人の中で殺されるようなものなのに。 その全てと引き換えにしてまで、 記憶を消すことは正しいことなのか。 . ラストが切なすぎて本を閉じて、数秒後に涙が溢れた。 善か、悪か。正しいのか、間違いな...続きを読むのか。 心が揺さぶられて、考えさせられる そんなミステリーホラー小説。(言うほどホラーではない) 一度読んでみてほしい一冊!
「嫌な記憶を消して欲しい」こう思ったことは数え切れないくらいあります。 もし現実世界で記憶屋がいたら、記憶を消してもらっていたかもしれません。正直羨ましいと思いました。 ですが物語を読み進めていくうちに「記憶は自分だけのものじゃないんだ」と気づきました。 そして、良い記憶も嫌な記憶も自分を成長さ...続きを読むせるために必要なもの。未完成のパズルを埋めるための1ピースと同じくらい大切なものなのだと気づきました。 この作品を読み終えた後に自分の過去を振り返ってみると「あの時のアレがあったから今の私があるんだ」と嫌な過去に対してもしっかりと向き合えるようになりました。 このような素敵な作品に出会えて本当に幸せだなと感じました! これからも私の人生は山あり谷ありの人生だと思います。それでもこの考え方はずっと大切にしていきたいです!
消したい記憶を消せる能力をもつ ストーリーはゆっくり進んでいく もし自分に消したい記憶があって記憶屋に会ったとして、目の前にいたとしたら、ドキドキします。
「わたし綺麗?」、「これでも?」とマスクを外す。逃げても高速走行が可能で追いつかれる。子供の頃の夕暮れには、近くに居たら?と疑念を抱き恐怖心を煽られた。 幾多の都市伝説は見聞きするが、記憶を消せる人がいるとの話はこの本で初めて出会った。突如、身近な人が痴呆が発症した状態に出くわすことを想像すると...続きを読む、呆気に取られる自分が見える。しかし、記憶が抹消され負の経験を無かったことにできるのは好都合かもしれない。 「記憶にございません」「覚えている訳がない」と平然と述べる先生方は記憶屋が実在したら厚みのある札束と引き換えにメモリー消去を依頼するのかな?
タイトルが面白そうなので買いました。 内容はとても読みやすく、展開のテンポも良くおもしろかったです。記憶を消すという記憶屋を軸に物語が進んでいく中で、さまざまな展開があり良かったです。もし自分が消して欲しい記憶があったらどうするんだろう。。。
正しいというだけでは救えないものと、傲慢さが大切なものを見落としていくことを改めて感じた作品でした。 忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説『記憶屋』。大学生の遼一の身近な人たちがその記憶屋によって記憶を失い、さらに遼一は望んでいないのにも関わらず記憶を消されてしまう。物語は遼一が記憶屋の正体...続きを読むに迫っていく過程で出会う記憶を失った人々とその周縁人物たちの話で構成されています。 遼一のスタンスは「どんな記憶でもその人を構成するかけがえのない一部」だからこそ、忘れてしまうことで周囲の人が寂しいと感じたり当人も忘れたと知ったら辛いから消すのは反対というものです。たしかにそれは正しいなと思い、読み始めた自分もやっぱりそのスタンスに近かったです。 ただ、物語が進む中で登場する記憶を消してもらった人々やその周縁人物たちの語りを聞くとこの正しいなと思えるスタンスが常に良いとは思えなくなります。その記憶がトラウマになったりしてその人の今後の人生を失うようなものに繋がったり、心の支えとなるような日常が崩壊してしまうようなものもあります。そう考えると辛い過去を乗り越えるというのはとても耳障りが良く正しいことではありますが、それができない人にとってさらなる追い打ちをかけるような言葉でもあります。 とくにそれが目立つのが、遼一が想いを寄せている杏子の夜道恐怖症を治そうとする場面です。杏子は過去に痴漢にあったトラウマで夜道を出歩けなくなっています。そんな杏子の問題を治そうと遼一が奮闘をするのですがうまくいかず、杏子は記憶屋を頼ります。遼一は記憶を消さずとも自分が一生懸命協力するから消さないように頼みますが、これは遼一の傲慢であるように思います。人は白馬の王子様やヒーローではないので、奇跡の力で問題を解決できるわけがない。だけどもこのときの遼一は本気で自分の力でなんとかできるという思いが強いように感じました。そのことを遼一は『頼られて嬉しいなんて、ただの自己満足だった。結局何もわかっていなかったのだ。無神経なナイト気取りを、今さら後悔する。』という風に悔いています。 現実でも悩んでる人にやたらアドバイスをする人がいますし、自分もそういう経験があるのでわかるのですが、遼一のように後悔します。本当に悩んでる人にとって自分たちができる大切なことはただ傾聴するだけだったりしますし、逆に傍にいないことだったりします。こうしてあのときはこうすればと振り返れるのも記憶あってのことですが、なによりも精神的に少し成長するまで年月を重ねたからかもしれません。この成長するまで先延ばしすることの必要性も高原弁護士という登場人物のパートで感じられます。 時が解決してくれるというよりも時を経て解決できるようになるが、記憶屋のいない現実では大切なのかもしれないと思いました。傲慢さで誰かを傷付けるよりも、成長するまで生命を延長できるように寄り添うのが肝要なのかもしれないと読後の感想でした。
これは良い! 記憶を消し去ってしまう謎の存在、「記憶屋」。主人公はその真相を追い始めるが。 ミステリ的な展開と都市伝説的なホラー要素の相性が抜群に良いのだろう。切なくなるような展開も物語にマッチしていて非常に良い。もっと早く手に取るべきだった!
記憶を消す都市伝説の怪人、記憶屋。 記憶屋なんて存在しないと思っていた大学生だったが、周りには不自然に記憶を失った人々が存在した。大学生は真相を探り始めるが…。 ミステリー色の強いホラー。 怖いとか恐ろしいというよりも、哀しくてや寂しい小説だった。
友達から凄くお勧めされて読んだ一冊! 記憶を消して幸せになる者、忘れられて苦しむ者、どちらの考えが正しいのか 私はどんな記憶だったとしても忘れたくないし、忘れられたくない派だと読んでて思いました
忘れたい記憶を消してくれるという都市伝説の怪人「記憶屋」をめぐる物語。ホラー文庫とありますが、ホラー目当てで読んだ人はちょっと違うなってなって評価はあまり高くないのかなぁ。個人的には展開が気になるし、1つ1つのエピソードもしっかりしててよかった。 結末はちょっと切ないけど、こうするしかないんだろう...続きを読むなという感じ。読みながら思ったのは、もし記憶屋がいるなら自分も頼ってしまうかもしれないなぁということ。忘れたい記憶を消したいというよりは、自分の記憶を消すことで、相手にとって忘れられない存在になれるんじゃないかなって理由。 自分にとって忘れられない記憶なのに、記憶の中の相手からその記憶が一切なくなってしまうのって、めちゃくちゃキツいと思う。ある意味これが1番の復讐じゃないかなと思ってしまった。やっぱり自分こわい。
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