あるようなないような

あるようなないような

649円 (税込)

3pt

うつろいゆく季節の匂いが呼びさます懐かしい情景、ゆるやかに紡がれるうつつと幻のあわいの世界。じんわりとおかしみ漂う、味わい深い第一エッセイ集。

〈目次〉
困ること/蛇や墓や/祭の夜/秋の空中/かばん症/豆腐屋への旅/あめつちにつづく道/丸四角/嫌/蹴ってみる(ほか)

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あるようなないような のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    ほんわかしてゆるい。でも、確実に川上さんの物事に対する見方が表れていて、それがとても好き。
    物腰柔らかに見えるけれど、譲れないことがあって、大切にしたいことがちゃんとある。素敵だと思った。

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    Posted by ブクログ 2020年07月08日

    川上弘美さんの小説やエッセイはなぜか冬に読みたくなります。なんでだろうなぁ。そして、文体も他の作家さんと違って見えるんですが、これは私の勘違いですよね…。なんというか、文章も文字もどっしりしてて静かな感じ。だから冬のイメージなのかなぁ。不思議です…。そして、まったりゆっくりした文体なのに、ときどきザ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月13日

    川上弘美さんのエッセイはぼんやりと読むのにとても良いです。
    こちらも面白かったです。
    選ぶ言葉が素敵…「元気出ない回路」「十一月散歩」「偽ギリシャ」、偽の誕生日というのも面白かったです。
    「元気出ない回路」に迷い込んでしまったとき、わたしも本を読むかなぁと思いました。
    十一月なので十一月散歩にわたし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年07月19日

    中学の教科書に載ってた『水にうかぶ桜』。

    すこし水滴でくもったビニールを開けて、中の桜の花びらを水にうかべる想像シーン。

    甘美、てこういうことをいうんだと中学生ながらに感じ入りました。
    何度よんでもくもらない透明感。だいすき。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    何度ふきだしたことか。
    電車なので控えめにしつつ、もういいやと。

    印象に残ってるのは「きー」と鳩の話し。
    「きー」は、最近の私は人に瞬間的に切り返せないので気持ちがわかる。

    鳩は、ででぽぽの表現が好き。
    うちのベランダにも鳩がやって来て時々糞害がある。
    何とかならないかなぁ。

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    Posted by ブクログ 2009年11月01日

    存命中の女性作家で唯一「読みたい」と思える川上弘美のエッセィ。

    内容ももちろん全部いいんだけど(作中に出てくるコンピュータの古さにびっくり!)、川上さんが母親と話していて、「相手の悪口は無視しなさい」的な(言葉は全然違うけど、そういう内容)ところがすごく印象に残りました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    たまに無性に読みたくなる
    通算十回目くらい?
    おかげで、何か困った目にあったときには「驚愕したコアラ」というフレーズが出て来てしまう
    文体にはわりと古めかしいところもあるし、単語にしても今はあまり使われないものも多々でてくるのに、ひらかな表現が多いせいか、ぞんがいにするりと読めてしまう

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    川上弘美さんのエッセイ集。

    この人のゆるゆるとしているけどゆるぎない感じ。
    なにげないけど、にじみ出ているもの。

    そんな『感じ』にすごくシンパシーを感じます。

    中にドラえもんとのび太に関するエッセイがあって、

    自分が若くて少し傲慢だったころは
    のび太の依存心が好きではなかった。

    でも大人に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    やっぱりこのひとの文章だいすきです! ただあとがきにもあるとおり、今と若干ことばの使い方がちがう。 別に嫌じゃないのだけれど、「このひとがこういう言い回しするなんてめずらしい」、と思ったりする。

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    Posted by ブクログ 2020年09月16日

    タイトルのようにふわりとしてそれでいて濃い、印象的なエッセイでした。まるで、そこにあるかのように目の前に情景がうかびました。
    例えば、地下鉄の広尾の駅を上がったところに見える「逃げ森」のお話とか。本当に目の前に緑の木々が広がり、都会の空気を感じることができました。
    そして、11月になると散歩に行きた...続きを読む

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