中島らもの作品一覧
「中島らも」の「ガダラの豚」「永遠も半ばを過ぎて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中島らも」の「ガダラの豚」「永遠も半ばを過ぎて」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
私はアルコール分解できない体で一滴もお酒を飲めない。だから「今夜、すべてのバーで」を読んでも、体感としての飲酒は一つも分からない。でも、この小説に書かれているアルコール中毒の描写がつぶさに書かれたものであることは良く分かった。
飲酒が人生の彩りの一つじゃなくて、生きるための術になったとき、経済的にも健康的にも人生の清算を早めてしまうのかも……と、飲めないながら感じてはいたけれど、それって本当に「感じてただけ」で、「飲酒」についても「アルコール中毒」についても、私は本質の尻尾すら掴めてなかったんだなぁと痛感した。
アルコール、確かな「効用」があるからこそ、「効用」目当てで手を伸ばすと危ないの
Posted by ブクログ
世にも珍しいドラッグ・エッセイ。
阿片やヘロインなど誰でも聞いたことのあるメジャーなドラッグや、ガマ(カエルだよ!)やサボテンなどイロモノまで。題材の物珍しさはさることながら、やはりらもさん、文章がうまい(当たり前。作家ですから)!グイグイ読ませるし、たまに吹き出してしまうくらいユーモラス。同じく作家の娘・さなえさんの名前が出てくるのも、ファンとしては嬉しい。
ちょうど『ガダラの豚』を連載していた頃(1987〜1988)のエッセイなんだけど、この頃の神戸ってすごく治安悪いんだなと。おしゃれな街のイメージなのに…こわい、神戸…こわい、関西…ブルブル
ドラッグなんて、これまでもこの先も縁
Posted by ブクログ
(2025-09-30 2h)
大阪へ向かうバスの中で一気読み。
移動さえなければ一日で勢い読み切れるくらいだったかも。そのくらい面白かった。
勧めてもらわないと出会えていなかったであろう作品なので、きっとあなたは好きな作品だよと勧めてくださった友人に感謝。
第3巻は極めてグロテスク。
テレビと超能力とスプラッターの掛け合わせたラストは、映画「悪魔と夜ふかし」を思い出した。
キャラクター造形が面白くて、伏線も気持ちいいくらい回収してくれて、エンタメとして最高。かつ、民族学に対する参考文献も充実していて、ちょっとした知的欲求も刺激してくれる。
ビーフィーター、ウォッカにスコッチ、そして紅茶