龍宮

龍宮

小説・文芸
880円 (税込)

4pt

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いとおしき“異類”との交情を描いた8つの幻想譚
霊力を持つ小柄な曾祖母、人間界に馴染めなかった蛸、男の家から海へと帰る海馬。日常と非日常を行き来する玉手箱のような作品集

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    龍宮
  • タイトルID
    :
    812905
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    川上弘美さんの英語翻訳版が発売。NYに実際にお越しいただき、直接お会いする機会まで。本当にありがたい。
    人間と異界の存在が交わる不思議な世界観を、まるで日常の中に溶け込ませるような格好で隣接させ、融合していく。客観的な視点から、主観的な視点に移しながら、日常をぐにゃりと曲げていく感じ。秀逸な、それぞれのストーリーを体験させていくことで、浮かび上がらせる人間の生き方。女性の存在を強く前に押し出すような作品を感じますという風にお伝えしたところ、私自身から自然と出てくるものであって、それだけを意識しているものではないんですよ、と爽やかな笑顔で語って頂いた。本当に、魅力的な内面の部分が溢れ出るような、そういう方だ。ダイバーシティが進むニューヨークで、神も妖怪も、異質なものもひっくるめて当たり前に生活しているような大都市で、いつの間にか人間界に入ってきた蛸、台所の下にいる荒神様、普通に年金の話をしたりしている先祖と恋をしたら、、、リアリティとかそういうものではない、自然な世界が実はあるんだろうと。じわじわと引き込まれていく、この境界線の向こう側。この感覚がきっとアメリカでも、刺さるに違いない。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    男と女でいることが億劫に感じられました。ああ生きているって疲れる。男がいるからなんだか嫌だ。女であるのが悲しいけどそうあるべきだ。
    睦み合うことのしんどさ、みたいなものを感じました。

    0
    2013年09月29日

    Posted by ブクログ

    エロティックで幻想的な大人のための神話。お伽噺。

    川上弘美の魅力が全開。

    不思議な話なのに、違和感がない。
    現実と非現実の境目が曖昧になる。

    哀しみと暖かさ、愛しさと厭わしさ、
    相反する感情を内包した小説。

    年齢を重ねるごとに読まなくなる作家さんも多い中で
    川上弘美の作品は、どんどん好きになる。

    0
    2013年01月20日

    Posted by ブクログ

    初めての川上弘美氏。大人の昔話のような、なんとも不思議な物語。こうやって人の世界に紛れている「人」がいるのかもしれない。昔ならいたのかもしれない。文章や言葉の流れ方が好き。

    0
    2024年01月05日

    Posted by ブクログ

    こんな物語たちがこの世にあってとてもうれしい。
    何が良いとか、どういいとか、どう解釈したとか、そんなことを細かく語れないし、無理に言語化するのも違うと思のだけど、とにかく心惹かれる。
    むかし、『神様』を読んでから絵本を読んだ時の様な、優しい気持ちになると同時に悲しくなる感覚があって、今回の短編はどれもそんな感じだった。
    『島崎』、『鼴鼠』、『荒神』が特にすき。
    老い、恋、長生き、死。欲情を表す綺麗な言葉。
    あとイズミちゃんの日常って非現実的な様で、その行動から見える感情は生活において、よく遭遇する感情だと思った。

    0
    2023年10月21日

    Posted by ブクログ

     名前が付けられたり付けられなかったりするような不思議な人間ではない生物の生き様やその生物と人間との関わりを描いた幻想譚の短編集。
     始めはそれぞれの話に出てくる怪異が何かのメタファーなのではないかと思って一つ一つ考えて読んでいた。けれど、「荒神」まで読んだところで、そこまで深く考えずに不思議な世界の雰囲気を楽しむものであることに気付き、それ以降はその世界にどっぷり浸かることだけを考えて読んだ。この考えは意見が分かれると思うが、それが幻想小説のいいところだと思う。
     個人的には「狐塚」と「鼹鼠」が好きだった。「狐塚」は狐のような高齢の男性と主人公の年の離れた恋の話で、その男性だけでなく人間もまた得体の知れないものとして描かれていた。人同士であれ人と化け物同士であれ、分かってるつもりになっているだけで、その実何も分かっていないということが印象的だった。「鼹鼠」は化け物の丁寧な生活という感じの話で、一日の過ごし方や人間との関わり方が描かれていた。多くの人が気付いていないだけで、実は人間と化け物が持ちつ持たれつの関係にあるというところが好きだった。

    0
    2023年09月10日

    Posted by ブクログ

    あなたは、ほんとうはここにいないものでしょう。
    人と人にあらざるものとの8つの短編集。
    人間界に馴染めず異生物になって現れたり、不思議な昔話だったり、夢の中の物語のような気がした。人と人以外のものたちとの絡みが不思議な世界観でした。
    ぼんやりしたいとき、すっと頭に入ってきて違和感がなかったです。
    淡々としているが、女性の艶めかしい空気を感じる作品でもあった。「センセイの鞄」を彷彿させる「狐塚」、「荒神」が特によかったです。荒神は一番現実味がありズキッときました。人以外の動物や生物が、人間の本質を遠目に見てるように感じました。

    0
    2022年04月09日

    Posted by ブクログ

    人間と人ではないものとの交流を描いた、幻想的な8編を収めた短編集。

    川上弘美の作品を読むたびに、異世界にずるりと引きずり込まれる感覚が心地よい。しっとりとしているのに陰湿ではなく、艶めいているのに淡々としていて、深い海の底をゆったりと漂っているような気分になる。
    まだまだ未読のものがあるので、少しずつ読んでいこう。

    0
    2019年07月31日

    Posted by ブクログ

    奇異なファンタジーというか、異種との交流が何とも違和感はあったが、いつの間にかひきこまれるように。

    題名のつけ方も素敵。

    0
    2019年01月02日

    Posted by ブクログ

     読んでいて感情が高ぶったり、あるいは落ち込んだりしない。
     どこまで読み進めても感情はずっと平坦なまま。
     そんな感じ。
     そしてそんな平坦さが意外と心地よい。
     何食わぬ顔付きでそれとなく読み手を自分の世界に誘う。
     ただ、最後の「海馬」は非常に切なく、心が強く揺さぶられた。

    0
    2018年01月06日

龍宮 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    龍宮
  • タイトルID
    :
    812905
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年06月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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