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Posted by ブクログ 2023年09月23日
読み出したら止まらない。
この本の魔力も相当なものです。。
読んでる最中、私までユラユラグラグラ呪われてるような気分を味わうことができました。
一応ハッピーエンドだったので、この本を母が薦めてくれたのも納得。。いや、相当やばかったですけど。。
巻末のずらりと並んだ参考書籍が、物語の厚みを物語ってま...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
まさかまさかの展開。なんという力。1のお坊さんが個人的に好きだったので、ここで力を見せてくれたのが嬉しかった!夫婦の関係性や生きる力にパワーをもらった。
こんな作品を書けるなんて、すごい作家さんです。参考文献の多さもあり、ものすごい勉強をしているのだろうな、と尊敬。こんな風に楽しませてもらい、感謝し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月15日
ガダラの豚 中島らも
壮絶。スリリング。
読み始めたとき、こんなに夢中になると思ってなかった。2022年は宗教絡みの事件やウクライナ戦争もあったり、昔の本だけど通じるものが多々あった。
呪術はアニメがあったりするほどポップになっているが、そんな甘いものじゃない。呪術だけでは微力だが、物理や心理学な...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月28日
これぞ大スペクタクル! 細かいことはきにしちゃいけません(笑)
散々呪術に対して、様々な科学的な見地を加えたり、トリックの検討をしたりしてきたのに、後半はそんなの関係ねえ! とばかりの超常的な幻術や、催眠のオンパレード!
テレビ局を舞台にしてのスプラッタや大立ち回りは良くも悪くもB級ホラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月17日
勢いで読み切ってしまった。スペクタクル大作これにて完結。不穏な描写をとにかく重ねて、終盤にそれがはじけるように地獄変を描いたのが気持ちよかった。それでいて当初予想していたよりも随分爽快なラストで、これもまた凄みだ。
ここまで呪術、宗教、民俗を精細に描きながらもそれらをすべてエンターテイメントに取り込...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月01日
吃驚仰天とはこのこと。リリパットアーミーの公演では、気のぬけたぬるいサイダーみたいなおっさん味全開でちくわを投げていたが。こんな才能を隠していたのか、恐ろしい。
内容の密度、物語の吸引力、投げっ放しの伏線が混沌として、バランスがとれている。
初の5つ星を天国にささげたい。素晴らしい作品をごちそうさま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月25日
1993年に刊行した中島らもさんの長編スペクタクル小説。もう30年以上の時を経て今ならこれはスマホとか電子機器で色々対応できそうだなとか思う部分もないことはない。だが引き込まれて読んでしまえる冒険活劇が広がり、これは是非映画化して欲しいなと思った。早い段階で英訳していれば、もしかしてハリウッド映画に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月06日
面白かった〜。
呪いとは何か。奇術か、トリックか。文化か。集団幻覚か、催眠か。あるいは本当に超然としたパワーがあるのか。そういう呪いに関する問いや疑念を物語の根幹に据えたまま、読みやすい文体と膨大な知識で長編エンタメにまとめ上げた一作でした。特にⅡ部、アフリカでの呪術文化や呪術合戦はすごく面白かった...続きを読む
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