中島らものレビュー一覧

  • こどもの一生

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    読み進めていくにつれて、ホラー要素が深まってゆく。
    ひらがなで語られる、こどもの本音とセラピーの結末。
    中島らもさんの小説の中でも特に好きな一冊。

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    2026年07月23日
  • ガダラの豚 3

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    3部作全部面白かった。
    一部2部とそれぞれゆったり話が進んで、ユーモアを交えながら話が進んでいくのが2部の終盤から一気に話のトーンが変わっていって、どうなんのこれ?と予想がつかない話の変わりがとても引き込まれる。
    色んな話のジャンルをこの作品にぎゅっと詰め込まれて読み応え抜群。
    3部は急にホラー要素強めになって
    普通だと描かれる超常現象も首を捻ってしまいそうだが
    さすが。これまでの流れの描写があるからこそリアルで底知れぬ恐怖を体験することができた。
    そして、これまでの主要人物のあっけない退場や非常な表現は中島らもらしくて、
    「そうそう!この残忍さや容赦のなさが中島らもの好きなところなんよ!」と

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    2026年07月18日
  • ガダラの豚 2

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    むっちゃ面白く、中島らも節のブラックユーモアと非情さが描かれている。
    エンタメ、アドベンチャー、スリラー、ミステリー色々含まれて読み応えばっちり。
    続きが気になる。

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    2026年07月15日
  • 人体模型の夜

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     首屋敷と呼ばれる空家の地下室に佇む人体模型を耳にして紡がれる目、鼻、膝、腕、胃袋、乳房など人体に纏わる12の物語が収録されたホラー短編集で、人体を構成するパーツが怪異に変貌するのが面白く、外れ無しかつ名作ばかりの短編集だった。特に『セルフィネの血』『膝』が気に入った。

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    2026年07月10日
  • 僕に踏まれた町と僕が踏まれた町

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    おそらく初めてのエッセイ本を読んだ。
    確実にらも氏に傾倒しつつある。
    なんなのだろう、適当に生きているように見えるのに。
    前半の破茶滅茶な丸坊主から、陰鬱とした大学生活からの結婚。
    破茶滅茶である。

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    2026年07月10日
  • エキゾティカ

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    アジアの国々を舞台にした短編小説集。ひらけばほんのりスパイスの香り、ムッとした熱気、らもさんのテイストを感じた。

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    2026年07月08日
  • ガダラの豚 3

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    ネタバレ

    三作品読み終えて、思わず笑みが溢れてしまった。何度も物語を反芻した。
    本書のラスボスだけ異質な存在である。
    催眠術、暗示、反プラシーボ、サブリミナル、毒物、マフィアの力を駆使している。指を鳴らすだけで人を狂わせていた。この世の者とは思えない。
    しかし呪術師は神の掟を守って手を貸しているだけだと言う。超常的な力を感じる。
    暗示の言葉がリズミカルで口ずさみたくなる。
    「♪死ね 死ね 死んじまえ 夜に喰われて 死んじまえ」
    最後の舞台はテレビ局だった。テレビは死者を喰い物にしているという言葉が印象的だった。現代はネットのほうが分かりやすい。
    テレビと呪術は似ている。視聴者は人の不幸を見たい。村人は他

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    2026年06月30日
  • ガダラの豚 2

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    ネタバレ

    呪術とサバイバル、アフリカという要素が混じり合っていた。雰囲気が癖になる。続きが気になる。
    主人公とテレビ局一行はアフリカのケニアに渡った。アフリカは通過儀礼だった。体験が成長に繋がる。
    主人公の妻は、娘を亡くした哀しみのために生きることをやめた。それはハニワのすることで、人間のすることじゃないって。
    呪術とは何なのか分からなかった。ラスボスみたいな大呪術師が言っていた。神の掟を守り、運行するのが呪術師の役目。人が人である。それ以上を望んで、真理を知ろうとしてはならない。
    主人公は意見が合わんと言っていた。確かに。真理を知ろうとして人の社会は成長してきたと思う。
    真理が悲惨なものでも、受け入れ

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    2026年06月27日
  • ガダラの豚 1

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    ネタバレ

    呪術、奇術、宗教とスピリチュアルが詰め込まれていた。
    他の小説と比べて漂う空気が異質だと感じた。
    娘がアフリカで亡くなる。妻が新興宗教に入信する。でも家庭は暗くない。
    主人公がどこか抜けているから。明るい性格で、息子と仲がいい。息子の手料理を食べる場面があった。
    アフリカをもう一度調査したいとお金を貯めていた。まだまだ生きたいという声が聞こえてくる。陰と陽の現実が混じり合っている。中庸小説。
    不意打ちみたいに潜入アクションがはじまって、そんなこともやるのかと驚いた。

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    2026年06月24日
  • ガダラの豚 1

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    むっちゃ面白い。冒頭から中島らもらしさ前回って感じで笑えて面白い。
    こういうスピリチュアル的な世界を面白く表現できるのがすごく好き。
    続きが気になる!

