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うつろいゆく季節の匂いが呼びさます懐かしい情景、ゆるやかに紡がれるうつつと幻のあわいの世界。じんわりとおかしみ漂う、味わい深い第一エッセイ集。 〈目次〉 困ること/蛇や墓や/祭の夜/秋の空中/かばん症/豆腐屋への旅/あめつちにつづく道/丸四角/嫌/蹴ってみる(ほか)
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Posted by ブクログ
ほんわかしてゆるい。でも、確実に川上さんの物事に対する見方が表れていて、それがとても好き。 物腰柔らかに見えるけれど、譲れないことがあって、大切にしたいことがちゃんとある。素敵だと思った。
川上弘美さんの小説やエッセイはなぜか冬に読みたくなります。なんでだろうなぁ。そして、文体も他の作家さんと違って見えるんですが、これは私の勘違いですよね…。なんというか、文章も文字もどっしりしてて静かな感じ。だから冬のイメージなのかなぁ。不思議です…。そして、まったりゆっくりした文体なのに、ときどきザ...続きを読むクッと核心のついた一文にやられてしまう。そんなところがいい意味で病みつきです。くすっと笑えるところも所々に散らばっています。あっという間に読めちゃう。
川上弘美さんのエッセイはぼんやりと読むのにとても良いです。 こちらも面白かったです。 選ぶ言葉が素敵…「元気出ない回路」「十一月散歩」「偽ギリシャ」、偽の誕生日というのも面白かったです。 「元気出ない回路」に迷い込んでしまったとき、わたしも本を読むかなぁと思いました。 十一月なので十一月散歩にわたし...続きを読むも出掛けたいです。 読書案内も良かった。川上さんの好きな本の本も持っているので読みます。
中学の教科書に載ってた『水にうかぶ桜』。 すこし水滴でくもったビニールを開けて、中の桜の花びらを水にうかべる想像シーン。 甘美、てこういうことをいうんだと中学生ながらに感じ入りました。 何度よんでもくもらない透明感。だいすき。
何度ふきだしたことか。 電車なので控えめにしつつ、もういいやと。 印象に残ってるのは「きー」と鳩の話し。 「きー」は、最近の私は人に瞬間的に切り返せないので気持ちがわかる。 鳩は、ででぽぽの表現が好き。 うちのベランダにも鳩がやって来て時々糞害がある。 何とかならないかなぁ。
存命中の女性作家で唯一「読みたい」と思える川上弘美のエッセィ。 内容ももちろん全部いいんだけど(作中に出てくるコンピュータの古さにびっくり!)、川上さんが母親と話していて、「相手の悪口は無視しなさい」的な(言葉は全然違うけど、そういう内容)ところがすごく印象に残りました。
たまに無性に読みたくなる 通算十回目くらい? おかげで、何か困った目にあったときには「驚愕したコアラ」というフレーズが出て来てしまう 文体にはわりと古めかしいところもあるし、単語にしても今はあまり使われないものも多々でてくるのに、ひらかな表現が多いせいか、ぞんがいにするりと読めてしまう
川上弘美さんのエッセイ集。 この人のゆるゆるとしているけどゆるぎない感じ。 なにげないけど、にじみ出ているもの。 そんな『感じ』にすごくシンパシーを感じます。 中にドラえもんとのび太に関するエッセイがあって、 自分が若くて少し傲慢だったころは のび太の依存心が好きではなかった。 でも大人に...続きを読むなると、できることできないこともわかってくる。 ドラえもんと名前を呼んで、道具でひと時の夢を見て癒されて、さあ頑張るかとまた現実に帰ってくる。 そんな気持ちがわかるようになったし、だれか疲れた時にドラえもんのようにひと時のやすらぎを 与えることができる。 そんな人になりたいなっていう気持ち。 なんだかわかる。
やっぱりこのひとの文章だいすきです! ただあとがきにもあるとおり、今と若干ことばの使い方がちがう。 別に嫌じゃないのだけれど、「このひとがこういう言い回しするなんてめずらしい」、と思ったりする。
タイトルのようにふわりとしてそれでいて濃い、印象的なエッセイでした。まるで、そこにあるかのように目の前に情景がうかびました。 例えば、地下鉄の広尾の駅を上がったところに見える「逃げ森」のお話とか。本当に目の前に緑の木々が広がり、都会の空気を感じることができました。 そして、11月になると散歩に行きた...続きを読むくなるお話。井の頭公園での場面。小学生の鼓笛隊のお話。鉄腕アトムを演奏する楽器の音が聞こえてきそう。あったな自分もそういう、目にしたけど語らないこと。なんてことない日常なのだけど。その風景は見る人によって、希望に満ちてはつらつしたものにも、もの悲しくも、ざわざわにも映る。どのようにもとれるありのままの描写に心はまりました。 いきなり「ぶはっ!」と笑えることろも沢山あった。 これはきっと笑わせようとされているのでなく、笑えてしまうのだ。 「魚の顔」「不明」「小説を書きはじめたころ」、このあたり、とても興味深く読めました。 「活字のよろこび」では著者の本、活字への強い思いが伝わってきました。 いちばんは「元気ない回路」に入りこんだときについて書かれている、読書日録。 この回路には、自分きらい、人きらい、もの考えない、もの考えすぎやらの路があって、入り込むとなかなか出られない。私も思い当たる。 そういう時、人と会う、お酒などのむ、なんていう方法もあるがそれがままならないとき、「本を読む」。 私も(私も、というか私はというか)、現実逃避したいとき(というか、頭の一部分で自分だけの楽しみや世界を持ちたいとき)本を読むということをする(前はそう読まなかったし現実逃避と思う所もそうなかったが)。 読んで癒すって、これはさみしいことか。と思ったりもした。 が、著者は、「そんなことはないと思う。(中略)好きな本を読んで、それからきのうあったことや、変なことや、おとといあった困ったことを思い出すと、それがたいしたことではなく思える」と言っておられ。とにかく「読む」ことを語っておられ嬉しくなった。 愛読書も沢山載っていて参考になった。 随分前の本ですが、これでかなり頭の中、川上さん漬けになった。(再読)
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