中島らものレビュー一覧

  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    めちゃくちゃに面白かった。
    洗練されたアル中文学。

    アルコールに依存していく様子がありありと書かれているんだけど、でも文学としても成立してる。うちは父が大酒家だったから…なおさら引き込まれて読んだわ。

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    2026年05月23日
  • ガダラの豚 2

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    本を読んでいるのに、目の前にその光景が浮かび、登場人物も、個性がある
    1巻の伏線が少しずつ回収されたりするのが気持ちのいいペースで進んでいく、
    最終巻に向かって進んでいき続きが早く読みたくなる

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    2026年05月23日
  • ガダラの豚 2

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    さて、第2巻。
    ストーリーの筋は1本通っておりながら、第1巻とはまた違った読み応え。
    呪いの在り方、向き合い方の説明は非常に興味深く読めた。
    なんとなく、今の社会にも応用がききそうだと思った。

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    2026年05月10日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アルコール依存をテーマにしながらも、軽妙でユーモラスな語り口によって物語へ引き込まれるアル中小説。冒頭からテンポの良い会話が続き、どこか可笑しみを含んだ世界観の中で読み進めることになる。
    一方で、随所に鋭さや繊細さを感じさせる感情の描写もあり、単なる滑稽さではなく、人間の弱さや揺らぎが丁寧に掬い取られている点が印象的だった。
    作者自身の経験を背景にしながら、重い題材をここまで軽やかに、かつ深みを持って描き切っている点に手腕を感じる一冊だった。

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    2026年05月10日
  • ガダラの豚 1

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    「アル中の昭和な業界人」という印象だった(失礼!)中島らも、恐るべし。エッセイの軽妙さからは想像もつかない、この筆太で骨太な物語。三巻一気に読んでしまった。博識と漫画的な躍動感が混ざり合い、ジャンルの境界が溶けていく。どこか、『百年の孤独』ぽくもある。毒も薬も飲み干した男が描く、マジカルでカオスな読書体験でした。

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    2026年05月09日
  • ガダラの豚 3

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    あーおもしろかった
    「本なら売るほど」では「ミステリー、オカルト、アドベンチャー、バイオレンス、ギャグ、家族愛…全部ぶちこんでドロドロに煮込んだような…」と紹介され
    あとがきでは「第一部はオウム事件とTBS事件を先取りしてパロディ化している凄みがある。第二部のアフリカ編は、日本人のステレオタイプ化したアフリカ観を持ち込んでいるようでありながら、実は日本人は土人であるというアイロニーを秘めている。第三部はスペクタル的ドタバタ劇」と書かれている

    Ⅰのイントロで出て来た老師がまさかこんなところで出てくるとは予想していなかった
    ものすごい伏線かと言われればそうでもないし
    キジーツについては想像してた

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    2026年05月08日
  • ガダラの豚 2

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    Ⅰとずいぶん様相が変わった
    なんでこの長さでⅠ、Ⅱ、Ⅲに分かれてるのか不思議だったけど、読んでてわかった
    まったく別物だからだ
    アフリカへ呪術師を撮りにやって来て、Ⅰからは予想しない展開になった
    Ⅰでは頼りなく感じた大生部がやたらと頼もしい

    今電車の中で読み終えてしまってもどかしい
    早く家に着いて続きが読みたい
    「本なら売るほど」のあの子の気持ちがよくわかる

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    2026年05月07日
  • ガダラの豚 3

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     大生部達への復讐を目論む呪術師バキリ、相次ぐ番組関係者の不審死、『大生部一家VS大呪術師バキリ』と銘打たれた生番組の企画にTV局内で起きる惨劇など最終巻も魅力が盛り込まれて、怒涛の展開とラストまでの疾走感で頁を捲る手が止まらなかった。全体を通して呪術、宗教、メディア、超能力、世界情勢が融合した力作だった。

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    2026年05月05日
  • ガダラの豚 2

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     ケニアに到着した大生部一家とTV番組スタッフ達を待ち受ける異文化の数々と大呪術師バキリとの邂逅、呪術師同士の呪術合戦という紀行小説と冒険小説、オカルト要素を融合したストーリーがとにかく面白かった。Ⅲ部でこの物語がどう決着がつくのか気になる。

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    2026年05月05日
  • ガダラの豚 1

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    「本なら売るほど」の中で「読み終わるまで死ねないくらい面白い本」として出てくる小説
    読みたいなと思いながら今になり、もっと早く読めばよかったーと思っている
    べらぼうにおもしろい

    密教の護摩業からはじまり、超能力vs超能力狩り(自称超能力のインチキを暴く)、新興宗教、尊師の奇跡
    エンタメのおもしろさの中に皮肉とか風刺もあって、ページをめくる手が止まらない
    特に新興宗教“聖気の会”での洗脳の描写は、昔オウム真理教の再現VTRで見たまんまだったし、護摩業で隆心師が気づく「宇宙的なパースペクティブに立てば、“違う”と“違わない”はもはや同じ言葉なのではないか」は量子力学的だし
    すごい
    あと、アフリカ