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    2026年06月24日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アル中のお話。
    独特な世界観があるなと思ったのですが、すごく読みやすかったです!
    『乾杯=スコール』での締めが気持ちよく少し笑ってしまいました。

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    2026年06月23日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    まず一言。
    めちゃくちゃおもしろかった。

    テーマにおいての重さに対して、
    文章の快活さがとてもページを軽くさせた。

    アルコール依存、その他依存による人間がそうなる経緯や背景に目を向けると、単純に軽蔑することは難しい。
    逃避しているのだから。

    らもさんが予想したよりもアル中は増えてないかもしれないが、確実に依存者は増えているので、
    人はとかく依存してしまう生き物だと考えさせられる。

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    2026年06月17日
  • ガダラの豚 3

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    ネタバレ

    シリアスなものを軽やかに描いている
    スパイスの効いたガッツリ手羽先を食べてる気分

    本買った。
    これは手元に置いておきたい
    作者への敬意を込めて

    でもせっかく中身が見えて
    愛情を感じてたキャラが
    どんどん消えていくのは
    「躊躇とか情はないのか!!」と思ってしまった

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    2026年06月13日
  • ガダラの豚 3

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    まさに「読み終わるまで死ねない傑作」に相応しい小説だった。
    特にこの3巻は一気に読んでしまった。
    遅読家の私にとっては非常に珍しい。ハリーポッター以来だ。

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    2026年06月12日
  • ガダラの豚 3

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    超能力、新興宗教、アフリカ、呪術、テレビ。
    スプーンを曲げられる超能力少年にテレビが群がり、
    教祖が宙に浮く新興宗教が席巻し、テレビは片棒を担ぐ、
    テレビの企画でアフリカに行き、アフリカを未開の地と上から目線で扱ってたはずが…
    そして場面は日本に移り、関係者が次々と…

    昭和→平成と過ごしてきた身には、自分がブラウン管越しに見てきたものを、あらためて再構築したエンタメとして読み進められるのが最高すぎる。
    超能力なんてトリックで解明できると対決する番組も、大槻教授世代にはたまらないし、
    アフリカには自分がいつか行けるか分からないが、やはりアフリカの紀行には胸躍るものがあるし、
    アフリカの呪術師

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    2026年06月01日
  • ガダラの豚 2

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    小説で、こんなにワクワクしたのは久々です。
    前半は和気藹々とした雰囲気で、読んでるこっちまで楽しく、明るい気分になりました。
    しかし、後半からの怒涛の展開を見てしまったらもう、読む手が止まらない。休日を使って読み切ってしまいました。
    そして、息子の納が癒しです。

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    2026年06月01日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    空のオルゴールに続いて、中島らも氏の作品を読んだ。
    少し調べるだけでも、アル中ヤク中となんとも波乱万丈な人生が垣間見える中島らも氏。
    その人生経験が、この小説にドンと現れているんだろうなと。

    アルコール依存性について、「手が震える」だの「飲みたくてたまらない」だの、その程度の知識しかなかったヘテロの私には衝撃的な小説だった。

    アルコール依存性をメインテーマに据えて、各登場人物とのお話があって。それらの絡め方がとても上手いと感じた。


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    2026年05月27日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    めちゃくちゃに面白かった。
    洗練されたアル中文学。

    アルコールに依存していく様子がありありと書かれているんだけど、でも文学としても成立してる。うちは父が大酒家だったから…なおさら引き込まれて読んだわ。

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    2026年05月23日
  • ガダラの豚 2

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    本を読んでいるのに、目の前にその光景が浮かび、登場人物も、個性がある
    1巻の伏線が少しずつ回収されたりするのが気持ちのいいペースで進んでいく、
    最終巻に向かって進んでいき続きが早く読みたくなる

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    2026年05月23日
  • ガダラの豚 2

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    さて、第2巻。
    ストーリーの筋は1本通っておりながら、第1巻とはまた違った読み応え。
    呪いの在り方、向き合い方の説明は非常に興味深く読めた。
    なんとなく、今の社会にも応用がききそうだと思った。

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    2026年05月10日