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通訳やテレビクルーたち6人もの犠牲者を出しながらも大生部はキジーツになっていた娘を取り戻した。バキリは取り戻しに、ひそかに東京に潜入しているという。番組関係者に次々と奇怪な事件が起こり、死者まで出る。元テレビプロデューサーの馬飼は、大生部一家とバキリが対決する生番組を企画する。光と影が交差し、呪いと祈りが入り混じり、テレビ局の迷路のような廊下で激しい戦いが繰り広げられる。
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Posted by ブクログ
あーおもしろかった 「本なら売るほど」では「ミステリー、オカルト、アドベンチャー、バイオレンス、ギャグ、家族愛…全部ぶちこんでドロドロに煮込んだような…」と紹介され あとがきでは「第一部はオウム事件とTBS事件を先取りしてパロディ化している凄みがある。第二部のアフリカ編は、日本人のステレオタイプ化し...続きを読むたアフリカ観を持ち込んでいるようでありながら、実は日本人は土人であるというアイロニーを秘めている。第三部はスペクタル的ドタバタ劇」と書かれている Ⅰのイントロで出て来た老師がまさかこんなところで出てくるとは予想していなかった ものすごい伏線かと言われればそうでもないし キジーツについては想像してた通り 「本なら売るほど」の紹介文に「日本の古典、伝承」も加えたい chat GPTにも次読むならと「遠野物語」を勧められた 超能力、カルト宗教、土着の呪術、集団催眠 解説に「人類共通の不幸は、本当には確定できない原因や説明を、たえずインスタントに得たいという欲に逆らえないこと」と書いてあったけど、これまではそれに呪術や宗教が答えていた 自分ではわからないことに答えてくれて、判断してくれて、物語まで創ってくれる 人類は虚構のストーリーを創り信じることで社会を形成してきたし、個人個人も生き延びて来た 今やそれをAIが担っている 情報感染 SNSの時代だからこそ気をつけたい 海に飛び込む豚にならないように それにしてもⅢでは90年代ギャグが満載でしたな “ゲロゲロ”なんて聞いたのいつぶりだろ…
大生部達への復讐を目論む呪術師バキリ、相次ぐ番組関係者の不審死、『大生部一家VS大呪術師バキリ』と銘打たれた生番組の企画にTV局内で起きる惨劇など最終巻も魅力が盛り込まれて、怒涛の展開とラストまでの疾走感で頁を捲る手が止まらなかった。全体を通して呪術、宗教、メディア、超能力、世界情勢が融合した力作...続きを読むだった。
Audibleで最新作を待ちながらとうとう聞き終わりました! ナレーターの山内圭哉さんが、素晴らしかった。 ここは本を読んでの感想を述べるべきかもしれませんが ナレーターの方の力も相まって、ガダラの豚も私の中で最高の作品になりました。 いや〜〜おもしろかったなあ
呪術、宗教、国際情勢、メディア論、家族愛まで詰め込まれた、大傑作。 この本の魅力をうまく言葉に出来ないのが悔しいほどです。 間違いなく今年読んで1番良かった本。 文化人類学の面白さを知り、本を読んで勉強しようと思いました。
「呪術」をテーマにした物語 呪術の仕組みとは?それを踏まえた上で、本当に呪術は存在するのか? ----------------- アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーに...続きを読むなった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。 ----------------- アフリカの呪術を専門とする文化人類学者 大生部 2児の父親だったが、以前調査で行ったアフリカで娘を気球の事故で失い、現在は深い知識をもったアル中 追加研究の資金集めのためにマスコミに顔を売る日々 妻の逸美は娘を失った喪失感から、新興宗教に嵌ってしまう しかし、その新興宗教の教祖が起こす奇跡は仕掛けがあり 逸美を取り戻すため、超能力をマジックで再現するマジシャン ミラクルと共に乗り込む そして、テレビ局の意向で、家族共々再びアフリカに調査に行くことになる 宗教のエセ奇跡なぁ 熱した鉄棒を握るのはライデンフロスト現象だし 刃渡りは、押し付けるだけでは切れないというあたりまえの事 作中でも語られていると降り、それを実際に勇気を持ってやれるかという問題なだけで 2巻で語られる呪術師の役目の一つ 正義の裁きを行う機関という側面 当人同士の争いを防ぐ役目がある 西洋医学としての薬効がないと知りつつも、呪術としては効くと、断言されていて 呪術が効く仕組みも納得が行く説明がされている 呪術は「仕組み」 この辺は京極夏彦の小説を読んでいるとよくわかる 呪いの正体は無知からくる被害 