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Posted by ブクログ
3部作全部面白かった。
一部2部とそれぞれゆったり話が進んで、ユーモアを交えながら話が進んでいくのが2部の終盤から一気に話のトーンが変わっていって、どうなんのこれ?と予想がつかない話の変わりがとても引き込まれる。
色んな話のジャンルをこの作品にぎゅっと詰め込まれて読み応え抜群。
3部は急にホラー要素強めになって
普通だと描かれる超常現象も首を捻ってしまいそうだが
さすが。これまでの流れの描写があるからこそリアルで底知れぬ恐怖を体験することができた。
そして、これまでの主要人物のあっけない退場や非常な表現は中島らもらしくて、
「そうそう!この残忍さや容赦のなさが中島らもの好きなところなんよ!」と思わされる。
最後までどう決着するか予想できず、終わらせ方も中島らもって感じでよかった。
Posted by ブクログ
超能力、新興宗教、アフリカ、呪術、テレビ。
スプーンを曲げられる超能力少年にテレビが群がり、
教祖が宙に浮く新興宗教が席巻し、テレビは片棒を担ぐ、
テレビの企画でアフリカに行き、アフリカを未開の地と上から目線で扱ってたはずが…
そして場面は日本に移り、関係者が次々と…
昭和→平成と過ごしてきた身には、自分がブラウン管越しに見てきたものを、あらためて再構築したエンタメとして読み進められるのが最高すぎる。
超能力なんてトリックで解明できると対決する番組も、大槻教授世代にはたまらないし、
アフリカには自分がいつか行けるか分からないが、やはりアフリカの紀行には胸躍るものがあるし、
アフリカの呪術師が、日本にまで来てすることは、「それわざわざ日本に来てすること?」ってB級感も最高だし。
アクションシーンが多いのも、最高。
もう、当時のアングラB級エンタメをぶちこみまくった名著。
最後の終わり方も、90年代だなー。
名著。中島らもの早逝が惜しすぎる。
Posted by ブクログ
あーおもしろかった
「本なら売るほど」では「ミステリー、オカルト、アドベンチャー、バイオレンス、ギャグ、家族愛…全部ぶちこんでドロドロに煮込んだような…」と紹介され
あとがきでは「第一部はオウム事件とTBS事件を先取りしてパロディ化している凄みがある。第二部のアフリカ編は、日本人のステレオタイプ化したアフリカ観を持ち込んでいるようでありながら、実は日本人は土人であるというアイロニーを秘めている。第三部はスペクタル的ドタバタ劇」と書かれている
Ⅰのイントロで出て来た老師がまさかこんなところで出てくるとは予想していなかった
ものすごい伏線かと言われればそうでもないし
キジーツについては想像してた通り
「本なら売るほど」の紹介文に「日本の古典、伝承」も加えたい
chat GPTにも次読むならと「遠野物語」を勧められた
超能力、カルト宗教、土着の呪術、集団催眠
解説に「人類共通の不幸は、本当には確定できない原因や説明を、たえずインスタントに得たいという欲に逆らえないこと」と書いてあったけど、これまではそれに呪術や宗教が答えていた
自分ではわからないことに答えてくれて、判断してくれて、物語まで創ってくれる
人類は虚構のストーリーを創り信じることで社会を形成してきたし、個人個人も生き延びて来た
今やそれをAIが担っている
情報感染
SNSの時代だからこそ気をつけたい
海に飛び込む豚にならないように
それにしてもⅢでは90年代ギャグが満載でしたな
“ゲロゲロ”なんて聞いたのいつぶりだろ…
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