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    2026年05月03日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    アル中小説として名高い本作。決して良くないこととは知りつつも、なぜ飲んでしまうのかーーそれを考えることは、結局は「人間とはどんな生き物か」を突き詰めることで、とても面白かった。そういった哲学的な思考がところどころに挟まれつつも、病院での生活やそこで出会う人々との交流など、アル中患者としての日常をベースに物語が進んでいくので読みやすい。町田康さんの解説も読みどころを的確におさえていてとてもいい。それにしても、小島容(いるる)っていい名前だな。

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    2026年04月27日
  • ガダラの豚 2

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    オーディブルにて。アフリカが舞台になる2巻が最高に面白い。時代の違いと国の違いが相まって、異文化極まれり。ヘタレだと思っていた大生部がアフリカに来た途端に物慣れた様子でタフさを発揮しているのが良い。息子いい子過ぎて辛い目にあって欲しくない。

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    2026年04月26日
  • ガダラの豚 1

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    「本なら売るほど」という漫画の中で“読み終えるまで死ねないほど面白い本”として挙げられていたのが気になって読み始めた。

    物語は大学教授の大生部を中心に展開され、超能力、マジック、カルト宗教といった、一見バラバラに見えるテーマが次々と絡み合っていく。これらは、どこか1990年代のテレビ番組を思わせるものがあり、かつてメディアで取り上げられていた人物や現象を思い出した。

    まだ第1巻の段階では物語の全体像は見えないが、今後どのように展開していくのか楽しみ!

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    2026年04月19日
  • ガダラの豚 3

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    Audibleで最新作を待ちながらとうとう聞き終わりました!
    ナレーターの山内圭哉さんが、素晴らしかった。
    ここは本を読んでの感想を述べるべきかもしれませんが
    ナレーターの方の力も相まって、ガダラの豚も私の中で最高の作品になりました。

    いや〜〜おもしろかったなあ

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    2026年03月30日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    天下の大酒豪、中島らもさまの作品である。帯には「すべての酒飲みに捧ぐ」「どうしても酒を飲まずにはいられない人生について」などとあり、不穏なことこの上ない。そしてアルコール依存症だけにアルコールと薬物についての考察は一読に価値あり。

    解説の町田康さんは、「人はなぜ破滅を恐れながら破滅を目指すのか」という問いに対しての問答が書いてあると解説している。

    これは体験記なのだろうか?小島さんなる小説家が主人公なのだが、まずγGTP1300、結膜真っ黄っき〜の、皮膚に黄疸まで出てて、入院を言い渡されると、入院までの1-2時間で向かいの酒屋でワンカップ酒2つを平らげる。入院患者あるあるなのだが、常人の発

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    2026年03月12日
  • ガダラの豚 1

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    1巻: 民俗・呪術学の権威である大生部教授が手品師の仕掛けを暴く奇術師ミスターミラクルの協力のもと、新興宗教にのめり込んだ妻逸美を救出するお話。(トリックに似ているとされてるのは多分この1巻だけ。)
    2巻: TV取材クルーと同行して本場の呪術調査のため物語の舞台がアフリカに広がる。文化的に呪術師には調停者としての高い地位があり、本物の力に触れていく。その中でも別格の力をもつ呪術師と邂逅する。
    3巻: 別格の力を持つ呪術師の力の根源に触れた大生部教授たちはこの呪術師と対決することになる。人知を超えた力を持つこの呪術師に対してどう立ち向かっていくのか。
    笑いや皮肉が聞いていてシリアスな部分もコミカ

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    2026年03月08日
  • 今夜、すベてのバーで 〈新装版〉

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    全ての酒飲みに捧ぐアル中物語。

    二日酔いになって二度と酒なんて飲まないと
    これから何回誓うのか…日々のストレスを忘れ浴びるように酒を飲んだ翌日は決まって酒鬱になる。

    人としての脆さ、依存心が面白く書かれてて夢中になって読んじゃった!

    何事もほどほどに…乾杯。

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    2026年03月08日
  • ガダラの豚 3

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    呪術、宗教、国際情勢、メディア論、家族愛まで詰め込まれた、大傑作。
    この本の魅力をうまく言葉に出来ないのが悔しいほどです。
    間違いなく今年読んで1番良かった本。

    文化人類学の面白さを知り、本を読んで勉強しようと思いました。

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    2026年03月03日
  • ガダラの豚 3

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    ネタバレ

    面白くて、とまらなかった。
    一気読み。
    たくさんいいキャラが死んでしまうのが、辛かった。清川くんとかムアンギとか。
    最初の阿闍梨もここで繋がるのかと納得。
    逸美さんは、最初は生きる気力も無くしていたのに、母は強し。割り切ったサバサバした強い母になって魅力される。

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    2026年03月02日
  • ガダラの豚 2

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    前巻の『ガダラの豚1』を「今まで読まなかったのが本当にもったいない」と紹介したが、結論から言うと、2巻もやっぱり面白かった!

    1巻で登場した多彩なキャラクターたちは、今度は呪術の本場・アフリカの大地で大暴れすることになる。
    映画やドラマの続編は、スケールアップに失敗すると一気に失速しがちだが、本作はその点がとにかく上手い!

    舞台は小さな日本から、スケールの大きなアフリカへ。
    一介のマジシャン崩れが行っていた奇術まがいを暴く物語だった前作から、今作では「村全体が呪術師」という、より奇怪で大掛かりな話へと転じていく。
    人員も、今回はTV撮影という設定上、撮影スタッフや流暢な関西弁を話す現地案内

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    2026年02月02日