プラシーボであったり、科学的に説明可能な背景があったりする ただ、サブリミナルは現代では効果が否定されている でもまぁ当時は公的機関が禁止するとか、信憑性のあるものとして取り扱われていたから、まぁ仕方がない 「ガダラの豚」は聖書の一節から とある人に取り憑いていた悪霊たちを、イエスが豚に取り憑かせる すると、悪霊に取り憑かれた豚たちは自ら崖から飛び降り死んでしまうという逸話 執筆された当時はテレビを主としたメディアに踊らされる大衆という構造であったし 現代でもネットで流行るデマや陰謀論を信じて踊らされてる人がいるのは変わらないなぁ 我々はいつまで悪霊に取り憑かれて崖から飛び降り続けるのでしょうね ちなみに「大生部多」という人物の記録は実在するようだ そんな歴史まで知らべて書いてたのね バキリに本当に呪術の能力があるのかという疑問 まぁ、ある程度は合理的な説明がつくものもあれば、そうでないものもあれば 素直に読めば、実際に能力はあったと見えるけど…… 清川も同じく力があったような描写が多いけれども 確実にそんな力を持っている描写はない 本人がそう思っていただけの可能性もあるかな 道満に関しては、常人が得た武術というレベルで描かれている 精神性に関してはどうなんだろうな? 人間、何か道具を手に入れたらそれを使いたくなるものだし そして使ってみて実用的であればさらに使いたくなるものですしね 残念なのが、隆心大阿闍梨 冒頭から登場して、最後にも出てくるけど、その扱いがちょっと残念 長年の修行で得た法力を今まで使ってこなかったのに いざ使わざるを得なくなっても結局は大ボスの前座と相打ちですか せめてバキリといい勝負するくらいの展開は欲しかったかな それにしても、20年来の積読を消化したわけだけれども もっと早く読めばよかったな 特に、京極夏彦を知る前だともっと楽しめたと思う あと、ドラマのTRICKとかね いい加減読もうと思ったきっかけとしては特にないのだけれど 「理想的本箱」や、マンガ「本なら売るほど」に出てきてたのも要因の一つではある やはり、面白い本はいつ読んでも面白いのだなぁ
呪術パワー、超能力ブーム、新興宗教など盛り沢山の背景✨ ある大学教授と周囲の人々がTV局をも巻き込んでいく呪術の戦いとラストまで面白かった。アフリカと日本を舞台に魅力的な登場人物✨3巻目は阿鼻叫喚でした
(2025-09-30 2h) 大阪へ向かうバスの中で一気読み。 移動さえなければ一日で勢い読み切れるくらいだったかも。そのくらい面白かった。 勧めてもらわないと出会えていなかったであろう作品なので、きっとあなたは好きな作品だよと勧めてくださった友人に感謝。 第3巻は極めてグロテスク。 テレビと...続きを読む超能力とスプラッターの掛け合わせたラストは、映画「悪魔と夜ふかし」を思い出した。 キャラクター造形が面白くて、伏線も気持ちいいくらい回収してくれて、エンタメとして最高。かつ、民族学に対する参考文献も充実していて、ちょっとした知的欲求も刺激してくれる。 ビーフィーター、ウォッカにスコッチ、そして紅茶にレモンスライスというアルコール依存症患者垂涎もののドリンク、飲みたい。 非常に満足感のある作品。大好き。
IIまで見たら続きが気になりすぎて止まらなくなる。 クライマックスに連れて加速していく展開にハラハラが止まらない。 終わり方も個人的には刺さった。涙出た。
超絶に面白かった。ラストは手に汗握る展開で文字を追うのがもどかしいぐらいだった。 呪術なんていうものは非科学的な迷信で、未開の地の無知によるものだと、これまで当たり前に考えていたことが揺らいでくる。それは、呪術を非科学的だと言いながらも、キリスト教の神様のみを信じて死んでいく神父の様を読んで気付か...続きを読むされた。 この世に超能力はあるのか、人の心理がそう見えさせているのだとしてもそれも含めてあるのかも思わされた。とすると、それは最初に出てくる新興宗教の教祖と何が違うのか。境目のない曖昧な領域なのかもしれない。 魅力的な登場人物たちがいなくなる終盤は悲しく、反面ここで一巻の教祖でも出てくるのかと期待したがそんなこともなく。 とにかく面白かった。
あ〜〜面白かった。読む手を止められず、読んでしまった。どの巻もドキドキハラハラのシーンがあり、えどうなるのうそあ〜となりながら、なんとか読み終わった。 I部はオウム真理教のことを彷彿とさせながら、IIはアフリカに旅しているような気分になりながらドキドキハラハラ、IIIは超能力もござれで、ホラーの体も...続きを読む呈してくる。巻末の参考文献の量を見ればなるほど描写がしっかりするわけだという納得。重くなりすぎず、かといって軽くなりすぎず、読ませる力がすごかった。これぞエンタメという感じである。
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