Posted by ブクログ 2022年08月08日
中島らもによるエッセイ・小説。中篇と短篇が合計4篇入っている。
中島らもの作品は初めて読んだが、独特の世界がある。醜くくて強かな現実を強烈に皮肉りながらも、その世界の一部に自らも飲み込まれていくどうしようもない様を描き切る。その表現の味わい深さとユーモアが素晴らしいと思った。
小説なのかエッセイな...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月16日
これを読むとらもさんの虜になってしまう。
脈絡がなく、虚でも実でもなく、曖昧で、とらえどころが無い。
酩酊していて、足元は覚束ない様子だし、ラリっているので
たまに何をいってるかよく聞き取れない。
けれど、そんな中で、そんな様子でも、彼は物事の本質みたいなものを
ちゃあんとわかっている気がするのだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
中島らも最初の本…らしい
ノンフィクション…らしい
睡眠薬とアルコールでラリりながら書いた…らしい
いかにも中島らも風の作品だが
その中でもガダラの豚や今夜すべてのバーでなどの
有名作品に比べ、より好き勝手な感じ
人に見せない日記(妄想付き)風
この本が本当にノンフィクションとして...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月19日
らもさんの初書籍本にしてノンフィクション・飾りっ気なしのぶっつけ酩酊ラリリ本。
僕に踏まれた町~→アマニタパンセリナと読んできてこちらの本を読みましたが、最高です。
らもさんの酩酊ラリリっぷりの素行を既にこれらの本で触れていたから……というのもあるかもしれません。構えず「そういうもんだ」という風に読...続きを読む